『手を繋いで』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
[お題]手を繋いで
汗ばむ手 繋げば赤らむ 愛おしい
手を繋ぐ。
ひとつの動作に揺れる心が愛おしい。
手を繋ぐ。
ひとつの動作に落ち着く心が愛らしい。
手を繋いで
「久しぶりに出掛けるんだから仲良く手を繋ごうよ。」
なぁんて、小さい頃から両親に言われてたのに、
気づいたらもう私も大人の仲間入りだよ。
そして、私の隣にいるのは大切な家族。
私の両親も大切な家族、だけど私は他にも新しい家族ができたよ。
お母さん、お父さん、ずっと見守っててね。
そして、ようやく2人の気持ちがわかった。
手を繋ぐと、心まで暖まるんだね。
今では家族みんな、恥ずかしがって手を繋いでくれないんだけどね。
そんな中、気づいたら私も2人と歳が近くなってきたよ。
私の大切な年の離れている子もとうとう結婚するらしい。
だんだんと一緒にいる人、時間が減っていくけどね、
私は今の暮らし、すっごく満喫してる。
そしたらね、久しぶりに家族が手を繋いでくれたんだ。
その手は今までで一番暖かく感じたよ。
少し名残惜しいけど、私もそろそろそっちに会いに行くかもね。
手を繋いでいて
最期はあなたの顔を見て
手と手で繋がっていたいの
あなたを愛してるというのに
時間があるなら
いくらでも囁くわ
あなたもそう思ってくれているなら
握り返して
手を差し出してきた
手を繋いでってこと?
え?繋ぐの?
いや、まだあまり心の準備ができてないんだけど
ものすごく恥ずかしいんだけど
でも繋ぐよね
普通繋ぐよね
むしろ繋がないでどうするって話だよね
じゃあもう繋ぐ!
あー、ちょっと手が震えてるかも
ちょっと落ち着いてからにする?
けどあんまり時間かけると気を使わせるよね
よおし、やるぞ
繋いじゃうぞー!
あっヤバい、あったかい
絶対今顔真っ赤でしょ
体がやけに熱いし
だけどなんだろうね、嬉しい感じがする
#手を繋いで
保育園で勤めていると、抱っこをせがむ子どもたちで溢れている。「抱っこ」して欲しいということは、抱っこしてくれる人が信頼できる人だったり甘えたい存在であったりするということなので、嫌われていないということだし、いいことなんだと思う。
思うんだがな。
たぶん私が誰でも構わず抱っこしてしまうし、抱っこする頻度が高いからだろう。
いつ何時もいろんな子どもたちから抱っこをせがまれるのだ。
初めは子どもたちの気持ちも不安定な中、保育園で過ごしているので仕方の無いことだと思っていたし、抱っこするのが嬉しくて、子どもたちを沢山抱っこしていた。
だけどもう12月。そろそろ子どもたちにも抱っこしなくてもいいようになってくる時期だし、体重も重くなってきて、そろそろ腰が痛い。
そう思っている時、とある職員が言っていた
ー 手を繋ごうよ 。
あ、その手があったか。
私は、職員に言われて素直に手を繋いでいる子どもの姿を見て、これがいい!と思った。
後日、私は「手をつなごう」作戦を決行する。
降園間近の子どもたち、多くの子どもが保護者のお迎えを待ち、そわそわしている頃だ。
「抱っこして〜」
ついに私に抱っこをせがむ子どもに出会う。
よし、今言う時がきた。
ー 先生ね〜、抱っこいっぱいしすぎて腰が痛いから、代わりに手つなご!
