『夫婦』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
夫婦
何一つ変わらない日々に暖かい日差しに包まれながら
昼寝から目覚め古い動物の物語の本を読んでいた。
「はぁ…私もあの犬みたいになりたい」
落ち着いた雰囲気に家の庭で駆け回ってる犬を
眺めながら奥さんが呟く。
不安そうにしている奥さんを見かねた執事。
「安心なさってください
予定通りなら今日の夕方に帰ってきますよ」
三時のおやつを手に優しく低めな甘い声。
少し固めのスポンジにふわふわのクリーム、
採れたての甘酸っぱい果物に
ミントの葉を添えたケーキ。
食べ終わる頃に帰ってくると期待を膨らませながら
お気に入りのケーキを小さい口に含んだ。
甘くて美味しくて…まるで気持ちがとろけるような
おかわりしたくなるけれど我慢と幸せな時間。
終いに奥さん好みの温度
深い味わいの甘さ控えめな紅茶。
1口ずつ丁寧に味わうように
ティーカップに口をつけた時…。
────ガチャ。
鍵が開いた音。
私は早歩きで階段を下り涙がこぼれそうになるのを堪え
にっこりと笑顔で迎えた。
「おかえりなさい…!」
毎日変わらない日課だけれど
その声はとても幸せそうで
そんな2人を眺めながら静かに階段を下りる執事。
空はほんのり赤色に染まり溢れそうな光
私はあの空と同じような顔をしてるかもしれない。
夫婦
可愛い瞳 メルヘンチックな仕草
ぬいぐるみのような 優しい性格の
あの白い犬と一緒に Xmasのケーキと
Xmasのチキンを食べるのが楽しみ
美味しい甘酢のチキンを頬張り
可愛らしい音を立てながら
この世にこのような 美味しいものを
どうやって作るかを 犬の言葉で 聞いてくる
甘いSweetSのショートケーキやココアのパウダーが
沢山かかったチョコレートケーキを犬にスプーンで
食べさせてやるとたのしそうに舌出して
どのような作業工程を経て
それを作ったのかなどと
聞いているようで 嬉しそうに話しかけてくる。
無論犬の言葉で、
そうして、暖かい南向きの部屋で、日差しの柔らかな午後に一緒に昼寝をしていると
時間が止まったようで、どことなく暖かい、柔らかな雰囲気が伝わって、
ふわりとあくびをしていると、こっちも眠たくなって、夕方まで一緒に眠ってしまっている。
まるで安定剤を投薬されたような柔らかな気持ちとなる。
そうして、夕方などに母親の帰りを待っている時の、笑顔が優しいそれでいてどこかノスタルジックな夕暮れを思い出す。
夫婦になれない1人といっぴきだけど、永遠に夢の中で、探しているあの優しいスピッツの微笑みを
「『いい夫婦の日』に会わせて、11月22日に『夫婦』のお題、出したんだろうな」
仲睦まじい夫婦、リアル世界で見たことねぇなぁ。
某所在住物書きはため息ひとつ吐きながら、では今日のお題は「いい兄さんの日」だろうかと、外れる確率の方が高い予想をしながら執筆作業を急いだ。
次のお題配信まで、残り4時間と少しである。
「結局、夫婦円満の秘訣って、何なんだろうな?」
いっそ夫婦にならねぇこと?もしくは妥協と諦め?
