『後悔』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「後悔」
彼女は金髪の髪をなびかせて、だだっ広い草原の丘の中央に立つ。
私はいま後悔していることは、ない。
いろんなことを乗り越えて今の自分はいるから、昔の後悔もいまの私でかき消されるくらい輝いているから。これからなにが起きるかまったく分からないけれど、その度に前に進んでいける自分でありたいと思った。
後悔することといえば
夫よ、愛していますよと
もっともっともーっと
毎日いえるだろと
思った
今日からさらに
愛を叫ぶね、愛してるよ夫よ
「いつまでも一緒」
「二人で将来なにしようか」
ありもしない未来に胸を躍らせて、綻びを感じることなんてなかった。
つまらない、と思ったのがいけなかったのか。熱した鉄は冷めやすいのと同じ様に僕らは冷めきった。
なにも言ってくれないじゃん!
全部言ったけど聞かなかったじゃないか!
楽しかった想い出は傷になり、
次第に疼く。
それをわたしはいつも納得を混ぜて後悔と共に飲み干すのだ。
後から悔やむというのは、今ならそのような過ちはおかさないという思いがあるということだ。
わたしはきっといつでもまた同じ失敗をする。だから後悔しない、できない。そんなわけでこれからもいろいろうまくいかない。そもそも自分の間違いに気づけない。気づけたらそれはとても素晴らしいことだ。
しかし、何かがうまくいかないように思えたとして、それは本当に間違いだったのか?人間万事塞翁が馬。禍福は糾える縄の如し。
わたしは死んでからしか人生の振り返りができない。死んでしまえば後悔もクソもない。わたしはこれからも後悔のない人生を送るのだろう。
#後悔
伝える、という私の後悔、
伝えていない、という相手の期待
私はそれを裏切った。
後悔したことは沢山あるけど
それは私が選択したからこそ
行動に移したからこそに過ぎない
何もしなかった、行動しなかったも、選択の1つ
わたしたちは常に何かを選択し続けている
『後悔』
将来について真面目に考えればよかった
高校でもっと勉強しておけば
今、こんな退屈な日々を過ごしていなかったのに
後悔する前にやれと言うけれど
後悔してからじゃないと何も学ばない
それが人間なんだと私は思う
裏切りたかったわけじゃない
期待と信用が無責任を生み
君を裏切ってしまった
後悔
げ
辛いとき、ここのテーマがまさしくドンピシャ
あの時、ただ見送ればこんなことにならなかった
でも逆に考えたら自分を戒めるためには良かったのかも知れない
すごく辛いけど私はやる!
後悔
後で悔やむ…で後悔。
色んな思いが行き来するよね。
まるっきり後悔なき人生なんてないよ。
だけど、
数多き分岐点で私が選んできた道はきっと考えに考えた結果のどれも正しい道だった。
意味があった道だった。
過ぎ去ってしまえばそう思える私がいるんだ。
マイナスもプラスも未来の自分には必要な出来事。
そうして人生が深く深くなってゆく。
生きてゆく醍醐味。
そんなふうに思えると、きっと後悔も悪くない。
初めてこのアプリを使います!中2です。
私は後悔が一つだけあります。それは、なくなったひいおじいちゃんともっと話しておけばよかったなと思うことです。いまコロナ禍で、葬式ができないので、最後に触れ合うこともできませんでした。
92歳だったので、昔の話もたくさん聞けたのに、いざ会うと緊張して話せなくなります、、、
もう一度会いたいです。
鬼と女。300字小説。
夫婦岩
善い女だったぞ。器量はよくはなかったが律儀で優しい女でな。狼に襲われていたところをちょっと助けてやっただけで醜い鬼の儂のところにやってきて「恩返し」ってな。
アイツも村では親無し子で居場所もなかったのだろう。鬼一人女一人、周りは反対したが一緒になった。
だが、今は後悔しとるな。善い女すぎた。儂はアイツがいない前、どうやって一人で暮らしていたんだ? 覚えておらんし、もう出来ん。どうして人は……。
「これがその伝説の夫婦岩です」
山岳ガイドがお花畑に佇む二つの岩を指す。
「小さいのが妻の墓石、隣の大きいのが嘆いた鬼が変じた岩と言われています」
善過ぎる女だからこそ反対したのだ。ガイドが岩に向かいポツンと呟いた。
お題「後悔」
『後悔』
根がおバカなせいか、普通の人なら「あの時、ああしとけば。こうしとけば」なんてことも、「ま、やっちまったもん、しょーがねー」と忘れていく性格なんですけど、今、後悔してることがあります。
母親が早くに無くなったあと、祖父母の遺産は叔父の元に。
私はまだ成人してなくて、父親と叔父の間でどんな話になったかは知らないですけど、その後長い月日が流れ、父親も亡くなりすっかり忘れておりました。
そしたらある日、税金を払えや、空家が倒れたら責任ですよやら、お役所からお達しが…
何だよ、知らねーよ。
貯金も無いよーな女に、何を言ってんだよ。
なんてヤサグレてたけど、随分しつこく言われて。
ちょっと、気になってきて…
そしたら、叔父が亡くなって、身寄りが無かったので祖父の残した家が空家になってきて、朽ちてきてると。
倒れたらご近所様に迷惑をかけることになると。
そして、その家は私しか権利が無くて、その分の税金が未払いになっていると。
えっと…?
そんなスッゲー額の税金なんて払える訳無いじゃん。
いや、普通の人なら払えるのかもしれないけど、私には無理。
今や親もおらず、毎日の生活に精一杯!
