子供のままで』の作文集

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子供のままで』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

5/12/2023, 2:34:15 PM

部品のない自転車の
ネジの一つに代わっただけ
ほんの少しだけ
そうしていただけ

もっと合う部品があるけど
今は手に入らないから
その間だけ入れておくね

私だってもっと合う自転車があるはずだと
わかっているから
いつか取り替えられると
わかってはいるから

ここは
錆びついた部品も問わないみたいだから
居心地がよくて
いざとなると
わがままを言いそうになる

でもわかってる
進めないんだね
私の部品は代替品だもの

いつかは必ず
入れ替わるなにかが
あると知ってる
だから、だから

5/11

5/12/2023, 2:25:35 PM

私は小さい頃から変な事ばかりしている子だった。

その頃、銭湯に行っていたので、母は小さい弟を抱いて「お姉ちゃん、バスタオルをきちんと畳んで掛けてきてね」と言って先に入って行った。

私は言われた通り、バスタオルを几帳面にきれいに畳んで、腕にレストランのボーイよろしく掛けてお風呂に入って行った。

すると母が、妙に優しく「……服が入っているかごに、掛けてきてね」と言った。

そこで気がついた。そうだ、いつもかごがあり、皆、そこに脱いだ服や新しい肌着を入れ、上に見えないようにバスタオルをかけていた。

いつもやっているのに、何故その時そんな事をしたのか、一番知りたいのは自分だ。

小学校でも、運動会などで、入場が対角線に赤組のクラスと白組のクラスが、端から入場するのだ。
私は間違えないように、先生の説明をよく聞いて、翌日並んで待っていた。15分位経ってから、まわりを見ると知らない子ばかりだった。何故か分からなくて泣きたくなった時、「あ!やっぱり逆側にいた。先生が呼んでるよ」と、クラスの友達が迎えに来てくれた。

