『愛を注いで』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「愛を注いで」
意図して注ぐものではない。
愛の形もさまざまだろう。
あなたのおかげで
今日も生きています。
生きなければならないという
苦行に耐えています。
あなたは今
幸せな場所にいますか?
それだけがいつも
気にかかります。
「愛を注いで」
あの人は今、何をしてるんだろう
早く、連絡、来ないかな…
もっと会話したい…
もっと触れ合いたい…
もっと、そばにいたい
もっと、私に沼ってよ
溢れても満ちるならいいと思ってた 愛が劇物だと知らなくて
題-愛を注いで
「冬の私って可愛くない?」
ちょっと赤らんだ鼻とか、冷たいすんとした空気のせいか少しきらめく睫毛とか、かわいいと思うんだけど。服も冬の方が似合う気がするし。
そう訊ねれば、親友は少しううんと唸ってにぱっと笑った。
「春も夏も秋もずっとかわいかったと思う」
どん、と勢いをつけて抱き着いた。
愛を注いで
愛を注ぐ役割の人
愛を注がれる役割の人
何となくそのときの環境やタイミングで決まってしまっているように感じる。
愛を注いでも注いでも、相手が注ぎ返してくれるとは限らない。
むしろ、反対に注げば注ぐだけ愛は溢れ、零れ、空虚な思いだけが取り残されることもある。
愛はきっと、注ぐものでも注がれるものでもなく、ただただそこにあるもの。
そっと相手を思う優しい気持ち。
それくらいでいいのだ。
お題
愛を注いで
大切なものは、ある日突然消えてしまう
今までそれに気づこうともしなかったなんて
全てを失くしてから
貴方を失ってから気づいたの
もっと貴方と話せばよかった
目を見て、愛を注いで
側にいてくれて感謝していると
ちゃんと伝えておけばよかった
今さら帰ってきてほしいだなんて
どれだけ祈っても、天に届くことはないのに
愛してるの一言さえ
もう二度と、貴方に届くことはないのに
あなたと
出逢うまで
愛される
ということが
よく
分からなかった。
ダメなわたし
弱いわたし
脆いわたし
コドモなわたし
心の狭いわたし
色々なわたしを
見せても
あなたは
優しかった。
何で
そんなに
たくさんの愛を
くれるんだろう?
わたしだって
負けないんだから!
#愛を注いで
私にいっぱいの愛を注いで。
あなたのためにキレイな花を咲かせるから。
優しく甘い言葉や、明るく楽しい言葉。それらを囁いてくれたら頑張ってもっともっとキレイになるわ。
大好きなあなたのために、私は大きな花を咲かせたいの。
あなたがメロメロになるような魅力あふれる私になりたいの。
だから愛を注いで。
あなたの一番のお気に入りの花になるために。
『愛を注いで』
「はい、今日のお昼。
朝はお腹すいてなかったの?下げとくね。」
手のつけたあとの無いトレーを下げて、
代わりの料理が置かれているトレーを置く。
「何かあったらこのボタンを押せばすぐに来るからね。」
そう言ってボタンを握らせる。けれどもボタンは
すぐポロッと落ちてしまう。
けれど私がずっと行動すればいつかは満たされる...はず。
「...また来るからね。」
そう言って部屋に戻る。
ここに来てからずっと彼は動かない。
ご飯こそ最初は食べていたが今じゃ全然手を付けない。
けれどきっと、私の気持ちをわかってくれたらその時は...
そう信じて今夜のご飯のメニューを考える。
次こそ彼の胃袋を掴むようなご飯を作って見せよう。
そう思いながら彼の手を付けなかったご飯をかじる。
ベーコンとパンは乾いた音がした。
語り部シルヴァ
愛を注いで
美しいグラスに注ぐ
あなたの愛♡のワインを
わたしは
ゆっくりと味わいながら
飲み干す
わたしはワインを
あまりに美味しく
飲みやすいせいで
飲み過ぎたかもしれない
ふとあなたを見た瞬間
美男子に見える
目をこすってよく見ても
やはり美しい
あなたは
こんなにイケメンだったのか
まるでホストクラブで
飲んでいるような感覚
わたしのことを姫と呼び
丁重に扱ってくれる
わたしはすっかり
夢心地な気分で
とても気持ちがよい
さらに
酔いが回り
さらにキラキラと
あなたは輝く流星のようで
もしかしたら
わたしが全く
知るはずのない
若き日のあなたかもしれない
これは夢?
