『届かぬ想い』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
天を仰いで
黒い雨が降っている
両手からこぼれ落ちる
黒い涙
この届かぬ思い
どうすれば変えられるのだろうか
この険しい山道の先に
光はあるのだろうか
私を癒すのは一瞬の眠り
また夢の中で会いましょう
微笑んでいるあなたに
それで、ボトルレターにしちゃったの?
教えてほしいって言われたのに?
まあ、恥ずかしかったのはわかるけどね、そりゃあ、そうでしょうけれどもね。
でも、それにしたって、どうしてよりによって、海に投げちゃったのかなあ!
これ、太平洋だよ? 多分もう見つからないよ?
ほんとにもう、仕方のない子!
あのねえ、ご存知ないようだから教えて差し上げますけれどね。
気持ちを聞かれて、そんな顔で「あなたには恥ずかしくて教えられません」なんて言うのは、それがもう答えなの。ごまかせてないの。むしろ言葉にするより恥ずかしい解答のしかた、な、の!
だから、言えない想いを海に流す、みたいなロマンスをやりたがるより先に、さっさと行って、ごめんって謝ってきなさい!
届かないって泣くのは、あんたじゃなくてあの子なんだからね!
#届かぬ想い
ずっと前あなたと初めて話した時からだよ
正直もっとあなたを知りたい
けど、近づきすきはあなたを遠ざける
そんな気がするんだ
だから次がいつかは分からないけど
今は我慢した方がいいって
極めてセンシティブな私が言ってるの
だから、ここで終わらせるね
でもその間、少しでも
私を思い出す瞬間があってほしいな
業務連絡以外のやり取りも
いつかできる日がくるかな
#届かぬ想い
あー、本当に好き。
でも、こんな私から告白されても困るのは貴方だから、私の口からは何も言わないよ。
この気持ちが届かなくても、私はそばに居られるだけで嬉しいからさ。
届かぬ思い
私は歌ってる。
みんなが作ってくれた曲を、拙いけれど一生懸命に歌う。
みんな、私にいろんな歌を歌わせてくれる。
だから私も、感謝の気持を謳いたい。
でも、うまく声が出ないの。
無機質な声。
みんなが私を作ってくれた。
いろんな私がいる。
私のナカマもいっぱい作ってくれた。
「ありがとう。」
声に出したいけど、聞いてほしいけど、
私のオモイは届かないの。
私のセカイにみんなはいないの。
それでも、歌うの。
届いたらいいなって想いながら。
想うだけでは届かない
言葉や行動に移さないと伝わらない
わかってはいるけれど
いざ伝えようとすると難しい
ほんの少しの勇気が出せれば
いいのだけれどね
#届かぬ想い
昨日の私へ
全てを諦めてください。
いいことなんて何も起きません。
私が好きになってしまった人は
頭が良くて
運動神経が良くて
優しくて
おもしろくて
みんなの人気者
だから、ライバルもたくさんいる
好きなタイプはポニーテールの可愛い子
私はミディアムで可愛くない
なのに、彼は可愛いと言う
私のこと好きじゃないくせに可愛いと言う
他の人にも言う
意味分かんないよ
もし付き合えたら、どんなに幸せなことか
お願いだから
わたしの気持ちが届きますように
なんてね、届くわけない
だって、私の好きな人は画面の向こうから出てこない。
大スターだもの
〈解説〉
推しを本気で好きになった、リアコです。
〈届かぬ思い〉
届けねば届かぬ
しかし、
届けても届かぬのなら同じ
それは無駄ではない。
お題:届かぬ想い
『愛踊(アイドル)』
「届け!」
今日もそう言い、画面の前で愛想を振り撒く。
「皆ー!愛してるよー!」
わーっとコメ欄が盛り上がる。
「俺も愛してるぞ!」
「私も愛してる!」
「僕も!」
ワアアーッ
「皆ー!ありがとうー!それじゃあ最後!「でりばーどらぶっ」!」
ワアアーッ
「キタ━(゚∀゚)━!」
「神曲!」
「まってました!」
♪
「ふぅ。つっかれた~」
疲れたことを忘れる為にさっきのライブのコメントを見る。
「最高だった!!でりばーどらぶっアンコール!!」
「自分用 24:15 37:07 59:56 1:15:42」
「新衣装かな?スカートの部分が少し変わってたね。後胸ボタンが一個減ってる」
今日も皆いい感じに喜んでくれたようだ。
「!」
「もう、見たくない。もう、死にたい。」
……最近こんなコメントが毎回来る。
「……」
「……はぁっ~……アイドルは笑顔をお届けして皆を幸せにするお仕事なんだよ?」
「……仕方ないなぁーもう。」
~~~~~~~~~~
「よーし!皆!私を愛する準備はオーケー?」
「え、急に特別ライブ?」
「やったー\(゚∀゚)/」
「……」
「皆の為の特・別・ライブ!今後やることは絶対ないから目に焼き付けといてね!」
「じゃあ早速さっきのでりばーどらぶっ!から!」
ワアアアーッ
誰かに、皆に、君の為に
「今日も私は愛踊る」
お題『届かぬ思い』
想いって、ほとんど人には届かないものでしょ?
