『巡り会えたら』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
巡り会えたら
(52作品目)
運命の人と、巡り会えたら。
幸せが待っているのだろうか?
それとも、
運命の人だと気づかずに、疎遠になるだろうか?
昔、大人気の”担任”がほかの学校に転任になった事がある。
その時、みんなはサインを貰っていたんだ。
でも私は、「きっとどこかで会えるだろう」と思って、何もしなかった。
巡り会える事は、できるのだろうか。
『”あの人”』と。『”あんな人”』と。
巡り会えたらいいな。
出来ることは、無いだろうが。
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名も知らぬ誰かへ
500も、『もっと読みたい』を
ありがとうございます
前回の作品『奇跡をもう一度』で500いいねを達成できました。
皆さん、ありがとうございます。
低頻度ですし、内容も薄っぺらいポエムみたいなものばかりですが。
承認欲求で始めたこのアプリ。
自己満足で始めたこのアプリ。
これからも使い続けたいなと思います。
このアプリに出会えて良かったです。
気分が落ち込んでいても、他の方の作品を見ることで少し落ち着きます。ありがとうございます。
さらに、私の作品に対するどこかの誰かの1いいねが、私の気分を上げてくれます
本当に、ありがとうございます!
※こちらのお話は二次創作になります。
私には少しだけ前世の記憶というものがある。
沢山の人に慕われて、戦場に出て、指示を出し
皆で帰って、暖かいご飯を食べて、幸せで、
でも、たまに血生臭くって、悲しくて。
ふと、気を緩めてしまった時に、大切な人が砕けて、
跡形もなく散ってしまった。間に合わなかった。
しかし、これはただの夢なのかもしれない。
妄想とか、創造記憶とかの部類かもしれないけど
もし、もしも今、この時代で巡り会えたのなら、
もう一度だけ、貴方の顔が見たい。
貴方に会いたい。
君にまた会えたら、
ごめんねって
ありがとうって
ちゃんと伝えたい。
君に会いたいなんて、
もうそんなこと叶うはずないけど、
心の中ではずっと一緒だから。
僕は忘れないから、
絶対忘れないから。
君がいたことは、
君が僕にくれたものは、
ちゃんと残ってるから。
ー巡り会えたら
巡り会えたら
再び巡り会えたら…
何度も頭でシュミレーション
再び巡り会えたら
世界で一番幸せに出来るのに
ねえ見て、この青いソーダ水
幸せそうでしょ?
再び巡り会えたら
こんなふうにしてあげる
#巡り会えたら
キミに出会えた喜びは
何年経っても消えはしない
キミを失くした悲しみも
何年過ぎても消えなかった
どんなカタチだろうと
キミはきっと運命の人
だから何年、何百年経って
姿カタチが変わっていても
きっとわかるはず
きっと引き寄せられるはず…
いつか巡り会えたら
初めて会ったその時でさえ
とても懐かしく感じるはず…
巡り合えたら
私はまた
貴方に恋をする
巡り合えたら
巡り会えたら、運命の相手に出会えるなんて、甘っちょろい幻想だ。そんな都合のいい出会いなど存在しない。人生はそんなに単純じゃない。
"巡り会えたら"という考えは、運命の糸に身を任せる弱者の発想だ。出会いは自ら掴み取るもの。待っていても、理想の相手は降って湧いてこない。受動的に運命に身を任せるのではなく、能動的に行動し、出会いの確率を高める努力をすべきだ。
運命の相手との出会いは、奇跡でも運命でもなく、綿密な戦略と努力の賜物だ。自分を磨き、出会いの場に積極的に足を運び、相手を惹きつける魅力を身につける。その積み重ねが、真の出会いへと繋がる。
"巡り会えたら"と安易に考えることは、自らの成長を止める行為だ。出会いは偶然ではなく、必然だ。努力し、行動し、出会いを掴み取る。それが、真の強者の生き方だ。
