『大空』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
空が好きだ。
雄大な空、その色が大好きだ。
だから仕事でヘリに乗る時、緊張感を持っている時だけれど緊張したままだとダメだからリラックスって必要なんだ。
俺はリラックスする時にこの空を見るようにしている。
透き通る青空、雲ひとつの無い空、曇天の空、雨の空。風の日は俺達が危険だから無理だけれど。
でも、どんな空も広大。
その広さに息を飲むんだ。
俺の恋人はそれとは違う意味で空色が好きみたい。でも、同じ色が好きだと言うのをきっかけに、仲良くなったから……今の俺にはちょっと特別な思い入れがあったりする。
だから今、救助でヘリに乗る時。空を見つめると彼女も思い出すからよりリラックスできるようになった。
俺の大好きな広大で愛しい空。
おわり
二一九、大空
『大空』
引きこもってどのくらい経っただろうか。
自分の部屋だけが生きていても良いと思えた場所だった。
学生の時はこんなこと無かった。友達もいて、勉強は難しかったけどつまづく事なんてなかった。
社会人になってからだと思う。
ミスをすれば怒鳴られた。親でも身内でもない、赤の他人に怒鳴られるというのはなかなかくる物がある。
毎日止まらない脂汗、手の震え、動悸。
眠れなくて生きているのが嫌になるくらい。
そうしてやっと悪夢のような場所を辞めたのに、身体は部屋から出るのを拒否した。
昼間は全然眠れなくて、夜になってようやく落ち着く。暗いのがちょうど良いのかもしれない。
ある日、自分の部屋をノックする音がした。
寝ていた俺はぼんやりと時計を見る。針は13時を差していた。
昼間に親が来ることはあまり無い。いつも夕方くらいだ。
じゃあ一体誰が…?と思っていると声が聞こえた。
「久しぶり、覚えてる?」
聞き覚えのある声だった。
学生時代、仲の良かった友人だ。
「……あき、ら?」
「うん、あきら。覚えててくれてありがとうな、たつき」
親以外の人が呼ぶ自分の名前。
それがとても心地よくて涙が溢れた。
「開けてもいい?」
「あっ……汚いから、あんまり……」
「……じゃあさ、たつき。出てこれる?」
「え……」
この部屋から?
生きていて良い、この部屋から?
出来るのだろうか、自分は。
「今日さ、凄く良い天気なんだ。雲ひとつない青空。なんか無性にたつきと見たくなったんだ。久しぶりに帰ってきたら……おばさんに色々聞いたよ」
「……」
なんて言われるのかな。
情けないって言われるのかな。
「そんなとこ、辞めて正解!」
「……えっ?」
「そんなんされたら心も身体も壊れるに決まってんじゃん。たつき、頑張りすぎ。頼れって昔言っただろ?」
「責めないの……?」
「責める要素がどこにある?ちゃんと評価してくれないようなところ、働いている意味がない」
「でも……迷惑かけたし……」
「迷惑なんて誰も思っていないよ。おばさんたちもね」
「……」
「少しでいいからさ、久しぶりに一緒に空見ようぜ」
自分の手がドアノブを回していたのに気付いたのは、ドアの向こうにいたあきらと目があった時だった。
大人になったけれど面影のあるあきらと、隣で小さく「ありがとう」と言ってくれる母がいた。
どうやら、生きていても良い場所が増えたようだ。
□
「たつき、そっちはどうよ?」
「うん、最近は明るい時にも外に出られるようになったんだ」
「良かったじゃん!」
「今も散歩してるけど、良い天気だよ」
鮮やかな水色が広がる大空が目の前に広がっている。
あの部屋から見るよりも、こうして見ると本当に広いと思ってしまう。
確かにあの時はあの部屋が自分の世界だったけれど、こうして広げてもらった世界を少しだけ、大事にしようと思った。
お題『大空』
大空って、「空」と何か違うのだろうか…と思って、お題を調べてみた。
広々とした空や、そういう様という意味の他に、いい加減、頼りないという意味合いが含まれているらしい。
おそらく、空の中に雲が少ない、いわゆる、快晴に近い空のことなのだろう。
確かに、雲のない空は自然に意識が吸い込まれていく気がする。時間を忘れて、私を忘れて、どこでもなく、ただじっと見つめてしまう。雲がある時は、泡立つ波みたいとか、セーターみたいな模様だとか、あの向こうにお城がありそうだとか、そんなことを考える。そう、考えてしまうのだ。
本当に無心になれる空の模様は、無地の澄み渡る空なのかもしれない。
大空を眺めていると悩みが吸い込まれていく感覚がある。
