『微熱』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
『微熱』
ベッドの中で、あなたを待つ。
枕元には、あなたとのトーク画面を映すスマホ。
微熱と勢いにまかせて頼んじゃったけど、大丈夫だったかな。迷惑じゃなかったかな…。
そんな考えを巡らせながら暗い天井をぼーっと眺めて過ごしていると、不意にインターホンが2回鳴る。
最近物騒だからとあなたが言うから、二人で決めた合図。合鍵があるのに、とても心配性なんだよね。
鍵が開いて、あなたの声が近づいてくる。
だるい体を起こすと、暗がりの中に白いビニール袋を持ったあなたの姿が見えた。
とても優しい声。毛布にくるまっても寒くて震えていた私を、あなたの声はすぐに暖めてくれた。
あなたの顔を見るだけで、とても安心する。
あなたは簡単な食事を作ってくれて、家事までやってくれた。
それから、少しだけお話をした。
ご飯はどのくらい食べられそうか、とか、治ったら前話してた所に行こうね、とか。
その後は、私が寝る少し前まで傍にいてくれた。
普段はおしゃべりなのに、私を気遣ってか今日は静かに寄り添ってくれた。
今日いっしょに居られた時間は長くはなかったけど、それでもあなたに会えてとても幸せ。
あなたが帰ったあと、横にあるスマホを見ると、おやすみなさい、のスタンプがミュートで送られていた。
今日はありがとう。嬉しかったよ。おやすみなさい。
そう心の中で返信して、目を閉じた。
赤くなった頬は、きっと微熱によるものじゃない。
手をそっとおでこに当てる
普段より少し熱くなったおでこに
冷えピタを張る
隣にジュースを置いて寝っ転がる
天井を見ながらぼーっとする
頭がぐるぐると回り気持ち悪くなってくる
そんな時遠くの方からガチャリと音がした
微かに聞こえる「ただいま」に
小声で「おかえり」と答える
ガサゴソと袋を持った貴方が近くに寄り添ってくれた
窓の外は白い雪がさんさんと降っていた
去年の今はもっと冷たかったはずなのに
今は貴方がいるからあったかい
お題『微熱』
体温を測る機会が増えた。こんなに毎日体温計を
使うのは 小学生の時のプール以来じゃない?
いつも誤魔化してたけど。それは今もだけど。
微熱くらいじゃ 休めなかったんだよ。
微熱
子どもの頃、熱がないと、
学校を休ませて貰えなかった。
そこで、何とか熱が出ないかと、
体温計を口にくわえて、
ストーブの前で口を開けてみた。
昔の水銀で測るタイプの体温計。
気がつくと、40度を超えて、
母にバレた。
無茶苦茶怒られた。
少しで良かったのに。
ほんの少し微熱程度で良かったのに。
そしたら休めたのに。
気の利かない体温計だ。
paki
微熱だ。
なんてことない。
今日も学校へ行く。
他の症状は動悸。特にホームルームの時間は自分の心臓の音が音漏れしてないか心配だ。
先生は独身だ。
彼女もいない。
この前クラスの男子に絡まれた時に、自分の意思で結婚はしないと明言していた。
友達にこの症状を話すと本気で理解されないみたいで、知り合い紹介しようか などと要らぬお節介を焼こうとする。
先生の優しい声色を聞いただけで十分。そう、自分にはこんな距離感がお似合いだ。
今日もクラスの後ろの方の席で、先生の声を聞きながら自分の鼓動と感情に悶々とする。
微熱だ。
恋しているときって、微熱が続いているみたいな感じなのかな
でも、まったく見込みがないのに、それでもどうしても思い切れなくて、好きな気持ちを抱えて生きるのは心が凍えるよ
これからの季節、一人寝は寒い
顔の火照りは人を幼くするようで
電話越しにする話は健全者には伝わらない
小春日和に上がる体温
素っ気ないふりした上辺だけの声
図星かな、なんて思いながらもう一度
声が聴きたかったを口実に
空元気で隠された本音
弱々しい強気な人は
今日はなんだか兎のよう
『微熱』
割れた電球
光を失った熱
暗がりで冷めゆく
辛口の酒
誰かの妄想歌
地獄に堕ちる ここは天国
醒めたら浴びる 酒の雨
藻掻く己の無力さと
歩み消え行く君の背と
涙ながらに払う金
毎夜毎夜と 酒の雨
お題【微熱】
タイトル【迷ゐ夢】
いつもそばにいる
キミだから分かる
少し潤んでいる瞳
唇から伝わる体温
昔から伝わる迷信
風邪は人に移すと
早く治るらしいよ
ホントかウソかは
分からないけれど
『微熱』
【微熱】
なんだ? いつもよりも少し、変な感じだ。
頭が痛いわけでも、喉が痛いわけでもない。
風邪ではないだろう。そんな気がする。
齢20まで生きてきて、当たり前だが、風邪はたくさん引いてきた。
その経験から、このだるさと微熱はまた別のものだと判断できる。
「ハルヒロ。どうした? ぼうっとして」
大学の講義が終わったあと、前の席に座るリュウが振り向いてきた。
茶髪に染め上げているが、根元が黒くなってきている。
やはりこいつはどこか、真面目さが抜けきれていないなと、ハルヒロは思った。
「いや、とくに。別になんでもないんだけれど。うーん」
「なんだい。煮え切らないな」
リュウは潔癖症だ。とくに、ウイルスに関しては敏感である。
微熱があるかもと言えば、きっと眉間に皺を寄せるだろう。
いや、そこまで行かずとも、多分「大丈夫?」って心配してくれるだろうけど、でもやっぱり、警戒はするだろう。
