『好きな色』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
僕の好きな色は、何だろう。
色って、想像力を豊かにしてくれるものだと思ってるけど、
別もの。
なんか、心がフワってなって、風に持ってかれる感じが、
すごくいい。
色鮮やかなものを見るだけで、ワクワクする。
心が踊る。
色ってすごいね。
好きな色
小さな頃から、ピンクが好きでした。でも女の子が好きそうな色と気づいたら、避けるように‥
中学生くらいだつたかな。
でも、心の中ではピンクが好きでした。
時は流れて、6年前に母が亡くなり女の子はわたしだけなので、着物はわたしが引き取ることに。
じっくり見たことなかった母の和ダンスを開けました。
開けてびっくり!ピンク系の着物がいっぱい‥
わたしのピンク好きは、遺伝だったと気付きました!
お題『好きな色』
主様が二歳だった折に、一度だけ、好きな色は何色ですか? とお尋ねしたことがある。そのときはくふくふ笑いながらこうおっしゃった。
「んーふふー♪ シー」
でも主様の色鉛筆の減り具合で、どの色がお気に入りなのかは大体の目安がついていた。
赤色がダントツで無くなっていく。
主様のスケッチブックはいつでも赤い丸がはみ出んばかりに描かれていて、それは赤い薔薇だと思っていた。屋敷のそこかしこに薔薇は飾られているから、てっきり。
赤い丸をたくさん描かれていた主様も、少しずつ人の姿に近いお絵描きをなさるようになり、その頃にはずいぶんお喋りも上手になられた。
赤い髪の下の左目には、黄色い輪っか。
これって、もしかして——
「主様、その絵の人物って、もしかして俺ですか?」
「うん、そう。ミヤジがね『すきなものをたくさんかきなさい』って」
主様の好きなものの中に俺なんかがいていいんだろうか……? そう思いながら二階の執事室のドアを開け、入ろうとして額をぶつけた。
「おい、フェネス! 大丈夫か?」
「うぅ、ごめんハウレス。大丈夫……」
「笑ってるけど、本当に大丈夫なのか?」
自分の意思とは無関係に、俺の口の端は釣り上がっていたようだった。
明るい色は、あまり好きじゃなくて。
どちらかと言えば、寒色系が好きで。
でも、似合う色は暖色系で。
うまくいかないなぁ、なんて思ったり。
事実、今でも青や紫が好きなのに、進められる色はピンクや黄色みたいな明るい色で。
いつか”好きな色”に見合う大人になりたい、なんて思っていたけれど。
クールになれないお子様な私は、いつになったらそうなるんだろう。
好きな色
私は小さい頃から
「好きな色は?」
って聞かれて
「黒と白!」
って答えるたびに大人たちに
不思議そうな顔をされたのを覚えている。
私は色にはすごい無頓着で
自分の世界もモノクロだった。
周りに興味を持つことが出来ず、
誰とも関わりたくない、というような感じで
日々を過ごしていた。
でも、あなたと出会ってから
私の世界はカラフルに色づいた。
あなたはいつも明るくて
そんなあなたといると、私の心も明るくなった。
私が今好きな色を尋ねられたら、
必ず「青」と答えるだろう。
理由はあなたが好きな花が青色のバラだから。
卒業式には絶対にあなたに青色のバラの花束を
渡そうと思っている。
心からの感謝と応援の気持ちを込めて。
#好きな色
何もない透明なこの世界という色。
個性的な色。
普通を求める色。
無難が一番という色。
いろんな色彩が集うなか、自分という色を輝やかせる。
それができる世界にいる。
どんな世界にいても自分の色で輝いてみせる。
輝いている私という色が一番好きだから。
唐突に色の話になった。
「好きな色は?」
「透明」
そう答えると不思議そうな顔をした。
「何で?見えないじゃん」
「だから好きなんだよ」
色付いていても、分からないような。主張せずにそこにある透明が。
それがまるで、
「目に見えない幸せみたいだから。」
それ
似合うじゃん。
いつもの買い物では
手に取らない色。
年齢とか
自分の肌色に合ってるかとか
気にしながら選んだ
クローゼットの中身は
確かに
どれも
お気に入りではあるけれど
似たような色ばかり。
あなたに選んでもらった
この服も
今日から
仲間入り。
#好きな色
あいつと同じ名前の色が好きだ。
って、言うとなんだか小っ恥ずかしい。
まるで自分が、ずっとあいつのことを考えているみたいで。
まぁ、いいさ。それでも。
あいつだってこっちのこと考えてるんだろうし。
お互い相思相愛ってことで。
赤が好き。
だって吸い込まれそうな色してるもん。
紫も、黄色も混ざってそうな深い色だよ。
本当に綺麗なの。
君は笑顔で言った。
そんなに赤色が好きなんだ。
確かに綺麗だもんね。
君によく似合う色だよ。
………。
赤が好き。
そう言ったから、
君を赤に染めてあげた。
うん、やっぱり君によく似合う色だ。
ー好きな色ー
好きな色は黒。何色にも染まらない。将来は法服を着ます必ず
【闇色】
好きな色は⋯闇色⋯かな?
