『幸せとは』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
幸せとは自分の中で生まれる感情だ。
幸せとは、自分が幸福を感じること。
そして、相手の幸福を願える自分であること。
300字小説
幸せ問答
『幸せとはなんじゃ?』
学生時代、山で禁忌と呼ばれる場所に迷い込んだとき、出会った黒い影に俺は問われた。答えられねば喰うと言われたが、どうしても答えが出なかった俺にそれは笑った。
『十年後の今日、再び問う。そのとき、答えられねば喰うぞ』
そして十年後。炬燵でウトウトしていた俺の前に黒い影が現れた。
『幸せとはなんじゃ?』
「今の俺には『これ』かな?」
ようやく寝かしつけた腕の中の娘と、俺の隣で、うたた寝をしている妻。
それがニンマリと笑う。
『確かに』
答えられた祝いだと渡されたのは、新鮮なワカサギと酒の入った徳利。
『久々に良き答えを聞いた。その『答え』を大切にな』
楽しげに鼻歌を歌いながら黒い影は消えていった。
お題「幸せとは」
私は「できた大人」でも「潔い人」でもないから。
もしも君に、私よりも大切な人が出来てしまったら。
きっと、私は「さようなら」が出来ないから。
君を閉じ込めて、逃げてしまわないように縛りつけて。
私だけのものに、私のためだけに。
君のきれいな手足を、両目を潰してしまう。
、かもしれない。
わからない、その時にならないと。
もしかしたら、本当に「その時」になったら。
私は、君の幸せを祝えるだろうか。
テーマ「幸せとは」
今、誰かに
幸せですかって聞かれたら
言葉に詰まってしまうだろう
日々、小さな幸せは感じている
食べ物が美味しい
お風呂が気持ちいい
布団があたたかい
だけど、私は
自分の気持ちに嘘をついて生きている
もう長いことずっと
信じられないくらい、ずっと
自分に正直に生きれば
幸せなんだろうか
たとえそれが
誰にも理解してもらえなくても
幸せとは
朝の目覚めがとてつもなくスッキリしていた時
炊きたてのご飯をはふはふしながら頬張る時
掃除を終えたリビングに大の字で寝転がる時
私が仕事で夫が休みの日、仕事終えて帰ると晩御飯ができてた時(今日がそれ、カレーだった!)
食後にテレビを見ながら睡魔に襲われた時、なんの躊躇もなく即うたた寝できる時
大好きな香りに包まれながらぬるめのお湯に浸かっている時
冬に布団乾燥機でぬくぬくふかふかになった羽毛ふとんにくるまれて眠る時
ささやかだけど私の周りにも何気ない幸せが溢れていた
私にとっての幸せとは…
人と比べることなく自分の心地よいことが積み重なっていくことなのかもしれないな
♯幸せとは
僕にとっての幸せは〝当たり前の日常を送ること〟
いつも通りの朝を過ごして
いつも通りに学校へ向かう
いつも通り僕の趣味を楽しむ
僕にとってはいつも通りの生活が幸せだ
だって人間はいつ死ぬかなんてわからない
事故だったり病いだったり厄災で命を落とすかもしれない
だからいつも通りに過ごして、バカなことで笑う
これが僕にとっての幸せだ
幸せとは
「好き」を仕事にすること
毎日笑って生活できること
いつもの布団で沢山寝ること
休日に好きなことをして過ごすこと
そんな当たり前の「いい事が」私の幸せ
【幸せとは】
【幸せとは】
おそらく、私は幸せの中に生きている。
嫌なことは数あれど
不幸だと思ったことはない。
幸せって
心満たされることだと思う。
つかむものではなく
きづくものである
/お題「幸せとは」より
幸せは人によって違うから「こうだ!」なんて言えないけど、私はお腹いっぱいにご飯を食べて、眠たくなれるこの環境を過ごせていることだと思う。
落ち着いてスマホを触りながら母とゲームをしているこの時間が私は幸せ。
大事な人が同じ屋根の下にいて、明日の話をすることも幸せ。
もうすぐしたらお風呂に入れることも幸せ。
今日も幸せ。
まだまだあるこれからの幸せを大事にしていけたらいいなと思う。
授業でやりましたがやっぱり自分にとっての幸せってなんだろうとなると少し難しいかったです。
今日も最後まで読んでくれて読んでくださってありがとうございます。今日のお題は『幸せ』でした。
幸せとは
僕には幸せがわからない。
平和に過ごしていることが幸せなのか。
他人から愛されれば幸せなのか。
笑顔でいられれば幸せなのか。
この全てがある状態が幸せなのか。
人それぞれ感じ方は違う。
考えていることなんてわからない。
人と人は支え合って生きていると言われる。
けど、心までは支え合っていないだろう。
所詮、人間はひとりだ。
けれど、1人では幸せを得られないだろう。
1人では生きていけないだろう。
もしかすると、ひとりではないことが幸せなのかも。
それをどう感じるかはあなたにしかわからない。
あなたが幸せを感じられることを心から願います。
幸せとは、と考える余裕がある事こそ、私が幸せを享受しているという事なのだろう。
『幸せとは』
幸せとは…
自分が幸せだと感じたら
それは幸せなんです♪
幸せとは
「僕的にはねえー!推しが幸せな事かなー!」
幸せとは
「最近、くるりんごって人の曲、ジーニアス・ジーザス・シーラカンスっていうのね。それをまた見つけられた事が幸せだったよ」
(実際にある曲だから、是非聞いてみてね)
幸せとは
「本を読んで、絵を描いて、猫愛でて出来てたら幸せですね。ちなみに最近買った本は、クトゥルフ神話傑作選です」
最後にこれを読んだ貴方に
幸せとは?
