『子供のままで』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「子供のままで」
夏になると着ていた
赤いタオル地の水着
胸元に カニさんのアップリケ
母は大きな麦わら帽子
小学生だった
おもちゃのバケツにシャベルを入れて
砂浜を走る
笑顔だった
笑い過ぎて 顔がブレていた
カメラを構えていたのは父
砂山を作ったのは姉
おもちゃのシャベルでトンネルを掘った
何がそんなに可笑しかったのか
ねえ君 大人になった私に教えておくれよ
【子供のままで】
自分が大人になれたか、子供のままで歳だけとっちゃったかはわからないけれど、
私は小学校高学年あたりの頃には、今の私とほぼ同じくらいの中身になっていたと思う
興味のあるもの・ないもの、世の中への視線、人間の本質についての理解度etc…
だいたい高学年くらいから変わっていない
子供か大人かについて、みんなよく定義を議論したりしているけれど、私はあまり興味がない
大人らしくなりたいのか、子供のままでいたいのか…どうだろう、わからない
それよりも私は、私の完成形になりたい
どうなると完成形なのかは、まだはっきりとはわからないけれども…
子供のままで
子供の頃はいつも目の前の楽しいことに
目を輝かせていた
世界はすごく単純でおかしく見えていた
今はただ誰が悪いわけでもない過去に囚われて
そのくせ未来のことから目をそらして
何かが変わるのを待っている
もしも子供のままでいられたら
なんて、つまらないな
「子供のままで」
子供の頃の夢はなんだっただろう。
ヒーローだったか、はたまた花屋でもしたかったのか。今となってはよく思い出せない。後ろを振り返れば、血塗れの道だった。暗くて付き纏う。飲み込まれそうなほど深く作られていったその道。
“他人に誇れるような人生なぞ、歩めなかった”
___
そう言い終わると、彼は椅子に腰をかける私に背を向けて寝てしまった。
不躾だったか。後悔しても遅いが、そう考えてしまうのは必然だろう。彼は、いつもは堂々としていてリーダーシップがあり、王そのものの在り方なのに、どうしてか極稀にこういう卑屈な部分が出てくるのだった。
「…子供のままでいれば辛い思いも、痛い思いもしなくて済んだのに。」
そう心の中で思ってしまった。
「子供のままで」
母の為に、子供のままではいられなかった。
大人になっても信頼を得る為に、歳を重ねたかった。
『子供のままで』#4
きっと、ぼくは君に釣り合わない。神様だってそう言うはずだ。だってこんなに綺麗で、こんなに真っ直ぐで。お姫様みたいな君のとなりをぼくは歩けない。歩いちゃいけない。
でも、ぼくたちだってまだ子供だ。恋愛なんてわからなくてもいい歳だ。わからないフリしても許してくれるよね。ずっと子供のままでい居たいけれどそうもいかない。だから、今だけ。
寝ている君の頬にそっと口づけた。
子供のままでいたい
そんな事も思ってた
でも大人になっても
きっと楽しいことはあるだろう
「子供のままで」
いつまでも
子供のままで
いたいけど
それだと
大人になってから
子供からもらう
あのなんとも言えない
気持ち
わからないのかも…
あのなんとも言えない
気持ちのために
子供やめて
大人になるのかなぁ。
子供のままで
大人になったら忘れてしまう。
あの頃の思考、感動、想い出、景色。
だったら、ずっと子供のままでいようか?
そんなこと、できるはずがなかった。
だから、時々思い出しては見ないか。
大人になりすぎないように。
あの頃の、小さな記憶をもう一度。
子供のままで
前はずっとそう思っていた
何も考えずに全力で楽しめる
知らなく良いことは大人がふせてくれる
でも…
端からみたら
全員で子供騙してるじゃない
無邪気にその人を慕って信じて
裏ではひどい事してるのに
だから大人にコントロールされる
子供のままは嫌だな
"子供のままで"
大我はあまり笑わない。
笑ったとしても、それは煽るような挑発的な笑みで心からの笑顔は、普段は殆どしない。
だが二人の時は、笑顔をよく見せてくれる。
そんな大我の笑顔が好き。
小さな花が静かに咲くようなふわりと笑う笑顔も、子どものような純真無垢な笑顔も好き。どちらの笑顔も可愛い。後者は本人に言ったら『悪かったな、ガキみてぇで』と拗ねてしまいそうだから、聞かれても言わない。
俺の前で笑顔を見せてくれると、俺が大我の安心できる居場所になれている、とその度に実感する。
勿論普段も可愛い。無意識にあのハンドサインをするのも、驚いた時の反応も。
付き合って間もない頃。初めて部屋に入った時、棚に専門誌や論文等が几帳面に並び収まっているのに、下の引き戸の中にいわゆる少女漫画が一つの段に二列ずつ収まっているのを見て『随分可愛いものを読むな』とページを捲りながら思ったが、意外には思わなかった。むしろ、だからたまに女性的なアプローチをするのか、と納得した。
それと、漫画の影響を受けている所も子供のようで可愛いな、と《花家大我》という男の魅力に、更に溺れた。
自分よりも年上なのに純粋な所があって、可愛いのと同時に危なっかしさ。
健気で真面目で素敵だと惚れて、既にどうしようもない程に溺れていたとばかり思っていたが、どんどん魅力に、現在進行形で溺れていく。
普通の人なら大人になるにつれ忘れてしまう。子供のような純粋さを、 いつまでも忘れないで欲しい。
【子供のままで】
「子供のままでいたい」
「…僕も」
「雨降ってる…傘持ってきた?」
「え、持ってきてないや…」
「…雨ってこんな冷たかったっけ」
「大人に近づくにつれ、身なりに気遣うから
雨に濡れなくなっちゃうんだよね」
「…お前はずっと雨に当たってんのかよ」
「…うん。雨に当たってるときだけ自分が
惨めに見えるんだ」
子供時分きみの道具で夢想した(実は今でも)ねえ、ドラえもん
題-子供のままで
何が子供のままなら良かったのだろう?
ありきたりな言葉しか思い浮かばない。
結局子供のままでは無理なんだと思う。
生きるためにはね。
周りを気にせず、自分のしたいことをした学生時代。
いつからか気にしすぎるようになった。
大人になると嫌でもしないといけないことがある。
そんな時、子供のままでいれたらなと思う。
子供のままで
子供でもない、大人でもない私は“おばさん”という生き物です。
それに変なプライドや見栄がくっついて今は“嫌なおばさん”になった。
このままいくと“嫌なおばあさん”になってしまうので、それらを排除せねば、とは思うのですがそれがなかなか。
“可愛いおばあさん”なんて、到底なれそうにありません。
とはいうものの、それらもある程度は必要なんじゃないかと思うのですがいかがですか?
end
大人になりたいって思う人間ってほんとにいる???
大人になっちゃったなぁ、しかなくない???
子供のままで_52
頭を撫でて、
目線を合わせるためにしゃがんで、
優しく微笑んだ貴方は今、
どうしてしまったの。
私が大学生になろうとしているから?
私のことが好きではなくなったから?
勿論、身長はあの時より高くなったし、
しゃがむ必要は、ありもしない。
だけども、私は大きな貴方の手をもう一度
感じたかった。
空っぽで、
何をしようも孤独な大人になる前に。
「子供のままで」
子供のままで大人になった
子供だった事がなかった
子供らしく出来なかった
だから…
子供の頃から同じ自分
子供の頃から嫌な自分
子供の頃から弱い自分
子供のままで
譲れないものがある
身体、心、精神は大人になっても
趣味や好きなこと、好きな物
好奇心に対しては
子供のままで
突き進む!