『好きな本』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
【好きな本】
今日は曇りだから図書館へ行こう。昨日は晴れだったから図書館に行った。明日は雨だから図書館へ行く。好きな本を毎日見つけるために。僕の頭の中の好きは毎日更新されていく。好きを見つけて栞を挟んで記憶する。読んだ本は沢山あってもずっと読み続けられるのはこいつだけ。そう思って取り出した本は少し古めの推理小説ではなく、誰もが読みやすいプリンセスが出てきて幸せになるお話だった。意外だ、と思われるかもしれない。けれど、夢があるなってときめいてしまったから仕方ない。気持ち悪いと思われても仕方ない。それでも、面白いならいっか。とりあえず僕は好きのためだけ。図書館へ行こう。
私が存在してる世界とは全く違う場所に行けるから本っていい
心にすって落ちる言葉があったり、上から下に目を動かす動作だったり、あの手に収まる感じたったり、全てがなんだか府に落ちる
好きな本は私は自分の部屋に並べておきたいタイプかな
───────「好きな本」
―好きな本―
ミステリー系の小説が好き。
昨年、私の大好きなミステリー作家さんのリモートサイン会が開催された。
リモートサイン会?
最初はどういうものか分からなかったけど、専用のサイトで本を購入した人(先着100名だったかな?)にサインを書いてくれるというものだった。
もちろんリモートなので、サインをしている様子は配信で見れる。
作家さんがサインをする時、名前を呼んでくれるので目の前で書いてくれているような感じがして良かった。
実際のサイン会にも行ったことがなかったから本当に嬉しかった。この本は宝物だ。
私は「ハリーポッター」シリーズが大好きです。これは、J・K・ローリングによる魔法と冒険に満ちた物語です。
私がこの本を愛している理由は、魔法が現実の世界と融合されていることです。これにより、私たちは新しい世界を探索することができ、魅力的なキャラクターたちとの深い関係を築くことができるようになりました。
物語の進展に従って、リーダーたちはハリーというピュアで忠実な主人公を支えるために立ち上がっています。また、私たちが書籍のページをめくるたびに、新しい情報や隠された秘密が明らかになっていくため、常に驚かされています。
短期的には、「ハリーポッター」シリーズはすべての年齢層の読者を楽しませます。しかし、長期的には、この本のメッセージは、仲間を大切にすること、困難な状況に直面しても勇敢に立ち向かうこと、そして困難な状況からの成長と学習についてのものです。
結局のところ、「ハリーポッター」シリーズが私にとって特別なのは、この物語が私に独自の言語を与え、新しい世界を見る機会を与えてくれたことです。
読み聞かせてもらった絵本。
繰り返し読んだ、童話の短編集。
読み物でしかなかった教科書。
憧れと尊敬を抱いた偉人伝。
日常の一コマだった漫画。
非日常が体験できたライトノベル。
今でも読み漁っている、創作物たち。
”好きな本”は、たくさんある。
そのどれもが大切な思い出で、忘れたくないセカイ。
だから、こうして書くことが好きになれたんだって、思うんだ。
好きな本
『好きな本』 No.87
この本、好きなの~!
だって、私の心の中そのまんまを書いてあるんだもの!
ほら、今足されたじゃん!
