『届かぬ想い』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
届かぬ想い
届かないから
私の想いは
どうしたって無理だから
どんなに手をのばしても
もう無理だから
ずっとずっと忘れないよ
大好きだよ
あなたが幸せそうに笑うたび、その笑顔を独り占めしたくなるの。
あなたが恋人を作るたび、嫉妬で気が狂いそうになるの。
あぁ、これは、届かぬ想い。
‐届かぬ想い‐
♯37
あなたのことがずっと嫌いだった。
いつでも明るくて、みんなの人気者なあなたが嫌い。
少し抜けたフリして同情を買うところも、
親に心配かけまいとバイトばっかりしてるところも、
全部全部大っ嫌い。
そんなこと言ったって、
あなたは困ったように笑うだけ。
私の思いはきっと今日も届かない。
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「ねえ、」
『小説同好会』と記された部屋で、二人の人間が向かい合って座っている。
片方の男はスマートフォンを弄りながら、
もう片方の女は作文用紙で顔を仰ぎながら。
女は先程の声掛けに反応しない男に溜息を付きながら言った。
「この…何……?」
男は女の方に視線を向けて言った。
「憎悪から来る愛もあるよなって。」
【届かぬ想い】
中々人に想いは届かない。
言葉にしても届かないことは沢山ある。
それがどのような想いでも。
人はそれぞれ違う生き物で考え方も捉え方も違って当たり前なのだ。
だけど、それでも届く想いもある。
届く想いもあるが、届かない想いのほうが多い。
私の想いも届かない。
努力が足りないのかもしれない。
どれだけ頑張れば想いは届くのか。
生きている限り続くだろう。
”届かぬ想い“
僕達はいつも笑っていたね
一緒にばかやって
一緒にはしゃいで
一緒に騒いで
楽しかったあの時代
ばかやる事も
はしゃぐ事も
騒ぐ事も少なくなって
それぞれ大人になって行ったね
君と一緒にいたあの時代が
ときどき僕の胸をざわつかせる
ただ一緒に笑っているだけで
幸せだったこの届かぬ想いを
まだ間に合うならば
いつか届けに行ってもいいかな?
“好きでした”じゃなくて
”今でも好きです“の言葉を
届かぬ想い
届いても
想いは届かない
想いは誰かのモノで
君の想いではない
だから届かない
届けたい先に
まず別の想いがある
思い通りになっても
それは君のモノではない
届かなくても
伝えようとする
その姿勢が重要では
想いを判定する
これは他人で
自分ではないから
届いたとしても
あなたには決めれない
どんなに想っても
想った場所に
その想いが有って
何処かには行かない
相手にあるモノを
相手に想うなら
君のは届かないけど
相手に伝わると思うよ
届かぬ思い。
伝えたかった
伝え方が分からなかった
伝わらなかった
伝わってほしかった
ごめんね。
今まで好きだったよ。
これからも好きだよ。
届かぬ思い
懐かしい気持ちになる。
あのときは歯痒くて この気持ち伝わればいいのにって思ってた。
だけど今は 無理に伝えなくてもよかったのかなって思えるようになった。
仕事の都合上、二度と会えなくなった相手とのツーショットを今でも未練がましく眺めている君。
君がそうやって恋に敗れる姿を、僕はいつも傍で見てきた。
相手が酷い偏見持ちのストーカーだった時も、自分に自信が持てなくて代わりのロボを造ったら暴走して乗っ取られそうになった挙句振られた時も。
もうさ、諦めて僕にしなよ。確かに馬が合わない時もあるし、君の何かが欠けた言葉を上手く理解出来なくて喧嘩になるかもしれない、けどさ。
けど僕なら、君の傍にずっと居られる。
……そう言ったが最後、この心地いい居場所は永遠に失われるから、絶対に言える訳が無いのだけれど。
届かぬ想い
言いたい、伝えたい、でも伝えられない。
どうすればいいのかな。
「えーと……」
形になりそうでならなくて。
「あ、昨日ね〜」
結局何もなかったようにしてしまう。
もう、今すぐじゃなくていい。
だからいつか届いて、
この届かぬ想い。
300字小説
届いた想い
間に合うて良かった。
主が家を出るときは心配したもんじゃ。
離れて暮らせば主は吾を忘れる。責めてはおらん。新しい土地の新しい生活に心を費やされ、忘れてしまうのは人として致し方ないことじゃからの。
じゃが、想いが届かねば、吾の加護も届かぬ。主は心が疲弊すると悪運を呼び込んでしまうからの、それはもう心配した。