「いやだ!」
ーーまぁそう言われるよね。そりゃそうだ。
そう思っていたその時、
「抱っこないなら、ほかの先生に行くもんねー( ・̆⤙・̆ )」
ーー(・д・。)エ
こうして手をつなごうと誘った私には誰も抱っこをせがまなくなっていった………。(泣)
#保育士の日常
もしも、手を繋げたなら
もしあの時、手を離さずにいられたら
まだ一緒にいられたかもしれない。
もし、もう一度手を繋げたら。
また君と一緒にいたい。
今度は絶対に離さないから。
『手を繋いで』
ある日突然両親が死んだ。
私たち双子は泣いた。ずっと。
そして祖父母の家に引き取られた。
祖父母は優しく私たちに接してくれた。
しかし私たちはずっと部屋に引きこもって泣いていた。
このままじゃだめだ………
私たちが泣くことを両親はきっと望んでいない…
前を向かないと。
すぐにじゃなくていい。
少しずつ少しずつ。
そして私たち双子は一緒に手を繋いで前に進む。
きっと2人なら……
氷雅
(手を繋いで。)🦜
あのね
僕は・・・・
すずめ、だから
手は繋げ無い・・・。🦜
(でもね)
「僕は、優しい、叔父さん。の
手の上で 遊びながら
指先をつかむのが
大好きなんだよ。」
✣叔父さん、の指先は
暖かいし 柔らかなんだね。🦜
✣僕が、眷属の使いを終えて
《大日如来。》様の指先
に留まり
・報告している時みたいなんだよ。🦜
・ちなみに。如来様の
指先はすべてを
包み込む様に優しい。🦜
【きっと、叔父さんも
如来様。の様な
心の持ち主なのかも知れない。】
・此れは内緒なんだけど。
❝優しい、叔父さん。は実は
・大日如来。の化身では無いかと
勘繰って居る処なんだよ。❞
🦜🦜🦜
老いた母の手をとり
歩いた。
小さく、あたたかい手。
ヨチヨチと歩く。
昔は、
手を引かれ歩いた手。
手を繋いで歩いた道。
あの頃につながる道。
手を繋いで、握手をする。それはスキンシップ。誰もができる友好の証。誰と手を繋ぎたいかは人それぞれ異なるもの。
同性のみだったり、異性ともだったり。相手は人それぞれ異なっている。
異性とするのは結婚している夫婦だけだったりしている。あるいは子供同士だったり。
無邪気な子供たちの握手は親愛の証でもあるかのよう。仲良しや仲直りの証明であるかのよう。
大人になれば、最愛の人や友人たちとの握手が主になるだろう。ビジネス相手との握手も同じく。
握手とはより親密になりたいという気持ちの表れなのかもしれない。握る強さによっても。
強く握れば、強い信頼を示したい。親愛が強い証拠となる。弱ければ愛は弱くとも穏やかなものだろう。握る強さが弱いだけかもしれなくても。
愛の絆で結ばれている夫婦を見てほしい。あの二人が交わし握る握手は弱いものだろうか。
そうではない。強いものである。互いへの愛が強いからこそ、それが握手にも表れるのだ。
その二人が交わす握手というのは、弱いものではない。弱かったらさっと終えてしまうだろう。
強い握手と弱い握手。どちらにしても、そこにあるのは親愛の情でもある。
最愛の人の最期の時にも交わすのも握手である。弱々しくともそこには愛の強さが秘められている。誰もそれを邪魔するべきではない。二人だけの遺された時間を大切にするためにもーー。
ーー握手というのは、世界中で受け入れられているスキンシップの一つ。同性異性関係ない。
握手の拒否というのはスキンシップの拒否にも繋がる。それは縁を自分で断つのと同じ意味となってしまう。それはとても悲しいものである。
けれども、握手する相手はしっかりと選ばなければならない。悪い相手との付き合いが良いものを台無しにしかねないものであるのだから。
だからこそ、しっかりと気をつけなければならない。良い相手とのスキンシップを楽しむのなら、自分自身が良い人になれるのだからーー。
「手を繋いで」
貴方と初めて手を繋いだ日。
映画館で、貴方の手が少し触れて、その後慌てて引っ込めてたから、触れたくないのかな?って思ったよ。
そしたら、何度かそんな事があって、何度目かには「ぎゆっ」って。
もう私は映画館どころじゃなくて。
貴方はどうなの?と思ってそっと貴方を盗み見たら、貴方は真っ直ぐスクリーンを見てたけど、暗くても分かるくらい耳まで真っ赤だし。
そんな貴方を見たら、何だか私は逆に落ち着いちゃって、そこからはゆっくり映画を楽しんでた。
あれから何年もの時が経って。