そんな色ないけどね⋯。
でも僕の目は、その色しか基本、見えないんだ⋯。
生まれつき光を感じない目で生まれてきたからね⋯。
見えないのが当たり前だから⋯特に見えない事に関しては直接的なストレスとかは⋯ないかな⋯。
まあ、それなりにハンデだから初めはキツかったけどね(´°ᗜ°)ハハッ..
なんの変化もないただの闇色しか見えない視界⋯闇色は何色にも染まらない色⋯例えると意志の強い色とも言えなくもないかな⋯?
自分の目も頑(かたく)なに、ずーっと変化なく⋯このままなんだろうな〜って思うと闇色って僕の眼と一緒だな〜って思うんだ⋯。
それは、それで良いかって⋯受け入れたら特に気にならなくなったかな?
でも、そう受け入れたら不思議な事が起こった⋯
1種類だけ色が急に見えるようになったんだ⋯
猫や犬・人間のシルエットが光り輝いて見えるんだ…光ってるから光色かな?って勝手に名付けた
初めて見えた時は嬉しかったよ⋯シルエットだけでも認識できるんだからね
でも光色は闇色とは反対に嫌いな色になっていった⋯。
光色で見えた猫・犬・人⋯生物は少なくとも1年以内に亡くなるんだ⋯。
初めて見えたのは僕のおじさんだった⋯。
見えて⋯数ヶ月で交通事故で亡くなったよ⋯。
それから街を歩いたら死期の近い人や猫とか犬とかスズメも時々、光って見えるようになった。
せっかく見えても僕は死期がアバウトに分かるだけで救う事もできない⋯こんなのどうしろっていうだ?って感じじゃない?
だから光色って嫌いになった⋯。
なんの変化もない何色にも変化しない闇色の方がまだマシだって思ったんだ⋯。
それが闇色の好きな理由⋯。
好きな色をあげるなら⋯
闇色しかないんだよ⋯
僕は⋯。
テーマ【好きな色】 ㉗
小さい時、好きな色は?、と聞かれたら、赤とか青とかピンクとか、みんなが知ってる色を即答していた。
ヒーローっぽいから赤!、男の子だから青!、女の子だからピンク!
今なら差別問題だったけど、幼稚園にもいかないくらいの年の頃は、大体そんなかんじだった。
少し大きくなってくると、意識をして好きな色を問われれば言うようになった。
紫と答えるとエローい、とか煽られるようになったり、黄色と答えるとカレー好きなの?、とか言われるようになった。
とんでもない偏見だけど、思春期なるかならないかの子どもは、そんなかんじだった。
大人になると語彙力も増えて好きな色にレパートリーが増えた。
肌が白いから服は映える青が好き、部屋の色は飽きないように白みたいなアイボリーが好き、なんて。
おかしいな。好きな色のはずなのに、直感じゃなくて用途で好きな色が変わってきた。
小さい頃は即答していた好きな色、大きくなって人の目を気にするように好きな色も考えて、大人になったら好きな色がその都度変わっていた。
あなたは好きな色、即答できますか?
【好きな色】
キミからのプレゼント
ちいさな水色の箱の中
かわいい豆の形をした
シルバーアクセサリー
遠く離れたキミからの
イブに届いた贈りもの
心がほんのり色付いた
忘れない忘れたくない
大好きだったキミの事
『好きな色』
ピピピピ……
朝6時。
目覚ましの音と共に目が覚める。
○○「んん…」
パッと目を開くと、そこにはすやすやと眠る私の旦那、灰谷蘭。
私、この寝顔が大好きなんだよなぁ…。
ずっと見てられる…。
しばらく見つめていると、むくむくと動き出す蘭。
蘭「ん…、○○、おはよう。」
○○「おはよう。」
蘭は朝強く、目が覚めたら直ぐに布団を出てしまう。
○○「蘭、」
蘭「また始まった♡」
ぎゅっと蘭の腰をホールドする。
これが私の朝の日課。
蘭「ほんと、朝は甘えんぼうだね?♡」
○○「いやだ…?」
蘭「嫌じゃない、大好き♡」
そう言って、私の頭をポンポンとしてくる蘭。
大きな手で撫でられるの、本当に大好き。
○○「私もね、蘭のこと大好きだよ?」
蘭「うん、知ってる。」
○○「さすが。」
蘭「今日はどのくらいこうしてる?」
○○「うーん、わかんない。ずっとしてたいなぁ。」
蘭「俺、そろそろ顔洗いに行きたいんだよね~?」
○○「…もうちょっとこのままでいたい。」
蘭「わがままだなぁ、俺の姫は。まぁ、そんなところも好きなんだけどね♡」
いつまでも、こんなふうにラブラブでいられますように。
そう願って、今日も明日もラブラブし続けます。
#好きな色
昔はピンクとか水色みたいな淡くて可愛らしい色が好きだった。
だけど、その時好きだった人にお前には似合わないって言われて、好きの気持ちは涙と一緒にサラサラと流れて消えてった。
今は黒とか白みたいなモノクロな色が好き。
この好きっていう気持ちが、本物なのか、幼い頃の自分が無理やりに作った感情なのか。今となっては分からないけれど。
でも、でもね。もしも今の私があの頃の自分に声を掛けるなら、好きなものは好きで良いんだよって伝えてあげたいな。
だってその好きって言う気持ちは尊いものだから。
大人になったら好きなものを好きって言うことさえ憚られる。
それなら幼い頃くらい好きって言う気持ちを大切にしても良かったと思うの。
ねぇ、あなたはそう思わない?