悩みが消えても尚、眺めていると自分まで吸い込まれてしまいそうな恐怖感に変わる。
じっ……と見られているような。
雲がない分、より鮮明に"何か"がこちらをみているようなそんな気配。
【大空】
瞳を青に満たすれば
雨にうたれ 雪に埋まれど
歩の裏に地の盤石あり
まさにこの心地 是空なり
大空は広くて青くて、儚きもの
それを飛び立つ鳥の様に、自由になりたい。
自由なって幸せに死にたい。ただそれがうちの夢
人によってはちっぽけかも知れないけど、うちはただそれを見て掴みとるだけ。
ただ奇跡を掴みとるだけだ。
例えそれが奇跡がおとぎ話だとしても、掴みとる。いつか絶対掴む
そう、「翼をください」だ。副教科の内容などろくに覚えない僕の記憶にある唯一の合唱曲。記憶にある、とは言っても、歌詞なんぞまともに覚えていない。
「この大空に翼を広げ、飛んで行きたいよ」だったっけ。「この」だか「あの」だか迷う点ではある。小学校で歌ったかと思えば中学校でも歌って、、、まあ流石に高校では歌わんでいいよな……?ここまで歌わされるとそりゃ覚えるわ。この歌では「大空」というのが「悲しみのない自由な空」と表現される(間違ってたらすみません)。悲しみのない自由な空?やっぱり何か違和感があるんだよなあ。僕の記憶違いか、作者には何らかの思惑があったのか。
空には悲しみがない。空は自由。やっぱり釈然としない。誰か詳しい人、教えてください。僕もyahooで調べるので……。
大空
空は高く大きい。
地球の全てを覆うものだ。
高層ビル、高い山、広い海、そのどれより高く広い。
本当に大きくて、ちっぽけな私は途方に暮れる。
もうどうしようもなく辛くなった時しんどくなった時
なーんにもない大空を見上げたら
涙が溢れ出てくる
止まらない止めたいけど止まらない
でもちゃんと泣けてる自分がいて安心した。
自分にも感情はあったんだって、
しばらく1人にしてください
怒ってるわけではない、ただただ1人になりたいだけなんです
去年のコピペで失礼しますっ✦(@^^)/~~~✦
【大空】
――なにが――起こったの――?
気がついてみると、身体は横向きに伏せた姿勢で倒れていた。どんな場所でだかは分からない。両目を開いたつもりなのだが、なにも見えない。そして耳鳴りなのだろうか、正体不明の雑音が聴覚を支配しているようで、音による周辺の情報も得られない。いま、自分の置かれた状況が、まったく把握できないのだ――どうして……?
――そうだ。あのときたしか異変を感じて……ふと見上げた。穏やかな白い、昼下がりの大空を。すると、突然――――
思い出すと彼女は、じわじわと全身から毒のような恐怖が湧き上がってきたのを感じた。
――ウソだ。これは悪い夢だ。まさか、そんなこと――――だってさっきまで、ふつうの日常だったのに――――
「……いったいなにが……起こったの……?」
力なく呟くとともにこぼれる涙。そしてふたたび、彼女は気を失った。
✦coming soon !✦
どこまでも広がる青く澄んだ
空
果てしなく。どこまでも
広がってゆく
生きてれば嫌なこととかたくさんある
けど、なるようになるさ
夜凪
この大空の下に暮らす
人たち動物たちが
穏やかに暮らせるように、
もういい加減に争いを止めて。
お願いだから平和になってほしい。
【大空】
大空が好きだ
朝目が覚めて天井を見るとこの奥には大空が広がってるって思えるから
そう思うだけでひとりじゃないって安心感が貰える
一人で見る大空が好きだ
でも雨の日は誰か隣にいて欲しい
それはいくつになっても変わらない
大空を見て途方に暮れた
この空を渡るには一人では無理だということ
鳥は空を飛べるけれど
人間のように地上では暮らしていけない
空に居場所がある鳥と
地上に居場所を作り飛ぶ方法さえ見つけた人間
どちらも幸せで
ないものをねだれば不幸せだということを
大空はいつも訴えかけてくる
地面に倒れて、空を見上げると、なんだかひどく遠く見えた。
【大空】
#86 大空
掴もうよ、
飛び立とうよ、
恐怖心をも
感じさせない、この翼で
大空
(お題更新のため本稿を下書きとして保管)
2023.12.22 藍
元気になりたい時
落ち込んだ時
悲しい時
泣きたい時
見ると癒される
色々なお顔があって
色々な表情があって
様々な色のバリエーションがあって
私をいつも楽しませてくれる
ワクワクさせてくれる
感動させてくれる
いつも下から眺めてるけど
色々な角度から
眺めてみたい
これからでも遅くない
私の愛するあなたたちと