運命の出会いなどという幻想に惑わされるな。出会いは、自らの手で切り拓くもの。その覚悟と行動力が、真の愛を見つける鍵となる。
帰り道
同じ年齢くらいの男の人と出会う
その人は落し物を拾ってくれた
優しくて、でも何か顔に見覚えがある
誰なんだろ
聞きたくても聞けなかった。
また巡り会えたら名前聞いてみよう
【巡り会えたら】ね。
運命の人と巡り会えたら、それでいいと思っていた。
それが地獄の入り口になるなんて。
記憶をなくす位のダメージ。
それが私の運命なのか。
ずっと大切な子がいる
同性で誰よりも私の理解者で
一番喧嘩して一番笑い合った子
もう関わることはないけれど
もしもまた巡り会えたら
お互い幸せになれたよって笑えたらいいな
今でもずっと変わらずに大切だよ
だけどもう届かない
だから私は誰よりも幸せになる
もう優しさを見失わないように
いつかあの子に会えた時胸を張って笑えるように
そうして私自身のために
巡り会えたら、私は、貴方に許しをこうでしょう
貴方に、もう一度、
もう一度だけ、貴方に口付けを
だから、後悔をまた、
ほろ苦い味を感じさせてよ。
ねぇ。
「巡り会えたら」とかけまして
「新しく学校ができました」と解きます。
その心は「邂逅/開校」します。
巡り会えたら
再びねるねるねるねを
練りたいのだ。
久しぶりに故郷に帰ってきた。帰ってこれた、が正しい表現かもしれない。
マーシャは幼少期、養父母と初めて顔を合わせたその数時間後に、乗っていた馬車を盗賊に襲われ、養父母は殺され、自分はどこかに攫われた。攫われた自分はそのまま人買いに売られ、彼女が最終的に行き着いたのは人使いの荒い豪農の家だった。
容貌がすっかり変わってしまうほどの生活を送っていたが、因果応報なのか豪農は強盗に襲われて全滅してしまった。自分も強盗に追われて、逃げ惑っていたところを通りすがりの旅人に助けてもらった。
恩人はマーシャの話を聞き、言った。自分は故郷を滅ぼした魔導師を追う旅の途中だが、その途中で君の故郷を通ることもあるかもしれない。それでよければ共に来ないか、と。
願ってもないことだ。マーシャは二つ返事で頷いた。今の自分には故郷に戻る手段がない。そもそも故郷がどこにあったかわからない。旅の道中に出没する魔物を倒す力も、そもそもの路銀もない。何もなかったからだ。
そして、恩人の旅に同行してあちこちを巡る中、ようやくマーシャは自分の故郷――育った場所が、ニルヴァーナ修道院であったことを突き止めた。折しも、その修道院がある大陸で魔導師を目撃したとの噂を耳にしたので、渡りに船とばかりにやって来たのだった。
修道院の門の前で、マーシャは何度か深呼吸をした。
(彼は……わたしのこと憶えていてくれてるかな……)
ずっと連絡をしてなかった薄情者だと思われているかもしれない。緊張で手が震えてくる。
門の前でぐずぐずする彼女を見かねた仲間が、彼女の背中を押して、門の中へと入れる。激励の言葉を受けて、意を決して彼女は中へと足を踏み入れる。
聖堂の中で祈りを捧げ、外に出ようとしたときに、マーシャは誰かに名前を呼ばれて振り返った。そこには目的の人物が訝しげに彼女を見つめている。
「……マルス?」
恐る恐るマーシャがその名を口にすると、彼は頷いた。マーシャは体が震えてきた。何かのきっかけで涙が決壊してしまうかもしれない。
彼はゆっくりとこちらへと近づいてくる。彼はマーシャの真正面に立つと、彼女の手を取り、強く握り締めた。そして、彼は穏やかな笑みを浮かべると言った。
「また会えて、言葉では表せないほど嬉しいよ、マーシャ。君が生きてくれていてよかった」
もう駄目だった。マーシャの両目から涙の粒がぽろぽろとこぼれ落ちる。