ガリガリガリ。物書きは頭をかき、首を傾けて……
――――――
11月23日は、勤労「感謝」の日。我々は何を、どのように「感謝」されているのでしょう。
それはさておき、こんなおはなしをご用意しました。
最近最近の都内某所、某稲荷神社敷地内の一軒家に、人間に化ける妙技を持つ化け狐の末裔が、家族で仲良く暮らしておりまして、
なんと、その内母狐と父狐は、それぞれ茶っ葉屋さんの女店主と某病院の漢方医。戸籍もあって労働もして、きちんと納税までしておるのでした。
今日はコンコン父狐の仕事風景を、ちょっとだけ、覗いてみましょう。
祝日対応な某病院、朝から患者さんがいっぱいです。
『受付番号55番でお待ちの方、55番でお待ちの方。診察室5番へどうぞ』
患者さんのプライバシーを守るため、名前ではなく番号でお呼び出し。
父狐のお部屋はコンコン5番。最初の人間は55番、中年の男のひと。どこかの職場の係長さん。
「最近肩こりが酷くて」
中年係長さんは言いました。
「夢見も悪いんです。体も冷える」
コンコン父狐、話を聞いて頷きました。
父狐にはよくよく、見えていました。この係長さんはゴマスリばっかりで仕事を部下に丸投げする、悪い係長さんでした。
部下からの恨みという恨みが、肩に載って載って、過積載になっておるのです。因果応報なのです。
なんて医療と科学の発達した現代で言えやしない。
「ちょっと診てみましょう」
それっぽく触診しながら、コンコン父狐言いました。
「血の巡りに良いお薬も、ありますので」
ぶっちゃけ血の巡りよりお祓いです。あと心を改めて、弱い部下いじめをやめることです。
そう。そんなこと、現代で言えやしないのです。
診察して説明して処方して。55番の係長さんは……
「簡単に、すぐ体調が良くなる漢方は無いのか」
帰っていって、くれませんでした。
「少し、副作用が気になる薬でも宜しければ、」
「漢方だろう。なんで副作用があるんだ」
「漢方も、薬ですので。飲み合わせもあれば、体に合う合わないもあります。完全に副作用無しとなれば、生活指導という手も」
「面倒だ。いらない」
あーだこーだ、がやがや、コンコン。
係長さんとコンコン父狐の問答は数分続き、
結局、診察料だけ頂いてさようなら、となりました。
「かかさん、私の愛しい愛しいかかさん」
コンコン父狐、どっと疲れが出て、今頃茶っ葉屋さんで子狐を抱き接客中だろう母狐にお電話です。
あるいは自宅の稲荷神社で、おばあちゃん狐やおじいちゃん狐と、にいなめさい、新嘗祭の神事中かしら。
「人間が、にんげんが面倒くさいよ」
額に手を当てて、ため息吐いて、コンコン父狐、長年夫婦で連れ添っている母狐に言いました。
キャウキャウ子狐の甘える声が聞こえる、私物のスマホの向こう側。コンコン母狐、答えました。
『今お得意様の対応中ですので、折り返しますね』
「かかさん……」
ピロン。つー、つー、つー。
コンコン父狐、しょんぼりうなだれて、次の患者さんをお呼びします。
『受付番号58番でお待ちの方、58番でお待ちの方。診察室5番へどうぞ』
こやーん、こやぁぁーん。
次の患者さんも、診察して説明して、処方して。
日がとっぷり暮れるまで、母狐から折り返しのお電話が来ることは、結局ありませんでしたとさ。
おしまい、おしまい。
「夫婦」
私はだれかと夫婦になったことはない
夫婦ってどんな感じがするのだろう
親を見ててもぴんとこない
じいちゃんの腰に、ばあちゃんが
手袋はいて塗ってた薬
牛用なんだって
本当かな
私もだれかの腰に
牛用の薬を塗る日がくるのかな
窓辺で夫婦は見つめ合い、笑顔を浮かべた。
互いの手を握り合いながら、「いつまでも一緒にいようね」と男は誓った。
喧嘩も泣き笑いも、共に乗り越えてきた二人。
その旅路で、少しづつ心が一つになっていく。
きっと夫婦の絆はそのまま未来へ続いていくのだろう。
幸せが溢れる日々が、二人を包み込んでいく。
永遠なんてものは、
きっとどこにもなくて。
それを信じられるかどうか。
そう思いたいだけ。
いつまでも幸せに暮らしました、
なんて言葉は
所詮おとぎ話の中にしかなくて。
幸せになるために
結婚するんじゃないの?
たぶん正解なんてないから、
誰にも聞けずに心の奥底で漂っている。
しあわせのかたちは、
みんな違っているだろうから。
他人と他人が一緒になるのは
幸せが倍増して、
辛いことも掛け合わさるのだろう。
それができない私は
他人を信じられないまま、
今日も一人で微笑んでいる。
夫婦…に託けて最低な事言うけど
芸人さんが女優さんと年の差婚した時に芸人さんがロリコンだと叩いてた人いたけどさ逆に考えてみろそういう人達からは性的な目で見られなくて済むんだぞ?WinーWinじゃん
って思うつかそうやって文句言ってる人って絶対その女優さんより年上だと思うし…つか関係ない人こう叩いてるのは何故だろうなって仮に100歩譲って実害があったなら文句の1つ言ってもいいと思うけど…多分そういう所が人に好かれない所だと思う…まぁ私も含めダメ側の人間だけども。
互いの様々な部分を
一緒にいるうちに
知っていくから
時に
誰よりも離れたくなる
赤の他人みたいに
けど
元の鞘に収まってしまう
そんなもんだなって
思うよ
(2023.11.22/夫婦)
わたし達は
夫婦には
ならないままだった
いつかずっと先では
結婚することになるだろうと
漠然と思うことはあっても
切望することはなかった
あのひとの気持ちを
確かめたこともなかった
ただ 一度だけ
あのひとの葬儀の日に
親族として
家族として
身内として
配偶者として
あのひとを見送ることが
出来なかった時に
夫婦だったなら と
悔やまれて
悔やまれて
仕方がなかった…
# 夫婦 (328)
テーマ「夫婦」
夫婦のことはよく分からない。結婚願望もないわけで。
でも幸せそうな夫婦の話を聞くと「いいな」と思う。
#61 夫婦
手紙を書いたのは11の夕方、
届け出を書いたのは24の早朝。
2023/11/22
その健やかなるときも、病めるときも、
喜びのときも、悲しみのときも、
富めるときも、貧しいときも、
これを愛し、これを敬い、
これを慰め、これを助け、
その命ある限り、真心を尽くす ことを誓いますか?