「この本、好きなの~!私は友達に本を見せつけた」
#好きな本
恋愛の本は、チョコレートのような味がする。
失恋はハイカカオ99%
両想いはミルクチョコレート
片想いはビター
探偵ものは中華、色々な味がある。
医療ものは抹茶、奥深い
一番好きなのは、
〖エッセイ〗
複雑な味が絡み合ってスパイスの効いたカレー
また食べたくなる。
『好きな本』
好きな本は、数え切れないほどある。
最初は絵本の読み聞かせに始まり、自分で選ぶようになり、お誕生日とか何か買ってくれるという時は必ず本を買ってもらっていた。
両親が大の本好きだったせいか、本はわりと好きに買ってくれた。
高校生の頃は、いわゆる世界の文豪と言われる人の本をわかってもわからなくても、とにかく読破していった。
今になっては、良かったと思う。
仕事で疲れている休日に『カラマーゾフの兄弟』なんてとても読めない。
学生のうちに、有名な文豪の本は読んでおくべきだ。
それと同時に、好きな作家の本を読んで読んで読みまくった。
休みの前の日は、書店で三冊くらい小説を買って、休みの日に一気に読んでしまい後悔した。
楽しみは取っておきたいのに、買うと読みたくてたまらない。
本のおもしろい所は、買った時、五年経って読んだ時、十年経って読んだ時、それぞれに違う感想を抱くことだ。
以前は気づかなかった、心の機微に気づいたり、ひどいと思っていたら、あぁ、そうだったんだ、といろいろ気づきがある。
自分の成長と共に読み方も変わるからやめられない。
そのうち、書店で『本に呼ばれる』事が出てきた。けっこう本好きだとあるあるらしい。
どこだろう、どの棚だろうと、少しずつ移動してこの棚だ!とわかると、端から本をじーっと見ていく、すると「ん?」となる本がある。
全く知らない作家、聞いたこともないタイトル。でも、呼ばれたのは確かにこの本だ。
そういう本は間違いなく、物凄くおもしろい。
実際『本に呼ばれ』買った小説が複雑に、その後出版された小説とリンクし絡まり合う話の最初の本だった事がある。
その作家は文壇にもほとんど顔を出さずに自室でひたすら執筆し、そして夭折してしまった。
決して読みやすい小説ではなく、あらゆる分野に専門的な知識を持ち、話も複雑で、私は書きたいものを書く、もし読みたければどうぞ、みたいな感じが私は好きだった。
一番最初に『本に呼ばれて』買った本は、読み過ぎてボロボロでグラシン紙をかけて読んでいる。
あとから、新しく買ったら表紙が違っていて、結局その古い本を読んでいる。
そして、何年かしてまた『本に呼ばれた』。どの本かはわかったけれど、やはり知らない作家の知らない本だったが迷わず買った。
とてもいい話ばかりで、私のお気に入りだ。
最近は、電子書籍が場所も取らず便利、という人がけっこういるけれど、もう書店にはない本は、仕方ないので電子書籍で買うが、私はたぶん、死ぬまで紙の本を買い続けると思う。読んできて、頁をめくる瞬間が大好きなのだ。
このあと、どうなるのだろう。
いくら音がついても、実際に紙をめくるのは、どこでどう次に行くか、作家が考えて書いているのだから、その瞬間は楽しくて仕方がない。
ちなみに、自分でちゃんと読めるようになった頃、好きで好きで、今でも好きな本、持ってますか?
私は『ちいさいおうち』が大好きで、大人になって買い直して、今でも読んでいる。
そういう本って本人の原点なのだそうだ。
『ちいさいおうち』は、はじめはのどかな田舎にいたけれど、年月と共に周りが開発され、最後にはビルとビルの隙間にありボロボロになっていたけれど、持ち主の孫の孫くらいの人が見つけて、ちいさいおうちを車にのせて町から離れた、また最初のような、のどかなところに連れてきてくれて、おうちもきれいにしてもらい、ずっとちいさいおうちは幸せに暮らした、という話だけれど、
それでいくと、私は、周りがどんなに変わろうと『私は私』である、という事になるが、たしかに当たっているからおもしろい。
皆さんも確かめてみては?
本好きはよく『主食は本』というけれど、本無しには暮らせない。
体調が悪い日があり、ペースが落ちても、しばらく読めなくても、ずっと読み続けるし、新しい作家の本も読んでいる。
本は人生を豊かにしてくれる。
本は大切な友だち。
本はなくてはならないもの。
たぶん、自分が死ぬ朝も、今日はどれを読もうか、と思っているのじゃないか、と思っている。
知らないというのが悔しくて本を読む。
そして今日も知識の海に身を委ねるのだ。
#好きな本
#好きな本
机に置いてあったのはビリビリに破られた私の大好きな本。
「なんで…。」
口から出てきたのはその一言だけ。
破られていたのはちょうど、私の一番好きなシーンが書かれてあるページだった。
転校生の男の子とちょっぴりドジっ子な女の子が両思いになって手をつなぐシーン。
私もこんなふうになったりするのかな…
なんて考えながら読んだのを覚えている。
でも違うんだ…。
私…こんなことされてる時点で…
“好きな人と手を繋ぐ”ことなんてできないんだ…
