『明日、もし晴れたら』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
明日、もし晴れたら
早く起きて朝日を浴びよう。
2人分のお弁当を作ろう。
ピクニックへ行こう。
シートをひいて、お弁当箱を広げて風に吹かれながら。
君の大好物な唐揚げを頬張りながら。
君が好きだった歌を唄おう。
きっと空から僕のことを笑っているんだろ?
それに満足したら君に会いにいこう。
心配しなくていいよ、晴れなくても君に会いに行くから。
だって雲の上はいつだって晴れているからね。
明日、もし晴れたら
明日晴れたら、というか晴れるの嬉しいけど最近は暑すぎてあまり考えたくないな。
でも、雨よりかは全然いい。
今は雨が酷いけど
明日には晴れるさ。また君と暑い事しよう!
明日、もし晴れたら君に会いに行こう。
海にでも一緒に行ってさ。
やっぱかわいいなって。
明日もし、晴れたなら、僕は生きられる。
そして、曇ったら怪我をする。
そして、雨が降ったらどうなるのかな。
明日 もしも晴れたら
少し遠乗りをして
ドライブに出かけませんか?と
誘ってみたい
【明日、もし晴れたら】
一緒にどこかへ出かけよう
近くの知らない道とか歩いて
ここどこだってことを口実に
一日中ずっと一緒にいよう
明日、もし晴れたらどこか行こうよ。
君の好きなところへ行こう。どこでも連れて行ってあげるから。
海でも、遊園地でも、外国でも、どこでもいいんだよ。
だから、目を覚ましてよ。
明日、もし晴れたら
「明日、花火大会なんだって」
無機質なテレビの音だけが流れていた部屋の中で君の声がぽつりと響いた
「行きたいの?」
「無理なのは分かってるからいいよ」
君がテレビに向かって視線を移し、諦めたように笑ってこちらを向いた
「今が1番幸せだから」
テレビには君の顔写真と君の個人情報をプライバシーがどうとか関係なく淡々と述べるキャスター
「…明日、晴れたらベランダから見てみよっか」
「見えるの!?」
「見えるよ、天気が良ければ」
「うわ、めっちゃ楽しみ」
きっと長くは続かないであろう僕と君のこんな日常
何年か経ったあと
君の思い出の中に残っているのが少しでも笑顔に溢れた日々であって欲しい
そう思いながら夜空に咲く花に思いを馳せた
明日、もし晴れたら新しい道をみつけに行こうかな。散歩でもするか。公園に行って日向ぼっこでもいいな。お出かけにでも行こうか。でもやっぱり、君に会いに行こう。
最初から、知っていたの?
私の見えてる世界が実は白黒だって事を。
私の痛い所も、この、どうしようもない
感情も、貴方はわかってたんだね、
見え見えなんだね……私の心って。
私の、要らないだらけの頭を貴方は
優しく撫でてくれた、そして笑ってくれた。
もう、何にも要らない、だから…… 私の
残りある全部を貴方にあげるから、だから、
難しい事は言わない、また、いつもみたいに
頭を優しく、撫でてよ。
私はもう、貴方のものだから……。
本当はね、わかってたの、絶対、何処かで
貴方を好きになるって…… 私、知ってたから
貴方を避ける道を選んだの。
形があれば、いつかは崩れる、だけど、
期待さえしなければ、形すらも最初から
無かったかのように…… 世界はまた動く。
世界って言うと、大袈裟だけどね、
あ、でも…… 私の白黒だった世界をカラフル
にしたのは、貴方だから、あながち大袈裟
じゃないね。
私が見える世界に色を付けておいて
私をその気にさせて、僕じゃ無理だからって
私をフッて、もう、貴方意外に考えらんないよ。
最初から…… わかってた、わかってたよ
こうなるって事も。
by恋愛の迷い子
「明日、もし晴れたら」
君がそう言った桜の下。
その後の言葉を春風が連れ去ってしまった。
あの時、僕に聞き返す勇気があれば……
もう少し早く君の隣に居られたのかな。
そう問い掛けてみると、君はあの時の桜のように頬を染めてしまった。
「明日、もし晴れたら……」
いつもより悪戯っぽく君が口を開く。
「どこで何をするにも君と一緒なら」
開けた窓から風が入り、ひらりと桃色のカーテンが揺れた。
明日、もし晴れたら
洗濯しよう
衣類と心の洗濯を
夕立が来る前にひとりねじを巻いて踊って
『明日、もし晴れたら』
明日、もし晴れたら
笑いたい
暑くなるだろうなぁ…
最近ずっと暑いので、冬が恋しい。
けど冬になったら寒くなるので夏が恋しい。この世界なんてだいたいそういうもんなんだ。(なんだこの文章)
明日、もし晴れたら
もし晴れたら、私はあなたと一緒に
何処かへ行きたい
あーあ
誰かが明日晴れますようになんて願ったせい。
馬鹿馬鹿しい
あなたの晴れがわたしの晴れだなんて限らないのに。
そういうところだ。
あなたもその隣もその隣も
私の隣も私すらも。
いけないところだけは世界共通あぁきもちわるい。
駄目な世界に駄目出ししても
叩いて直る訳じゃないのにね。
暇つぶしになるならまだいいのに
これはただの燃えないごみなのにね。
そういうところだ。
あなたもその隣もその隣も
私の隣も私すらも。
ただ吐いて汚れるだけの塵と芥と魑魅魍魎。
見るに堪えないところだけは
世界共通あぁきもちわるい。
明日、もし晴れたら
海に行こう?
なんてベタなLINEがきたから
仕方なく来たけれど
僕は相変わらず夏は嫌いだから
日陰でやり過ごしていて
君はほんとに夏が好きだから
賑やかな波と仲良くしていて
そんな君をぼんやり見てた
日向と日陰のちょうど真ん中に
平行に線ができていて
僕と君の関係もこういうもんなのだろうかと
ふと思った
並んで歩く事はできるけれど
交わる事はできないんだろう
君はどこかで一本線を引いていて
僕はその線を越えれないでいる
好きなものは昔からお互い正反対で
なら君は僕の事嫌いなのかな
ぬるくなったサイダーは甘ったるくて
思わず顔を歪めた僕に
君は爽やかに笑いかけるもんだから
どこか期待してしまう
陽が沈んだ静かな海を
手を繋いで歩く日を
明日、もし晴れたら
お弁当持ってピクニックかな
君と一緒に笑えたら
どこに行っても楽しい
舞華