彼女はそう言って儚げに笑い、僕の返答を待たずにビルの屋上から地面に吸い込まれていった。
題名『カカカッ。』
普段は東京暮しで社畜な俺。
結婚もせず、彼女の作らず、特に大した趣味も無い。
唯、起きて、食って、働いて、また、食って、また、働いて、電車に揺られて、カップラーメンを沸かして、風呂に入って、寝る日々を過ごす30代。唯の、社会人。
そんな俺にも、故郷が有る。そう、大阪。
友人からの電話で久し振りに大阪に帰省したいと思い、有給を取った。
大阪の道頓堀。グリコの看板を見て、『帰って来たな。』と息を吸う。
『ただいま~、』
『おかえり~、急にどないしたん、?中々帰って来えへんかったのに、』
ヒョウ柄の服に、派手な少し抜けた紫髪。
嬉々とした声が聞こえて、少し安心する。
『おん、有給取れたからな。おとんは、?』
『新喜劇観とる。声掛けて来ぃ~、』
茶の間に行くと、パンイチに肌着の父が寝転がってテレビを観ていた。カカカッと笑い声を上げて、尻をかいてスルメを口に運んでいる。
『おう、!悠太、!帰って来たんか、!!』
そんな大きな声が聞こえる。
『おう、今週は誰なん、?』
『今週はすっちーやわ、先週は御前が好きな茂造さんやったんやで。後、一週間早けりゃ観れたのに…、』
まるで、『もっと早く帰って来いよ』と言っている様子だった。
『何言うてんねん、すっちーも好きやわ、』
そう言い父の隣に座る。
そんな、俺にお構い無く父は屁をこいた。
救急車が鳴れば、『迎えに来たんちゃう、?』と冗談を飛ばしてカカカッとまた笑い、洗い物を手伝ったら母が飴ちゃんを渡して来て⋯、
そんな毎日が懐かしい。
俺は、世界一好きな色が有る。見慣れた色。
少し抜けている紫が好きだ。
大阪の"笑いの空気"を思い出せるから。
やから、俺は紫が好き。
こんな事を考えては東京に行けないじゃ無いか。
また、俺は思い出す。
上京する前の、あの重い足取りを。
キラキラしている道頓堀が、暗かった日を。
また、見える。あの、暗い道頓堀が。
『たこ焼き…、買お…、』
おばちゃんの『おおきに、!』が悲しく聴こえて涙が溢れそうになった。
雑な道案内も、関西弁も、悲しく聴こえて来る。
大人になんか、成るもんちゃうな。
いつか、"此処"を離れるなんか昔の俺は何も知らへん。
一番好きな抜けた紫の頭を見て、涙を堪えて、実家を後にした。大丈夫。なんて事無い。
また、次はいつ大阪来ようかな。御盆かなぁ。
来れたら、来よう。大阪に。
知らんけど。
2023.6.21 【好きな色】
好きな色
君の髪色
君の瞳の色
君が着ていた服の色
君がさしてた傘の色
君と見た海の色
君と行った山の色
君との記憶が私を彩る。
私の好きな色は君との色。
【好きな色】
「この世界は灰色だよ。」疲れた顔をした人がそう言った。
「この世界は本当に鮮やかだよ。」笑顔でどこか明るい雰囲気の人がそう言った。
彼等の生きる世界は同じだ。
「この世界は薄汚れてる。真っ赤な世界さ。」爆発音が鳴り響く中でその人は言った。
「この世界はカネだよ。金色の世界だ。」高級品に囲まれた人が言った。
誰もがこの世界を好きな色で見ることは出来ない。
望まない色に染まった彼等は、どんな色を望むのだろうか。
私の好きな色は黒、赤、だった。
理由は私の好きな人の好きな色だから。
あなたのために買った黒い服やあなたのために染めた赤紫の髪。
私は今だにあなたが好きな色に染まったまま抜け出せないよ。
もうあなたの好きな色は変わっちゃったかな、