『子供の頃は』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「またあしたね!」「ばいばーい」
お決まりの台詞を交わしながら夕焼けを背負い、今日も夜ご飯と家族が待つ所へと帰ってゆく。
鼻腔をくすぐるいい匂い。今日の夜ご飯はなんだろうな、なんて考えながらトントン、と聞こえる料理の音を聞いていた。
ごはん食べたら宿題やらなくちゃ、今日はこのアニメの日だ、などと慌ただしく、けれど毎日がキラキラしていた。明日を待ち遠しく思いながら眠りにつく。
子供の頃は
子供の頃は
すでに背が高くて
【後ろから前習え】は
だいたい一番後ろにいたなぁ。
子供の頃は
公園で
自分の家が何畳で
いくつあるって
書いてたのは
私だけじゃないはず?
子供の頃の引っ越しで
在所に住んでたら
小学校が目の前で
ブロック塀を
ぴょんとひとっ飛び。
子供の頃は
誰よりも
無敵。
10年後、20年後に
色んな人と出会った自分が
あの頃は______
って思い出すんだろうな
人の心は簡単に変わるものだから
信じるには信頼と覚悟がいる
子供の頃は
って
今もまだ子供だと思う
子供の頃は、漠然と大工になりたいって思っていた
そこに行き着くまでの過程なんてなんにも考えずに
そもそも何故大工だったかというとものすごく安直なのだが
私の地元では新築の基礎が出来上がる段階あたりで一つのイベントがあった
屋根部分に大工がのぼり、そこから餅やら小銭やらを撒くというものだ
子供の頃はお金や餅をもらえることもそうだが、屋根の上で撒く大工がカッコよく見えた
だから小学生高学年までの私の夢は「大工さん」だった…
自分が高所恐怖症だと知るのはその2、3年後だ。
子供の頃は、いつも周りの大人の顔色を伺っていたと思う。子供なりにどんな行動、どんな言葉がその人を喜ばせるのか、逆に怒らせるのか一生懸命考えていて、間違ってしまうととても怖かった。
あの頃の私へ。あれから10数年経って、自分の考えにも少し自信を持てるようになった。でもね。今でも人の声や言葉が気になって、言葉を発するのが少し怖いんだ。いつかその呪いが解けますように。
子供の頃は
ただひたすらに
君のことを眺めて
考えて
幸せな気分に
なるだけだったのに。
「子供の頃は」
「ただいま」
「おかえり」
お家に帰るとリビングで
コーヒーを飲んでいるお母さん
氷の入ったコップから水滴が流れている
私は冷蔵庫から
きんきんに冷えた麦茶をコップに流し込む
焦茶と薄茶
どちらも茶色なのに
少し濃いだけなのに
あっちの方が特別に感じるのはなんでだろう
「ただいま」
新しく買ってきたコーヒー豆
シャワーはさておき
ミルを挽く
一緒に飲みたいな
#子供の頃
子供の頃は
学校に行ってて
母親が生きてて
家庭崩壊してなくて
「絶望」なんて感情知らなくて
うつ病の苦しみなんて分からなくて
死にたいなんて思ったことなくて
あんなに幸せだったのにな
#子供の頃は
「立志の年を前に、自らを振り返り目標を立てよう」
上手いのか下手なのか分からない担任の文字が黒板に並んでいる。配られたプリントには時期ごとに自らの特徴やがんばったことを書き込むための枠がいくつもある。
――正直、立志式とかどーでもいい。
思わずため息をつきそうになる。
幼稚園ではいつも、先生がみんなにひとつの本を読んでくれて、おともだちと同じ園服を来て、全員で同じ歌をうたう。教えられた同じ言葉で挨拶をして、みんなと楽しく過ごした。
小学校では授業の中で人の気持ちを考え、共感し、同じ数字と向き合い、同じ答えを導き出す。ひとつの文章から何を感じたかを書けという問では、先生に気に入られないとバツがついた。
振り返るほどおぞましい。
いつからだろう。
同じでいることが当たり前になったのは。
どうしてだろう。
違うということに不安を覚えるのは。
どこかで誰かが「当たり前のことなんて一つもない」と強く叫んでも、その言葉にネットでどれほどの人が同調しても、何年も何年も掛けて出来上がってしまったこの国の当たり前は消えてくれない。
同一化を強いる社会の恐ろしさ、滑稽さ。そこから逃れるために、今出来ることはなんだろう。
子供の頃は疑いもしなかった、たくさんのこと。
大人とも子供ともつかない宙ぶらりんな僕たちは、どうやって立ち向かえるんだろう。
――どうせなら、
ただ目標を立てるよりも、河野太郎あたりとこの国の未来の話をしてみたい。リモートでいいから。15分でいいから。
なんて、プリントに書き込んだら絶対怒られるんだろう。
〉子供の頃は 22.6.23
河野氏と若い世代のディベート、面白そうな気がするのは私だけでしょうか。
【子供のころは】
子供のころのことは、思い出したくないこともたくさんある。
戻りたいとはあまり思わない。
でも、子供の頃からやり直せる魔法があれば、私はその魔法を使ってみたいな。
今の自分と違う自分をそっと見てみたいね。
もっと、失望するかな?
もっと、イキイキできるかな?
もっと、誰にでも優しいかな?
子供の頃って、無限の可能性があるのかな。
長く生きた····子供の頃は遠すぎる
子供の頃私はみんなの嫌われ者でした。
ヒソヒソと話ながら、笑い避けられてきました。
でもそんなに中でも私と話してくれる人はいました
そんな人たちのおかげで今の私があります
今は友達も多く色々なとこに遊びに行ったり、
勉強したり、バイトしたりと、今はとても幸せです
ほんとにありがと。
子供の頃は
子供の頃は、ただ友達と健気に遊んで
何も考えずに過ごせていた
あの頃に戻りたいくらい
怖いもの無しに何でも挑戦できて、
大人になっても見習いたい好奇心だったはず
子供の頃は
子供の頃の私は。
すごくすごく〝普通じゃない〟子供だった。
周りを見てなくて、自分の赴くままに動き回っていた。
それであなたは普通じゃないと親に言われ続けて、同級生にも堂々と、或いは、コソコソと言われた。
それでもなんとか今を生きているから。
あの頃好きなこといっぱいした分、今いっぱい我慢してるよ。
きっと予想もしないよね?
でも、私頑張ってるからあんたが頑張らなかった分まで。
て子供の時の私に言いたい。
*.ʚ 子供の頃ɞ.*
やんちゃ
思い込み
泣き虫
男の子ぽい
ジーッとする事が嫌い
傷つきやすい
マイナス
かな?
#子供の頃は
子供の頃は。
子供の頃は、自分より年上は全部大人に見えた。
学校も、会社も辛いのに、
なんで皆あんなに笑ってるのか不思議だった。
少し大人になって
やっぱり辛いやって思ったりもした。
だけど、ちょっとわかった気がした。
僕が子供の頃、大人が笑っていた理由。
子供の頃は…
子供の頃、精神が子供の頃は
とても綺麗だった
嘘がなく、
なんでも正直な子だった。
だから
嫌われていた
今よりたくさん笑ってた