『微熱』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
微熱の定義は人それぞれ違う。
36.9度以上なのか、37.2度くらいまでなのか、もしくは37.5度くらいまでなのか‥などなど。
この議論と並行して浮上してくるのが『自分の平熱問題』。
「私、平熱が35度台だから、36度でも微熱なの〜」
「私は平熱が34度台だから、36度でもほんとは発熱〜」
‥こうなると、突如『私、ほんとは病弱だけどがんばってるんだゾ⭐︎』論争に発展する。
はっきり言って、マジめんどくせー。
誰か、微熱の定義バチッと決めてくださーい。
・微熱・
苦悶が増える。また一分、熱が上がる。そうして、いつの間にか、私の熱は、七度五分が常となってしまった。気怠さが続く日々。また、一分上がる。
小さな幸せを見つけた。一分だけ、熱が下がった。もしかしたら、時期に並の熱に戻る日が来るかもしれない。
世も、捨てたものではないかもしれない。そう思って、今日も微熱の一日を耐え抜く。
#4 【微熱】
微熱は人それぞれ違うが、元の体温が高い人の微熱はどれぐらいなんだろうか。
因みに私の微熱は36.9である。
…あ、聞いてない?
ちょっと書くこと思い浮かばなかったもので、つい。
小枝の解像度が少し上がるお題でした。
微熱
風邪ひいた これは絶対に風邪ひいた
全身が寒い
体の節々が痛い
肌に触れるものすべてが痛い
頭が重い
しんどいしんどい めちゃくちゃしんどい
これは風邪だ しかも重症
絶対に高熱だ 死んでしまう
体温計の出番だ いざ検温
あれ 37℃だ
思ったよりも熱出てないな
そう言われてみればあまりしんどくないかも
なーんだ 意外と大丈夫じゃん
薬飲んで寝とこ
熱?ないない!
だーいじょぶだって!
だって俺、平熱が高いもん。
いつもどーりだって!
だからまだ遊べるって!ねぇ!
仄かに残る温もりの残渣を騙って
無数の記憶が散らばる電脳世界
都合の良い貴方だけを集めたら
脳髄で組み立てる 私だけの貴方
記憶をも溶かす甘い微熱が
その笑顔も 言葉も
貴方の全てを真実にしてゆくから
気のせいよ この熱は風邪のせいなのよ
/お題「微熱」より
※微熱
ちょっと悩むと
みんなは何を書いたのかなって覗きたくなるよ
王道なネタを書いてみたい、が、王道?
「微熱が続いていて…」
彼女は額に右手を当てて、囁くように言った。
「病院に行ってないの?常備薬は飲んだ?」
僕が聞くと彼女は辛そうな顔をしつつ首を横に振る。
「親の都合で戸籍がない私にはどれも手が届かないわ」
そうだった。
憲法が実父ではなく離婚した男を父親にするせいで、
彼女の母親は、彼女に国籍をプレゼントしなかった。
学校にも通えず、就職出来る年齢になった今ですら。
「家から風邪薬持ってくる。待ってて」
彼女の母親は、自分の男を優先して
自分の子供をないがしろにしている事実に
気がついているのだろうか?
きっと気づいていないだろう。
彼女の将来は学歴なしという地獄から始まっている。
※なるほど、私に足りないのは恋愛要素らしい??
微熱
それでも学校に行くのは当たり前だろう
世の中的には"うつす危険"を考えて
行かないほうが正解なのかもしれないけど
無事に過ごせて過ごせればラッキー
悪化したらまぁ仕方ない…
そんなことを友達に言われたことがあった
私的には
微熱だと気づく時点で
体調が悪いということだろうから
休んでしまうなと思った
微熱が悪化するかもしれないという
そんな賭けに私はでられない
わたしにとって 微熱は高熱よりもしんどいがもしれない。
高熱はいつもと違いすぎて対応が明確 というか
身体を休ませる行動に絞られ、振り切っているのに対して、
微熱というのは、頑張れる氣がして 振り切るに振り切れない 諦めが悪くなるのが影響してるのかな…
振り切った方が挽回はもしかしたら近いのか?
と思いつつ、
地味な葛藤は エネルギーを消費する
が、継続率は高そうという氣づき♡
微熱
色っぽい話じゃありません
去年くらいから
お腹がたまに張っていた
グーっと苦しくなって、
少し経つとふっと楽になる
近所のクリニックに行くと
胃酸過多って言われて信じてた
先々週も胃のあたりが張って苦しくて
それが4、5時間続いたあとの微熱
翌日には下がったけど、
風邪も引いてないのに変な熱って思ってた。
先週の木曜日の夜、
またグーっと苦しくなって
それは朝まで続いて、
朝ふっと楽になった。
胃酸過多と言われた病院には
何となくいかない方がいいと思って
金曜の朝、違う病院へ
病院を変えて良かった
念の為の血液検査で先生も慌てるくらいの
衝撃の数値
少し前の会社の健康診断では
何の問題もなかったのに
そのまま救急で受け入れてくれる病院を探してくれて、即入院
原因は胆石でした
グーっとくる苦しさは、胆石のせいだった
とりあえず明日退院出来る
もう好きな物を食べれない
頑張って自分のために食事制限しなきゃね
先々週、微熱が出た時に病院に行っておけば
ここまでにはならなかったのかな?
