『後悔』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
後悔
これまで決断したことや
選んだ選択肢
どれも後悔するつもりはなかったのに
後悔が重なっていくのはなぜだろう
後悔って不思議だ
それを回避しようと毎日必死に選択していても
必ず生んでしまう
だから後悔したくないなんて
思わなくていいのかもしれない
それは無駄に背負う荷物なのかもしれない
どうせ後悔するのだから
その時その時に
自分の思うように
選択すればいいのかもしれない
いまだに引きずっていることがある。
「何であの時…」と、悔やんでも悔やみきれない。
時間を戻すことはできないし、
どうにもならないんだけど、
自分の中から、消えることは、もう無い。
だから、せめて胸の奥にしまって、
思い出さないようにしたい。
この後悔と一緒に生きていくしかないのなら。
「後悔」
【後悔】
生まれ育った土地とは全く異なる、異邦の国の異邦の町。公園のフェンスに腕を預けてぼんやりと眼下の街並みを見下ろしていれば、時計台の鐘が高らかに鳴り響いた。
「ごめんね、遅くなっちゃった」
呼び声に振り返ればバゲットのはみ出した紙袋を抱えた君が、朗らかに微笑んでいる。小さく首を横に振って、地面に置いていた自分の買ってきたぶんの紙袋を抱え上げた。
「大丈夫、帰ろう」
「うん。あのね、このバゲット安売りだったんだよ。開店記念日で普段の値段の半額になってて――」
ニコニコと弾んだ声で話す君の言葉に、心臓がずきりと痛みを訴えた。本当だったらこんな、食費まで節約しないといけないような貧相な生活を君が送る必要はなかったのに。
……大企業の創業者一族のお嬢さま。誰からも愛されて、才能にも溢れていて、輝かしい成功が約束されていた女の子。当たり前に訪れるはずだった幸福な未来を、僕が彼女から奪ってしまった。
「ねえ、そんな顔しないでよ」
少しだけ不服そうに尖った声が、僕の鼓膜を震わせる。
「何度も言ってるでしょう? 私は私の意思で、貴方と一緒に生きたいって思ったの。貴方が罪悪感を覚えるようなことじゃないわ」
ご両親に僕と別れるようにと言われた彼女は「ならこれ以降、私のことは娘と思わないでいただいて結構です」と冷たく言い放ち、僕の手を引いた。海外のレストランに修行へ行く予定があった僕に「ちょうど良いから一緒に行くわ」と小さなスーツケースひとつでついてきて。
「だって君は、もっと幸せになれたはずだったのに」
「でもその型にはまった幸せの中に、貴方の存在はなかった。ならそれは、私にとっての幸せじゃないもの」
右手だけで紙袋を抱え直した君は、左手をそっと僕の腕へと絡ませた。その薬指に光る安物のシルバー。僕のなけなしの給料じゃ、ブランド物の指輪すら買ってあげられなかった。
「私、後悔してないよ。この先も絶対、後悔なんてしないから」
高らかに彼女は宣言する。凛とした眼差しが太陽の光を反射してキラキラと輝いていた。……君のその強さに、その誇り高さに、僕はどうしようもなく惹かれたんだ。君と一緒にこれからもいたいって、願ったんだ。
「うん。僕も、後悔はしてないよ」
君と出会ったこと。君に恋をしたこと。申し訳なさは覚えるけれど、それでも間違いだったとは思わない。
晴れた青空が眩しい。左手に荷物を持ち替え、空いた右手で君の手をそっと取る。どちらともなく絡ませた指の温度が、この世の何よりも優しく愛おしかった。
後悔
私はいつも後悔してる気がする。
やりたいことを、他人の一言でやめたり。
自分の思ってることを後回しにする。
それはやめておくべきなんだろうな。
やって後悔したほうが、気持ちも楽な気がする。
後悔なんてたくさんある。それこそ星の数と同じくらいに。毎瞬後悔が一つずつ積み上がっていく。
今だってそう。
何でゲームしてるんだろう。早く寝なきゃいけないのに。
お金使いすぎちゃった。将来のために貯金しなきゃなのに。
甘いもの食べすぎた。ダイエットするって決めたのに。
後悔は星の数ほどあるのに、後悔をなくす方法を知らないの。
時間が足りない時間が足りない
嘘 嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘
体力がない ほんと
運動 運動 筋トレ バランスのいい食事
後悔以外に何があるの
楽しい 動く 触る 手 汗 動く私 実感
実感 生きてる実感? 世界 世界と私
自然 土と私 ひんやりしたやわらかい土 触る
忘れる 忘れないで 後悔と過ごす 空気 忘
空気 新鮮な空気 わかる? わかる
新鮮な空気
絶えず変わる風
やり過ごす やり過ごす やり過ごす
空気と 風と 太陽と 土と やり過ごす やり過ごす
やり過ごす
やめないで 続ける
たまにある 世界が私になるとき
続ける やめないで 考えること
意味を繋げなくていいから やめないで
君って枠に当てはまる?
