『始まりはいつも』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「始まりはいつも」
考えてみると、"始まりはいつも"些細なことだと思う。
ハンカチを拾った、たまたま同じ趣味だった、
目が合って話しかけてしまった。
色々あると思うけど、こんな1つの出来事で
新しい縁が増えていくのだから、
私の周りには沢山の縁で囲まれているだろう。
そう、そんなひとつの行動次第で自分の人生
全てを揺るがす存在と出会えてしまうこの世界。
きっとこれまでもこれからも、
素晴らしき世界となることでしょう。
始りはいつも
片思い。
通り過ぎる想いは届かない。
遠くから
あなたの姿を見つけるだけで、
ときめいた。
秘めたままで
終わる恋。
終わりもいつも
片想い…。
お題《始まりはいつも》
どこの世界にいっても黄昏の空に、淡い雨が降る。
でも。おまえは隣にいない。
孤独の空白を埋めてくれたあの日、おまえは夜明けの空のように道を照らしてくれた。――わかっていたんだ、おまえとの出会いは終焉への、始まりだと。
それでも俺は何度でも神に願うよ。
――この世界に神とやらがいるのならば。
『わたしがいるよ。どこにいても、あなたを守るよ』
ルリシアと出逢い花が降り始め、そして、花が散り始めた。
はじめて会ったアナタは
じぶんの世界にいて
まいにち本を読んでいた
りんとしたアナタは
はじめての友達になってくれた
いつも話しかけてくれたアナタは
つまらない話でも笑ってくれた
もうアナタにはずっと会えてないけれど
【始まりはいつも】
チャレンジ91(始まりはいつも)
初対面の人との会話が苦手だ。簡単な自己紹介をしたあと、話題に困ることが多い。相手の趣味や経歴を調べておくようにしている。始まりは、いつも緊張する。
まるで面接の試験官のように、立て続けに質問しそうになる。これでは会話のキャッチボールにならない。私は、相当な話し下手だ。
話題を豊かにしたい。この年齢でも、いまだに勉強中である。
始まりはいつも私からだね
言い合いの理由も
ごめんなさいもありがとうも
仲直りのハグもキスも
君は気まずそうに傷ついたことを隠さないから
私はそれにまた苦しくなって
切り替えた振りをして笑う
失ったものは取り返すしかない
私が傷つけたら君は離れるかを悩むのに
君が私を傷つけても私は離れるかは悩まない
どういう距離がいいかを考える
それじゃだめなのかな
どうしてかあの時必要とされてると思えなかったんだ
私がいなくてもいい気がしたんだ
そんなことはなかったけれど
だから傷つけてしまったのだけれど
私がいると君は体調を崩してしまわない?
終わりのない始まりがあるならいいのに
始まりはいつも
目の前には今にも閉まりそうな電車の扉
乗ります乗ります
もちろん乗りまーす
気持ちばかりが焦るけど、よく見ればホームから電車までの距離が1メートルもあるじゃないか
あーこれ、いつもの夢
絶対乗れないやつだよ
それなのに私はまだ気付いていない
助走を付けて飛び乗れば間に合うか、なんて足踏みしてるじゃない
始まりはいつも夢っぽくないのに、よく見ればどこかに綻びがある
まーそれが夢の面白いところなんだけどね
お題
始まりはいつも
【始まりはいつも】*133*
少し前にATSUSHIの
『はじまりはいつも雨』のカバー聴いて
しびれたんだよね〜
声の色気ハンパなーい
本家もクセ強の剛のカバーも好き♪
【始まりはいつも】
いつも通りに目を覚まして、まずは状況の確認を行う。部屋の家具の配置、鏡に映った自分の見た目での年齢、総合的に判断すれば、4歳前後だろう。カレンダーを確認して、今月が3月であることを確認した。やはりそうだ。つい、先月が誕生日だったらしい。となると、今回は、両親の離婚イベントを踏むのか。今までになかったパターンだ。
頭の中で計画を立てつつ、リビングへと足を進める。浮気をしたという父と、探偵を雇ってこっぴどく断罪した母。その二人の決着は、今でも覚えている。今年の6月だ。
「……あら、もう夜も遅いわ。早くお眠り、私の可愛い子。」
母は、私の姿を視認すると、優しく微笑む。しかし、その目の下にはうっすらとくまが浮かび、私のことを視界には入れるものの、もっと遠くを眺めているような気がした。
こんなにも参っていたのか。この人が。あんなに強い、私の母が。初めての人生で、この当時のことはあまり覚えていないが、きっと、この優しさに騙されて、何も気づかず、自分は笑っていたような気がする。じゃなければ、両親の突然の離婚なんかにあんなにショックを受けなかったはずだ。
そうだ。今回は、まだ離婚はしていない。あの地獄みたいな毎日のきっかけはまだ訪れていないのだ。これがやり直せるチャンスだというのなら、私はなんでもできる気がした。
「うん、おやすみ。お母さん。愛してる。」
母は驚いたような顔をして、気を引き締めたかと思うと、笑った。
母は、いつも不幸な人生を歩んだ。それをなんとかしたくて、ずっと祈ってた。だからだろうか。私は、初めての人生をずっと繰り返している。母が死ぬことがトリガーなことはわかっている。今回は、不幸になんかしてやらない。絶対に。
(この後、離婚したらとりあえずは幸せな母(娘ちゃんはそう思っていない)と、絶対に不幸にさせたくないため、和解に持っていきたい娘とで戦いが起こるんですね、わかります。相互不理解。昨日のお題消費できてなかったので、ちょうどよかったですね【すれ違い】)
あ お店閉まっちゃうよ
い 先行ってて
あ いや…
い もう少しかかる。
あ そうなの?
