『愛情』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
愛情とは、
そそぎそそがれるものである。
愛情とは、
自然と身体が求めてしまうものである。
愛情とは、
互いを思い合う心である。
様々な形に変化していく。
気持ち 言葉 行動
すべてのものに愛情は存在し、
私の心を満たしてくれる。
#愛情
僕に愛を教えてくれた人がいた。
その人は僕の名前を愛おしそうに呼んでくれた人だった。僕の頭をうりうりと楽しそうにかき混ぜた人だった。
僕が風邪を引けば自分の事のように苦しそうに看病をしてくれた人だった。
その人が今日、亡くなった。
僕に唯一愛を注いでくれた人が居なくなってしまった。
もっともっと僕に愛を教えて欲しかった。
僕はこれから、彼女に貰った愛を他の人に教えることにした。昔の僕のように愛を知らない人に。
今までありがとう。大好きな貴女。
愛情。君たちに分かるのだろうか。
同性愛者を否定する社会のど真ん中に放り出されたゲイの気持ちが。レズビアンの気持ちが。
僕はゲイ。幼なじみはレズビアン。中学校では、同性愛者はキモイヤツ扱いだ。僕らは正体を隠して生きている。それでも僕らを貶す言葉は絶えない。
「ねぇAってゲイなん?」
「いやまじか怖」
「Bに告ったらしいぜ。男同士だぞ?」
「ゲイとか無理だわ〜ww」
「キモイって振ったらしいけどなww」
「最高やんBーw」
僕らを、貶す。それなのに
「ねぇ!○○君とキスしたってほんと?」
「い、いや!まぁ、うん。した。」
「キャーー!すごーい!良かったね」
「それでそれで?」
この愛情の差はなんだ?
僕らのも、愛だ。彼女のも、愛だ。アイツらのも、愛だ。その他にももっともっと、当事者にしか理解できない愛のカタチがたくさんあるのに。
2人ぼっちの幸せを。愛を。関係を。
歪な愛だなんて決め付けるな。
つよく惹かれ
このうえなく大切に思う気持ち
執着から離れ
煩悩だと自らに言い聞かせ
少し遠くから
そっとあたためることができたら
「愛情」
#258
貴方から貰ったたくさんの愛情
私は返せてるかな?
『愛情』
私の大事な人素晴らしい人、
あなたこそ私の最後の一ページ
私の喜び
私の誇り
私の幸せ。
たった一時間でもあなたに捨てられたら私耐えられない……
…なんて、そんな人と愛情を育んでいくんだと思ってた。
もうそんな人、二度と逢えないけれど。
いいな、と
周りを見て思う
私は蛙化現象と戦っている
最近よく聞くやつじゃん笑
って思った?
好きだったのに
心が通じて、
すぐに嫌いになる
近寄ることも
顔を見ることも
連絡を取ることも
できなくなる、だって
気持ち悪い
ねぇ、どうしたらいい?
私、いつか誰かを愛せるかな?
私、いつか誰かの1番になれる?
喧嘩をしてるカップルも
別れてつらい人たちも
私にとったら羨ましい
別れてもまた、新しい可能性がある
いつか私も分かち合える?
愛情、受け止められる?
不安だらけ
幸せになれるかな…
蛙化現象って、つらいんだよ
好きになれるって、
特別で幸せなことなんだよ
愛情
あなたに、愛されたい…
日を追う毎に
どんどん欲張りになってゆく…
手が空く度、あなたを想う…
遠い存在のあなたが
私に、気付く事などないけどでも、あの日から…
あの日、あなたの事を知り
初めてあなたの姿に、恋して
…今はただ、あなたから
愛されたい…
愛情
YOASOBI『勇者』の「相も変わらずお人好しで格好つけてばかりだね」が「愛」と「相」のダブルミーニングだったら良いなと思っている。
あたしはいらない子なんだって
親はあたしを愛してくれない
愛を貰ったことがないの
辛い?知ってる
苦しい?分かってる
寂しい?そうだよ
構ってもらえるまで
あたし生きられるかな
今日は電話する元気がない
と言われ
た
ぜんぜんだいじょうぶだよ
と答え
実際
そう
思っている
んだけど
元気がないから電話したいんだ
と思って
もらえる
ような
存在に
なりたいな
と
まだ
健全なわたしは
考えてい
る
#愛情
私の母は、そよ風みたいな人だった。
月白色の髪を一本の三つ編みにして、紫翠石みたいな綺麗な目をしていて、
白磁器みたいなすべすべした温かい肌で、よく私の頭を撫でてくれた。
私には、たくさんの兄弟姉妹がいたけど、皆、一人ひとりを見てくれた。
母は仕事が忙しくて、あまり家に居なかったけど、
私たちの面倒を見る人たちが、たくさんいて、その人たちが色々してくれた。
母は、よく私たち一人ひとりを抱きしめて『世界一の宝物』と言っていた。
