『始まりはいつも』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
始まりはいつも君だった
君がカッコいいと言ったから、始めたギター。
君が好きだと言ったから、凝り始めた珈琲。
君の言葉ひとつで僕は左右された。
そんな僕を、君は嫌いだと言った。
僕の終わりも君のものだ。
その日、いつもよりやけに強い風が吹いていたのを覚えている。木々が揺れ動き時々葉が散ってゆくその下で、僕らはいつも待ち合わせをした。ここの景色は来る度少しづつ変わっていき、何時だって季節の移り変わりを感じさせられた。来る度に、これが最後になるかもしれないとお互いに思うけれども、いつも君は次を信じて僕と約束するのだ。初めてあった日も、約束を初めて持ちかけてきたのも、僕がこうやって生きようと思えたのも、いつも君がきっかけだったんだ。
[始まりはいつも]
始まりはいつもここからだった。
いつもこの場所で、この歌を歌いながら朝日を見ていた。
上京すると決めたあの日も今と同じように日の出を見ていた。あたりがゆっくり朝焼けに染まる様子は泣きそうなほど美しかった。
あの感動を今も忘れていない。
綺麗なものを素直に綺麗と言える感情をずっと大切にしていたい。
始まりはいつも #5
始まりの 風に舞う桜 春の訪れ
意味も分からず群れるのはキライ
クラス、学年、エトセトラ
スタートはいつも出遅れる
それがいいんだ。
友人関係も恋も
学校でみんなが一通りの形を作り終わった頃に
自分の周りを見てみる。
友達は常に1か0。運が良くて2
恋は必要にならない事が多い。
なんでだろう?
みんな
スタートしたらすぐ、全部を揃え始める
最初の1ヶ月で友達を!卒業までには恋人を!
全員それが欲しいの?
友達は不要、恋人は不要
まるで、そんな人はいないみたい。
急ぎすぎると
なぜそれが欲しいのか
分からなくても体が動いちゃう
そのまま、
ロクに考えなくても
それっぽい日々を体験し続けられる。
全部自分で動かしたい。
マニュアルモードで、
呼吸も、
腕を動かすのも
全部。
1つ1つ自分のタイミングで
自分のスピードで
自分の人生を。
#始まりはいつも
#年度始まりにいつも思う事
#学生
『鋼のスローガン』
ぎらぎらする街並みを隣りにおいて 珈琲キャンディをひとつ 群衆一人一人の唇が皆同じ理念を口にする様は気味が悪い キャンディが鋼の味になる前に私はここを出ていくよ 火薬の薫り 白線踏んだら 一番に君を迎えにいくから そう、必ず。。
はじまりはいつも
笑顔からはじまる
あかるい方が
自分も楽しくなる
良い方向に進む
そんな風に思うそんな
休みの午後
【始まりはいつも】
始まりはいつも否定から入る。
自分が自分のやりたいことを、口に出すと
「何言ってんの?wあんたじゃ絶対無理w」
「もっと…現実見てくれませんか?」
なんか矛盾してるような気がする。
親はこう自分に躾けてきた。
『いい?大きな夢を持つことが大事なの』
でも大きくなったら、親はこう言った。
『いい加減、現実見なさい』
『始まりはいつも』
始まりはいつも彼から。
最初に私に話しかけてくれたのも彼だったし、友達の輪を広げてくれたのも彼だった。
そして、私に恋を教えてくれたのも彼。
おはよう、お疲れ様、おやすみ。
毎日のようにLINEを交わして、月に何回か一緒にお出かけして、楽しい毎日。
いつも彼から誘われることが多いけど、たまには私から誘ってみようかな。
物事の始まりは、いつも思いがけないところからやってくる。
例えば気紛れに選んだ部活で親友と出会ったとか。人生どう転ぶか、わからない。
将来はケーキ屋さんになりたいと思ってたのに、何故か証券会社で働いている。ケーキはそのまま趣味だけど。
いつも始まりは思いがけないところから。昨日すれ違った人と、思いがけないところで巡り会ったりするかもしれない。
【 始まりはいつも 】
いい加減、学習した方が良いのは分かってる。
自分の悪いクセだと自覚してるのだから。
一目惚れして、一筋に向き合って、でも終わりを迎え。
なのに飽きもせず繰り返す。
神様のイタズラという運命を、避けて通れるわけがない。
美しく洗練されたその姿に、心惹かれるのは当然だ。
磨くほどに輝きを増し、自身が花開かせていく感覚が興奮を呼び起こす。
あぁ、また見つけてしまったよ。
これでいくつめかな?