地獄に仏とはこの事だ。

ちゃんと聞いてるはずが、私はそんな事ばかりしていた。

でも、こんな私でも『大人』というものにいつかなったら、ちゃんとするのだと思っていた。そう信じて疑わなかった。


私は今は、世間的には立派な大人だ。

でも、違うのだ。私の思っていた『大人』というのは、変な失敗なんかしないでもっときちんとしているものだと思っていた。

私は今でも、相変わらず変な事ばかりしている。よく母に「困ったねぇ、もう○才なんだからいい加減、懲りなさいよ」とよく言われた。

私はかなり手酷い思いをしても、ケロっとすぐに忘れる。
そしてまた、同じ事をする。

そして、ようやくわかった。

きちんとした子は、きちんとした『大人』になるのだ。

だから私は、思っていた『大人』になれないのだ、という事を。

考えてみたら、変な子だった私が夜になると寝て、朝になると起きて生活をする、という事を延々と繰り返して来た結果が今の『私』なのだ。

みんな、子供が大きくなっただけなのだ。

だけど、どこから違っていったのだろう。

線を一本引いて、分度器でほんの5度に印をつけ線を引いていく。

最初は大した差はないが、先に行けば行くほど、どんどん差が大きくなっていく。
つまりはそういう事なのだ。

線を一本引いてその先にあるのが、私の思った『大人』なのだろう。

ところが、私は変な子だったのでたぶん5度ばかりズレてしまったのだ。

だから私は思い描いた『大人』にはなれなかった。

見た目は一応大人で、社会的にも普通に知り合いと会えば、ちゃんと挨拶もするし普通に会話も出来る。

だけど、その中身は昔の『変な子』がいるままなのだろう。

その代わり、普通、大人が思いつかない事を思いついたり、たまには役に立つのだ。

私の中の『変な子』と仲良くやるしかない。

だって、その『変な子』は紛れもなく私自身なのだから。

5/12/2023, 2:20:35 PM

子どもの頃に、自作の歌を歌ってた時

自分と違って
勉強もスポーツも
何でも出来る兄が変な目で見たの
なんか辛かった
自分って変なの?ダメなの?って

けど
気持ちを表現してる人達、世界
ってキラキラしてるって

私は変わらず
ずっと思い続けて大人になったのさ

今の私がもし、
青くて丸い猫型ロボットちゃんと
タイムスリップ出来るのならば
2人?で
そんなことないよって
ぎゅってしてあげたいんだけどな


✳︎子どものままで✳︎

5/12/2023, 2:18:29 PM

子供の頃に戻りたい

君と手を繋いでたあの夏

花火大会に誘われたあの日

君と過ごしたクリスマス

君と行った海

世界の全てに君を感じる


子供の頃に戻れたら

まだ生きてるあなたに会えるのかな


あの日からあなたは

子供のままで。


《子供のままで。》

#37

5/12/2023, 2:15:20 PM

子供のままで。

子供のころは早く大人になって1人で買い物などいろんなことをしたいな、自由になりたいなっと思ってた。

でも違う。
大人は子供以上に囚われていて、自由なんてない。

お金も、仕事も、服も、生活用品も全部全部
自分で用意しなくてはならない。

心が大人になっていくのはいい気分ではない。

子供のままでいたかった。

5/12/2023, 2:09:06 PM

怒られない為に我慢を身につけ、
浮かない為に同調を身につけ、
気に入られる為に愛想笑いを貼り付け、
常識として礼儀を身につけた。

大人になるため。
社会で生き抜くため。
裸を恥ずかしいと思ったあの時から、
いろんなものを身に纏ってきた。

何重にも覆われたこの体は、
体重も身長もずっと大きくなり、
核をなす無垢な私がどこにあるのかすら判然としない。

子供のままでいられたら。
何もかもを脱ぎ捨てられたら。
そう思うこともある。
だけど、私は案外気に入っているのだ。
鏡に映る私の、苦労、責任、経験、達成感、
少しの矜持と、その他諸々で満ちた姿を。

今日は金曜日。
明日は何を着て出かけよう?

5/12/2023, 2:08:36 PM

【子供のままで】7


家に帰ると「おかえり」と声がする
ご飯があって、暖かい風呂もある
寝室へ行くと畳まれた寝具
おやすみと言ってくれる母と父

僕はもう大人になってしまった

家に帰っても誰もいない
コンビニで買った弁当
風呂は面倒臭いからシャワーで
寝具は起きた時と全く変わらない姿
母は死に父は認知症

子供のままで居たかった。
大人になんてならなくて良かった。
しかし過去には戻れない。
でも未来は変えられる。
一から立て直そう。
大人もいいもんだと思えるように

5/12/2023, 2:07:37 PM

子供のままでいて欲しいと願ってしまうのは、我儘なのだろうか。
ああ、きっとそうなのだろう。燻ったこの感情は、決して明かしてはならないものだった。
だというのに、お前はそれをよしとしない。
お前は、随分と目ざとく、俺の起伏にすぐ気づいてしまう。その目の良さは、いい所でもあり悪い所でもあるということを、まだ俺の半分も生きていないお前でも知っているはずだった。だからこそ、あなた限定なのだと、背中の相棒を亡くしたお前の悲しそうで優しい笑みは甘い致死量の毒であり、風穴の空いた心の隙間をたぷんと満たしてしまった。
お前は欲しいと思ったら我慢ができない性分といった。
一体、どこがなのだろうか。
我慢ができないのだと思いを告げたのはお前からだろうに、今ではいつでも飛び立てるよう準備を隠れてし、にっこりと見透かさない笑みを浮かべ、どこかぼんやりとして俺の傍にぴっとりと支える。支えてくれているはずなのに、どこか霞のような存在になってしまった。そこに存在しているはずなのに触れられない、あやふやなお前。
俺はそれが癪に触った。欲しいと欲張ったのはお前だというのに。
だからこそ、子供のままでいて欲しかった。
わがままで、欲張りで、感情の起伏が激しい、子供のままでいてほしかった。
もっと、俺の愛情を受け取って欲しいのだ。もっと、俺に愛されているということを自覚して欲しいのだ。
それが、我儘となってしまうというのなら。
俺はまだ、子供のままでいい。

5/12/2023, 2:05:56 PM

子供の時は早く大人になりたいと思っていた

でも、今は子供の頃に戻りたいと思っている自分がいる

5/12/2023, 2:03:39 PM

題.子供のままで


何も知らないままで居られたら、よかった。

知ることはなんて残酷なんだろう。

5/12/2023, 2:03:06 PM

もしも、本当に子どものままでいたら
そう、本気で考えるとやっぱり大人になりたいと思う

もしも子どものままだったらきっといろんな制限がかかるだろう
行きたいところには保護者がいなければいけない
したい事は大人がダメという

それが世界(ルール)だから

もしも、子どものままだったら
皆、僕をおいていく
どんどん背が伸びて 綺麗になる手段をみつけて
希望や生きがいをみつけて 自由を謳歌するんだ

ね?たった1人永遠を歩むくらいなら
大人になるみちを歩きたい



#子どものままで

5/12/2023, 2:00:17 PM

ー子供のままでー
小さい頃は子供扱いされるのが嫌だった。
高校生になった今では大人のように扱われて
将来の自分がどうなっているのか考えるのが怖い。
だけど、母が私を子供のままでいさせてくれる。
私を適度に甘やかしてくれるから、毎日平和な心で
生活が出来ている。ここでは伝わらないけど、ありがとう。