い ごめん
あ ううん…待つよ
い だって
あ ふたりで行きたいもの
『はじまりはいつも』
どんな世界も 始まりはいつも あたたかい雰囲気を纏っている。
でもそれはね...まやかしなんだ。
私はそんな世界に すっかり疲れてしまった。
母との別れ
花の散り際
涙枯れる間もなく
新しい空気が肺を満たす
【始まりはいつも】
始まりはいつも
何かし始める時、いつも私が声をかけていたのに。
私が何かし始めないと、研磨は重い腰を上げなかった癖に。
…今更遅いよ。
始まりはいつも、唐突にやってくる。
多くの場合、準備なんてできてないし、させてもらえる間もない。
始まったからには終わらせないといけない。
そのためには進める必要がある。
さて、どうしようか。
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言葉の割に困っていなさそうに淡々と吐き出された、低くも高くもない落ち着いた声。暗闇の中で煌々としているブルーライトが眩しくて、あなたがどんな顔をしているのか分からなかった。
始まりはいつも
きまって
愛してるよと囁いてしまう私
そんな私でも許してくれる
夫をもって
幸せだ
始まりはいつも
きまって
愛してるよだけど
許してしまえる
なぜならお前のことを愛しているからだ
いつも幸せだ
気づいた時には
もはや手遅れ
いつ始まったかなんて
わからない
そうしてどんどん
深みに嵌まる
………始まりはいつも
「始まりはいつも」
優しい笑顔
穏やかな性格
明るい雰囲気
始まりはいつも
″感じのいい人だなぁ...″
と思われるらしい
でも、本当は
冷めた考え
稀に見る難しい性格
自己中で余裕のない日常
ごめんなさいね。
こんな人間で...
黙って微笑んでたらいい人に見える
すごく最低な人間なのにね...
ぜんぜん
優しくて、穏やかで
明るくなんかないのよ
勘違いさせちゃって
ごめんなさいね。
始まりは大抵終わりに繋がっていく
俺もそろそろ頃合いだろう
始まりなのか終わりなのか
繋がっているだけでどっちが先か
それは誰にも分かりません
俺は何となく理解し始めましたけれど
始まりはいつも、絶望の淵から駆け上がる為に、
有るようなものだ。物語も一緒だ。
私達の人生もそれで始まりそれで終わる。
そう決まっている人も、多くいる。
楽しみがあるような人生は歩めるかな?
"間違ってもヤバい方向だけは勘弁だよ。"
"救えやしない対象としか見れないしね。"
人生は色々と有る、色々は、人生の出来事だから
私には分かりやしないから、頑張ってよ。
『始まりはいつも』
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結局、そこに私は干渉できない。
ずっと昔からそうだった。私が勉強する時、登校する時、下校する時、食事をする時、寝る時、起きる時…ずっと、ずっと自分一人でできなかった。やらせて貰えなかった。幼い年齢ならば、介入が必要なことは分かる。
けれど、それは今もずっと続いている。仕事を受けた時、出社する時、上がる時、飲み会に行く時、出張に行く時。もしかしたら他の人もそうなのかもしれない。そうじゃない、と断定できる材料はない。でも、何となく「これはおかしい」という考えが巡る。
それ以外ならまともに出来ると思ったら、そういうわけでもなかった。遊ぶ時、話す時、楽しいと勝手に思っていただけのあの時。自分の意思は効力をなくす。
全て、全て自分で動かすことが出来ない。自分の人生は自分で決める、という言葉がある。が、私は自分の人生を自分で動かせたことなんて1度もない。みんな、勝手に私の人生のハンドルをいじり回して、事故らないように歩いた方が早いほど減速したり、かなり危険な運転をして事故が起きたら捨てたり。
どうして私の人生なのに、たかだか他人でしかない人達がそこまで執着するのだろうか。
先日、両親が死んだ。交通事故らしい。本当は悲しむべきなのかもしれないが、これでやっと、自分一人で動かせる人生が少しだけできた。嬉しかった。これから、自分で自分の人生を歩んでいけるのだと。
結果として、それは無駄な期待だった。人が代わりに運転免許を取ってしまったら、自分にはなんの知識も残らない。急にハンドルを渡されて、自分の人生を作れるわけがない。
周りは私を笑った。「この年で何も出来ない社会のゴミ」だと。正直、それはごもっともだ。何も出来ていないのだから。だとしても、それが全て「私の責任」になっているのが、理解できない。ハンドルを握られていても、動いているのが私ならば私の責任になってしまうのか。それとも、死んだから触れていないのか?
私は考えた。ハンドルを奪還しても、それまでいじくった他人のせいで、私はきっと何も出来ない。運転どころか、アクセルを踏むことすらできない。だから、アクセルを踏むという前提を考え直そうと思う。
だってもう、何をすればいいのか分からないじゃないか。
始まりはいつも、他人なのだから。
終わりくらいは、私でいいと思わないか?
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ちょっと短めで申し訳ないです…
用事があって疲れすぎて文章かける感じじゃなかったのですが、書いてみたらやっぱりあんまり出来ませんでした。
ところで、この後書きのせいで、結局最後も"私"じゃなかなっちゃいましたね。