『手ぶくろ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
題名 手ぶくろ
去年の冬は、手ぶくろがないとしもやけになっちゃったけど、今年は手ぶくろがなくても私の手を温めてくれる人が見つかりました
来年もそうであって欲しいね
【手ぶくろ】
しんしんと降る雪の上に
片っ方だけ落ちている手ぶくろ
誰かが落とした手ぶくろ
一体、誰の落とし物だろう
これが物語ならここに動物たちが集まって来て
手ぶくろの中に入って暖を取るなり
住み始めるなりするだろうが
現実ではそうはいかない
ただ、しんしんと振り続ける雪の中
手ぶくろに雪が降り積もり
雪の中に手ぶくろを隠していく
晴れるか春になるまで
雪にさらわれたまま
誰かに見つけて貰えることを待ち続ける
参照:絵本『てぶくろ』
作:ウクライナ民話
絵:エウゲーニー・M・ラチョフ
訳:内田 莉莎子
たくさんの手袋を今まで貰ってきましたが、うまく使い古せず手が入らなくなってきました。今はギリギリ入る手袋で散歩する時につけて行っていますが、普段から付けないので新しいの買いたいなとあまり思わなくなったな、
【手ぶくろ】
悴んだ私をやさしく包んでくれたのは貴女だけだった。正直貴女は、私にとってそこまで当時特別な存在ではなかったにも関わらず、お酒によって火照っている私をやさしく介抱してくれた。私が知らないところでも発揮していたであろうそのやさしさはあとから考えれば貴女の最大の長所だったのだろうと思うのである。しかし、ごく稀に貴女のその分厚すぎる厚意によって、現実に触れづらくなってしまったこともあった。当時はそこまで大きな問題だとは思っていなかったのだが。それが…いま私の手が冷えている理由だと考えるとなにか感慨深いものでもある。
手ぶくろ…
「足袋」ト書イテ、「タビ」!日本語ムズカシデース!
寒いなと去年のを出すのが面倒で、100円均一で新しいのを買ってしまいました。今日ゴソゴソしていたら2双出て来ました。子供の頃、紐の付いたのをしてました。
手ぶくろ130
また明日
すんません。テレビに夢中で。久しぶりに投稿が遅れました。やっぱり、焦れば焦るほど文章は思い浮かばないもので。「手ぶくろ」、、、わからん。
……いやぁ、マジですんません。明日からはちゃんとやりますんで、お願いします。
手ぶくろ
手を保護したり、保温したり、装飾したりするために使うものです。
鎌倉時代には、弓を引く際に使う「弓懸(ゆがけ)」を「手袋」と呼ぶことがあったという記録があります。江戸時代には、乗馬用のメリヤスの手袋も存在しました。
今年の冬は手ぶくろが必須になりそうだ。前の冬は貴方が手を握ってくれたから私…手ぶくろなんて必要なかったな……だけど今年の冬はどうにも手を握ってくれる貴方は居なくて…手や指先がヒリヒリする。これは手ぶくろが必須な冬だな。
今年の冬は温かいから
手袋の出番はなかなか来ないね
初めて編んだ毛糸の手袋
不格好だけどあったかい
手袋忘れたって本当は嘘なの
あなたと手を繋ぎたかったから
雪のように真っ白な手袋
冬の私のチャームポイント
寒いだろって投げ渡された
ブカブカ手袋に頬が緩む
「手ぶくろ」
今年も君に包まれる季節が来た。
君は僕の手に抱きつきたくてうずうずしているだろう。
だが、天気はなかなか君をタンスから出させてくれない
天気ってのは意地悪なやつだと君はつぶやく。
あぁ、春が来てしまった。
君はメソメソ泣いてタンスに戻って行った。
めぐるめく季節の中でまたいつか会おう。
#てぶくろ
白色の手袋には「私には戦意がありません」という意味があるそうです。
それなら、明日から職場に白色の手袋を身に付けていきましょうか。