5/12/2023, 1:58:50 PM

子供のままで


心はずっと子供のまま。
大人になりたい。

心が大人になった時、
子供のままでいたいと思うのだろうか。

5/12/2023, 1:57:21 PM

汗ばむ真夏のデート。
『今年最強最悪の恐怖!』…最新の技術と叡智が搭載されたお化け屋敷に、チケットを持ちながら並んでいた。
「わぁ!楽しみだね♡」
喜ぶ彼女の横で、僕の足はガクブルと震えて立っているだけでも精一杯。
"子供のままでいられたなら"
「怖かったら抱き付いて来いよ?」だなんてさ、虚勢を張らずに済んだのになー。

5/12/2023, 1:56:56 PM

子供のままでいたい。
まだ、満足できる「恋」をできてないから。
私は、彼が好き。
もちろん好き。
でも彼は私のこと好きじゃない。

どうしよう。

5/12/2023, 1:56:32 PM

子供のままでいたい。
仕事なんてしたくないし、高校も卒業したくない。
この我儘は絶対に叶うことは無い。
だから今、精一杯生きよう。

5/12/2023, 1:54:51 PM

子供のままで

 小さいころに、おばあちゃんはわたしに「おまじない」をかけた。何度も、かけてきた。
「ずっと子供のまま、大人にならなくて良いからね」

 そうすれば、私が「大人の思考」で苦しむこともない、って。
 でも、それは所詮はまじない事。私は当たり前に、大人になる。
 そして、知っちゃった。
 
 わたしは「身代わり」なんだって。

 お父さんとお母さんと一緒に、あの写真に写ってる子は、だあれ?
 そして、私は本当はお父さんとお母さんの子供じゃない。
 
 それだけの情報で、大人になっちゃった私は充分すぎるくらいに、理解できた。できちゃったんだ。

 ──愛されていないのか?
 そんなことはない。
 でも、ふたりが観ているのは、わたしじゃない。
 きっと、同じように大人になるはずだった、あの写真の子。あの子との時間。
 わたしを見ながら、「もしも」のあの子を観ている。

 ほんとだね、おばあちゃん。
 私、子供のままでいたかった。
 おまじないじゃなくて、もっと強力な。魔法や、いっそ呪いでもよかった。



 ──そして。その年の夏のこと。
 私は今、わたしで居られるようになった。
 それというのもおばあちゃんが、お父さんとお母さんに「呪い」という名の「お説教」をしてくれたの。

 あのとき、おばあちゃんに泣きついた時は、自分が惨めで仕方なかった。
 でも、そのおかげで今わたしはおばあちゃんと、それにお父さん、お母さんとも家族で居ることができるようになった。

 
 ずっと、おばあちゃんは「私」じゃなくて「わたし」として見守ってくれていた。 
 それが、とてつもなく嬉しいの。

 おばあちゃんがいるから、「わたし」になれた。いや、戻れたのかな?
 
 ありがとう、おばあちゃん。

5/12/2023, 1:53:34 PM

「大人ってどんな感じなのかな」

机にほおずえをつきながら 君はぽつんと置かれた
教卓を見ながら そう言った。

彼女は大人を知る前に 堕ちて行った。

勿論 彼女の副産物である俺も 大人なんぞ知らない。

でも 大人は狡い人が多い。

少なくとも 彼女の知っている大人は そういう人が多かった。

だから

「知ったら 後悔する」

って 半分脅しのような言葉で 言った。

君にはまだ 子供のままで居て欲しいから なんて。

大人になれば いつか自分を曲げてしまうだろうから。

大人になれば きっと"俺達"に蓋をするだろうから。


「ふーん」

あたかも 俺が知っている口振りで言ってしまった
せいだろうか 彼女は拗ね気味だった。

「俺は そのままのお前も好きだから
              どうだっていいだろ」


どうか"そのまま"でいて欲しい。

そんな事を考えながら 君の頭をわやくちゃに撫でた。

5/12/2023, 1:52:58 PM

『子供のままで』


大人になんかなりたくない

君を置いて行くなんて嫌だ

私だけが成長して

君だけがあの時の姿のままだなんて…嫌だよ

5/12/2023, 1:52:43 PM

「子供のままで―。」

そう言ったのは誰だったか。
その声は、その表情は。
あまりにも幼かったもので、
何ひとつとして覚えてはいなかった。

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