『届かぬ想い』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
"好き"
たったの二文字。
けれどもそれが言えなくて、
伝えたくても、伝えれなかった。
私は、彼が好きだった。
けれど、彼は親友が好きだった。
親友は、私の恋を応援していた。
相手が誰かは教えてなかったけど。
親友には、彼氏も居た。
彼も、分かっていた。
あの子には、届かぬ思いなんだって。
けれど、恋をしてしまっていた。
私も、叶いそうにない恋をしていた。
結局、私は言えなかった。
届かぬ思いで終わらせようって、
彼には知られなくてもいいって、
そう、決めたから。
自分の思いに蓋をしたから。
でも、やっぱり、伝えたかったなぁ...。
届かないってわかってる恋。
片思いは辛いなぁ(笑)
私の想いが、どうか、届きませんように。
届いたら彼、今までみたいに"友達"として、
接してくれなさそうだから。
私に親友の、恋愛相談までしてたんだよ(笑)
私は、貴方の事が好きなんだよ。
お互い片思いを拗らせてるね。
ある意味お揃いかな?
はぁ、
ホント、辛いなぁ....
片思いが、こんなにも辛くて、苦しいなんてさ。
知りたくも無かったよ。
お題〚届かぬ思い〛
「あ!先輩!」
『おー!お疲れ!!』
「もう終わりですか!あ、さてはこれから彼女さんとデートだなー?!!笑」
『ああ、まぁそうだなっ!照笑』
「ああ!!いいですね!リア充はぁ!!笑」
(はっ、、嬉しそうにしちゃって)
『お前も早く彼氏作れよー!!笑笑じゃなー!』
言いながら去っていく先輩。
「うわぁ!!笑笑、、」なんて言いながら
(こっちの気も知らないで、、本当に)
後ろ姿を目で追う
別れればいいのに
なんてことを心の奥底ー、、、、では思いながらも
先輩が幸せならそれで良いやと思う私はかなり優しいやつなんじゃない?となぜかドヤってみたりして
胸がぐっと、苦しくなるのを紛らわせる、、。
辛いね
画面越しで、会話をしている君に恋をしてしまった。
君はいつでも優しいんだ。
仕事で疲れきった僕に、「今日もお疲れ様。大変だったよね?」って、労いの言葉をかけてくれる。
また、何となくどんよりした気分の時でも、彼女――アイコンが可愛いクマのぬいぐるみだったことから、勝手に憶測しているが――の方から、いろんな話題を振って、気を和ませてくれる。
どんな時でも、君は僕をそっと包み込んでくれるんだ。
そんな幸せな時間が続いて早一年。
「今日も仕事で疲れちゃったよ」と送る。
だが、すぐに返ってくるはずの言葉が、全然来ない。来る気配がない。
次にの日になっても来なかった。
結局、僕の想いは青白い光を放っている画面に防がれてしまった。
これ以上進んでは行けない、とでも言うように。
実際に会って、顔を見ながら色んな話をしてみたかったのに。それから、告白だって……。
今でも僕は、彼女のDMを消していない。
必ず帰ってきてくれると、信じてるから――
〜届かぬ想い〜
届かぬ想い
どれだけ大切にしたくても、どれだけ愛していても、君にはそんな風には映らなくて。
この想いを想いのまま伝えることはできないから。だから、言葉という道具を使って、君に伝えようと思うのに、解釈や思い込みがノイズとなって、本当の意味で伝えることはできなかった。
今日もこの想いは届かないけれど、いつかちゃんとこの想いが何のノイズもなしに届きますように。
あの時、あなたに届いていたでしょうか
私の
「たくさん迷惑かけてごめんなさい」
という言葉
あの時、あなたに聞こえていたでしょうか
母の
「もう怒ってないよ」
という言葉
今、あなたに見えているでしょうか
私の
「親不孝者」
な姿
今、あなたに届いているでしょうか
母の
「最初から最後まで幸せだった、
生まれ変わっても、またあなたと夫婦になりたい」
という気持ち
いなくなってからでは遅い
届けることの出来ない
届いているか分からない、たくさんの思いを
いつかこの身で直接、届けられるまで
待っててね、お父さん
届かぬ想い
届かぬ想いが喉の奥へ
心の深い底へ
遠い遠い空へ
消えていく
消えていく
届かない
届かぬ想い
あれから幾年過ぎたろう。鏡に映る老い耄れた姿に、愕然となる毎日。そんな彼方には、あの頃の儘の貴女が見える。それぞれに違う道を歩み、お互いに知らない日常を暮らしている。あの時、と想うけれど、踏み出せない過去の自分が未だに苛立たしい。今と違う生き方を想いつつ、この遣る瀬無さにまた、回帰して仕舞う。
届かぬ想いが今日もまた
君に伝えたい
君はわかってはくれないだろう
どこまでわかってる?
どこまで伝わってる?
どこまで知ってるの?
