『平穏な日常』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「平穏な日常」
目が覚めて、< あーあ、今日はなんもやる気がでない、朝から疲れた >
っていう朝。私にもよくある。
そういう時 無理して起きて、頑張んなくていいんだよ。
疲れたって思うことは頑張った証拠なんだから。
なにもできない日が続いたっていい。
ゆっくり休んで、また歩けるようになったら、ゆっくり歩き出せばいい。
平穏な日常
フラッシュバックからなんとなく開放され
やっと平穏な日常を取り戻しつつある
でもまだまだ不安で仕方ない
道ですれ違ったら?とか色々考えると
下を向いてただまっすぐ足早に歩くしかできない
裏切りとかってこんなにもしんどいことなんだね
ホントに早く平穏な日常を取り戻りたい
それはなにげない朝
窓からみえる青々とした緑
頬にあたる陽の光
読まれるのを待つ積読本
いつものチーズトースト
おはようと言う相手のいる朝
ぼんやりした脳内に
まぼろしのなような朝が流れる
いまには今の日常があり
今にはいまのしあわせがある
あらゆることを経験し尽くしたような
気もするし
全くなにも知らないような気もする
楽しく生ききるには長すぎて
生きるために生きる日々を思ってこわい。
#平穏な日常
お気に入りの布団で起きて
いつもの飲み物飲んで
身支度を整えて
見慣れた外に出かける
今日は少し遠くまで行ってみようか
平穏な日常
何もない日々が続くと何かしたくなる
平穏な日々なんて、所詮望まないんだろ
元嫁は、浮気し籍をはずしてくれと言う。
その当時僕は、蕎麦屋を経営していた。
結婚、開業、息子の誕生、盆と正月が一緒に来たようだった。
40超えてからの子供、嬉しくて、溺愛した。元嫁をないがしろにしたとは、その時は、思ってなかった。
だが、元嫁の顔から笑顔が、消えていくのを感じていた。
いや、元嫁に対して、笑顔が、消えていったのは、僕自身かもしれない。
元嫁の父におんぶに抱っこで、蕎麦屋を開業してもらったので、離婚が、決まると店も廃業することにした。
毎日、毎日
バカ野郎、このやろうーって思いながら、ビールを呑んでいた。そんな毎日、ある日とてつもなく胃が痛くなった。
あまりの痛さにもうこんなことやめようと、バカ野郎、このやろうーって思うのを止めた。
すると不思議なことに胃の痛みは、消えた。
だからと言って、その当時は、元嫁への恨みが消えた訳ではなかった。
開店から、ほぼ毎日来てくれてた、お客さんからは、
君は、開業した頃は、菩薩顔してたのに今は、犯罪者顔だなぁ。
と、言われた。
あれから、15年は、たったかしらん。
ずっと、愛について考えている。
お気に入りの紅茶を飲む。食事をする。小説や漫画を読む。音楽を聴く。
こういう毎日同じように繰り返される生活にも、それぞれの穏やかな時間がある。
そんな日常の中にこそ幸せは集まっていくのだろうなって。
思えるような丁寧な暮らしが出来ればいいのですけど。今はちょっと心の余裕がなくて。
誰か本当に性能の良い空気清浄機をくれないかなぁ。
〝平穏な日常〟
朝起きて当たり前に言う
おはようも
何気なく食べる暖かなご飯の前に言う
いただきますやごちそうさまも
ふとすれ違いざまに言う
こんにちはやこんばんはも
また明日を告げるため寝る前に言う
おやすみも
平穏な日常があるからこそ
伝えられるもので
平穏な日常が当たり前じゃないことを
知るからこそ
大切だと気付かされるものだ
だから明日もまた何気ない挨拶を
口に出す
『平穏な日常』
それは、いつも人を見ている時に感じます。
早朝。電車の中で、イヤホンをして寝ている女子高生や、駅周りを犬と散歩しているお爺さん。
笑い合っている大学生たち、幼児と親、小学生たち。
