『手を繋いで』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
『手を繋いで』
ただ、それだけで痛みが和らいだ。
「大丈夫よ」って苦笑いする母さんと行った
小児科の予防注射。
ただ、それだけで勇気が湧いた。
寝ぼけ眼で文句を言ってた兄ちゃんと歩いた
夜中のトイレへの廊下。
ただ、それだけで幸せになれた。
「やっと繋いでくれたのね」って、
はにかんだキミと歩く
初デートの帰り道。
手を繋いで
そう、世界中が手を繋いで
そう、そこには平和と愛が。
手を繋いで
感じてよ
この手のひら
この指先
ここから伝える
ウェイヴィングハート
言葉にならないキモチ
現在(いま)見ている世界
同じ思いが繋がれば
未来(あした)はもっと明るいはず…
「手を繋いで」 No.14
あなたと手を取り合い生活している。
もし、手を離してしまったらと考えるだけで辛い。
あなたの居ないこの日常は信じられない。
あなたの手は絶対に離さない。
この歳になって手を繋いで歩くのも、なんだか恥ずかしいけど、まあしょうがない
だって誕生日プレゼントは、手を繋いで私と一緒に公園を散歩するのがいいって言うから
私としてはなにかをお店で買ってプレゼントしたかった
でも、妹のお小遣いでプレゼントは貰いたくなかったのかも
物はいいから、手を繋いで散歩してほしいと言ってきた
そういえば、こんなふうに二人きりでお姉ちゃんと散歩したりとか、したことなかったな
お姉ちゃんと出かける時は、いつも家族みんなでだったから、なんだか新鮮
歩きながら、お姉ちゃんは楽しそうにいろいろな話をする
久しぶりに二人きりで喋ってるから、私も楽しい
お姉ちゃんは、こんなふうに私とじっくり話しがしたかったのかもしれない
前みたいに、姉妹で手を繋ぎながら
そういえば、最近は機会がなくて、あんまり二人だけで話すこともなかった気がする
これからは、お姉ちゃんともっと話しをしたり、遊んだりしよう
いつまでも仲の良い姉妹でいたいから
お題 : 手を繋いで
「うわ、人多いね〜」
"東京"というまるで夢のような場所に、大好きな人と初めて来た日のこと。
どこを見渡しても、お店があって、道路があって、車が走って、人が絶えず歩いている。その光景に私は、目眩がしてしまうほど慣れなかった。
「……こういうの、慣れないの?」
……………彼はいつもツンツンしてる。
遠回しに伝えたら聞こえないフリをするし、直接思いを伝えてもはぐらかされる。いつも彼の本心が分からない。考えてることが分からない。
「えっと……まぁ慣れないね……」
「俺も同じ」
「え、そうなんだ」
「……何?意外って?」
「うん、意外」
「……………………。」
けどまぁ、なんでこうやって毎日いるのかっていうと。
「……ほら、手繋いでたら逸れないでしょ。俺もこういうの苦手だから、さっさと慣れるぞ」
「…………ふっ……分かったよ」
こういう、ずるいところがあるからなんだよなぁ。
言えないけど、好きだぞ。そういうとこ。
手汗、まずい、離して欲しい、なのに繋いだままで安堵してしまう
【手を繋いで】
手を繋いで
公園を彼とデート
お弁当も作ったの
唐揚げも卵焼きも
タコさーんウィンナー
おにぎりも
なんだか、桜満開
きれいだね
彼の手、温かい
桜日和
手を繋いでいたあの人はもういない
大きなゴツゴツとした手だった
最初の頃は、どこ行っても手を繋いでいたけど
だんだん、お互いの気持ちが冷めると手を繋がなくなった。
私も、だんだんあの人に不満を持つようになったし。
もう少しお互い歩み寄って言いたいこと言えば良かったけど。
恋愛は、本当に難しい。
タラレバ言ってももう遅いけど
この頃は、辛かったから戻りたくはない。
だから、今は他の人を見つけてあの人より好きな人と手を繋ぎたい。
「手を繋いで」
あれは忘れもしない小学校のレクリエーション。『手つなぎ鬼』をした。
当時好きだった男の子が鬼で、とろかった私はいち早く狙われた。
タッチされて、その子と手を繋いで走った時のあのドキドキする気持ちは一生忘れられない。
そして、その男の子は今も私の隣で私と手を繋いでいる。
「小学校の頃のレク覚えてる?」
「ん?レク?」