ってちょっと思った、『微熱』オチでした。
微熱
中途半端に苦しいのは
意外に辛い
普通を装える
平常に見える
頭は痛くて
ここから逃げたいのに
吐き気がして
世界が回るのに
まだ
苦しいのラインじゃないから
三十七点五の体温は
高いようで低く感じた
痛みと吐き気からくる
頭を刺す何かは
貴方の優しさを
猛毒にした
また
迷惑をかけたなぁ
申し訳なさと
不甲斐なさと
あの地獄に少しでも遠のいた
微かな喜び
明日には治るように
早く寝よう
いつもは眠りたくないのに
今日は、
眠たくてしょうがなかった
毎日のように
恋♡の微熱に侵される
好きなひとに会うたびに
少し体温が上がる
好きなひとに
急接近されたり
密着された瞬間
微熱じゃすまなくて
そこから
さらに
高温状態になってしまう
もう高熱がなかなか引かずに
わたしは倒れそうになる
そのまま寝込んでしまうことも
最近ではたびたびある
恋って本当に素敵で
本気で好きになってしまえば
もう微熱じゃすまなくなって
恋のコントロールが不能となり
わたしがわたしじゃなくなる
恋の微熱はすぐに
お薬を飲んで
ゆっくりとしていれば
治ると思ったら
やっぱり
全部お薬飲んでも
全然効かないよ
ねえ恋の神様
恋を和らげる
お薬をわたしにください♡
微熱の日、小学生の頃は微熱でも気が付かないで元気に登校してた
中学校になると皆勤賞が欲しくて、微熱でもいやいや頑張って登校してた
高校では微熱で学校を休みたい気持ちでいっぱいだ
大人になっていくに連れて弱くなってきた。
もう疲れたなー
たまには微熱もいいと思う。なんてね、思ってしまう。
まぁ、それはダメなんだけどね、、、体を休ませることが1番大切なのだよ
微熱が出ると地味に辛くなるよね
ほんの少しの微熱でもだるくなるし
下がれば楽になるし
風邪引くと大変だよね
だから、風邪が引きやすくなる季節の変わり目は、1番好きじゃない
みんなは、どう?
【微熱】
「あつい」 そう言うと彼はまたからかってくる
彼の冷たい手が私の頬に触れる 彼はまた笑ってる
「あつい」 これはきっと熱があるんだ
きっと顔が火照るのも熱のせい
だから彼なんかに照れてなんかいないんだ_
なんとなーく体がだるい。
首を触ってみるとちょいとぬくい。
……熱? これは熱なのでは?
わくわくしながら測ってみると、なんと微熱。
熱じゃないんかーい! と思いながらも熱は熱なので、お母さんに微熱があるから学校休むと伝えてお布団に戻る。
なんとなくだけど微熱が気持ち的に一番辛い気がするんだよね。
しっかり熱が出たらもう寝るだけって思えるし、開き直れる。
微熱は中途半端な元気があるから、寝てていいのかな学校休んじゃって良かったのかなって思っちゃう。
そういう罪悪感がちょっぴりストレスなんだよねえ。
……あー、なんかお腹空いてきた。
朝ごはん食べて寝よ。
本格的な熱にはしたくないからね。
数年ぶりに君に会った。
君は相変わらず天真爛漫で、よく笑い、楽しそうに話した。
会わなかった何年かの空白を全く感じさせないようなその様子に、私は随分安堵した。
会って話をしたのはほんの数分だった。
君は再会を喜び、私ののんびりとした相槌にきらきらと笑い、それじゃあね、と言ってお別れをした。
唐突に現れては風のように去っていった。
そうだ、君はそんな人だったね。
その距離感が私にとっては心地よかったことをじんわりと思い出した。
君がいなくなって私はまたポツリと一人残される。
静かに佇んで君が残していった余韻を楽しむ。
別れ際君は、またゆっくり話をしようと言った。
君は嘘をつかない。
きっと近々、必ず会いに来てくれるのだろう。
まだ、心臓がドキドキしている。
ほてった頬を冷ますように、私はゆっくりと歩き出した。
『微熱』
「Sky 星を紡ぐ子どもたち」より
人より努力が報われるまでの時間が長いと思う。だから人の500倍努力しなければならない、とも思う。でもやっぱりそれは少々苦しくて、耐えきれなくなるときがある。泣いても泣いても何も変わらないから分からない。でも、やめることだけはできなかった。いや、しなかった。もう戻れなかった。進むしかなかった。いつか何かが変わるのか。いや、変えるんだ。大丈夫、まだ心は死んでいない。
微熱を孕んだ瞳で私が見据える景色は、今。
久しぶりに風邪をひいて微熱だった。
和人先輩怒ってるだろうな微熱だったら。
私と和人先輩は出会ったのは、初めて部活の時、失敗する私に優しい推してくれてゆりなちゃん大丈夫?』
私はこの時、恋をしたでも同時に微熱みたい暑さに体を襲われた。
私こう解釈をした微熱という恋の熱なんだと思った。
『大丈夫?ゆりなちゃん風邪大丈夫?』
はい微熱なので、大丈夫ですそれなんで和人先輩いるんですか?』
『ゆりなちゃんお母義さんと下で合って、
入れってもらったんだ』
『そうだったんですね部活の試合が大丈夫ですか?私が風邪なんてひいてごめんなさい』
『サッカー試合勝ったよみんなゆりなことを心配してたよ後そんなに謝らないでゆりなちゃんの作戦で勝てたんだから。』
私のこの恋の微熱は踏みとどまりません。