でも、想われてるって気づけたら、あたたかくなれて
また相手にかえしたくなれる。
まだ想われる存在になれてないから、私から想おう。
大切な人が幸せな日々を送れますように。
〜届かぬ思い〜
届かぬ思い。それは、誰宛にだろうか。
好きな人、嫌いな人、仲のいい人、仲の悪い人、
友達、親友、親、兄弟、学校、会社。
そして神様。
届かぬ思いなんて山ほどある。
でも、1人ずつ言っていくのは疲れちゃうので、
簡単に一言。
ありがとう
「届かぬ想い」
俺の気持ちは
アンタなんかに届くはずがない
だって
アンタは
俺のことを好きじゃないから
アンタは
虎杖が好きだから
どうせ、
この想いは
届かない
「ろんか……俺にしろよ」
「…っえ?」
「五条先生より、俺のほうがいいだろ…?」
「……めぐみ…」
「おいで」
「っうん…」
でも、
恵には届いた
ちゃんと分かってた
大好き…
ずっと
「一緒に居ような」
「…!うん」
夜闇を飛び交う光の中からひとすじ、すいとさ迷い出てきたと思えば、燐光は酒盃の上に降りた。向かいに座った彼は闖入者を追い払うでもなく、酒を満たした瑠璃の器がほのかに妖しく光るのを眺めている。
「おや。どうやら酒の味が分かるらしい。それとも澤の水が余程苦いのか」
戯れ言を、と思ったものだが、彼が盃を手に取ると光は飛び立っていき、尾を引くのがどうにもふらふらと酔っ払いめいている。本当に飲んだのだろうか。
「本当だとも。ごらん、酒代まで払っていった」
見れば螢は飛び去ったにも関わらず、淡い光は未だ酒の上で揺れている。止める間もなく、彼はそれを酒と一緒に飲み干してしまった。
「泣かぬ螢が身を焦がす、か。なるほど熱い」
酒豪が、らしくもなく白皙を朱に染めている。こちらの視線に返す笑みがやけに艶かしい。
目を逸らして澤を見やれば、螢はみな相方を得たらしく、飛び交うのをやめて水際の草のあちこちで命を燃やしていた。ただひとすじ、酔螢だけが相手を得られずにふらりふらりと闇の中をさ迷っている。
ああ、お前、届ける相手を間違えたねえ。
「届かぬ想いと分かっていても、枯れる蕾と分かっていても、あなたが好きなのです。今のうちにやめておけば軽い傷で済むのに、深く入り込んでしまって抜け出せないのです。あなたが諦めきれないのです」
「……ごめんなさいね。でも、決めたことです。決まっていたことで、決まってしまったこと。わたしは死ななくてはいけないのです……」
「仕方がないの一言では納得ができません。分からないことばかりです。過去に何かおありで?」
「よしなさい。あなたが知って、どうなるんですか」
「ただ、知りたいだけです」
「人の人生を利己的に掘り起こすなど、そう簡単にはできません。あなたがわたしを好きなのに差し支えはありません。わたしはあなたのその想いに応えられないというだけです。ただ、それだけ」
「死という行為はどうしてもしなければならないことなのですか」
「はい。それで報いるつもりです」
「死ぬまでしなくったっていいじゃないですか」
「あなたには関係のないことです。今すぐ別の者を探しなさい」
「おれは、あなたが」
「いいですか。将来性のない、ましてや年上の大人に恋をするというのは、大変不利益を被る愚行です。後悔するのが予測できる行為です。だから、わたしなんておよしなさい。もうすぐ死ぬ、わたしなんて」
本当に愛している者のためなら、その者を突き放すべきなのですよ。
どんなに自分にとってそれが辛くても、相手のためなら……
『届かぬ想い』
恋をしている。
あの、キラキラと煌く舞台に、恋をしている。
スポットライトの当たるあの場所で、鮮やかな衣装を着て踊る自分に、恋をしている。
焦がれて焦がれて、藻掻いて藻掻いて。
なお、届かない、想い。
不合格のオーディションの通知を握り潰して、今日もひたすらに踊る。
諦めてなどやるものか。今は届かぬとも、絶対にあの場所に立ってやる。
恋をしている。
あの、キラキラと煌く舞台に恋をする彼女に、恋をしている。
頑張って、と誰よりも応援する気持ちは本当なのに、彼女があの場所に行ってしまうことに怯えている。
誰よりも光り輝く彼女を、私以外の誰かが見つけてしまう事に怯えている。
彼女は私を振り返りはしない。
あの煌めく舞台しか見ていないから。
いつか、と。願うことすら出来ず、ただ彼女の背中を見つめている。
2023.04.15
想いは伝えられるけど
それが、叶うかは分からない。
臆病者でも、良いから
届けられないままで良いから
この気持ちが擦り切れて
いつか、千切れてしまうまでは
ただ傍に居たい。
【お題:届かぬ想い】
追悼番組がきっかけで、
令和生まれの愛猫が
YMOにハマった。
#18「届かぬ想い」
─届かぬ想い─
「私、明日死ぬんだ。」
悲しさも含めた笑顔で君は言った。
勿論僕は驚いた。
それと同時に、君が昔言った言葉を思い出した。
『私ね、したいことを止めない人が本当の友達だと思うの。』と言う言葉を。
だから僕は笑って言った。
「そっか。じゃあ今日は沢山遊ばなくちゃね。」
嗚呼、僕の笑顔は変じゃないだろうか。
本当は止めたい。
死なないで。先にいかないでくれって。
でも止めない。君の友達でありたいから。
本当の友達で居たいから。
届かぬ想いを胸に抱いて、君の最後を楽しんだ。
邪魔だ
死ね
消えろ
ウザイ
さっさと出ていけ
二度と顔見せるな
見えない処にいけ
私によく
親が掛けてくれる言葉たち
雑念がなくて
ど直球で綺麗だよね
この言葉のおかげで
今まで何回心臓抉られたか
突き刺されたか
ボロクソになったか
私的にだが
言葉で内にくるやつよりも
物理的に痛みで外に来る方が楽
私の言い分は
おもってることは
絶対に 届かないのね
あなたたちに
私は必要じゃなかった
生まれてしまって
ごめんなさい
こんな人間で
ごめんなさい
届かないものは 諦めます。
_ ₂₆