幸せとは
日々の何気ないところにいつも居て
見つけてくれる人を待っている
気が付く人は見つけられるけれど
気が付かない人は目の前にいても
気が付かない
何故ならば
幸せは必ずしも
わかりやすい幸せの姿をしているとは限らないからだ
不幸の仮面を被って現れることもある
時間が経って
幸せだったのだと気付くときもある
そして全ては
個々人の感性に大きく依存する
幸せはいつも人に気が付かれるのを待っている
通り過ぎる人を静かに見送り
見つけてくれた人にはそっと
見つけてくれたお礼を渡す
幸せとは…
不幸せと隣り合わせのもの?
「もう会いたくない、別れよう」
幸せな時間が長ければ長いほど
続かなくなったときの
辛さが
不幸を呼んで
身を滅ぼしていく
#幸せとは
とりとめのない日常の中で見つけるもの
あなたのことを忘れないこと
【幸せとは】
苦難を乗り越え手にしたもの
歓喜に身を震わせ、言葉では表しきれぬ感情に流される
とても御しきれぬ勢いそのものこそ、ふさわしい
「気色悪い、そう思わない?」
会場が歓声に包まれ喜びに湧いているというのに、とても場違いな問い掛けだった。こちらをちらりとも見ることなく感情のない虚ろな目と横顔はとても静かだ。
周りとは不釣り合いなその姿に思わず見惚れた。
何も答えられずにいると、次の瞬間その横顔は地に打ちつけられた。横にいた男が彼女を殴り飛ばし汚く罵っている。近くにいた人の群れにへらへらと謝りながら彼女をまた殴る。ひどく醜悪な男だ。どうやら彼女の父親らしいがそれにしても雑な扱いである。美しい彼女と同じ血が通っているとは思えない。
壁に背を預け立ち尽くす彼女を置いて男は客席へと吸い込まれていった。汚らしい歓声をあげながら感情のまま振る舞う様にどうしようもない怒りと殺意が湧く。
彼女は静かだ。虚ろな目はもはや何も映していない、いや暗く染まって光すら届いていないのだ。赤く腫れ上がった頬と口の端に滲む赤色が艶っぽくとても美しい。痛々しい姿なのに、心配しているはずなのに。この気持ちさえ暗い瞳の奥に沈み込んでしまったかのようで堪らない。
他人の幸せの裏側は、こんなにも残酷で美しい。
幸せとは、彼女のような人を引き立たせるアクセサリー だ。
【題:幸せとは】
幸せとは
今、まさに君の目の前にあるよ。
気づいてないだけだよ。
そんな当たり前のことを幸せと思える。
今が幸せ。
どなたが
名付けたのでしょう
木に春と書いて
椿…
ひたすらに
春を想い
春を恋い
雪の中に咲く
冬椿
願い叶わず
出逢えぬままに
花びらに
色香を残し
散る冬椿
冬椿の紅い色
哀れな女の
心いろ
想いを秘めて
咲き狂う
枝から離れて
なおさらに
紅く燃えたつ
哀しさは
未練というには
つらすぎて
冬椿の紅い色
さびしい女の
心いろ
☆ 冬椿
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平穏な日常の中の
平穏な心に宿るもの
# 幸せとは