『平穏な日常』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「隣の〇〇さん、急死したそうよ。」
「え!あの若い子よね。」
「なんでも、一昨日誰かと言い合ってたらしいのよ。もしかしたら、他殺じゃないかって。」
「えーでも、あの人恨み買うタイプじゃないでしょ〜 」
「そうだけど、分からないじゃない。最近は、ニュースで殺したいからって理由で殺されちゃうんだからさ。」
ゴミステーションの前を独占する夫人達の話は、今朝のニュースの話である。警察は、一見では自殺としか言えないと話し込んでいるのを現場で盗み聞いた。
「〇〇ちゃんも、気をつけるのよ!あなたも〇〇さんと歳近いんだから!」
「そんな大袈裟ですよ。こんな冴えない女狙うやつの方が少ないですって。」
「それより、早く解決してほしいです。私、ストレスには弱いんで。」
本当に早く解決してほしい。これから、やる事が多いのにストレスで倒れたなら逃げきれなくなってしまう。
平穏な日常に溶け込んでいる人間は、良い人間だけとは限らない。
お終い
平穏な日常。
誰もが退屈し、好まないもの。
誰もが忘れてしまった、一番大切なもの。
誰かの目に映る、
ただの木、ただの草、ただの花、ただの人が、
誰かにとっては、
青い空に映える黒い木々で、
生き生きと青く茂る野草で、
透き通るように薄く美しい花びらの花で、
ため息が出るほど大切で大好きな人。
なのかも、しれない。
私は、まだ赤子だったよ。
赤子だった私には、
あなたの恐怖を、
孤独を、
寂しさを知らない。
知れないんだ。
それは、幸せなことかもね。
仕方がなく、無力だった。
私はその代わり今という時を生きなくてはいけない
それは時に、死よりも辛いだろう。
でも、乗り越えてみせるよ。
だから、安心してね。
平穏な日常/20240311
この日になるとあの波を思い出す
見たことのない色
見たことのない気
当時、小学校から帰ってきたときに見た
あの恐怖
テレビ越しでも逃げなきゃと感じたあの日
爪痕を大きくつけてもなお、
自然は今年も暴れた
あの頃とは違う平穏を
今日も噛む
平穏な日常
私の一番の幸せは平穏な日常。
普通の毎日。
それがずっと続けば最高。
刺激なんていらない。
くりかえし
同じにみえる
だけど違う日
かけがえのない
普通の日々よ
平穏な日常
ピピピ目覚ましのアラームが鳴る
今日も目を開ければ朝日が差し込んでくる
今日は月曜日。少し憂鬱な気分になりながら朝御飯に焼いたトーストをかじりながら、テレビのニュースに目を向ける。信じていないが、なにげなく見る占いや天気予報で降水確率を確認する。面倒だなぁと思いながら服を着替えたり、仕事の準備をする。
さぁ、今日も仕事に向かおう
いつも通りにやってくる朝に安堵し、
毎日を元気にささやかな幸福を感じて生きられる事に感謝して、これからも今みたいな平穏な日常が続く事を願って…
行ってきます!
テーマ:平穏な日々
毎日同じ時間をおくる日々
何もすることなく時間だけが過ぎていく
音楽を聴いたりテレビを見たり
時にはキミと電話したり
お互い仕事で時間が合わずすれ違ってばかり
そんな日常を繰り返しながら毎日を過ごす
キミに会いたくてキミに触れたくて
どうしようもない気持ちに押しつぶされながら
いつもと変わらない日々をおくる
キミに会えたときの喜びを忘れないために
#ポエム
夜中や明け方は、ついついイヤなことばかり考えてしまう時間帯ではある
でも、この頃は、少なくとも朝までは誰にも邪魔されることもなければ、何かが起こることもない平穏な時間なんだって思うようにしている
眠るまでの間も、途中で目が覚めてしまったときも、自作の小説の登場人物たちを頭の中で動かしたりして、なるべく悪いことは考えないように努力するのが日常
『海鳴り』
悲しい夜が来たら
嬉しい朝が来るのか
昨日とは違う
新しい今日が
平穏な日々とは限らない
いつも続くとは限らない
明日は明日
今日は今日
昨日を乗り越えたら
新しい壁が立ちはだかる
けれど
進むしかないのだ
亡骸を踏み越えて
平穏な日常があれば、苦しむことなんてない。
だから私は平穏な日常が欲しい。
#『平穏な日常』
No.65
平穏な日常には、「育む可能性」が、たくさんある。
平穏に慣れ、平穏に飽きて、平穏が吹っ飛ぶまで、平穏というものが尊いことを忘れてしまいがち。
平穏が支えてくれるもののなかに、「選択肢の幅広さ」がある。生きたいように生きるには、いくつもの選択肢を持つには、平穏というベースが必要なのだ。内戦地域や、貧困飢餓が席巻している場所では、豊かな選択肢だとか自分を育む可能性に手を伸ばすスペースなんか望めない。
まあ、一方では「平穏な場所だからできる悪い所業」に余念のない界隈もあるのは確かだ。「鳩のように穏やかに、蛇のように聡くあれ」と、かつてイエスが言ってたらしいが、これは実際役に立つ考えだろう。のらりくらりと、詐欺師をスルーできそうだ。
平穏は大切な状態なのだ。飽きて「取りこぼす」のはもったいない。存分に享受し、自分の生きたいように、より一層、“自分自身”であれるように、「平穏というスペース」を使わなくちゃ。
最近、他の人の仕事を引き継いだので
しばらくやって来ないであろう
私の平穏な日常
平穏な日常
母と父と弟と俺と、4人で仲良く楽しく
暮らしてる日々がちゃんと続きますように
さっき父が弟を寝かしつけてる時に心臓が痛いって
言ってた。
今母が面倒を見てる。
頼むから、この平穏よ、壊れんといてくれ
死ぬのは80後半にしとけって、
今日は雨だった。でも悲しかった。忘れられないよ
本当にごめん笑顔でいるって決めたのに.....
