『子猫』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
昔から猫が好きだ。
某TV番組を観ていると、たくさんの猫が出て、思わず顔がほころんでしまう。
そう言えば、成猫が多く出てくる。子猫はあまり見ない。
見るのは、譲渡会の様子が映った時だ。
成猫も好きだけれど、子猫ってなんて可愛いんだろう。小さくて、頼りなく歩いて、ニャーニャー鳴いて、こっちも顔がほころんでしまう。
もし飼ったら、嬉しさのあまり、その後ろをしょっちゅうついていくかも知れない。そして「しつこい」とばかりに、その小さな手で、ペシッと叩かれてしまうかも。いいなぁ、猫のいる生活って。
「子猫」
お題 子猫
可愛らしい女性の事を子猫ちゃんと言う人はもういないだろう。だって気持ち悪いじゃないか。なにが「子猫ちゃ〜ん」だ。吐き気がする。
本来の子猫のような愛くるしい女性とは、ただ単に愛想を振りまくのではなく、細やかな配慮をごく自然と出来る人だ。
皆から愛されキャラになるには、普段からの姿勢が大事だ。一長一短には出来やしない。
そんな子猫のような女性になるにはなかなか難しいが、せめて相手に配慮が出来るようになりたい。
子どもかつ猫である
可愛いの象徴的な概念の組み合わせ
とても可愛いものを見るといつも
可愛さという力の強さと怖さを感じる
子猫に対して人は可愛がっているようで
可愛がらされているようにも見える
能動・受動をあやふやにする力
可愛さにはその両義性がある
16.子猫🐈⬛
あのまん丸い
大きな黒目
見つめられると
キュンとする
小さなか細い声
ニャーニャー
鳴き声を聞くと
大丈夫だよっ
こっちおいで
車のボンネット
丸まって寝てる
こんな所で!
面白いね
あったかいんだね
子猫の瞳も
子犬の瞳も
赤ちゃんの瞳も
真っ直ぐ素直に
見つめられると
守ってあげたいな
大切にしたいな
真っ直ぐで
素直な瞳と気持ちを
目の前の人に
向けてみようか私も
猫が居た。
子猫を連れているようだった。
最近汚れたような感じだったから
捨て猫だとわかった。
かわいい。
そう思ったと同時に家に入れたくないとも思った。
色んな金を持っているかもしれないし
お世話なんてしたこともないから。
それでも見てしまったからには
命を見捨てることは出来なくて
私は家に入れてしまった。
お風呂場で猫を洗ってしっかり乾かして
必要なものを買いに行って
いつの間にか大人猫も子猫も寝ていた。
その姿が可愛くて思わず写真を撮った。
育てるの初心者だけどこれからよろしくね。
─────『子猫』
野良猫の家族が家にエサを求めにくる
その中に灰色と白の混ざった懐っこい子猫がいた
いたずらっ子で家の網戸を登ったりしてた
見てるこっちが怖いからすぐに辞めさせる
すると今度は可愛い声でニャーニャー鳴く
可愛すぎるから叱れないよな笑
そんな子猫もすくすく育って大人になった
大きくなってもいたずらっ子で元気な君
知らないうちに来なくなっていた
今度はいつ来てくれるの?
足元に擦り寄ってくる君をまた撫でたいな
君が来ないとなんだか寂しいし落ち着かないな
野良猫だからフラって帰ってくるかな
いつでも待ってるからいつでも来てね
また元気に君の声を聞きたい
いたずらっ子で懐っこい君に会えて良かった
ありがとう
そして、またね
【子猫】11月16日
捨て猫の僕。そんな僕を拾ってくれたのは春になりかけた陽射しが暖かい、そんな日だった。
右足を怪我してた僕を手当して直してくれた。この人は誰だろう。ご飯もくれるようになった。ちょっと足を滑らせたりすると心配してくれるんだ。どんどん足を滑らせたくなるぐらいに、(笑) そんぐらい優しい人ってこと!
わからない、僕が寂しかっただけかもしれないけどね。ただかまってほしかっただけかも、!