……しかし、本当にいざという時に主は吾を想い出してくれた。それで良い。最後の最後で吾にすがってくれれば助けられる。
じゃあの、身体に気を付けて息災にな。吾はいつも主を想うておるぞ。
事故に遭い、目覚めたときは病院の病室にいた。ふと実家の匂いが鼻をくすぐる。
「……お母さん、帰ったら神棚にお供えをあげてね」
お題「届かぬ想い」
届かぬ想い
本当は話したい
本当は仲間に入りたい
でも怖い
いつも、誰かが声をかけてくれるの待ってる
それじゃダメなんだって分かってる
でも、人が怖いんだ
ちゃんとここにいるのに
まるで透明人間になったみたい
なんで、こんなに人が怖いんだろう
対人恐怖症なんて
いらない
みんなが羨ましい
普通に話して、笑って
届けることのできない想いを
ずっと心に閉じ込めたまま
いつか、誰かに伝えられたら
そのとき、変わることができるのかな
自分より年上の人を好きになった
でも過去に年上の人に裏切られて年上の人を信じるのが怖かった
今でもちゃんと好きって伝えられない
届かぬ想い
君は素敵なアイドル
一撃で僕のハートを撃ち抜いた
僕はいつも君のことを見ていて
君のことばかり考えている
みんな推しに会いたいって言うけれど
僕はそうは思わない
遠くから君を見てるだけで十分なんだ
君に見られるなんて贅沢すぎるもの
君が好き
いつだって応援してる
この想いが君に届くことはないけれど
僕は君に幸せをもらっているんだ
「一緒に帰る?」
「なんで?」
"君が好き"
単純で明快な気持ちなのに
どうしてこんなにも
届け難いの?
#届かぬ想い
「ごめんな」
そっか、俺って男だもんな....おかしいよな。
恋愛って難しい........初めて人を好きになれたのに、
俺の初めてが届かぬ思いとなって終わってしまった。
“届かぬ思い“
#柚原くんの一目惚れ (BL)
Side:Shu Yuzuhara
入学式の日、桜吹雪に包まれている同級生の横顔に恋をした。初めての一目惚れだった。
でもすぐにそいつには彼女がいると分かって、俺はおそらく俺の人生史上最速の失恋を経験した。
悲しいというより、むしろ間接的にフラレるまでが速すぎて呆然としている。
体感だと記録は約5分。RTAかよ。
「うは〜…間接的にフラレるのもなかなかキッツいのな…」
好きすぎてどうにかなりそうな一歩手前で止まってよかった、と思うことにしよう。そうしよう。
そう強がる俺の頬に、涙代わりの花弁がひらり。
【お題:届かぬ想い】
◾︎今回のおはなしに出てきた人◾︎
・柚原 愁 (ゆずはら しゅう) 高1
届かぬ想いは本当にあると思う?
私はそうは思わない。
言わなければ届かないのは確かかもしれないけれど、想いを秘めて秘めて…そしたら、それが念と形を変えて相手に届いてしまうのかもしれない。
それは自分が望んだものではなく、無自覚にそうさせてしまったことで、相手の心身に影響があったら?
それは果たして届かぬ想いであるだろうか。
どうせ叶わないのであれば、口に出してみてごらん
叶わないものほど念が負のものになってしまっては、その想いが可哀想じゃない?
どうせなら相手に伝えてみて、自分でけじめをつけた方がいい
相手がその想いを受け止めてくれるだけでも、それは昇華されるから。
今日が終わればもう届かないかもしれない
ずっと隣にいると思っていたのにいつのまにか私たちは違う道を歩もうとしている
もしかしたらこれからも変わらないかもしれない
私たちの関係に新しい名前をつけるのが怖い
やらなかった後悔よりやった後悔のほうがいいと言う言葉があるが
それは結果論だと思う
だから今日まで先延ばしにしてしまった
そして今日もこの想いを届けることはないだろう
未来の私はどう思っているのだろうか
この想いは今日が終わってしまったら届かなくなってしまうのだろうか
私は弱い
「無償の愛」
世の中には、子供を愛せない母親達が存在する。
彼女達も、また、母親達からの愛情を貰えなかったらしい。
この負のループを断ち切る事が、私の宿命なのだと思い込むようになっていた。
母は年老いた今も尚、自己中心的で甘え上手のままだ。
私の母への届かぬ想いは宙ぶらりんのまま、母との別れが来るのだと思うと虚しい…
母は言った、「今迄の事は水に流して仲良くしようね」と。
その言葉は、とても軽くて私の心には何も響かない。
お母さん、私は貴女の子供で、子供が母親を慕う気持ちは無償の愛なんだよ。
もしも、次に生まれ変わる事が有るのなら、私は、貴女の母親になって、ギューッと抱き締めて上げたい。