今日からよろしく。愛する食器さん。
始まりはいつも、後悔する。
今日だって楽しみにしていることがあるから、色々頑張ったけど、意味がなかった。
最後には、後悔する。
始まりはいつも
始まりはいつも下に見られている。
同い年の人からも年下からもなぜか下に見られる。
なぜだろう?
ていうか、私の人生どこから間違ったんだろう?
もしも、好きなところから人生スタートするチャンスをあげるよ。って神様から言われたとしても私はどこからスタートすればいいのか分からない。
生まれた時から?
もう一度始まりを迎える時は間違えないようにしっかりやりたい。
みんなから必要とされる人間になりたい。
頼られる存在に。
生きていていいんだ。って思える人になりたいんだ。
始まりはいつも
え、始まりはいつも?何だろ…
始まりはいつも 映え 昨今流行りの食事処
始まりはいつも ツメ 乾燥シーズン到来
始まりはいつも コネ 芸能界(イメージ)
始まりはいつも サビ 小室哲哉氏(ほぼなイメージ)
始まりはいつも 苗床 腐海(王蟲の骸を苗床に…)
う~んダメだ、もう出てこない。
終わりはいつも 壁。
始まりはいつも、絶望から。
(始まりはいつも)
【始まりはいつも】
AM6:15
眠いながらも起床。
AM6:30
昼飯のサンドイッチを焼きながら朝食をとる。
AM7:00
旦那を叩き起す。
AM7:15
自転車に乗って旦那と職場へ向かう
AM7:20
旦那と別れ愛人の家に行く
AM7:30
愛人と職場へ向かう
AM7:45
職場に着いて名簿を書く
AM7:50
仲良い同僚と話す
AM8:20
ラジオ体操と朝礼
今日も働きます。
始まりはいつも雨
ぽつりぽつりと傘に打ちつける雨だれの音を聞くと、不意に思い出してしまう。
あの日のことを。
後悔しないと自分の中で閉じ込めていた筈なのに、湿気を帯びた空気と雨の匂いがその気持ちを呼び覚ます。
その度に
この気持ちごと、早く晴れてほしいと思うのだ。
始まりはいつも持続する時間を切断するものである
始まりはそれ自体により区切りのない時間を終わらせる
今日や明日がなかった時代はどんな暮らしだったのだろう
日陰が時間を表せることすらも気づかなかった時代
そもそも時間は人が生得的に感じられるものだろうか?
終わりのない問いが始まる
一つに手を付けることを恐れて、できるだけ深い部分には触れないようにやってきたけれど、結局手を付けなかった選択だけが手元に積み重なっていて、頼りない感触が足元を覆った。一人で、二人で、ここからどうやって歩くんだろう。道標通りに往けないのに。
はじまってしまえば、いつか終わらせないといけない盤面に乗ってしまう。きっとなんでもできたのに。可能性を捨てていくのが怖くて、なにも掬わないままの日々を、眠れない、っていいながら眠ったみたいに過ごすことを、はじめて今何年になったんだろう。
たとえば、どうせ意味なんてないんだし…、俯いている間にいつも始まっていて、手に取り損ねてしまうけれど、大切だと思ったものの終わりくらいは、顔を上げて見届けられるといい、かな。
始まりはいつも。
始まりはいつも相手から。
終わりはいつも私から。
貴女に逢うまでは。