でも僕そろそろお空にいっちゃうんだよね
どこか隙をみて窓からでも出なきゃな、。
By 猫
捨て猫を拾った。まだ風邪は冷たいけど陽射しは暖かい春の日だった。この猫、右足を怪我している。直してあげようと思ってちょっと不器用な私なりに頑張った。でも元気がなさそう、ご飯、あげてみようかな!どんどん食べてくれるのが嬉しくてついつい可愛がってしまう。ただの野良猫だったはずなのに。この子はよく足を滑らせて落っこちたり、落っこちたりしそうになる。心配でしょうがない、私がずっと傍で見て居てあげたい。でもここ最近ベランダの近くがお気に入りなのかな?もう冬だし私は寒くてコタツからでられないから近くに行けないんだけど(笑) また春が来る。次の春も一緒に遊んだりしよーね。寂しいからずっと隣にいてね。
By 私
#6
「おいで。かわいいかわいい子猫ちゃん」
歯の浮くような台詞。
普通、素面だったら絶対に言えない。いや、素面じゃなくても言わない。ナンパ男だってそんなこと言うような奴はいない。
我ながら気持ち悪いなと思う。
でも、思わず出てしまった。それだけかわいいと思っているし、傍に来てほしい。
いや、君を形容するのには、かわいいという言葉だけじゃ足りない。宇宙一素敵で、何よりも大切な君。
手を伸ばす。君に触れ、頭を優しく撫でる。
すると、君はゴロゴロと喉を鳴らしながら、僕の膝の上に乗ってきた。
はー……かわいい……!
最近やって来たうちの子猫は超かわいい。いや、大きくなっても間違いなくかわいい。世界一、宇宙一だ。うちの猫かわいー!!
『子猫』
倉庫の中で、子猫の鳴き声が聞こえた
産まれて間もないのだろう
目の開いてない三匹の子猫がいた
ダンボールの中で「ニャーニャー」鳴いてる
辺りを見回すが親猫はいない
三匹の猫はそれでも鳴く
離れた場所で少し待っていると親猫が帰ってきた
どうやら引っ越しのようだ
倉庫の中で飼われては困るので助かった
残った二匹はまだ鳴いている
親猫を待っているのだろう
とっても健気に鳴いている
小さな命がこの先も生きていられるのだろうか
きっと私には考えつかない未来なのだろう
最後の一匹も引っ越した
シャッターをしっかり締めた。
かくれてる。
ふるえてる。
目は開いている?
鳴いている。
後ずさりする。
小さいのにシャーって怒ってる。
ころがって、
ひっかいて、
飛びついて、
足元にすりよって、
また転がってる。
かわいくて
いとおしくて
どうしていいかわからない。
差し出した手を嗅いで爪を立てたりして。
そんなきみが、たまらなくかわいい。
子猫ってずるい、子猫ってずるい。
『カンブリアの揺かごで』
きたる氷河期 仔猫を拾った 今は水曜日?日曜日?
体感では月曜日 最早、曜日なんて時間なんて あの子を愛でたら時間は溶ける 暗闇も明るみも詰め込んだ 不可思議なギフトがここにある
#子猫
私の手に収まる
小さな子猫
私の心に抑える
大きな化け猫
【子猫】
「子猫ちゃん♡」
なんて恋人を呼んだ日には、俺はきっと口をきいてもらえなくなる。
猫嫌いな恋人。
口をきいてもらえないのはイヤだから、「子猫みたい…可愛い…スッゲェ可愛い…」というデレデレしたアホみたいな感想は、あくまでも胸の中で収めている。
今朝も恋人はふわふわしたパジャマ姿(ルームウェアつーの?)で、陽だまりの窓際の椅子にちょこんと座ってコーヒーを飲んでいる。
明るい髪が柔らかな光にきらめいて、ほんとに可愛い。
可愛すぎてたまらない。
“可愛い…子猫みたい…可愛い…”
アホな感想を抱きながら恋人の姿を眺めていると、恋人は「何?」と不審そう。
「あー、今日もいい天気だなって思ってた」
得意の人畜無害な笑顔で誤魔化した俺に、恋人は「なんか、誤魔化してる」とひと睨み。
俺の子猫ちゃんは、本当に可愛い♡
「寒い」
マフラーに顔を半分埋めて
雪の降る帰路に着く
「にゃぁ、ぅ、」
「…?」
道の端をよく見ると、真っ白の子猫がいた
それは、雪の中、小さく凍えていた
私は早くそれを拾い、
マフラーに包み持ち帰った
雪の日に拾った子猫
_「あの日は大変だったね
うちに来てくれてありがとう、ゆき」
#子猫
【子猫】
インターホンに呼び出されて玄関のドアを開ければ、土砂降りの雨の中に立ち尽くす君の腕の中に、一匹の子猫が横たわっていた。
「どうしたの、それ」
「っ……道路に、倒れてて……」
雨音にかき消されそうなほどに掠れた声。よく見れば君の頬は腫れていて、唇の端に血が滲んでいる。どうやらまた理不尽な暴力に晒されたらしい。それなのに自分の傷には構うことなく、君は腕に抱いた子猫の身を案じていた。
……もう、死んでいる。一瞥しただけでそれはわかったし、たぶん君だって理解してはいるのだろう。それでも私を頼ってきた君のその必死さが、いじらしくてたまらなかった。
「入って。手当てするから」
おままごとのように死んだ猫の傷に包帯を巻いて、君が満足したら亡骸は地面に埋めてやろう。
(良かったね、優しい人に見つけてもらえて)
私が死んでも、君は同じように悼んでくれるだろうか。或いは君が死んだ時、こんな風に君の死を本気で悼んでくれる人はこの世界にいるのだろうか。そんな馬鹿げたことを考えながら、私は君の腕の中に眠る幸福な子猫の冷たい頭を撫でた。
#55 子猫
私の前を横切った黒く
美しい彼は、きっと私を幸せにしてくれる
2023/11/17
親に運ばれなければ
段差を飛び越えることができない
成長したら軽々しく高い壁を飛び越えて
ほんとにすごいと思う
だって僕なんて
越えられない壁には手を出さない
僕にはできないからってさ。
全部諦めて
やる気も出ないし
授業だって聞かないし
塾だって
塾っていう空間が嫌で
苦痛
分からない勉強は誰にも聞けないし
答えみて写すだけ
そーゆー人
これから
親を見て学んで立派に成長して
子供を育てる
すごいな
見習わないといけないね
子猫を見て思った
【子猫】#82
殺してやる、とかさぁ思ったことない?
