『懐かしく思うこと』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
俺が生きていた時にお会いした貴女のことを懐かしく思うことも、たまにはあります。
あの時の貴女と、今の貴女は一続きです。何度生まれ変わっても、その魂は変わりません。それでも、あの時の貴女の優しい微笑みや穏やかな声は、今の貴女のものとは異なっています。
貴女の魂が巡る度、貴女は違った顔、違った声、違った姿で生まれます。そうやって、新しい貴女の形を目にするのは喜ばしいことですが、昔の貴女のことを思い出してしまうこともあるのです。
懐かしく思うこと
小さい頃、習い事をしてた
水泳とか…。小さいって言っても小学校高学年くらい。
今、大人になって好きなアイドルを応援したりするのが楽しい🎶
でも子供の頃しか出来なかったことをしてた昔が懐かしい。昔に戻りたいって思っても戻れない。
過去のことを振り返ると最近に感じるけど、もう十数年前。そこに思い出したくない思い出もたくさんあるけど、いい思い出やってよかったなと思うことがたくさんある。
懐かしいものを思い出して、過去も未来も今もかけがえのないものにしたい。
〈懐かしく思うこと〉
これは作者の本当に懐かしく思うこと。
人ってね?匂いで記憶を思い出すんだって。1番記憶に残るのは見たものじゃなく匂いだから私は外の空気を吸う時たまにね「あ、、この匂いなんか懐かしい」って思うんだいつもなら何の匂いもしないのにたまに懐かしい匂いがするその時が好きなんだ。
後は匂いの他に寒さが好き。暑い日は嫌いだけど秋になって冬みたいに寒くなった時が1番好き何故だが自分も分からないけど好きなんだぁ
#9
「ただいま」
返事は返ってこない。私の声は真っ暗な部屋へと消えていった。
卒業後、勢いで一人暮らしを始めたが想像以上にひとりで暮らすということの大変さ、初めての職場にも中々馴染めず今日もへたへたになってソファへと転がる。
今日はいつもより早く帰ることができたし明日は休み。休みの日くらい仕事から離れたい。ゆっくり本でも読もうか、そういえば友達からもらった紅茶もまだ飲めてなかったな。
帰宅後いつも食べているチョコレートに手を伸ばしながら明日の予定を大まかに立てていく。チョコレートを口に放り込むと同時にピンポーンという音が部屋に響いた。
「はぁい」
配達?なんか買ったっけな
誰だろうかと考えつつドアを開けるとカボチャやお化けに仮装した小さな子供が4人扉の前に立っていた。
「せぇーの…とりっくおあとりーと!!」
予想もしていなかった来客に呆気を取られ、玄関に掛けてあるカレンダーに目を向ける。あーハロウィンか。
再び子供達を見ると目をキラキラと輝かしてこちらを見ている。まじか、この地域こういうのある系だったのか。
「…ちょっと待ってね」
急いでリビングからテーブルに置いてあるチョコレートを持ってまた玄関に戻ると
「わー!チョコレートだ!!」
「私チョコだいすき!!」
私の手元を見てより一層目をキラキラさせている。
「1人ふたつまでね」
「はーい!おねえさん、ありがとう!!」
渡すと嬉しそうな顔でまた次へのお家へと向かっていった。
ほんの1、2分の出来事だったのに、子供たちの笑顔に心が浄化されていくのを感じた。ただの1口サイズのチョコレートにあんな嬉しそうに…
ふと昔の記憶が頭に流れ込んでくる。そういえば私も昔小さい頃、近くの商店街で仮装してお菓子を貰い回ったことあったっけな。確か私は黒猫になったんだっけ。
ここ数年忘れかけていた昔の記憶が次々と蘇っていく。
「そういえば自分の小さい頃のアルバム、ダンボールに入れてたような」
引越し当時のまま放置していたダンボールを開くと懐かしい表紙が一番に顔を出した。それを持ってソファに座りひとつひとつページをめくっていく。
小さい頃の私と小さい頃の私の友達。ああ懐かしい。この子は今何しているだろうか、元気に過ごしているだろうか。
ゆっくり瞼を閉じると懐かしい景色とその空気、小さな子供特有の低い目線。昔は何もかもが大きく見えていたな。
小さな頃の記憶が流れていくと同時に心の奥底にある小さな私が動き出すのを感じた。
人間は大人になるにつれてマトリョーシカみたいに大人の皮を被っていく。でも、一番奥にある小さい私が消えるわけでは決してないんだ。
再び小さな頃に戻ったような気持ちで、1口サイズのチョコレートを味わいながらまたひとつページをめくった。
〖懐かしく思うこと〗
懐かしく思うこと
金曜、23時。
仕事で大失敗した帰り道。バスを降りたら涙が堪えきれなくなった。
アパートで彼が私の帰りを待っていた。
「どうした?」
「――向いてない……もう辞めたい」
「とりあえず、コンビニ行こ? なんでも買ってあげる」
コンビニスイーツをこれでもかと、彼はどんどんカゴに入れた。
一緒に食べたベイクドチーズケーキ。
「大丈夫。向いてるよ。たくさん食べて元気出して」
「こんな時間にめっちゃ太るじゃん」
2人で笑い合った。
* * *
仕事帰り、コンビニに寄った。
『片手で食べられるチーズケーキ、5年ぶりに復活!』
思わず買った。
ひと口。
あの夜のことを思い出した。
仕事はできるようになったのに目が途端に熱くなる。
――懐かしい……ひとりで思いたくなかった。
家族で行ったあの海。親戚と家族で行ったあのキャンプ場。小学生最後の運動会。友達と遊んだあの場所。幼稚園の頃のお遊戯会。まだたくさんあるし、どれもいい思い出。今思えば、何だかんだいつでも笑顔があって楽しかった。最近は昔の事を思い出しては落ち込んだり、元気になったりする。忙しく、大変な毎日。会えない人が出てくることは悲しい。それでも精一杯生きていく。懐かしい思い出と共に。生き続ける。
懐かしく思うこと
将棋を指す音
将棋盤の前に胡座で座り片膝を立てる。
たまに聞こえる駒を置く音。
駒の行く末を考えているんだろう。
片膝に体重をかける傾いた体制なのに、微動だにしない。
そんな兄の背中に、私はいつも緊張感と同時に心地良さを覚えていた。
そうだったはず。
心の感覚など覚えてないが、そうだったと記憶している。
過去は変わらない。
振り返っても私に何かを与えてくれることはない。
記憶として存在する過去は、総じて心を締め付ける。
幸福な思い出はいつしか記号になり執着になる。
苦しい思い出はいつまでも心に棲みつく。
過去なんて思い出さない方がいいのだ。
懐かしく思う
歌
場所
思い出
通ったとき
歌を聴いたとき
昔を思い出す!
