『大空』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
大空を飛べる
翼があれば
いつだって
会いに行けるのに
「くすんだ東京の空も、美しい長野の青空もきっと繋がっています」
東京の小学校から転校したとき、あなたから贈られた手紙に頼りない筆跡で綴られていました。
喘息持ちで、学校も休みがちだった幼いあなたの詩的な表現に今でも感心させられます。
あれから数十年が経ち、今では見違えるように澄んだ東京の秋晴れを見上げながら、あなたのことを思い返しています。
教室で静かに小説に耽っていたあなた。時々校庭に出てくるけれど一人でぶらんこを漕いでいたあなた。あのぶらんこは錆びていて、漕ぐとおかしな音がしましたね。一体どんな大人になっているのでしょう。
『大空』
そんなにすぐそっちへ行くなんて聞いてないよ。せめてもう一度、あなたの笑顔が見たいな。ダムが決壊したように大粒の涙が流れたまま、雲ひとつない真っ青な大空を見上げた。夏が始まりを告げたような空だった。
______やまとゆう
空を見上げる
子供の時に
空を飛びたかった
雪の日は
空を見る
雪をよけて顔を動かすと
空を飛べた
大人になって
見る大空は
とっても
いい感じ
大空
きみの翼なら、大空高く飛んでゆけるよ。
私?
私の翼は、一度折れてしまったから、飛べないよ。
高く高く、飛んでゆけたら、いいのに。
え?
いつでも、飛んでゆけるって?
時の流れは、どんな人間にも、平等だから。
感じ方は、皆違うけどね。
未来は、あるよ。
諦めずに翼を治してね。
また、高く飛んでゆけるように。
夢や希望や願いから、力が出て、頑張れることもあるから。
にゃんざぶろう
ダウンとマフラーに埋もれてるかわいい子はもっとかわいいな。
大空は青空。
寒いけどうれしい
#大空
私たちの上には必ず空があって
大空が私たちを見守ってくれている
たまに泣いている時もあるけど
今日は元気みたいだね。
大空さん
今日も私たちを見守ってね。
─────『大空』
見上げれば、大空に包まれて。
ちっぽけな自分でいることに感謝する。
そして今日も深呼吸。
はじめまして私は有岡みゆきですよかったら文通していただきませんか
広く広く
遠く遠く
どこまでも続く
様々に模様を変え
瞳の数だけ想いが募る
―「大空」―
大丈夫、どれだけ僕と離れても同じ青空の下で君を待っているから
いわゆる絶景と呼ばれる地へやって来た。
たしかにそこは壮大な景色が広がっていて、なんだか泣きたくなるような気持ちに駆られた。
広がる空は青く大きく、ただただ雄大な自然がそこに存在しているだけ。
心が洗われていく。いいなぁ。この景色に、自分も溶け込んでしまいたい。
大空を見上げる。
そして、空を眺めたまま歩き出した。広がる景色に足を踏み出した。
なんとなく、今なら空を飛べる気がしていたんだ。
大きく広がる空が、更に広く近くなった。
『大空』
理科の授業で宇宙について習い始めた子供の頃
この”大空”の向こうに宇宙が広がっているのを知り
無限の未知の世界に驚いた。
天井のように認識していたこの”大空”は
大気と日光によって見えているだけの層なのだ。
宇宙に放り出されそうな感覚を
この”大空”が安心させてくれる。
大空
あの澄みわたる大空から
きっと、俺は落とされたんだ。
空の上で、僕は必要とされなかったから
捨てられたんだよ。
「…なぁ、あの空の上には何があると思う?」
そんなことを聞いたって無駄なのは分かってるけど
しょうにだけは、聞いてまうんよな
「んー、宇宙?笑
…大丈夫、れんが思ってるようなことじゃないよ
捨てられたんじゃない。俺の元に、俺を助けに
れんはここに来てくれたんだよ。」
そうやって、俺を安心させてくれるんよ
いままではそれで足りとった。
でも、今日はどんどん想いが溢れてくるみたい
もっと欲しい、そう思うのは
俺がしょうに恋してるから?
「…っ、信じたいけどな、そんなこと言われて
素直に信じられるほど、俺の心は綺麗やない。
いつも、そんなの綺麗事にしか聞こえん!