一度や二度あるでしょ?
ないなんて言わせないよ。
こんな自分で終わらせられちゃう道が
真隣にある社会で生きてるのにね。
本題戻るけど、殺しちゃえば良い。
でもバレたら君の負けだよ。
捕まったら何もかもおしまいだから。
君が殺されたってことになる。
バレない殺し方教えてあげようか?
うん、うん。
それはね、
信頼してるところをコロッとするんだ。
信頼してるやつに殺したいとか思わんやろ?
だからそこを突く。
あ、あと一番バレないのは
意外と射殺らしいよ。
触ったところアルコールで拭いとくの
忘れないでね。
何躊躇ってるの?
やればいいじゃん。
ね?
あ、え、銃持って何してるの?
ふーん、信じちゃったんだ。
あからさまなのに?
まぁ、良いよ。
まだ君は子猫ちゃんなんだから。
僕からは殺さないでおくね。
【子猫】
その小ささと
その瞳と
その暖かさと
その鳴き声と
その垣間見せる
色々な感情と仕草
誰に似てるんだろう、誰だっけなぁ
「ま、いっか」
そういえば
「吾輩は猫である」の名前の無かった猫は
お酒を呑んで亡くなったんだっけ
――吾輩は死ぬ。死んで此太平を得る。
太平は死ななければ得られぬ。
南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏。有難い、有難い――
と、思って鳴いて溺れたんだっけ
猫目線で書いた夏目先生は猫になれたのかな
若しくは猫だったのかもなぁ
あら、気付けば
強気で弱気な瞳を持ってして、
私の様子見している可愛い子猫さん
見透かすのが上手
空気を読むのが上手
人を喜ばすのが上手
機嫌の塩梅が上手
心を猫じゃらしでくすぐられる様な
心を見透かしてる様な瞳の子猫さん
―何を見ているか何を考えてるのか分からないよね―
人は見える物しか信じないから伝わらないけど
君が見てるものを私は分からないけど、
「私は君のその嗅覚や五感を信じるよ、大丈夫よ」
嗚呼、いつからか、私はこの瞳を持って、
五感を持ってして見事に生きて
「南無阿弥陀仏」
何かに溺れて、きっと、私も、どこかの誰かも、
あの作品の猫の様にいつかは亡くなるんだ
「君は私みたいね、ん? 私が君みたいなのか、
失礼、あはは」
――気付かない振りも上手ね――
猫は返事の代わりに「ニャァオ」と鳴いた
私は応えの代わりに馬鹿みたいに笑った
ワインの瓶を抱えながら
一緒にマタタビ如何?と君を呼ぶ
AM:4:37の日常の中に閃き
何かが開花、否、解禁宣言されたある夜のお話
「にゃりがたい、にゃりがたい、だね、ふふ」
――塵芥――
――忘れよう
私の事は、もう――
――塵芥――
5時25分 仔猫…
仔猫が目覚める時間…
窓の外の仔猫…
窓の下に仔猫…
8時前に出勤する仔猫…
自転車でダッシュする仔猫…
遅刻しそうでダッシュする仔猫…
黒いジャケットの仔猫…
冬の朝に額に汗する仔猫…
慌てん坊の仔猫…
今日も頑張れ仔猫…!
いってらっしゃい!仔猫…!