心模様っていうのは、
晴れだとか、雨だとか、
そんな簡単なモノじゃなくて。
心模様っていうのは、
まだら雲だとか、ゆうだちだとか、
すこし複雑なものなので。
心模様っていうのは、
朝だったり、夜だったりもするようで。
わたしの心にある空の、
色も、模様も、楽しみたいな。
懐かしく思うこと
今思えば、懐かしいことだらけだ
楽しかったことも悲しかったことも
恥をかいたことも後悔していることも
生きていけばきっと、私が抱いているこの感情も
この瞬間もいつかは
懐かしいなって笑えればいいな
緑の五家宝 豆板 麦香煎
極めつきは黒い昆布飴
母が習って焼いた硬~いスポンジ
+練りアボカドバニラアイス
♯懐かしく思うこと
【懐かしく思うこと】
なにをみても懐かしいと感じることは、過去に囚われてしまっているのだろうか。
けんめいに今を生きているつもりでも、たくさんの過去を思い返していることに気がついた。
足を止めて振り返ることができる心の余裕があるのか、今より昔のほうがよかったとおもうのか。
どちらにせよ、今の自分に必要な方だと考えれば、心はすっと軽くなるだろう。
いつかの自分が、懐かしいと柔らかに笑っていられるように。
早く中学生になりたかった小学生
早く高校生になりたかった中学生
早く社会人になりたかった高校生
でも、社会人になった今思うことは
なんでもできた小学生に。
もっと勉強をしておけば良かったと後悔している中学生に。
もっと友達を作って青春を作ればよかった高校生に。
特別、何かあったわけじゃない。なのにあの頃が1番楽しかったな。
あの懐かしい日々に戻りたいね。
2024.10.31.懐かしく思うこと 04
懐かしく思うこと
まだ学生だった頃の楽しかった思い出。
でも、それよりも就職してから現在まで、たくさん出会ってきた患者さんとのエピソード。
嬉しかったことも、涙が出るほど笑ったことも。
それと同時に悲しかったことも、腹立たしいと思ったことも。
どれも懐かしい、でも今のをつくってくれた大事な思い出。
時々懐かしいと感じる、でもその過去と共に今目の前に向き合うべき患者さんがいる。懐かしがってる場合じゃないね。
懐かしく思うのは
パズルが好きだったこと
図書館の椅子に座って閉館近くまで本を読んでいたこと
苦しくて眠れない夜に
ほのかな灯りはなかったこと
けれど優しさはあったこと
詩を書いていたこと
どんな過去もすべてが懐かしい
「あ〜懐かしい!」と皆が口々に言う間ピンとこなくて自分ってなんだろう、と沈むこともある。その感覚の方が懐かしい。
【懐かしく思うこと】
煙草の匂い。駐車場の隅に捨てられたヨレヨレの成人雑誌。理科室のホルマリン漬けにされた5本足のカエル。ノストラダムスの大予言に矢追純一UFOスペシャル。電柱や壁に貼られたビックリマンシールにわたせせいぞう。わら半紙のカサカサした手触りに、スライムのひやりとした感触。破裂するかんしゃく玉。実は一番盛り上がるへび花火。公衆トイレの匂い。
私の子供時代はそんな感じだった。
綺麗なだけでもポップなだけでもない。汚かったり騒々しかったり、ばかばかしかったり、今の価値観から見ればおかしな事もいっぱいあった。
今でも街のあちこちに微かに残るそれらの名残り。
それを見つけると心が微かに揺れ動く。
END
「懐かしく思うこと」
"The worst part about having a mental illness is…that people expect you to behave as if you don't."
「心の病を持つものにとって最悪なのは、、普通の人のようにしてろと訴えてくる世間の目だ。」
「JOKER」より
懐かしく憶う
なんでかな
空は青いはずなのにたまに赤くなるのは
なんでかな
雲は白いはずなのにふいに黒くなるのは
当たり前と思っていたことが
当たり前じゃないって気づいたときには
貴方がいない世界が
そこに広がっていたんだ
なんでかな
呼吸はしているはずなのになんか止まっているのは
なんでかな
貴方は存在しているはずなのに何故かいない気がするのは
無我夢中で背中にしがみついた
歪んだ中途半端な恋って気づいたときには
彼方が見えない未来が
そこに広がっていたんだ
いつかの憧れた想いを受け取った今。
そこに居たのに、そこに居る事を羨ましく思う。
「ひとりにしないぞ」って、僕の前を歩く影が、
後ろをついてきてくれますように。