『安心と不安』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
不安に包まれて生きていると、安寧が訪れるととてもしあわせを感じる。
だけどその安心は長くは続かない。
人生の波が襲ってきては翻弄して来る。そしてそれを乗り越えられて安心を手に入れる。かと思ったらまた波が押し寄せる。
その繰り返し。
平凡でいい。平和であってほしい、ずっと安心して過ごしたいと願っても、そんなこと敵わない。
私の不安をせせら笑いして不穏な波が飲み込んでいく。
不安と安心は紙一重のペアである。
『揺れている』
安心は恍惚と連れ立って暖かい方へ行ってしまった
心は萎み不安の粒が浮いている 僕の頭は揺れている
嬉しさ、悲しさ、さもしさ全部 頭の中で揺れている
貴女と居ると安心する。だけど同時に不安にもなるんだ。だって貴女が居て安心できる貴方と笑いあって安心できる貴方と話せて安心できるこんな日々にもいつか終わり来るのだろう?それは突然でどっちが先に居なくなるかわからない。貴方と一緒に居れなくなるのはそれくらい不安で貴方と一緒に居られるのはそれくらい安心できるんだ。
安心と不安
あなたの優しさに包まれる安心感
あなたといつか離れる不安
誰かに認められたくて、私は今日も「いい子」で居続ける。勉強も、運動も、家の手伝いも、学校での発表やリーダー活動。全部全部こなして、頑張ってる。
……周りからはいい子ちゃんぶってる、とかなんだか言われるけど別になんとも思わない。「いい子」で何が悪いの?僻み?あぁ、めんどくさい。
テストの時は特に親から勉強に力を入れなさいって言われる。私は毎日頑張って勉強する。親から期待されていられている安心が私に寄り添ってくれる。テストが終わったら解き直し。この時間がなんだか怖くって、努力がたりていなかったら、どうしよう。期待されなくなってしまったらどうしよう。
……なぁんて、全部全部怖く思えてどうしようもない不安に駆られる。
テストは褒めてもらえる。でも、失敗したらそこで終わり。期待される安心と期待されなくなってしまうかもしれない不安が入り交じる。そんなテストは、もう直前。
安心と不安
告白して振られちゃったらね
安心もないし、不安もないんだ
『安心と不安』
彼はとても優しい。
私を全部受け止めてくれる。
でも、彼は他の女の子にも優しいから、他の子と親しそうに話してるのを見ると不安になる。他の子に取られちゃうんじゃないかと思って。
そんなことない、彼は浮気なんてしない、と思っても、どうしても嫉妬してしまうし、不安な気持ちになる。
そんなときにふと、『どうしたの?』と声を掛けてくれる時がある。気に掛けてくれてる。嬉しい。
不安な気持ちが爆発して、抱き付いてしまったりする。そして、そんなときはいつも、背中を撫でて優しくしてくれる。
それがすごく、安心するんだ。やっぱりその優しさに絆されてしまう。
彼が私だけに優しい人だったらいいのにな、なんて、甘えたりして。
でもやっぱり、優しい人だから、好きなんだよね。
突然鳴り出す携帯に 聞きなれた人の声
午前2時 あれはそう 夏の終わりの月
冷たい雨がずっと 降ってたのを覚えてる
土砂降りの雨の中 君と待ち合わせて...
くだらない毎日の中で 夢ばかり見てた日々
美しいものだけを 集めようとしてた
開いた傷口の痛みに 気づかない様に生きてきた
何かから逃げる様に 快楽に溺れてた
オレンジ色の街灯が 寂しいけど好きだった
このまま何処か遠く 連れ去ってと願った
何処にも居場所が無かった あの頃の私には
君と居た時間が 幸せだったの
見えないモノに縋りつき 見えない事を恐れた
偽りのモノでさえ 美しいと思えてた
傷つく事にも慣れた 私を呼ぶ声がした
気づかない振りをして 現実から逃げた
オレンジ色の街灯が 寂しいけど好きだった
このまま何処か遠く 連れ去ってと願った
何処にも居場所が無かった あの頃の私には
君と居た時間が 幸せだったの
見上げた空が鳴いていた 隣に居る君に
気づかれぬ様に 泣いていた
車の中 寂しさだけ消えなくて...
僕の中で安心材料にしていいのは餅だけだった。生まれた時から餅が隣にいてくれた。歳をとっても数多くの餅を食べたのを覚えている。一日に2切れは必ず食べていた。それもいろんな食べ方を試した。僕の冒険心を受け入れてくれるのは餅だけだ。だが就職後は正月にすら食べなくなってしまった。そんなある日。餅をうっかり「みち」と噛んでしまった。
一瞬で僕の安心は消えた。餅に支えられていた均衡が今外れた。自分がどこにいるのか分からないことを思い出した。これから僕はどうなるんだ。ここにいて正しいのか。何も知らない、何もかも分からない。分からなくなった。
安心と不安
朝7時50分
おはよ〜とラインが来る
とても安心する
今日もおはよ〜ってラインがきて良かったと思う
仕事が終わる5時
お家に帰ってから毎日不安…
この人は何を思って私と接していてくれてるのだろう…
そしてまた明日の朝7時50分
安心する朝が来るといいな…
包む、貴方は安心する。
壊す、貴方は不安になる。
包んで壊してまた包んだら貴方はどうなるの?