それを言われると、私は嬉しくて、嬉しくてたまらなかった。
たくさんの愛情を注ぎ、時には諌め、よく褒めてくれる、そんな母だった。
時は経ち、旅立つ頃に成った。
その時、気が付いた。いや、ずっと…どころか、違和感が在った。
何故、そんなに若いのだろう…と。
何故、そんなに仕事を教えてくれないのだろう…と。
何故、容姿が全く似ていないのだろう…と。
そう、母と私では…どう考えても年齢的に親子では無いこと。
そして、私は後に知ることになる。
本来なら、赤子の頃に家族と共に秘密裏に処刑されていたことを。
当時処刑人だった、まだ子どもだった母が、私を匿い、戸籍を変え、
私が成人するまで育ててくれたことを。
そして、私の実の家族を処刑した人でも、在ったことを。
もし、あなたが最低な人だったら、激怒し、恨むことが出来たのに。
もし、あなたが沢山の愛情を注いでくれなかったら……。
あなたは、私の家族を殺した人。
そして、あなたは…誰がなんと言おうと、唯一の私の母だ。
血の繋がりは、無い。
でも、あなたが私に沢山の愛を注ぎ、育ててくれたは、何一つ違わぬ事実だ。
だから、私は…あなたを…母を…赦す。
だから、私は…これまで通りに母に接する、大好きな娘として。
『─親愛なるお母さまへ
本当のことを話してくれて、ありがとう。
これまでも、これからも、あなたのことが大好きな娘より』
付き合って1年半経っても変わらぬ愛情と相性
#2
愛情
愛情深い人になりたい。
若い時そう思った。自分がそうでないと、気づいていたから。
人生の終盤に入り思うのは、愛情を惜しみなく与えてきたか。周りの人たちに。
子どもたちには自分なりの愛情を惜しみなく注いできたと思えた。
連合いには‥?
一緒に生きる同志だから、愛情はあったかな‥。
あったことにしよう!
愛情
どんな形で受け取りたいかな。
どんな風にくれるんだろう。
嬉しくて、幸せで、泣いちゃいそうな、
心があたたかくなる愛情が欲しいな。
『愛情』2023.11.27
相手に求め続けるものが恋で、与え続けるのが愛なのだと彼は得意げに言った。
なんの前振りもなくそんなことを言われたものだから、こちらもどう対応していいかわからず、適当な相づちを打つことしかできない。
そして続けて、
「恋は消えるときに二通りの消え方がある。一つは心が枯れていくこと、もうひとつは……愛に変わったとき」
どうだ、とばかりにドヤ顔をしたので、ああこれは何かの言葉を引用したんだなとわかり苦笑した。
「怒られんで」
「怒られる? 俺が? 誰に? 心外だなぁ」
目を丸くして彼はぺらぺらとそう言って、コーヒーを美味そうに飲んだ。
「いい曲だよね」
と、ついに白状して、軽やかに笑う。気になったので調べてみると、メガネがチャームポイントのシンガーソングライターの曲だった。
恋とはなんぞや、と血液型をまじえて歌っているコミカルな曲だが、後半はラブバラードとなっている。彼が言った言葉は、そこから引用したものだった。
なんとなく、オレに愛情表現をしているのは分かった。彼は照れ臭いのか遠巻きになにかの言葉を引用しては、好きだなんだと告げてくる。
どうせなら、ストレートに好きだと告げてくれたらいいのにと思う。
でも、そんなこと照れ臭いから言ってやらない。
ありったけの愛情を与えてくれているのが肌で心で感じるから。
それだけでいい。
愛情なんてなかったんだなぁって
今日理解したわw
# 6
『愛情』って言葉にすると途端に嘘っぽくなるよね。
でも『痴情』って聞くと途端に生々しくなるのはなんでだろ…( ᐕ)?
産まなければよかったと、頬を叩いた手のひらで
撫でてくれた日もきっとあったのでしょう
ずっと貴方を恨んでた
何度も殺す想像をした
結局呆気なく見送った、涙も後悔さえもなかった
しかし今、私一人膨らむ胎を抱えて
ようやく貴方を人間として受け入れる時がきました
恐らく私は貴方より酷い母となり
恨みの連鎖は止められません
ごめんなさい、ありがとう
ただ一つだけ伝えたいことは
愛とは
未熟な人間にとっては
とても柔く脆く
しかし、それでも在るものだ
ということです
我が子よ
どうか、どうか
健やかに
今だけは純粋にそう思えるの
明日はわからないけれど
『愛情』2023/11/2811
「無理せんでいい。十分頑張ってるから、これ以上頑張る必要はないからね。」
このLINEにあなたからの尽きない愛を感じた。
あなたから愛されてる事実は私を救ってくれたの。
面と向かっては照れくさくて言えないけど、伝えたい。
「お母さん、いつも私の味方でいてくれてありがとう。大好きだよ。」
#愛情