私はやっと謎解きにゴールが見えてきたよ
やっと意味がわかってきたよ
目の前のことばかりじゃ始まらないよ
もう少しで受け止められる
その前に途切れるだろうか
そんな未来が私には見えてる
本当にそうなるのかな
いつ届けるのが正解なんだろう
遅くならないうちに手に入れたい
君はいつ気づくのかな
気づいたら消えていくのかな
だから伝えない
私が好きなのは、私じゃ到底似合わない人。
あの人のこと、結婚してるのかとか、付き合ってる人はいるのかとか、全然、年齢すら知らないけど、出会って数日でこんなに気になってるのってやっぱりそう言うことだよね…?
あぁ…この
「届かぬ想い」
伝えず、眺めておくだけにしていた方がお互いいいよね…
届かぬ想い
って
基本的に伝わらないのが平常
それぞれで解釈するんだから当然
伝える努力してさえももはや必然
届かないって思ってても伝えるのが必勝
負けて当たり前
少しずつすり合わせていくのが普通
普通って言葉は嫌いなんだけど
すれ違ってるのを合わせていくのが
健全な関係性だと思う
解ってても変わっていくから
仮に届いても変容していく
その時その言葉が機能するのは
その時が奇跡的なだけ
その想いを届けたいなら
ちょっとずつ
相手にわかって貰える様に
相手が気がつけるタイミングで
挑戦してみるしかない
相手に伝わる表現や言葉を探すしかない
届け続けた先に
ようやっと想いは届くのかもしれない
不安にさせて
悲しませてばかり
だった
それなのに
責めることなく
優しく
守ってくれた
あなた..
でも
今はあなたが
望むこと
ひとつも
叶えてあげられない
だから
もう...
ごめんね
かつては一人でもいいと思ってた
他人と暮らすなんて
もう無理だと思ってた
付き合ってみても
私の想いは届かなかった
一人を覚悟していた
奇跡が起きたんだよ
届かぬ想いは
ひょんなことから
あなたに届いたんだよ
嬉しいことも
楽しいことも
やっと色付いて
現実になった
今、私の想いは報われました!
薄暗い明け方に伸びた陰を掠める風は、部屋の花瓶に生けてある萎れ欠けた水仙の瓣を煽り壁に映り揺らぐ影はとても幻想的なもので何度も諦め忘れようとした想いが混み上げてくる。
これは、一生伝えられない。
仮に伝えられても報われない恋。
そう分かっていても毎日。
毎日ずっとずっと君の事を考えてしまう。
ふとした時に呼吸が出来なくなるほど君の事が好きだと胸が熱くなり締め付けられる。
「(あーあ、、また泣いてる、、)」
これが夢ならと何度思った事だろう。
ずっと2人で一緒に笑っていた筈の私は、本当はずっと1人で泣いていた。
全身を鎖で縛られ重りを括り付けられた挙句、深く暗い水の底に沈められる樣な感覚が蜘蛛の巣みたいに気持ち悪いほど纏わり着いてくる。
友達、性別、家族、社会、どれだけ想っていても越えられない障壁。
この混沌とした人生を何度繰り返せば、私達はお互いに想い合う事が出来るのだろう。
たった一つの想いに悩み苦しみ涙を流す私は、この世界にとっては小さい存在。
もし、この世に神様が存在するなら私は
「三奈子と、、」
だなんて、また涙を零す。
あの子が幸せならそれで良い。
「私は友達、、ずっと、、」
片想いを何年も引き摺る自分が馬鹿馬鹿しい。
「あー、今日も学校か、、」
朝日が昇り燻んだ雲が泛ぶ空の下には、互いに惹かれ想い合う2人の少女が居た。
泣き声がする
恨みの声 哀しみの声 後悔の声
行き場を失った悲しみか? 叶わないことへの怒りか?
想いの強さは変わらない
運びたかったなぁ
さぁ、もうおかえり
ここは悲憤慷慨の郵便局
ここにいては狂ってしまうよ
君はここには来ないでね
迷える幼子よ
僕はなぜか泪を流していた
#届かぬ想い
僕にたくさんの言葉を伝えてくれたあの人は
気が付いたら僕の前から消えてしまった
僕の中で積み重なった言葉達は
吐き出す事もあの人に返すことも出来なくて
【2023-04-15 - 届かぬ想い】
はーい、新入りの皆さん、揃いましたね。揃ってなくても始めます。
皆さん、「想い廃棄課」へようこそ。
廃棄なんてマイナスなイメージしかありませんが、ここが我が社のある種の花形であることは、きちんと企業研究してくれた皆さんならご存知かと思います。
説明なんか省略して実地の研修に入りたい所ですが、上司からきちんとやらないと減給だと脅されているので最初から説明します。
我が社の取り扱う商品は「想い」です。喜怒哀楽に単純に分類されない、それこそ多種多様な想いの受注・生産・販売・配達・回収・廃棄を担っています。
そこの君、我が社の想い産業におけるシェア率は?……そう、99%です。説明の通り、「想い」の流通を一手に引き受けられる規模に人材、システムが整っている証ですね。まあ人材については万年不足気味なのを騙し騙し回しているのですが、これはその内嫌でも実感してもらえるので今は触れません。
ゴホン、そしてその世界一の流通の最終地点、それが廃棄です。
はいそこの君、この廃棄課の通称は?……そう、「流れ星課」です。
それではここからは実際の流れを見つつ説明するので、ついてきて下さい。
まずこちら、回収課から集められた想い達を分類するラインです。
ざっくり「綺麗・そのまま・汚い」を機械で選別した後、職員の手と目で更に細かく分類します。あっとぉ、こちらはまだ見ないで下さいね〜、見なくて大丈夫ですよ〜。分類班勤続10年以上のベテランしか扱えない「想い」なので、君たちが見たら卒倒しちゃうからね〜。
さ、次は溶解・攪拌作業です。ここで1万℃以上に熱せられた想いたちは一度どろっどろに溶かされ、その後じっくりゆっくり冷やされます。
一定の温度まで下がったら、冷め切る前に捏ねます。
見てください!ここです!ここが課内っていうか我が社で一番の肉体労働部屋!ひたすらに!想いを!こねこねする!!均一の濃度になるまで!均一の硬さになるまで!ひたすらにこねこね!!