自分の一部を切り取って、既存の仲間に入れようとしてたり。
最近のニュースのトレンドにもならない?
それはそうかも。
いつから自分って探すものになっちゃったんだろう。
君は知ってる?
探すってことはさ、もう在るってことだよね。
君はたくさんある? 君の「答え」ってなんだろう。
正しさって、それにあるのかな。
僕? 僕はね、自分のことは探さない。
見つけてるって意味じゃないよ。
まだ、創ってる途中なんだ。
【後悔】
«»どうだい?君、生きていた中で未練や後悔はあるかな?«»
と目の前に存在している
白いモヤのような"何か"(とても一言では表せない、名状しがたいもの)が言った?いや、脳に直接話しかけた?
"それ"の事を考えるとキリが無いので当たりを見回した
見たことない白い空間のような場所
"それ"がさっき言っていた〖生きていた中での未練や後悔〗とは?
僕は死んだのか?
«»んーと、まだ状況が理解出来てないみたいだね、ボクから一言、言うと君は通り魔に刺されて死んだよ〜っていうか、一応生きてはいるんだけど、ほぼ死に近いって言うのかな?«»
どうやらまだ生きてはいるらしい
つまり、此処は現世とあの世の狭間みたいなところか
«»うん、その通り!よくわかったね!«»
どうやら、この喋り方が少々ウザイがそうらしい
«»ある程度、状況が理解出来たみたいだね!
じゃあ、もう一度聞くよ、生きていた中で未練や後悔はあるかい?«»
未練や後悔…
パッと思いつくものは無いがちゃんと考えてみた
後悔…
僕にとっての…
それは、生き残ってしまった事
僕がまだ17歳ぐらいの頃、家族で無理心中をした。理由は知らない。
父と母、それから妹も弟も死んだ
何故か僕だけ生き残った
初めのうちは孤独と収束感でいっぱいだった。
高校を何とか卒業したあとは何度も自殺を試みたが未遂で終わった。
就職した後もその事が頭から離れなかった。
そんなある日の夜、連続殺人事件の被害者になった。
僕はこれで良かった。って思った
これでようやく、開放された
だから…
『僕に後悔や未練はないよ』
«»ふ〜ん、そっか、ならいいや、ほら、ボクに着いてきなよ、君を死後の世界に連れてってあげる!«»
『ありがとう、ところで最後にお前に聞きたい事がある』
«»ん?なになに«»
『なあ、お前が…』
ドン
"何か"に背中を押された。僕は振り返って"それ"を見た"それ"は白いモヤのようなままだったがどこかニタニタと笑っている気がした
まるで、僕を……嘲笑うかのように
そして僕は死後の世界へ真っ逆さま
«»はは、ハッハッハッハ、はぁ、危なかった
やっと始末できたよ、ボク達にとっての敵がさこれで落ち着いて仕事に取り組めるよ…
ボクら死神の…ね?«»
あの時、君を助けたこと。
その行動に一つも後悔なんてない。君の笑顔と、優しい歌と、光溢れる未来を守ることが出来たのだから。
代償として流された血に、凍えるほどの痛みに、果てのない暗闇に突き落とされ、もう二度と戻れないとしても。
涙を流し、悲しみに沈む君に。もう二度とこの手は届かない。その温もりに触れることも、共に歌うこともできない。
君をひとりにして、泣かせてしまって、消せない傷を残してしまった。
ごめん。ごめんね。
言葉はもう音にならない。ただ風に流されて、君の髪を撫でるだけ。
だけど、僕は信じてる。
傷は癒える。君はきっと前を向ける。
僕のことは、どうか忘れて。君はどうか、未来へ進んで。
その幸せを、静かに、祈っている。
【後悔】
お題 後悔
ちょうど今日した後悔。
久々に友人と遊び、昼、天丼を食べすぎた。
欲張りすぎたのよね。
そのあと、お腹いっぱいなのにジェラートも食べた。
ミルクティーとカフェオレ味。一口おまけでメロンフロート。
メロンフロートは夏休みに食べた、あのメロンの容器のアイスの味を思い出したよ。はー初夏ですな。
友人と、仕事や生活の話をして、ご自愛するって難しいって話でひとしきり盛り上がる。
夕飯は、ぶり大根と酢の物とにんじんの金平。
彼ひとりで食べてもらうことにする。
『具合悪いの?』と無駄に心配されるが、
ごめんね。と思いつつ、天丼食べてジェラート食べたからだってのは内緒にして、