一軒家の二階、窓から見える部屋の天井、動く影。
リアルではなくて、バーチャルでも
動画の生配信のコメント欄や、オンラインゲームで協力する人達の動き。全て画面の向こうに人がいます。それを思うと、何故かとてもこの生活が愛おしいような気になるのです。
だから、私はぼうっと人を見るのが好きです。
平穏を感じるから。私にとって、人と人との繋がりこそ毎日にある常なのです。
両親と遊園地に行く日々。
部活動でクタクタになる日々。
受験に向けて日々勉強する日々。
課題とバイトに明け暮れる日々。
同じ電車に乗って会社に行く日々。
歳を経る度に日々は変わっていくけれど。
意外にその日々を今この瞬間に自覚する事はない。
思い返してみると、「ああ意外と大学生らしかったな」とか「高校生の時は輝いていたな」とか思うのだ。時間が経てばその日々は過ぎていく。
だがある時、強制的に平穏な日々を失う時が来る。
地震大国であり、島国である日本。多くの災害に見舞われ、不幸にも命を落とし、大切な誰かが、あるいは自身が犠牲に合う。
江戸時代か、いやそれ以前から幾度となく災害に合い、しかしその度に挫けずに生き長らえてきた屈強な種族だ。
12年という時を経て。
再び日本人は前を向く。
「平穏な日々」
いつもと変わらない風景
変わらない自分
そして、日々変わってく現代社会
これが普通で、なにも問題などない世間
平穏に暮らしていく自分
退屈に塗れた世界
あぁ
いつからかな
僕の作り上げていた物語が
破れていったのは
意志のなかった僕の視界に
光が差したのは
痛くて眩しくて息が切れる
温かいようで冷たい君の存在
そうだ、これが僕のあるべき日常なのかもしれない。
ああ、神様。私の平穏な日々はいつ戻ってくるのでしょう。
「あっ、スズコ! あの食べ物はなんだ、うまいのか?」
お前はなにを言っているんだと突っ込まれそうですが、今、私は異世界から来たと主張して譲らない男性約一名の観光案内をさせられています。
見た目は日本人というか地球人と変わらないし、日本語も通じるのに、いわゆる常識が通じないのです。
「あれはハンバーガーと言ってですね、まあ、ボリュームあって食べ応えあります。おいしいです」
「ふーん、よくわからないがお前がそう言うならそうなんだろう! よし、買いに行くぞ」
「ええっ、さっきカツ丼食べてたのに!?」
「言っただろう、我々はお前たちより胃袋が何倍も大きいのだと!」
いや、そろそろお金が!
という訴えをする前に、彼はずんずんとお店に向かって行ってしまう。
本当に意味がわからない。仕事が終わり、へろへろになりながら自宅のあるマンションの自動ドアをくぐろうとした瞬間、スポットライトみたいな光が突然生まれ、目を開けたら彼が立っていた。
『おお、お前が私の案内係を務めてくれるのだな? 私はディルという者だ。よろしく頼むぞ!』
一方的によろしくされてしまっただけでなく、衣食住も提供する羽目になった。そのぶんのお金は定期的にディルからもらえているが、異世界の人間ならいつどうやって換金しているのか、謎だ。
『ただで泊まらせてもらうわけにはいかないからな。そこはきっちり弁えているさ』
まあ、変態、犯罪にあたる行為はまったくされていないしされる気配もないし、でかい弟ができたと思える空気ではあるのだが。
「ふー、本当に迫力満点だったな……さすがの私も満腹になってしまったぞ」
「そ、それはよかったですね」
バーガー類すべてを注文していれば、そりゃあ苦しくもなる。店員みんなにたいそう驚かれて、死ぬほど恥ずかしかった。
ようやく帰宅できそうだ。今日も、肉体精神ともに疲弊しまくった。明日仕事だなんて信じられない。
「……あの。ディルさんはその、いつまでこちらにいらっしゃるんで?」
元の生活に戻りたい。その願望が自然と溢れてしまったのだろう。