田んぼ、川、盃、田んぼ、茶釜、馬ノ目
「暇だねえ」
蛙、川、茶釜、田んぼ、川、盃
「まあ、暇が一番でしょ」
田んぼ、田んぼ、川、盃、田んぼ、茶が……
「あっ」
「あっ」
「あーあ、やっちゃった」
「もー。だぁれ、輪廻切ったの」
釜割れ、杯砕け、崩田、血河、荒馬、蛙毒、
「人間ってば、争い事が好きねえ」
「また運命ほどくとこから再開じゃん、めんど」
<平穏な日常>
「何で鳩?」
「先輩から借りてきた」
白く柔らかな羽毛は本物のようで、
加えた葉付きの枝がどこかコミカルで、
割れた硝子目が妙に不気味だった。
「手品の種だって」
「そんなの飄々と人に預けて良いの?」
「先輩が渡してきたから良いんじゃない?」
ビーズ入れから青球を二つ、
「黒じゃないの?」
「指定入った」
割れと罅入りの黒硝子を外して、てきぱき縫い付け、
「はいおわっ……おお?」
「どうし、て、ええー…」
修復された筈の鳩の縫いぐるみは、机の上でちょんと自立し、そうして翼を広げ窓から飛び立って行った。
「手品の種……?」
「いや普通に綿の感触したよ……?」
先輩からの返事は『付喪神って知ってる?』の
一言だけだった。
<愛と平和>
「やぁ、元気してたかい」
「元気に見えるなら目が腐ってるな」
じゃらり鳴る鎖の拘束、無骨な鉄柵の向こう。
強い眼差しが爛と刺さる。
「早く吐いてくれれば出してあげられるのにさぁ。
強情って言っても程度があるでしょうよ」
「知らんと言ってる」
「『君が知っている』ことを僕が知ってる」
「………」
「だんまりはいい加減飽きたよ?」
蹴り付けた金属音が不快に鳴り喚く。
肩を揺らすことも、視線を外すこともなく。
「……今日中」
蹴り付ける。そんなことで柵も錠も壊れはしないのに。
「明日になったら、聞いてあげられるのは
晩餐のリクエストだけだよ」
「……は、そりゃいい」
一度だけ空気を食んだ唇は、当然弧を描いていた。
「お前の五月蝿い舌でシチューでも作ってくれ」
「それは、」
「お前らのとこじゃあ人食いは地獄行きだったな」
「……そうだね」
そしてそれは、貴方の所では愛の証明だった。
憧れるよな、と月の下で笑っていた貴方を、
その手の暖かさを惜しんだことを。
貴方の元に居ることを、日常にしたかったことを。
「考えておくよ」
「じゃさっさと行けよ。忙しいんだろお偉いさん?」
端から手に入れることの出来ない幸福を踏み潰して。
「……じゃあね『リーダー』」
「クソ喰らえよ『新人』」
<過ぎ去った日々>
当たり前なわけじゃない
その日常が覆されることもある
当たり前の日常は当たり前じゃない
明日死ぬかもしれないって思ったら1日1日を大切にしなきゃいけないし好きなもの食べて好きな事やらなきゃだね。
そして、大好きな人たちに愛を伝えようね
平穏な日常____
2024.03.11
平穏な日常。
お腹を壊してトイレにこもる夜。終わるといつもより静かな充実感があるのだ。
いつものように朝がやって来る。
目を擦りながら眠たい顔で
おはようと挨拶を交わす。
朝食を美味しく食べる。
日々は繰り返す。
この平穏の毎日こそに
感謝の気持ちを馳せる。
題「平穏な日常」
平穏な日常
言葉だけを受け取ると、理想的な暮し方だと思う。
ただ、果たして幸せなのかとも考える。
辛いこと、楽しいこと、悲しいこと、嬉しいこと。
それらが混ざり合って、生きていることを実感するのではないだろうか?
喜寿を超えたら、平穏な日常は大歓迎だが、それまでは強くしなやかに生きて、生を実感していきたい。
無事に一日を終えて
あーやれやれとベッドに入ると
猫が4匹やってきて私を囲み
みんな一緒に眠りにつきます。
『平穏な日常』