『夏近いし、ね』と何か意味ありげに言ったら、
夕食後、自室にこもって筋トレし始める彼。
ダイエットしようって意味じゃなかったんだけど、
まぁいいか。
すぐ騙されるとこ、ほんとにかわいくて好き。笑
いま後悔していることはない。
でも後悔しそうなことはある。
毎日朝から学校に行ってないことかな。
でも学校行くのは辛いし、それでも仲良くしてくれる人はたくさんいる。
勉強はできないけど、友達はたくさんできた。
勉強ができないことで後悔はあるかもしれない。
だけど、いい思い出にはなるんじゃないかな。
後悔
あの時、素直に言えばよかった
「大好きだ」って
あの時我慢せずに言えばよかった
「行かないで」って
何度も何度も繰り返し夢に見る
あなたがいなくなった日のことを
それも今日でおしまい
もう二度と後悔なんてしない
あなたが戻ってきてくれたから
これからはずっとずっと一緒だよ
後悔
あの子だけは味方だと思っていた。
あの子だけは私から離れないと思っていた。
でも、違った。
あの子は、あの子は同性愛が嫌いだ。
否、恋愛対象として見られるのが嫌いだ。
嗚呼________
こんな思いなんかゴミ箱に捨てれたら、きっと
軽くなれるのに。
あの子のことなんて、好きにならなければよかった。
後悔を忘れたい。
風に吹かれて流れてしまえば良いのに。
雨に打たれて流れてしまえば良いのに。
いつまでも考えてしまう。
もう良いと思えるまで。
その時間が長くて。
後悔もすぐに笑えるくらいの人になりたい。
そう思うたび自分の小ささが嫌になる。
子供の頃は特に何も感じなかったのに。
今さら後悔しても
あの頃は あの人は
戻ってこない
君をもっと
笑わせてあげればよかった
君をもっと
楽しませてあげればよかった
君ともっと
一緒に過ごせればよかった
小さな後悔は沢山あるけれど
君に好きだと言わなかったことを
後悔はしていない
【後悔】
後悔
お金が無い。
彼はまだ、高校生。学校の校則でバイトは禁止。
親のお小遣いは月に1000円。これじゃ欲しいものも買えない。 彼は何か、お金を稼ぐ方法は無いのか探すが
何一つピンと来ない。 偶然、誤タップで開いたサイトを渋々見てみると、「未経験でもOK、男性でもOK」のような文章を見つけた。彼はそのサイトを見て、要約すると「男性でも身体売って稼げますよ」ということを知る。彼は何故だか魅力的に思い、Twitterで募集を始める。すると、思いのほか集まった。その中で近場の人をピックアップし、実際に会った。その相手の男性には「未経験です」とだけ伝え、ホテルへ向かった。ホテルも彼自身ではよく分からなかったため、相手に任せる。
荷物を置き、端っこのソファに座る。
30代のおじさんは、その隣に座り、身体をくっつけてきた。「高校生なんだね。犯罪になるかなァ笑」不気味な笑みを零しながら、彼の左太ももを擦る。
彼はこの時点で、かなり恐怖と緊張を感じていたが、
お金のためと振り切ると、何とか我慢が出来た。
おじさんの下半身を見ると、ジーパンがピチピチになるくらい膨れ上がっていた。足が震える。
すると、奴の左手が彼の陰部まで摩るようになった。
緊張はしていたが、割と気持ちがいい。
きっと彼は、この時点で壊れていたのだろう。
最後まで終え、新たな経験を積んた彼は、
家に帰り、今日起きた事を思い出す。
それは、きっと夢にまで出てくるような衝撃な物で、
彼にとって忘れられない経験となった。
来月の財布の中身はきっと1000円だけだろう。
後悔____
毎日毎日、罪悪感に襲われる。
毎日毎日、自分が気持ち悪くなる。
毎日毎日、過去に囚われる。
毎日毎日、後悔ばかりしている。
苦いトゲ 時が経つほど焦げついて
言い訳できずに飲み込むばかり
#短歌 #書く習慣 20230515「後悔」
テーマ『後悔』
もっと早く、自分が本当に好きなことを探していればよかった
親に分かってもらいたい、祖母を喜ばせたいとか
そんなことばかりを大切にして、自分の本心を蔑ろにした
何よりもまず、自分を大事にするべきだった!
これからは、自分の気持ちを何よりも大切にして生きよう
そう、強く思った