いやこれは半現実
若き日のあなたに出逢えて
なんて素敵なひとなんだろう
時間を忘れるほど
あなたと楽しく
会話をすることができた
幸せな時間よ
ありがとう
わたしの一生の
忘れられない1日となった
愛を注いで
あなたの愛のボトルの中に
わたしの若き日の愛を入れた
今度は
あなたが
若き日のわたしを
見て堪能する番よ
楽しんでほしいと願うよ
めいっぱいの愛を注いで
誰かを大切にできたなら
私は今日より少しつよくなれるかな。
めいっぱいの愛を注いで
君のこころの隙間を満たせたら
私は今日より少しやさしくなれるかな。
めいっぱいの愛を注いで
私をいたわることができたら
私は明日も生きていけるかな。
愛を注いで
愛を注ぐ人は自分で選びたい
世の中は自分に対して良いことをしてくれる人と悪いことをしてくる人に別れる
だからよくよく人を観察しないといけないし
愛を注ぐ人は選んでいかないと
私が嫌な思いをすることがあるからだ
大切な人達には思う存分大好きと愛を注いでいく人生を歩みたい
そう思う
「愛を注いで」
植物って、「可愛いね」とか、「綺麗だね」とか、愛を込めて褒めてあげるとよく育つって言うよね。
氷も、綺麗な良い音楽を聞かせると、綺麗な結晶の氷になるって言う。
人も一緒だといいな、と思う。
愛を込めて、溢れる程に注いで。
そうすると、真っ直ぐな子に育つといいな、って。
実際には、自分では愛を注いだつもりでも、相手にはそれが伝わってない事もあるし、残念ながら、注ぎ方を間違っていたりする事もある。
そもそも、私の持論なんだけど、人って自分の器の大きさの分しか人に愛を注げないと思ってる。
器の小さい人は、どんなにその人なりの目一杯を注いでも、器の大きい人の一部にも足りないと思う。
でも、元の器が小さくても、人と触れ合う事で、人を愛する事で、人を大事に思う事で、人の優しさに触れる事で。
どんどん色んな事を考えて、器を少しずつ大きくして、人にも沢山の愛を注げるようになっていくと思ってる。
私もまだまだ人としては色んな物が足りなくて、器も小さくて、反省する事も多い。
って言うか、むしろ反省する事ばかり。
でも、それを自分の糧にして、周りに感謝して、自分も与えられる人になりたいと日々思ってる。
そして、娘にも、周りの人にも、愛を注いでいきたい。
愛を注いで。
愛を注いで
満タンに
なったかな?
逢えなくても
忘れないように
愛を注いで。
【愛を注いで】
この入れ物が満たされた時を"愛"という
入れ物は人それぞれ大きさも形も全然違う
私の入れ物には底がない
どれだけ皆が愛を注いでもいっぱいにならない
だから人は私から離れていく
「欲張りすぎなんだよ」
「逆にお前は何してくれんの?」
「ないものねだりだね」
そればっかりで聞き飽きたし、そんな言葉欲しくない
私を愛してくれる人は居ないのかな...
<大丈夫ですか?>
私に手を差し出してくれたのは見るからに好青年
私と真逆タイプ、太陽みたいで眩しい
お礼を言って立ち去ろうとした時
<あの...俺..>
手を掴んできたのでまだ何かあるのだろうか
<貴方に一目惚れしました!!>
は?今ので惚れた?なんの要素もなかったような気が
馬鹿正直というかなんて言うか
まぁ私、面食いなので連絡先を交換してしまったけど
犬みたいだなこの人
<見てください猫です>
写真と共にきたメール
こまめなLINE、すぐ返信、犬だな
この人なら私に愛を注いでくれるかな
<可愛いね猫>君も
もっと私に愛をください。
もっと、もっと、もっと。
全然足りない。
そんなんじゃ、私、干からびちゃう。
常に私に愛をちょうだい。
けしてたまることのない底が抜けたお皿のように、私は常に飢えている。
あなたじゃだめなの。
あの人がいいの。
あの人じゃなきゃ、届かない。
私の胸には入ってこない。
お願いだから。
早く、もっと急いで。
会いたいよ。
私を強く抱きしめて。
あぁ、渇いていく。
貴方にとって、私はこの程度だったのね。
そんな目で見下さないで。
助けて、見ないで。
醜い私は見ないでほしい。
貴方も最初からそうだったんでしょう?