一緒にこれからたくさん
経験しに行こう
[ #52. 大空 ]
大空に向かって両手を大きく広げる。
空を抱きしめるように。
あるいは、そうして空と同化するように。
……多分、同じ年代の時に同じことをやったと思うのだけれど。
両手を広げて空を仰いでいた『彼』は唐突に、
「グルグル〜〜!」
と叫んでその場でタケ○プターよろしくグルグル回り始めて、私は額を抑えた。
その歌を初めて聴いたのはやっぱり小学生の頃、音楽の授業でだ。
歌詞に感動したのも、多分その歌が最初だったと思う。
——あの頃、うちの両親はしょっちゅう喧嘩をしていた。
私は真夜中、自分の部屋でこっそり泣いていた。
一度、喧嘩を止めようと口出ししたら、ひどく怒られた上、とばっちりで成績だの習い事の進み度合いの遅さなどを責められた。
だから、その歌にとても心打たれたのだと思う。
公園前の車止めに軽く腰かけ、待つこと数分。
パンツスーツを格好良く着こなした上背のある女性がヒールを鳴らしながら小走りにやってくる。
女性は私を見て、さっと顔色を変えた。
機微を悟るとはこんな感じかな、などと思いながら。
私は公園小路でグルグル回る『彼』こと我が愚息を呼びつけた。
身長も体重も標準枠な私より、小学四年生にして縦横サイズを上回る息子を見て、パンツスーツの女性はどこかホッとしたような表情に戻った。
私も立ち上がり、会釈した。
互いに名乗り、『この度は申し訳ありませんでした』と、どちらともなく頭を下げる。
子供同士の喧嘩——というかくだらない言い合いというか。
小突きあって、運悪く二人して縁石に足を取られて転んで、脛やら腕やら軽く擦りむいた、というのが事の次第。
「○○先生から連絡が来て、本当にどうしようかと」
パンツスーツの女性がハンカチで目元を抑えて言う。
……お気持ち凄くわかります、と私も何度も頷く。
子供同士のちょっとした喧嘩やら遊びやらでも、体格差があると大事になってしまうこともある。
どれだけ口厳しく指導しようとも子供なのだ、完全な制御は難しい。
「うちの子は、ご覧の通りご心配いりません。○○くんこそ大丈夫ですか?」
「はい、電話で確認しただけですけれど——保健医から聞きましたので問題ないようです」
「良かったですね。こういっては何ですけれど、お互い……」
同体格同士の子で、と暗に含めるとパンツスーツの女性も本当に、と苦笑を見せた。
「いつも、絶対に手を出してはいけないと言っているのですけれど……」
「うちもですよ。でも同じくらいの体格ですし——それに、原因はうちの子の発言みたいですし」
「原因は、何だったのでしょう?」
「歌、だそうです」
ご存知でしょう、と一節を読む。
「空に悲しみはあるかないか、で言い合いになったようです」
「え……」
「うちでは最近、あの子の曾祖母が亡くなりまして。
本人の言い分を綺麗に解釈すれば——煙とともに天に昇り、煙は消えたのだから悲しみはないと。
葬儀の際、祖父にあんまり泣き続けていると曾祖母が悲しむ、と言われたせいかもしれませんが」
「そうでしたか……。うちは」
パンツスーツの女性宅では、直近で飼い犬を亡くされていた。
彼女の息子○○くんの中では、まだ悲しみが渦巻いているのだろう。
だから空には悲しみがある、と。
なんとも言えない表情になったパンツスーツの女性に、私は溜息まじりで言葉を続けた。
「……ですが、小突き合いになった決定打は」
「はい」
「その時、足元に落ちていたアイスの棒が弾みで排水口に落ちてしまったから、だそうです」
「……え」
「当たってたかもしれないのに、と」
「——妙に悔しそうだったのは、それでしたか……」
私より更に盛大な溜息をつき。
互いに顔を見合わせ、やはり合わせたように苦笑いが出る。
「アイス買って、帰ります」
「そうしましょ」
——突拍子のなさに目眩どころか
目が飛んでいく思いは幾重とあったよ。
翼があったら、多分。
私は、何度も逃げ出していただろうなと
思うのです——
「空」と聞くと思い浮かぶ情景があるけど、
「大空」と聞いても何も浮かびません。
どこまでもつながっている、とか
鳥が自由に、とか、
連想することはできますが、
そんなこと思ってもいないし別に言いたくもありません。むしろ、お花畑ですね、鳥も厳しいんですよって思います。
私の中の引き出しに「大空」というものが存在しないのは、私が言葉の定義に厳しい人だからなのか、想像力がないからなのか、引きこもり気味だからなのか、まだ大空に出会ったことがないからなのか…