「手つなぎ鬼。…あの時、一番最初に私のこと捕まえたよね。やっぱり、とろかったから?」
自虐的に笑って聞いてみた。
「…いや、その時から好きだったから。好きな子と手繋げるチャンスだったし。」
悪戯っぽく笑う彼。
「!?」
予想外の答えに一瞬パニックになったが、私は言葉にならない感情を彼の手をギュッと握って返した。
中学校で女子の間だけで友達同士で手を繋いで帰るというのが流行った時があった。
その時、私は3年生で、噂では1年生の間で流行りだして、それから全学年にとなったらしい。
理由がよく分からないまま、私も友達と手を繋いで帰っていたけど、手を繋ぐと、今までよりももっと仲良くなれた気がした。
流行りだしたのは突然だったので、何がきっかけだったのか今でも分からないけど、流行りがなかったら、中学で友達と手を繋いで帰ることなんて無かったんだろうなと思う。
手を繋いで
子どもの頃
母親に手を繋がれることが嫌いだった
理由は覚えていないが
自由にさせてと思っていた気がする
今
なかなか離してくれない
固くまめのできたアナタのぶ厚い手は
どうしてか振りほどけない
手を繋いで
手を繋いで歩いた夏の日。
熱くて手汗をかいていたの、
気づかれなかっただろうか。
そんなことを考えながら、2人街を歩いた。
ねぇ、いつの間にこの手が離れたんだろ。
君はどこかに消えてしまった。
幻だったのではと思うほど、
痕跡を残さずに。
でも、私は待ってる。
また、この手を繋ぐ日を。
温かい体温
伝わる熱
そこから、
私の思いも伝われば良いなって
そう
思って
夕焼けに染まった街の中
同じ色をした君の頬を
じっと眺めて
祈った
手がじんわりと汗をかいて
少し焦ったけど
それも、
今思えば
大事な記憶だった
手を繋いだのは
あれが最後だっけ?
満月を望み、そして恐れた
誰にも見せまいと閉じ籠った暗い夜に
雲間を切り裂いたエンジェルラダー
朝を連れてきたお前は、ただ微笑んで駆けていく
張り裂けるほど叫んでも、遠い背は止まらない
この声が聞こえないのか
聞こえるはずもないか
焦がれた首はこの腕の中、転がっていたのだから
見ないでくれ、微笑まないで
私を信じないでほしい
明けし向日葵はひたむきに、そして強く揺らがず
扉をこじ開けこの手を引いた
思い知った、それはもう焦げるほど焼かれた
花は太陽だけでなく月をも見つめるのだと
夜を暴かれるのが恐ろしかった
月が欠けるのを認めたくなかった
この恥を受け入れ、私は立つ
おはよう、調子はどうか
言葉を交わせば、追い抜く橙のウィンクが見えた
あの日のように微笑んだお前へ
宣戦布告を贈ろうか
これは新たな戦い、そして新たな私の第一歩
二人きり火花を散らせば、やがて空は晴れるだろう
指先に灯る熱を分け合うのも悪くない
空を映す白銀に、指を通して問い掛けてみる
(手を繋いで)
友達だと思っていた人に手を繋がれた。
私を恋愛対象として見ていたんだね。がっかりだよ。もう近付かないでね。
友達だと思われている人の手を取ろうとしてしまった。
私も恋愛対象として見てしまった。がっかりだよ。もう近付かないようにしないと。
でも、貴方がこの気持ち悪い感情を抱えていたら嬉しいな。なんて。
「手を繋いで」
幼い私は
父や母に手を引かれて歩いただろう。
その手の感触、ぬくもりが
どうしても
思いだせない。
一番思い出したい宝物なのに…。
父も母も
もう 手の届かない所に
逝ってしまった。
もう一度、手を繋ぎたい。
使うと
手を繋ぎたくなる
つないで つないで
それ それ それ
子どもの頃に見た
食器洗い用洗剤のコマーシャル
ふたり手を繋いで
歳を重ねる
そんな夫婦に憧れたっけ
手を繋いで 2025.3.20
あの頃はどんな時も手を繋ぎ
どこまでも歩いていけた
指が長く 綺麗で
あなたの大きな手は私だけのものだった
いつからだろう
大好きだったあなたの手を繋ごうとしなくなったのは
いつからだろう
あなたから手を繋いでくれなくなったのは
テレビから桜の開花予報が聞こえる
満開の桜の下で
勇気を出して手を繋いでみようかな
「手を繋いで」
ほら、怖くないよ
手を繋いであげるから
知らない世界に行くのは
少し勇気がいる事だけど
こっちへ来てみてごらん
希望に満ちた素晴らしい世界だから…