そして、じーちゃんの家。
家賃払わなくて良いから住めるなら、なんて思えないほど、本当に朽ちておりました。
お役所様の言うことには、土地付きだから売ってお金作って税金払えとのこと。
日本の相続税は、金持ちを3代で潰すって言うけど、事実だね。
お金持ちが税金払うために家売るって聞いたことあるけど、まさか自分の身に起こるとは。
想像もしてなかったわ、いや、マジで。
まあ、私の場合はお金が無さすぎてどうにも出来なかった訳ですけど。
税金分になりゃ良いわなんて気分で、じーちゃんの思い出の家をサッサと売ってしまう、無慈悲な孫。
まあ、結果的に税金払っても幾ばくのまとまったお金が手元に。
これがいけなかった!
突然ですけど、『日曜の夜ぐらいは…』ってドラマご存知ですか?
岸井ゆきのさんが好きなんで、私は見ているのですが、前回3人で買った宝くじがあたってそれぞれが1000万手に入れたんですよ。
で、岸井ゆきのさんの役の人、スッゴい無駄遣い。
わかるわー!
身の丈に合わない大金持っちゃうと、人間はタガが外れちゃうよねー、なんて首がもげるほど頷く私。
コロナ禍で仕事に行けなくなり、引きこもった2年半。
綺麗さっぱり使い切って、元の貧乏生活に逆戻り。
お金って、貯めるのには時間かかるけど、使うのはホント一瞬なんだなぁ。
せめて100万でも残しておけば…、なんて思っても後の祭り。
私の中には1匹のアリもおらず、全身がキリギリスでした。
だって私、親の元出てからは何時も貧乏で、だから2年半やりたいことやって本当に楽しかったんだもん。
って反省も後悔もしてねーじゃん。
いやいや、でもね、思うわけですよ。
本当に100万は残しておいて欲しかったわ、過去の私。
それが本気の後悔です。
谷底に咲いていたポピーを
そのままにしておけなかった
手折ってしまった瞬間
月の光は夕焼けになった
しずけさのなかに
広がる1粒の後悔
カツカツとみんなの鉛筆の音が鳴り響く。
私の手はあと1問を残して手が止まってしまった。
海を「こうかい」する。
宿題の範囲の漢字テストが解けない。
海をこうかいする。か……。
公開、公会、紅海、後悔
書ける「こうかい」をテスト用紙の端に書いてみたけど、宿題で書いたのは違う。
かいが海だったのは覚えてる。あと、海を船で進むから、舟が左にあったのも覚えてる。船、うーん、船はとっくの昔に習った漢字だし。
斜め前に座る級委員長をチラリと横目に見る。カンニングがしたい訳では無い。ただの現実逃避だ。暇そうに時計を見てるなぁ。私もそうなるつもりだったんだけどなぁ。
「あといっぷーん」
先生の声で誰も彼も静かになっていた鉛筆が動き出す。
海を「公開」する。
テストはばってんかもしれないけど、書かないよりはマシかな。
プライベートビーチをおひろめするときなら「海を公開する。」でも通じるんじゃないかな?だめか。
「はいおわりでーす。鉛筆おいてまわして」
後ろの席からのテスト用紙と一緒に「できたー?」という声も回ってくる。「1問わかんなかったー」と苦笑いしながらさりげなくテストを見る。
そっか。「航海」か。舟へんも海もわかってたけど、亢かぁ。
おしい所まできてたじゃん。
航海、航海、航海。
漢字テストのなおしで沢山書くことになるのいやだなぁ。やっぱり全問正解したかったなぁ、漢字ドリルもう少し見ておけばよかったと私は後悔した。
あーあ。習ってない漢字の「こうかい」なら書けるのになぁ。
#後悔
後悔していること。
書くことを習慣にしたくてアプリを入れたのに
このお題は、難しいし何も思い浮かばないな。
と、考えることも書くこともしないこと。
自分にとってこのアプリは、
書くことは好きだけど何を書いたらわからない。
という悩みを解消してくれる有り難いもの。
これからは、少しでも多く書けるように、書くことを諦めないように頑張ります。
[後悔]
「先輩、後悔してることありますか?」
「あるけど、その手に持ってる怪しい箱には頼らないからな」
「えっ。なんでですか」
彼女は驚いて、小さな箱を胸に抱いて身を引く。
「見るからに怪しいから」
「そんな! まるでボクがいつも変なもの作って先輩を困らせているかのような言い方ですね?」
「実際その通りなんだが?」
すぱっと打ち返すと、彼女は「むう」と小さくうめいた。
「しかし、ボクはめげません! 今日のはいっとう特別ですよ!」
そう言って胸を張りながら箱を突き付けてきた。
「こちら、先輩の後悔をクッキーにしてくれます。ちょっとした悩みならバタークッキー1枚程度。その日の後悔をおやつとして食べさせてください」
「お前が食うのか」
「先輩、この箱から出てくるクッキー食べたいんですか?」
「……」
後悔というものから生まれた得体の知れないものを食べるか、それを彼女に食べさせるか。正直、どっちも選びたくない。
そもそもこの話に乗ってはいけなかったのだと後悔した瞬間、箱の中からことりと小さな音がした。
―後悔―
数年前の話
SNSで知り合った子(同性)に宗教に勧誘された。
もちろん断った。
暫くはSNSのDMにしつこいくらい連絡が入ったが無視を続けていたら、それも無くなった。
歳も近く、直ぐ仲良くなれた気がしたのに残念だ。
もうネットで知り合った人とは会わないと決めた。
七変化の万華鏡をばらしたら
五つの石があるだけだった
シャラシャラとなるお手玉を切りひらいたら
濁ったプラスチック片が出てきた
後悔はいつも
秘密を解き明かすことではじまる
#後悔
どこで俺は間違えたんだろう。
いつからこんな感じなんだろう。
今、俺に何が残っているか分からない。