「わっ……わたしも、嬉しいです……っ」
そう言いながら、しゃくり上げる彼女を彼は強く強く抱きしめる。彼の温かな胸の中で、マーシャはずっと泣いていた。
それはずっと昔の記憶。生まれる何百年も前の記憶。
僕が生まれた国の王女の生誕祭で行われたパレードで見かけた王女が忘れられなかった。まだ幼い顔をしていたが、凛としていて力強さの感じる美しい顔をしていた。
だが、当然一般市民であった僕は二度と彼女の顔を拝めないまま生涯を終えた。
そして、生まれ変わった僕は彼女のことが忘れられずに、面影を探していた。だから、クラスで好きな人のタイプを訊かれるといつも「プライドが高くて、強い人」と答えていた。誰からも共感は得られなかったが、それでも諦められなかった。
面影を探し続けてさらに数年。僕は大学に進学した。その時は突然訪れた。
入学式が終わり、各学部の講義室へ移動しようとしたところでその面影を見つけた。衝動に駆られるまま、彼女の腕を掴んでしまった。
「触んな!」
素早く振り払われたが、怒りに満ちたその表情がこの上なく僕を興奮させた。彼女があの王女なのかはわからない。
だが、その顔はどこからどう見てもあの時の王女そのものだった。
やっと巡り会えたのだ。何度、巡り会えたらと考えてきたのだろう。同じ立場で生まれたこの時代を逃すわけにはいかない。なんと声をかけようか。
「ごめんね。タイプだったからつい声を掛けようとしたんだけど、初めてのことだったから焦りが出ちゃった」
「なにそれ、気持ち悪い」
口から出たのはナンパのようなセリフだった。
仕事探しと恋は同じだと思った
どきどきするような憧れの仕事をしてみたいけれど、
きっと心を落ち着けて長く付き合えるのは
安心感のある仕事なんだろう
#巡り会えたら
巡り会えたら (10.4)
違う
…かもしれない。
もう一口スプーンを運んでため息と共に飲み込む。やはり、ずっと探している味ではない気がする。とはいえきっと味覚も変わっているはずで、実は正解かもしれなかった。
「でも、もっと甘くて固かった気がするのよ…」
プリンアラモード。幼い頃に一度味わったそれは、ふふふと笑っているように細かく揺れていて。缶詰フルーツと生クリームが負けるくらいに甘くて。ちょっとざらっと私の舌を撫でていったのだ。
「作り直しますか」
突然降ってきたセリフは、疑問というより宣言だった。私と同い年くらいの青年はそのプライドを刺激されたのか、きゅっと形のいい眉を寄せている。
「わ、えっと、お願いします」
結局3回も作らせちゃった…
申し訳なさでいっぱいになりながら、つんとプリンをつつく。一口、すくおうとして険しい視線と目が合う。
「あの、どうしてここまでしてくれるんですか?」
「貴女の笑顔が見たくなったから」
な、と固まる。
ざらりと舌に乗ったプリンは、これまでで1番甘かった。
20231003【巡り会えたら】
いちどは 偶然
にどは 奇遇 次を数える
さんどめは 『巡り会えたら』
いよは 必然に
※短歌モドキ
【巡り会えたら】
腕の中で冷たくなっていくあなたを感じている。
さっきまでの熱が嘘のように、冷えていくの感じる。
どれだけ健全に生きていようが、
生きとし生けるものには必ず死は訪れる。
当然それはあなたにも。
そもそもあなたにとって、
この人生は幸せだったのだろうか?
あなたの求めていた幸せって
こんなものだったのだろうか?
聞いても返答などできないあなたの口を閉じる。
光や色をもう感じることの出来ない目を閉じる。
そっと頬に手を添えて、美しいその顔に口付けをする。
そして、最後の最後にあなたの耳に囁いた。
「次こそ、正しく巡り会って幸せになろうね。」
巡り会えたら
何十億という人間がいる中で、君しかいないって思える人に巡り会えたら
人生はどんなに豊かで、輝いたものになるのだろうか