今でも貴方とは手を繋いでる。
あの時よりはゴツゴツとして、家族の為に、一生懸命働いてくれてる、手。
そして、もう片方の手には、温かな、強く握ると壊れそうな、ちっちゃな、可愛い手。
紅葉みたいな手と、りんごみたいなほっぺた。
舌足らずに「まま」って呼ぶ声。
ホントに、心の底から幸せだな、って思える。
どっちも私の大切な、存在。
これからも、よろしくね。
手を繋いで
貴方の優しい手で
私達の縁を繋いで
「お母さん…」
涙をこらえながら、震え声で言う。
病院に、お父さん、弟と来ていた。
病弱なお母さんは、病にかかり入院した。
すぐに治ると思ってたのに。
どうしてーーー
「お母さんっ…」
涙がこらえられなくて、大粒の涙がいっせいに流れる。
「そんな顔、しないで…」
「お母さん?」
「最後くらい、笑って、ほしいの…」
笑顔でお母さんを見るけれど、やはり涙が止まらなかった。
「ねぇ、死んじゃうの?ねぇ、寂しいよ…」
「わらっ、て。」
ぎゅっ、と、私の手を握りしめる。
あぁ。
お母さんの手だ。
温かくて、優しい手。
「お母さん…」
私もその手を握り返して、静かに微笑んだ。
そして、母は息を引き取った。
私と、
手を繋いで。
お題「手を繋いで」(雑記・途中投稿)
昔読んだネット記事で、結婚指輪をしたまま不倫する無神経な男(というか人間)っているんだとびっくりした記憶。
そんな無神経でも結婚できるし不倫できるの信じられない。
手を繋ぐわけじゃないけど隣を歩いている時にふと指輪が当たって不満、みたいな感じの文章だったはず。
そんなお題とは掛け離れた不穏な話をぶっ込んでみたけど、断じて不倫肯定派なんかではない。
手を繋いで
手を繋いでっていうから繋いであげることにした。でもよくわかんないし自信ないから事前に自習。手を合わせて握ればいいんだよね? よくわかんないけど。
で、恋人繋ぎするので、指を一本一本交互にはさんで? えっと実質上はさむんだけど「からめる」といわないといけないんだよね? もちろん恋人繋ぎなのでちゃんと覚えておく。
握力は、わたし500kgはあるけど、どれだけ力かけたらいいのかな、人間の握力は弱いから100kgくらいに加減したらいいのかな? これで大丈夫かな?
すっごい勉強してったのに、手を繋いだら彼氏は悲鳴をあげて痛がった。わたしまたなんか間違ったらしい。異世界人とつきあうのは難しいなあ。
お題《手を繋いで》
どんな深い孤独の夜の底だって、渇いてゆく砂の楽園星の降る砂漠だって、死人の踊る黄昏の国だって、
あなたとなら越えてゆけるよ。
だってあなたは《運命》だから。
手を繋いで
手をつなぐ
誰とつなぐ
よほどのことがないと
誰とも繋がない
つなぐ必要
繋がなくても大丈夫
繋がないとダメなときも
かつて
猫の肉球に指先で触れたときに
猫がそっと指を握ってくれたこと
あれも手を繋いだことになるだろうか
私を追い込まないで。
手を繋いで125
また来週月曜日
「もう、卒業だね。」
さみしいな。心にぽっかり穴が空く。
「っ⁉︎」
急に、抱きしめられた。
「ど、どしたの?」
いつもクールなのに。いつもはこんなことしないのに。
「さみしい。」
きゅんっ。嬉しいのと、照れるので顔が熱くなるばかり。
「手、繋ごう?」
手を繋げば、繋がってるって感じられる。だから、これからも、
「「ずっと、一緒だよ。」」
どれだけ離れても、君のことは忘れないからね。
こんなにも暖かいことはない。
目覚まし時計がチリチリリンチリリリンと鳴り響くある日の朝。
私はその音と共に起き上がった。隣にはまだ寝ている彼。
私はリビングへ行きベランダのカーテンを開けた。
すると窓は一面ペンキを塗られたように白く染まっていた。
窓を開け外を見てみると、ポツっと白い粉が手の甲に乗る。
「え、雪?通りで寒いと思ったのよね」と独り言。
白で一面覆われているのは雪のようでした。
「ねぇー今日出かける日だよねー?おーい」と彼がしょぼしょぼとした目つきで言う。
「うん。そーだよ。覚えてたんだね」
「あたりまえじゃん」
「さすがだね」
「何が?」
「なんでもない」と他愛のない会話をしながら出かける準備をする。
準備が出来たふたりは外へ出た。
「さむっ」と彼が一言。
「ほんとね」
「手、繋ぐ?」
「え、うん。」
「何?嫌だった?」
「嫌じゃない。嬉しい」
と手を繋いで。
こんなにも暖かいことは無い。