あたたかい布団は
1日頑張ったね、とわたしを
抱きしめてくれる
安心に包まれる瞬間。
それでも、
また明日頑張らなきゃ、と不安がよぎる。
安心と不安が入り交じったわたしを
包んで今日とさようなら。
__安心と不安
ー安心と不安ー
ぼくは不安のほうが多い。
安心を、増やしていきたいな
安心と不安
月曜の朝から息子が腹痛を訴え学校を休むことになった。
子供がいくつになっても辛そうにする姿をみると何とかしてあげたい、代われるものなら代わってあげたいと思ってしまう。
かかりつけの病院に受診した結果、胃腸炎でしょうとの診断。少しほっとした反面、これから悪くなったら?酷くなったりしないのかとずっときにしてしまう。「看護師さんが親だから大丈夫だね、安心だ」なんて言われたことがあるがそんなことはない。
なにか見逃していないか?きちんと観察できているのか?ここまでくるともう医療者関 係者であることが全く生かされず、逆に悪い方悪い方へ作用し始めるのだ。様々な症例をみてきたからこそ常に最悪の事態を想定してしまう。あとやたらとネット検索するのだ。
こうなるともう悪い連鎖だ。常に息子を観察し何度も声をかける。そのうち「あーうるさい。」と息子が呆れるのも当然である。逆の立場ならとっくにキレるよ。
今回は2日で改善し、息子はケロッとして登校…
なんだかなぁ…どっと疲れました。
この悪い連鎖の癖、何とかしないとなぁ
安心と不安
安心と不安は
北風と太陽のようなものだ
不安なとき
それは心の天気が悪いとき
不安が増せば増すほど
強烈に北風が吹き荒ぶ
人のこころは
そんな天気の方が多いのかも知れない
だけど
時に心が晴れやかになる時もある
家族と一緒にいられる安心
大切なパートナーと一緒にいられる安心
仕事がうまく行って安心
普通の生活が送れる安心
安心とは太陽のような存在なのだろう
そんな晴れの日が1日でも多ければ
人は幸せなんじゃないかな
#安心と不安
ふかふかの布団を鼻先で感じる
飛び出た足を引っ込める
/ 安心と不安
『安心と不安』
安心と不安
個々に起きてる時は
雪のようにしづまり
安心と不安
同時に起きた時は
炎のように燃え盛る
大切な人が何事もなく
目の前で笑った時
安心し不安は消え
怒りが残り
火がつく
厄介な感情
「きみがいるから安心できるよ」
「あは、じゃあ私は君がいなくなったらと考えたら不安だよ」
そう、友人に言うと笑われた。
なにそれ、へんなのー、と。
光があるから闇がある、なんて昔の人はよく言ったものだ。この子はまだ、何も知らない。知らないふりをしているだけかもしれない。誰も他人の心なんて分からないから、安心できるし不安にもなる。
この世の中が、全て対比で出来ているのなら、せめて今は、どうかこの幸せに浸らせてくれ。
2023/01/25
お題「安心と不安」
君が隣にいると思う気持ち
君が隣にいないと思う気持ち
君が笑っていると思う気持ち
君が怒っていると思う気持ち
君が僕を見てると思う気持ち
君がほかの人を見てると思う気持ち
君のひとつひとつで僕は揺れ動く
心地良さと苦しさをくれる君へ
【安心と不安】
テーマ:不安と安心
内定を貰うために,
僕は頑張っていた
張り詰める緊張を
忘れるために,
水晶を買ったし
安心して眠れる
ようにアロマ
キャンドルを
買った。
そして僕は幸運に
なる壺を買った。
これで大丈夫だ。
僕は受かる。
『…ねえ,それ
意味ないよ』
時にはそんなこと
も言われるけど
その時はしらん顔
をする。
だって,僕の努力
も知らずそんな事
を言える人達を
相手にする筋合い
はない。
そして当日。
朝はアロマキャン
ドルのセラピーに
安心できた
だから大丈夫だ。
『ぁっ…ぼ、ぼくが
この会社に勤めたい
と思った理由は…』
『えっと…あ……
それは…』
『…ぁ、そんな、
そんなことはない
です…ぼくは…』
「不合格です」
『ちょっと!あんた
この請求書はなん
なのよ!』
『お前みたいなやつ
がいるから…』
『なんでニートして
いきてんの?』