「ハルヒロの状態はよくわかるよ」
意外にも、彼は知ったような顔をした。
それと同時に、リュウの後ろから、とある女子がやってきた。
彼女の名前はメイだ。
少しばかり、心臓が跳ねるような気がした。
なんだ? 緊張……してるのかな。
「やっほ。お昼食べに行こ。早くしないと、食堂混むからさ。早く早く!」
「メイ、そう慌てんな。慌てる乞食はなんとやらだ!」
メイがジタバタするのに対し、リュウはゆっくり立ち上がって言った。
「ハルヒロも早くー」
そう言って。
メイがハルヒロの腕を掴んだ。
もはや、掴むというより、組むと言った方が正しいかもしれない。
ふわりといい香りがする。
彼女は控えめに言って大変美人だ。
美人というよりも、どちらかというと、可愛い系……なのか? 小さくて、小動物のようだ。
「あれ、いつもより熱いね。顔も赤いようなー。微熱?」
メイの上目遣いが、眩しい。
目が大きいし、なんだかこう。よく分からないけれど。
思わず目を背けてしまった。
「ち、違うよ。それより早く行こう。ほらリュウも!」
「ハルヒロ。微熱の原因は、分かったかな?」
なんだよ。リュウのやつめ。
分かっていたなら、もったいぶらずに早く言って欲しかった。
ハルヒロはそそくさ歩いた。
メイは小首を傾げて、後ろから追いかけてきた。
#113 微熱
なんだかふわふわする。
瞬きしても、
目の前が、うまく見えない。
あついのが出ていかないで、こもってる。
体の色んなところ、ぐるぐる回ってる。
でも吐く息がやたら熱い。
シーツ冷やっこいな。
ほっぺが気持ちいい。
動けそうだけど、
このまま眠りたいな。
いいか…
もう、目蓋が重い…
「ふふ、おやすみ」
遠くに聞こえた声と、
ふわり、体に掛けられる感触を最後にして。
意識は落ちていった。
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単純な微熱なようで…
何かを感じたら、それは。
頭痛いなぁ
クラクラする...
休みてぇ〜
でも行かなきゃ
迷惑は掛けたくない
僕のせいで
仕事に支障を出したくない
だから
だから
仕事へ行こう
# 5
『微熱』
今日は久しぶりの彼とのデート。寒くなってきたからマフラーでも羽織ろうか。服装もこれとこれとこれ!昨日の夜一人ファッションショーをしたおかげか思っていたよりも早く準備が終わった。あ、そうだ!彼はいつも服選びを失敗する、夏はちょっぴり暑い服装、冬はちょっぴり寒い服装、ちょうど良い服装はないのだろうか。そんな彼のためにホッカイロでも持っていってあげよう。きっと喜ぶ。
そうこうしていると彼は私の家の前にそっと車を停める。私は急いで家を出て車に乗り込む。
彼は私を乗せてゆっくりと車を動かす。私は彼の運転姿に見惚れながら寒さで曇った車の窓に頭を傾ける。
すると、突然視界に彼の手のひらが映る。彼は私のおでこにそっと手をのせる。
「やっぱり、熱あるじゃん」
「え、なんで?」
「そこの窓、冷たくて気持ちいでしょ」
ほんの少しの微熱だったのに。
フワフワと足元が覚束ない。ぐるぐると回る思考と視界は止まることを知らず座っていることもままならなくなってきた。少しでも体力回復に努めようと机に突っ伏す。今日中に終わらせるはずだったレポートの入力画面ではギャレットがチカチカと俺を嘲笑っているようだ。
体調管理すらできないとは、なんとも情けなくてポロポロと涙が溢れた。
微熱
あー。37.8。明日学校休まなきゃな。
明日学校行きたいなー。だって好きな人と会えないし。
今すぐにでも好きな人の家に行って抱きつきたいのに!
明日までに治さないと、、あー!好き好き!!ほんと好き!
どうしてもこの好きって感情が前に飛び出してたまんない!
あ!好きな人にLINE送って心配してもらえるかな?
私「37.8℃出たから明日休むわ😇」
好「まじで?でも微熱だからすぐ治るね」
私「そうだね…」
「好きな気持ちは高熱なのに。」
微熱だった。
保健室に行って、熱を計る。
ピピピピっと音がして見た。
そしたら、36.9度。
先生も困った顔をした。
頭は痛いし、目も疲れてる。
昨日、彼女に振られたのが原因だったのかな?
それでも僕が微熱だったのは、彼女との愛が微熱だったから?
なんて、何も面白くないよな。
先生の顔を見て思う。
僕って、何で馬鹿なんだろうってね。
テーマ“微熱”
吐息が熱い。
身体がだるい。
目があけられない…
外気が冷たい。
頭が痛い気がする。
手を伸ばし、体温計を取って
熱を計る。
微熱。
微熱。
個人的、本当に個人的な話なのだけれど。
37.0℃以上が熱、36.8・36.9℃が微熱。
38.0℃越えると高熱。
周りの人は37.0℃は微熱って言う...強すぎない?
微熱
あと時はあなたのことを考えると
体温が上がる感じがしてた
恋って楽しいけど辛いし苦しい
今ではすべてが夢みたい
きっとあのときは風邪、ひいてたのかな?
だから熱かったのかもしれない。
あなたへの恋心も全部
微熱のせいにして...
だるい、体が鉄のように重たい。そしてこれは熱だと確信する。休めるとウキウキしながら体温計で温度を図る。37.1。微妙な数字だ。しばらくたてばなおる気がする程度の熱だ。取り敢えず今日は熱があると言って休もう。
[微熱]#5