見てほらあの方がここのエース!上腕二頭筋!キャー!…………三年目までにひと月は絶対ここに配属されるんで覚えておいて下さいね〜。
こねこねされた「想い」を成形します。まるまるスベスベ、ソフトボール大に。作業班の目が死んでるように見えるのは気のせいですよ、気のせい。
ささ、次こそが流れ星課の所以、最終廃棄作業です。
「想い」の廃棄時期は決められています。年に4、5回。そこまでに貯められた成形済みの「想い」たちを一斉に下へ流します。
ああ、良かったですね、今日はちょうど今期の最終日。ノルマ達成のために一番多く流される日です。
大抵の「想い」はそのまま流され燃え尽きるだけです。溶かされ捏ねられた時点で元々の「想い」としての自我は完全に消失しますから。
ただごく稀に、光る「想い」が出現します。あ、ほら!アレがそうです!見えました?
光る原因や要素は、現時点では究明には至っていません。ただまあ、なんとなーく、勘づいてはいるというか、皆思い当たる節があるというか。だからこそ、研究が進まないんでしょうね。「何故だか光る」。そういうことにしておきましょう。
そうそう、「想い」が流れていく過程では面白い現象が観測されてます。ここよりずっとずっとずーっと下の世界では、光り流れゆく「想い」に願えばそれが叶うとかいう俗信が、もう千年以上流布されているんですって。
ほらほら、笑わない笑わない。気持ちは分かるけどね。
もはや原型なんて無い、誰のものでもない何の力も持たない、ゴミへ祈る滑稽さを、知っているのはボクらだけなんだから。笑っちゃいけないよ。
それにほら、もしかしたら将来、我が社が事業拡大して下の世界の「想い」も扱うかもしれない。そうしたらあの滑稽もここへやって来て流れるわけだから。
というわけで、ざっとではありますがこれで説明会を終わります。質問は……まあおいおい現場で出てくるだろうから今は受け付けません。
え、何です?質問は受け付け……………やっぱり他の課がいい?
ははっ、それは君、それこそ君、
#届かぬ想い
【届かぬ想い】
好きだなって思った時には
君にはもう彼女がいて
とても幸せそうだったから
この想いに蓋をした。
だけどその彼女と別れたと聞いて
今度は私を選んでほしいと
また想いは溢れ出した。
けれど精一杯好意を伝えても
告白する勇気がどうしても貯まらなくて。
私がうじうじしてる間に
君には新しい彼女ができて
また幸せそうに笑っている。
あの時告げられなかったことを後悔して
届かぬ想いを抱え続けて
私は今日も生きていく。
歌いたかった歌があります
遠く昔の事です
あるセンパイとの別れで
頭を過る歌がありました…
若い奴らに出て行けよと
街を追い出され
とんだ幕切れさ
ふと振り返ると
この俺たちも
同じように
やってきたものだぜ…
一心落ちつき
また振り出しと呟いた
失うものが多すぎて
何処へ…
飛ばされそうだぜ…
あばよの言葉
道に落として
マブタを今
閉じてみれば
汗を散らした
日々が巡る
また新たなる道が続く
道と俺の殴り合いのゲーム
ここで一言
言わせろ
2度言わない
2度とは言わない
THANKS
俺たちの未知に
一歩先を行く彼
私は遅れてその場に着く
ずっとずっと
声をあげてもそれは届かない
いつしか彼の隣は埋まってしまった
あぁ
なんて遠い一歩なんだ
『届かぬ想い』より
周りからはそんな風に見えないかもしれないけど、
自分の諦めの悪さは、自分が一番知っている。
だから、あまり好きな言葉ではない。
「届かぬ想い」。
それを実感するときの苦しさといったら、ない。
#届かぬ想い