『平穏な日常』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
人の言う心という器官が支障を来たした。何かがつっかえたように苦しいのだ。痛いわけでも、何らかの問題を来たした訳では無い。
ただ何となく、
死にたいと思考の底が答えを弾いていた。
平穏な日常とは何だろう
快適に満たされ変化のない日々だろうか
その日々が失われることは不幸だろうか
もし
病を得ても消沈せず静かに生き
年輪を味わいながらゆっくりと老い
死を人生のあたりまえの一部として受けとる
変化変転を厭わず眺められるような
そんな気持ちで過ごせたなら
それはとても穏やかな日々
穏やかな人生
「平穏な日常」
#42
病気や事故にあわず、普通に仕事に行けて、
人とのトラブルも、さして無く、
(人間なので、多少思うことは誰にでもある
けれど)、そういうのを平穏と言うのであれば、
私の日常は平穏だ。
人間らしい生活を送れている事は幸せな事だ。
多少の悩みはあるけれど、それでも、毎日を
無事に過ごせている。
喜怒哀楽のある生活は、とても大切なものだ。
小さなことではあるけれど、最近はまた、
スマホゲームを探していたりする。
気に入るゲームを探すのは面白い。
こんな楽しみも良いものだ、と思っている。
「平穏な日常」
すくい上げる端から美談になっていく
綺麗な言葉で修飾されていく
折り重なった記憶が
もうとまだの間で
どこにも行けないで
、から、
止まる/留まる
何もかもここで
これからの、無い、場所で、
生きた、 い 。
平穏な日常
健康であり、思うことが自由にできること
平穏な日常
何事もなく
ただ息をしてる
それだけで
幸せと
呼べるのかもしれない
テーマ:平穏な日常 #119
ーーピピピピッ、ピピピピッ
目覚まし時計がなっている…。起きないと…。
私は目を閉じたまま手探りで目覚まし時計を探す。
うーん…? どこ…?
しかし、いくら探しても目覚まし時計がない。
「もー……」
私は仕方がなく目を開く。
その途端、私の平穏な日常に終止符が打たれた。
「え…。なにこれ…」
眼の前に広がった光景に目を疑う。
まだ、夢の中にいるのではないか。
いや、そうであってほしい。
私の平穏な日常を返して…。
平穏な日常
私は平穏な日常を送るために日々頑張っている。
何かしら刺激は欲しいとは思う。
その気持ちもわかる。
かつてはそう思ってたこともある。
変なことも色々したよ正直。
裏切られたりDV受けたり
最低限の支払いが出来なかったり
死にそうになりながらもがいて。
人生切り替えて日々何も望まず
とどのつまり
平穏な日々を毎日迎えることの喜びを知ったんだな。
もう人生も後半だけどね!
僕たちは、『あれ』から目を逸らして生きている。
『あれ』を直視すると不安でしょうがなくなってしまうから。
「ミサイルだ!」
「水素爆弾だ!」
「銃声が聞こえる!」
「『敵』だ!!!!!!!!!」
「今にも殺されるかもしれない!!」
平穏な日常は『悲惨な現実の叫び』から目を背けることで存在する。
平穏は『恐怖』や『擾乱』があるからこそ存在している。
僕らは『あれ』をじっと見つめ、持たなくてはならない。
平穏でなくなる勇気を。
心から平和を願う当事者になる勇気を。
テーマ『平穏な日常』
退屈で死ぬ人種がいる。僕もその一人だ。
周囲のには真面目だとか、優等生だとか言われてる。
けれど本心は、毎日吐きそうなくらいに憂鬱で
いっそ消えてしまいたいくらいの虚無感でいっぱいだった。
10の並んだ通知表さえ持っていけば、親は僕の行動に口を出さない。
さっさと課題を終わらせ、僕は自分の部屋にある大型モニターの前に座る。
今日は何をしようか。この前出た新作映画を見る?
それともFPSでバトルロワイヤル? ゲーム実況をするのもいいな。
モニターの向こう側は楽しい。
生徒というレッテルも無ければ、成績というものさしもない。
誰かの人生を覗いたり、共通の趣味で繋がれる誰かと出会える。
本当は、リアルでもありのままの僕を見てほしい。
けど、そんなことしたらきっと、周囲の大人たちはこう言うんだ
『期待外れだった』って。
真面目な子供は、真面目の範囲から出ると残念がられる
意味が分からない。
子供にも多面性があるということを、大人は忘れていないだろうか。
子供の頃の記憶をゴミ箱に捨てた奴らは、きっと頭の容量が足りないんだ。
僕だったら絶対に、自分が子供の頃に悲しかったことを、他の子供達にはやらないのに。
「……今日は、あの映画を見よう」
一人つぶやきながら、リモコンを操作して映画タイトルの画面を開く。
親に黙ってクレカで登録した、映画のサブスクリプションサービス。
僕なりの、ちょっとした復讐だった。
日常が壊れ、ピンチに陥る主人公を自分に重ねる。
今のこの時間だけ、僕は僕以外の誰かになれた。
他者の人生で食いつなぎながら、今日も退屈という死神から逃げおおせる。
これが僕の、平穏な日常。
なんにもなかったいつも通りの今日
よかったね幸せで
いつもと変わらず
友達や家族と笑い合う
何気ない瞬間を何よりも
大切にしていきたい
#平穏な日常
「平穏な日常」
いつしか崩れる"それ"は、
僕には必要ない。
平穏な日常
みんながみんな、平穏な暮らしをしていない…。
戦争・暴力・虐待・きょうだい児・被災者などと
平穏に生きたいと私たちは望んでるのに、
いつまでこんなつらい思いをしないといけないの?
(平穏な日常)
毎日早起きをして朝ご飯を食べて頑張りに行く。
帰ったらお風呂やご飯や色々して早く寝る。
そんな平穏な日常も送れず不規則な起床と就寝をして不健康な食事をしている。
頑張った事なんてない。
こんなに恵まれた環境なのになんでこんなに頑張れないのかやる気が無い怠けてるだけの最底辺の生命体。
平穏なのに馬鹿みたいな日常を過ごしてる。
もう過ごしたく無い。
お題《平穏な日常》
なんでもない日のなんでもない日常が、幸せだってこと――知ってるよ。
「平穏な日常」
ぼくが
いいこにしてれば
おとうさんは やさしい
おかあさんも ニコニコ
だから
うばわないで
ぼくの 平穏な日常を
君と話して、君と遊んで、君と笑う。
そんな日常があれば僕は、幸せなんだっていつ気づいてくれるんだ?
待ちに待った週末。
私はテーブルに置いてあるお弁当を前に、ごくりと喉を鳴らした。
デパートでやっていた北海道展で、とても美味しそうなお肉弁当を手に入れたのだ。
コップにお茶を注ぎ、蓋を開ける。
この瞬間を待っていたのだ。
「うわぁ、すごい」
中には柔らかそうなステーキ肉が米の上にぎっしりと敷き詰められている。
端には焼いたホタテまである。
「いただきます」
ステーキ肉を一切れ頬張れば、もう幸福感しかない。
「うわぁ、なんて柔らかいんだ。このホタテも美味しい。米も甘くて美味しいや」
いつもなら昼まで寝坊してゴロゴロと過ごす週末なのだが、そんな平穏な日常とはまた違った、少しだけ贅沢な時間を過ごすことができた。
「たまにはこんな贅沢もいいものだなぁ」
柔らかい肉を大切に噛み締めながら、ちょっと特別な週末が過ぎていった。