「あれ。今日はやけに目立つ色の手袋じゃないか」と上司に言われても、
「はい。今日は働くつもりありませんから。」と毅然とした態度で言い返してやりましょう。
手ぶくろを付けて外に出る
悴む指先をあたためて
ぬくもりひとつ抱え冬を過ごす
泣いていないだろうか
傷つかずに冬を越せるだろうか
君の側へと向かおう
#手ぶくろ
ビーズやリボンがあしらわれた
ピンク色のミトン型手ぶくろ
ふわふわの手触りでキラキラした自慢の手ぶくろ
どこに行くにも着けて行った
着けると幸せな気分になれた
子供の頃にもらって一番嬉しかったもの
不器用な母が一生懸命作ってくれたハンドメイド
忘れられない手ぶくろ
今も変わらぬ母の愛
ありがとう お母さん
お母さんから手袋をもらった
あったかい
お母さんは自分の手袋を持っていない
だから
私はお母さんに
手袋をプレゼントする
あったかいね
アカギレの手を
守ってあげるのは
オロナイン
オロナインもあげる
母さん父さん
2人で使ってね
いつもありがとう
手ぶくろをつけることがなくなった
スマホのせいかな
わざと忘れてるんだよ。
君のコートのポケットに入らせてもらうために
『手ぶくろ』
今年の汚れ
今年のうちに
ビニールの手ぶくろをはめて
さあ、やるぞ!
#手ぶくろ
#72
手ぶくろ
(お題更新のため本稿を下書きとして保管)
2023.12.28 藍
昔、国語の教科書に載っていた、狐が手袋を買いに行く話が好きだった。
小学生の時に読んだと思うが、今の小学生はその話を習うのだろうか?
子供のいない私には確認しようがない。
あの話は今でも覚えている。
小学生の頃のことはほとんど覚えていないのに、この話だけははっきり覚えている。
自分のことながら他人事のように言うが、何度も読んだのだろう。
なぜ突然このことを思い出したのかというと、目の前に子狐が現れたからだ。
きれいな毛並みで、とても野良とは思えない。
その大きな目で何かを訴えてくるように、こちらを見つめてくる。
食べ物が欲しいのだろうか?
欲しがっても食べ物を持ってないからあげられないし、あげてちゃ駄目なんだけど……。
何も持っていないという意思表示で、両手をあげて手のひらを狐に見せる。
鹿せんべいを持っていないときの、鹿へのアピール方法だ。
だが伝わらなかったのか、子狐は動こうとしない。
どうしよう。
お互いじっと見つめ合っていたが、何かに気づいたのか子狐はこちらに近づいてきた。
動揺して固まっていると、狐が何かを咥えてことに気づいた。
さっきまで何も咥えてなかったはずだが、不思議である。
そして子狐は私の足元に、ポトンと咥えた物を落とす。
くれるのか?
しゃがんで落とした物を手に取ると、それは手ぶくろだった。
さっき私が手を見せた行為を、手ぶくろが欲しいと勘違いしたのだろうか。
それにしても、なんで手ぶくろを持っているんだ。
いろいろ考えていると首元がふっと寒くなる。
視線を上げると、遠くで子狐が私のマフラーを咥えているのが見えた。
やられた。
私は狐を追いかけようとしたが、すぐに物陰に入り姿が見えなくなる。
どうやらマフラーは諦めなければならないようだ。
なるほど、狐たちも寒いからマフラーが欲しかったということか。
気持ちは分かるが今度は私が寒いのだけど……。
狐にもらった手ぶくろをみる。
しかし、明らかに小さく私が使えるようなものではなかった。
子供用かな。
しかしどこかで見覚えがある手ぶくろだ。
と思っていると、あることに気づく。
これは童話に出てくる狐の手ぶくろだ。
見覚えがあるはずである。
もしかして狐の手ぶくろを作る人がいるのだろうか。
そんな事を考えて、ちょっとほっこりしながら家に帰った。
その帰り道は、なぜか少しも寒くなかった。
狐につままれるような話でした。