『日差し』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
まばゆい日差しの中、君が眠っていて
ああ、幸せにしてやりたいな
なんて思ってしまった。
日差しの当たる部屋でたそがれる君を見ていると、どこかに消えてしまいそうで。思わず君を抱き締めると「急にどうしたの?」と笑う君。その笑顔と君の体温で、僕はようやく君の存在を確かめられる。
手のひらを かざし陽に透く 鉄の赤
銅なら空に 混じれたのかも
#短歌 #書く習慣 20230701「日差し」
遠くかけ離れた場所からの
熱量とは思えないほど
ありったけの日の光。
望んでないのにお待ちかね
日傘がわりの木陰から覗く
ポツポツとした日向。
虫たちの士気をあげ
我々の士気を下げる
夏の象徴。
–日差し–
『かんかん』
カンカン照りのお日様。
麦わら帽子を被った彼女は暑そうにしている。
「やっぱ焼けちゃいそうだなぁ。」
「日焼け止めは?」
「もちろん塗ったよ~。でも貫通してそう。」
「あー、してそう。
最近本当暑いよね」
「暑すぎるよ~。一回建物の中に避難しよ?」
「そうだね。ついでに冷たいもの食べよ」
なぜわざわざ暑い日に外に出てまでいるのかと言うと、これからアイドルのライブがあるからだ。
少し遠い現場なので早くに出なければ間に合わない。けど朝からでるほどでもない。結果的にお昼過ぎに出たのだけど駅までの道が暑い。
本当、最近の日差しは強い。
お題:《日差し》
僕は、みんなに嫌われている
どうしてかは、分からなくもないが、案外悲しいものである
僕は、花を咲かせられる
朝日を届け、夜を導くことだってできる
みんなの骨を丈夫にすることだってできる
なのに、、みんな僕のことを嫌うんだ
だから、しばらく姿を遠ざけることにするよ、、
朝、雨の音で、目が覚めた
今日から、梅雨入りなのだろう
なぜだか、少し侘しいような気がした
心が勝手に理解する
しばらくは、見納めだね、、、と
日差し
温かな日差しのような、そんな優しい世界で
君には生きていて欲しい
日差しが厳しい今日この頃。
私は日陰を歩いています。
表裏一体な世の中は日陰も日向も簡単に行き来できます。
できれば柔らかな日が差す日向に行きたいのです。
日差し____
「あっつー」
少し耳に意識を向けるだけで、
その言葉は山のように聞こえてくる。
暑くて、日差しも強くて、いいことなんて何もない夏。
特に日差しなんて最悪だ。
毎日何度も日焼け止めを塗り、
なるべく焼けないようにする。
それが結構めんどくさい。
でも、意外とそういうのも青春だなと最近感じる。
みんなで扇風機を持って下校しながら
「あっつー」って5分おきには言ってて、
暑いのに焼けたくないから上下ジャージを着て
「あっつー」って言うと「脱げよ笑」なんて言われて、
好きな人が体育中だとベランダに出てみんなで
「あっつー」って言いながら一人は顔を真っ赤にして、
それが結構楽しい。
木漏れ日のような人だった。けして激しくはなく、かといって冷たすぎることもなく、ただ温かく、包み込むようにそこに在ってくれた。
その温もりを失ってから気づく自分があまりにも愚かで。
「日差し」
日差しが強い日は、基本的に傘をさしている。
そして、雨が降った日は傘をささないでおく。
これが私の傘の使い方。
日差しは嫌い。
暑いし、泣いたらバレちゃう。
雨は好き。
泣いてもバレないし、濡れるのは心地良い。
けど、こんなことしてたらみんなに嫌われる。
変人だって、笑われる。
そんな日の、暑い暑い夏だった。
思わず顔がほころぶ春の日差し。
相手を屈服させるかのような夏の日差し。
これからの厳しい季節を予感させる秋の日差し。
そして、厚い雲から弱々しく地表を照らす、冬の日差し。
それは母に似ていた。
幼い私に、周囲の人々への気配り、心遣いを説いてみせるような母。
当時はまだそれらを受け取る側の私だったと気付いたのは、後年だった。
国語のテストで「四季」の漢字が書けずに、「四委」と書いて、99点を取った時、
母は褒めずに嘲笑った。
そんな漢字が何故書けないの?と。
母はできない私を責め、
私もできない自分を責めた。
そんな母は嫌いだった。
同時に愛していた。
正確には愛して欲しかった。母に。
私はそれらを得ることができないまま、
母は死んだ。
冬の日差しに似た、時折見せた母の優しさ。
風呂上がり、母が私の髪を乾かす時、
ドライヤーの温風や冷風を、戯れに
私のパジャマの襟元から差し入れ、
くすぐったがって私は笑う。
母も一緒に笑う。
思い出は数少ないが確かにあったのだ。
冬の日差しに似た、母の不器用な愛だった。
今日は随分いい天気だそうだ。
私は手を止めて、ニュースを見やる。
そうだ。
今日は外へ行こう。
日差しを浴びて。
『日差し』
日差しが眩しい。そして、太陽がギラギラしておりあっついなー
突然灰色の雲の間から日が差して、それを見た僕は、「そんなに苦しまなくていいんだよ」って言われている気がした
状況が変わるわけじゃないけど、もっと自分にやさしくしてもいいのかなって思って、久しぶりに雨上がりの公園まで散歩したんだ
ブランコのところに大きな水たまりができていて、アメンボがスイスイ泳いでた
それを見て、たとえ突然目の前に水たまりが現れようが湖が現れようが、むずかしく考えず、アメンボみたいに無心に泳ぎ出せばいいのかな、なんて思って
そんなことを考えてる自分がおかしくて、ちょっと笑った
日差し
燦々と降り注ぐ光を残らず反射したような、真っ白な日傘が目を焼く。持ち主の姿はすっぽりと隠されて、涼やかな水色のスカートと細い足だけが窺えた。
一陣の風が吹き抜ける。日傘を飾るレースのリボンがそよぐ。
風が何かを伝えたのか。日傘がゆっくりと振り返る。
眩しい太陽に溶け消えそうな儚くも美しい顔が見え、その瞳が自分を認めると、彼女は破顔一笑、日傘を放り出して飛んで来た。
「兄様!」
「うーん、台無し」
「?」
日焼け止めを腕に塗って手の甲に塗って、顔に塗って首筋にも塗る。
髪には日焼け止めスプレーをして、化粧をして日傘を準備したらやっと外出。
日差しはお肌の大敵。慎重に避けていかないと。
[日差し]
何気なく過ごす毎日
カーテンの隙間から差し込む眩しい光
今日も一日が始まる
死ぬかもと思わせる日差しを窓越しに見ながら
キンキンに冷えた部屋で食べるソーダのアイスが一番美味しい
今年もこの季節が来た。
肌を焦がすように照りつける日差しに顔を顰める。
あの二人が恋人同士になったのもこの季節。
あの子が逝ってしまったのもこの季節。
あの人の誕生日もこの季節。
色々な感情が綯い交ぜになって、泣きたくなってしまう。