美しい私を追ってきたのに、醜い私を見放したのね。
帰ってきてよ、お願いだから。
愛してるって言ってほしい。
もう何も言わないから。
私はもう、追わないから。
最後に一度、言ってほしい。
…そう、もう、無理なのね。
欲しくて欲しくてたまらない。
それなのに…。
あぁ、愛が足りない。
愛を注いで
愛を注いで
朝起きて、身支度を済ませてからリビングに行くと机に1000円が置いてある
今日の昼はこれで買えと言うことだろう
行ってきますなんて言葉、言ったことあったかな?
どうでもいい考えを頭が通り過ぎながら、学校へ向かった
両親は共働きで朝は日が出るより早く、夜は遅い
なので家には基本、僕1人だ
食べ物は食材宅配サービスで届けてくれるので、食事には困らない
料理するのは面倒だけどね
そんな生活なので家庭科の成績はいつも最高評価を貰える
あまりいいことではない
他の子も同じように生活してるから評価が高いのだろうか?いや、元気な人達しかいないのに同じなわけないか
「ねね!今日も料理上手だね!」
この子はいつも明るく成績優秀なひなのだ
やかましい、関わると自分が酷く寂しい存在に思えてくるので近づかないで欲しい
「そんなことない」
「なんか元気ないね、ハンバーグ美味しかったよ!」
「そうだな、そっちこそ」
「まぁね!!いつもやってるから」
「料理好きなんだね」
「ああ、うん、まあ」
急にどうした、なんだかこっちが悪いみたいになるから元気を無くさないで欲しい
訳ありという事でもないだろうに
休み時間になって少し話すことにした
ひなのは片親の家庭だった
いつも明るくて不幸そうな空気を感じなかったが、誰も見ていないところで1人悲しんでいたのか
なんとも言えない空気が辛い
「いいよね、両親がいるって」
何も言えないな
なんて答えれば良いんだこれ、考えても正しい分からない
「実はさ......僕、ほとんど親と合わないんだよね」
「両親共働きで、朝は僕が起きるより前に家出ちゃうし、夜は遅いから」
「それで料理もさ、自分で作ることが多くて」
「ふーん」
「だから、あんま幸せとかわかんない」
「なんか、ごめんね」
「仲直りしよう」
「うん」
「ひなのの料理ちゃんと食べてみたいな」
「いいけど材料どうしよう」
「家に材料余ってるんだよね、作りに来てくれない?」
「いいよ!何作ろうかな」
そんな会話をしながら家に帰り、作って貰った料理はとても暖かかった
「暖かい」
僕は泣きながら食べた
暖かい、作りたてだから暖かいに決まってる
でも、冷たいコンビニ弁当を温めた熱や料理自体の熱では無い
もっと料理の持つ意味的な暖かさを感じる
「大丈夫!?」
「美味しいね」
暖かい、誰かが自分のために作ってくれた料理はこんなにも暖かい
そうだ、きっとこれが料理なんだ
暖かい、心が包まれるように体の芯から温めてくれる
なんだか、世界が鮮やかになった気がする
「愛を注いで」
愛を注いできたつもり
過保護に気付かないふり
全部分かってるというおごり
幸せだよとついた嘘
私は本当の愛を
注いで貰えたのか
そして
私は本当の愛を
注いであげられたのか...
小さな体が、こんなに軽くなってしまった。
愛情を注いで育てたはなちゃんが、死んでしまった。
カゴの中で右の羽を広げてうつ伏せで死んでいた。
足が痛くて辛かったね。
もし人間の言葉が喋れたら、なんと言ってたのだろう。
羽を拭いて、お尻も拭いて、爪を切ってあげた。
何度も何度も小さな口ばしにキスをした。
いつもの暖かい口ばしではなかった。
冷たくなった口ばしに別れのキスが止められない。
君を庭に埋める時、本当に別れがきてしまったんだと悲しみがこみあげた。
君たち動物は死の意味を理解してたのだろうか?
嘆きや悲しみを人間のように感じていたのだろうか?
僕との別れを悲しんでくれたのかなあ。
今どこにいるのかなあ。
どこにもいないのかなあ。
真っ白な体に土を尻尾の方から丁寧にかけていった。
そして体の中心まで土をかぶせた。
最後の時が来た。顔に土を被せる時、可哀想で可哀想で仕方なかった。
もう死んでいるのに、土で息が苦しくなってしまうと思ってしまい、悲しくて苦しくて逃げ出したい気持ちだった。
雨が降ったらいやだろうな、土が泥になって気持ち悪いだろうなと考えてしまう。
痛い体で我慢して必死で僕のところに飛んできた姿が忘れられない。
今日、ボーナスが入ったお父さんと部活帰りに
かっぱ寿司に行った
お茶入れてあげた
たらふく食べた
完