私の大好きな本を破ったのは
私がこの本よりも愛していた人なのだから。
僕の好きな本は、君が勧めてくれた、あのシリーズ物のミステリだよ
君が勧めてくれたっていうのもポイントだけど、もちろん面白いからだよ
主人公の探偵がカッコよくて、一時は真似して髪を伸ばそうかと思ったくらい
さすがに思いとどまったけどね
ヒロインの女子大生が君のイメージと重なって、毎回探偵と女子大生の友達以上恋人未満なやり取りにドキドキしちゃうんだ
…あのさ、今もドキドキしてる
好きな本とか好きな作家ってその人の人間性とか経験値が垣間見れてしまうので自分の話はしたくない。でも人の話は聞きたい。
好きな本―――
「ひとでちゃんに殺される」
私が初めて読んだホラー小説。
表紙に惹かれて買ってみた。元々本を読むのは苦手で読み終えられるか心配だった。でもその時ホラー映画にハマっていたのもあり自分の頭で情景を想像出来る本に魅力を感じた瞬間でした。
その時から本を読むのが好きになって過去の私じゃ想像できないくらい本に夢中です。
退職して休養していた頃、一冊の本を買った。
「心が元気になる言葉」を集めた本で、いろんな
著名人が作品などに残した一文が連なっていて、
とある精神科医が著者だった。
自分の勝手で急に仕事を辞め、周りに迷惑をかけた私は、ある小説家の書いた「人に迷惑をかけるのは、そんなに悪いことなのか?」の一文を読んで
泣いた。著者の補足で「迷惑かけるのはお互い様
です」とあり、それは自分を守ってくれたように
感じた。
女性詩人の「自分のことくらい 自分で守れ ばか
ものよ」には衝撃を受けた。一人ひとりの生き方は違うから、世の中に合わせず、自身の価値観を信じればいい、という補足だったが、周りから変わっている奴と思われるのが嫌な私を大いに揺さぶった。
この二つは、時間が経って読んでも、改めてはっと
させられる。自分に刻み込まれた言葉というのは、
いつ触れても新鮮に感じるものなのだろう。
また、そのうち全部を読み返してみようか。今の自分に刺さる一文に出会うかもしれない。
〈記載した二つの文章は、一部内容を変更して
あります。〉
「好きな本」
中学生のころ読んだ本が好きだった。
いまやっと、それと同じくらい好きな本を見つけた。
#好きな本
「好きな本は?」
随分と唐突だな。
小説家を生業にしている友達にそんなことを聞かれた。
彼女は真剣な様子で僕を見つめている。
好きな本。
重くて、暗くて、痛々しくて。
そんな、
「君の書く本が好き。」
「好きな本」
私がね、最初に買って貰った本。
中学生になって、朝読書の時に読むための本が必要だった。
活字がびっしりと並んだ小説。初めての体験だった。
適当に本屋さんの中を散策して、「これでいいや」と適当に手に取った一冊の本。
「ちょっと今から仕事やめてくる」
なんかさ、物語の中の彼らが面白くて、凄く楽しそうで。
朝読書の時間を適当に潰すための荷物のはずだったのに、いつの間にか時間を見つけては読んでいたんだ。
彼らのおもしろおかしい人生が気になって。
私も追いかけていた。
ヤマモトを追いかける青山を。
待ち合わせは 913.6 ム
海辺のカフカ、前
もしかしたらいま
向かい側の棚の本を引き出しているのが
彼女かもしれない
と思いながら 僕は待った
同じ町の図書館である確率ははたして
どれくらいだろうか
好きな本に告白された。
わたしも好きです。と答えたら、好きな本は真っ赤になって、これからもよろしくお願いします、と言った。
いつか別れる日がくることを、いつか再会する日がくることを、考えることもなかった、若い日のこと。
「最近変な夢ばっかり見るのよね。」
そう言う彼女の好きな本は心理学だったか。いつも鞄に忍ばせては事あるごとに読んでいる愛読書らしい。大学を出て以来暫く会っていなかったけど、相変わらず本の好みは変わっていない。
「フロイトのお墨付きなんだっけ?あんたの絵。」
誰かが話す声を遠くから聞いている。かつて自分の全てだった彼女は、私の馴染みのない人達に囲まれて得意そうにしている。生涯のパートナーとも出会って絵描きの商売が右肩上がりらしい。彼女のキャンバスの表面にはいつも幾何学やら無機物やらが殺風景な景色に溶け込んでいる。正直私には彼女の絵は分からない。おまけに描いた本人ですら素直に分からないなどと言うのだからお手上げである。そんな彼女の絵はかの心理学者フロイトから直々に認められたらしい。なんでも「私の唱えた世界を一番忠実に表している作品」なのだそうだ。
「そいえば、最近好きな本が増えたの!」
言いながら彼女が取り出したのは厚めの写真集だった。表紙を飾っているのはあろうことか彼女自身である。
「ついこの前出版されたばっかり、出来たてほやほやの天才のプロマイド!ほんとは一冊5000円するんだけど、あんたはいつもお世話になってるから特別にタダであげるね!」
彼女を写す本が増えるたび、彼女は可愛げを失っていく。
私はそれを、自分の世界に没頭することで忘れるしかなかった。