あなたは私を見つめ、私はあなたを見つめ、
互いに微笑み、キスを交わし、指輪を嵌めた。
私たちが夫婦となってもう何年が過ぎただろう。
あのときの誓いは今も果たされているのだろうか。
当たり前すぎる日常が、当たり前に過ぎていき、
何気ない日常が、何気なく通り過ぎる。
燃え上がるような恋は終わりを見せ、
穏やかな愛が広がっていく。
誓いの言葉が果たされる証明は、きっと死に別れる瞬間か、違う道を歩き始めるときだろう。
そう思って過ぎた時はあまりにも長いものでした。
いつか理想の夫婦を描いた二人の夢に、
少しは近づくことはできたのでしょうか。
【夫婦】
たぶん僕らは、ずっと昔から、こうやって二人一緒だったんだと思うよ。
僕らが産まれる前、きっと前世とか、もしかしたらそれよりもっと昔から。そんな気がするんだ。
前はどんな関係だったのかな? 親子とか、双子とか?
でも、この人生、他人として産まれて良かったって心から思ってる。
だからこそ、今、こうやって一緒にいられる。
これからもよろしくね。僕の一番大切な人。
『夫婦』
夫婦
夫婦‐特別な関係を持っている人。
人間の生命を受け継ぐ人ら。
そして、誰でもその年になれば、夫婦としていることが出来る。
でも、それだけが夫婦の使命ではない。
夫婦は、他ではない、素晴らしいものを持っている…。
それが、夫婦の中でいる、私たちなのだ。
だから私は‐このままを受け継いでいく。
お互いのことを探り、
仲が深まり、
恋人になって
夫婦になる。
世界共通なのではないだろうか?
愛がなくとも夫婦と呼ぶのだろうか?
「夫婦」
夫婦。夫婦か。俺は子供の頃に親が離婚したから夫婦というものに憧れがない。家族というものが幸せの形と思えない。
俺にとって親というものは憎むべき存在だから。ろくに教育もせず金も残さず。貧乏人が子供を作るな。
努力がどうのと言うやつは多いがそんなのは恵まれた環境に生まれ育った人間の言うことだろう。
憎い。ただ親が憎い。
ずっと一緒だった。ずっと一緒だったはずなのに。どうしてこうなったんだろう。夫婦は、愛する者同士なのに。僕達はなんで、愛せなかったのだろう。いつも、いつも、喧嘩ばっかり。何のために僕達は結婚したのだろう。
いい夫婦の日に結婚して、
いい夫婦の日に離婚した。
狙ったわけでなく、偶然だった。
いい夫婦って何だろう?
そもそも夫婦って何だろう?
こんな疑問をいい夫婦の日がくる度に
考えてしまう。
いい夫婦の日って、
夫婦の在り方について、
考える日なのかもしれない。
今年はひとりだけど、
考えてみようと思う。
夫婦
夫婦とはどこからが夫婦と言うのだろうか
結婚式をあげたらなのか籍を入れたらなのか
友達や親友みたいに夫婦というものもいつの間にか成り立っているものではないのかと私はいつも思う
まず結婚したいんだが。
まだ経験がないからいまいちピンとこないが、
ただ理想の夫婦像は、
お互い尊重し合い高め合うことができる関係性ですね。
求める相手を明確に描いて、その相手が現れた時に釣り合う自分になる為に自分磨きをしたいと思います。
てゆーただの意気込みと宣言になります。
しゃーねーな、付きやってやるよと思ってくれた方、いいねよろしくお願いします。