彼は銀色の瞳をわずかに見開いて、無言で私を見つめた。そんなはずはないのに、心の中を覗かれているようで心地悪い。
「すまない、具体的な日取りはまだ決まっていないのだ。我が国の人間は皆のんびりしているからな」
決まっていない――明らかな失望でいっぱいのはずが、複雑な気分に戸惑う。この非現実的な毎日から早く解放されたいのは確かなのに、変。
「スズコに苦労をかけているのは重々承知している。だがもう少し、このディルに付き合ってくれまいか」
いつでも自信に溢れた表情をしているディルが、どこか悲しそうにこちらを見下ろす。しまった、そんなにだだ漏れていたか。
「大丈夫です。そりゃ最初は大変ばかりでしたけど、楽しくないわけでもないので」
半分嘘で半分本音だった。普段ならスルーするようなものにもディルは興味を示して、それが新たな発見に繋がったりもしている。
「そうか、スズコは優しいな。本当にありがとう」
見慣れているはずの笑顔がなぜか眩しすぎて、痛い。
平穏な日々が戻ってくるよう願う気持ちは、本当。
でもこのもやもやとした感情はいったいなんだろう。
お題:平穏な日常
私たちはこの"平穏な日常"に慣れ過ぎている。これが当たり前だと勘違いしていると思う。
これが別の時代なら、別の国なら、別の生き物なら一時が万事かもしれない。
私たちよりも短い時間しか与えられていないはずなのに、たくましい生命力を発揮するのは何故なのか。
きっと限られた今が常に全力だからだ。
自らのアイデンティティをこの世界に刻むために。
自ら遺した新しい生命を守るために。
自らを取り巻く環境を維持・発展させるために。
そしてこの"平穏な日常"を脅かす者たちに立ち向かうために。
"平穏"は怠慢ではない。
"平穏"は遺してくれた宝物。
"平穏"なうちから、研ぎ澄まそう。
なぜなら私たちも彼らと同じ、生命体なのだから。
平穏な日常。
そう思えることが。
しあわせ。
大きな過ちを
許されることの無い 罪を
犯す
しんしんと 雪が降り
薄く 僕の背を覆う
暖かい日常の裏側で
正義という名の 盾を掲げ
繋がれた操り紐を 断ち切った
お題【平穏な日常】
タイトル【解放】
つむじのてっぺんから擦れていくかんじ、わたしは日々をそれらしく生きていくことで
身体いっぱいに息を溜め込んで声をあげることも忘れた、自分をいつわるというのは自分自身を痛めつけることよりももっと遠くで鋭利になる、
ずれている、と言われることは気掛かりでわたしは押し殺す、
「平穏な日常」
あなたと過ごした日々は
いつの間にか終わってた
ずっと変わらないと思ってたのにな
これからまた
あなたのいない日々を
「変わらない日常」だと思って過ごすのかな
いやだ
そんなのそんなの全然楽しくないよ
かけがえのない日々がいつまでも続くように
そう願いながら今日も戦ってる
平穏な日常を価値あるものだって分かるのは
いつだって困難に立ち向かい
感謝できる者なんだ
【平穏な日常】
「早く起きなさーい」
お母さんの声
「起きてる〜起きてるから〜」
私の声
「おはよう
早くしないと学校遅れるわよ」
私へのお母さんからのいつもの言葉
「わかってるよ〜
あ!今日はケーキもある!」
「そうだぞ〜今日は誕生日だからな」
お父さんの声
「やったぁ!頂きまーす!」
「ほらあなたも娘の映像ばっかり撮ってたら仕事遅れるわよ」
「ほんとだもうこんな時間だ
そろそろ行かないとな」
「帰ってきたらプレゼント渡すからな
いい子にして待ってろよ」
そこで映像は途切れた
「ただいま〜」
誰も返事をしない
そういえば誕生日プレゼントは何を渡してくれる予定だったの?
仏壇に飾られている2つの写真立てにいるお母さんとお父さんに問う
「夢か」
「朝よ〜早く起きなさーい」
「起きてる〜起きてるから〜」
私の平穏な1日はいつもここから始まる