そんなの、分かんないよ、もう、俺出てく!」
何度も俺を呼ぶ声が聞こえる。
けど、それを避けるように。
気持ちからも逃げるように
俺は闇に向かって走った。
…ほんと最低だよな、
しょうは、空から落ちてきて、
ひとりぼっちだった俺を
蔑むことなく、引き留めてくれてたのに。
優しく、包み込んでくれたのに。
なんで、手放してしまったんやろう。
今になって思う。
きっと、俺はしょうに恋をしている。
でも、優しさがほしいと思う分、
しょうの優しさが、澄んだ心が、
俺の心に突き刺さる。
お前は不釣り合いだ、と。
「…もう、会えんよな、
最後に一回だけ、会いたかったな…」
「…なに、いってるの。
ずっと、れんは俺の隣にいるんだよ。離れんな」
不意に、後ろから抱き締められて耳元で囁かれる言葉。
そんなん、もっと好きになるやん、
「…っ、離せ、もう、俺のことなんて嫌いやろ、
あんな、あんな酷いこと言って、隣になんておれん、」
本当は、ずっと一緒にいたい。
幸せな時も、辛い時も、どんなときだって隣で笑い合うのは俺がいいよ。でも、そんな想いとは裏腹にあふれでる言葉。
涙を流すことしか出来なかった。
「……れん、れんがどう思おうと、俺は一生
れんの隣から離れたりしない。
あの日、あの場所で出会った時から、
全ては始まってる。れんがどんなに捨てられたって思おうと、俺には関係ない。俺に出会うために、俺を助けに来てくれたんでしょ?空の上で、れんに価値がなくたって大丈夫だよ。捨てられてここにきたのかもしれない。
でも、今はもう、ここで価値のある一人の人間でしょ?
いつも、俺を支えてくれてる。それだけで十分なんだよ。
お願いだから、俺の側で、ずっと支えててよ。」
いつだってしょうは、俺の心に寄り添ってくれてた。
たとえ綺麗事だとしても、きっとそれを信じていれば、
いつかは本当に起こるんだろう。
こんなに、しょうは俺に付きっきりで励ましてくれてる
その優しさに、気付いてるつもりだった。
全然気付けてない。綺麗事、そう思って聞いていた言葉
違う、そうじゃない。しょうは、そうだと思ってる
綺麗事を、正当化しようとしてる。
それが正しいのか、正しくないのか
それはきっと受け取り方次第だ。
「……っ、しょう、ごめんな。
ずっとずっと、しょうのその言葉が重荷やった。
そうやって言ってくれてても、不安になる。
自分の出来なさに幻滅する。その度に、
あぁ、やっぱ価値のない人間で、捨てられたんやなって
でも、今は違う。しょうが、そう思ってくれてる。
それが正しいのかはまだ分からないけど、
捨てられたのかもしれないけど、
俺は、ここで証明する。しょうの隣で、胸張って笑えるように。捨てられたかもしれない過去も、全部拭っていいものにする。やから、しょう。これからもずっと側にいてほしい。……それと、しょう、大好きやで。愛してる。」
要らんこと言うた、
「……っ、れん、俺も好き。愛してる。
れんを、ずっと側で支えられる人になるよ。俺と、付き合ってくれる?」
「うん、よろしくな、しょお。」
澄みわたる大空は、いつしか星空に変わっていた。
嫌いだった大空は、澄んでいて、
今では大好きなものになった。
夜の大空に鳴り響くベルの音。
しんしんと雪が降り、辺りに白い花弁を散らしていく。
その中で聞こえてくるのは、子どもたちのはしゃぎ声。
若いカップルの楽しげな笑い声。
熟年夫婦の談笑する声。
あ、またベルの音が高らかに鳴り響いた。
きらびやかな町の中、私は大きな七面鳥とたっぷりのイチゴが乗ったホールケーキの箱を持って、弾む心持ちで歩いていった。
〜ベルの音〜
〜大空〜
どうせ、後、4年で天国へ逝くなら、大空に羽ばたいて逝きたい
大空
出かけるため外に出た。
上を見上げると大空が広がっている。
いい気分で出かけていった。
星もまだ見える明け方
冷たい空気の中
テンポ良く
歩いてみた
吐く息が白い
体を温めながら
見上げた先には
群青色の上に広がる
オレンジの世界
おはよう
今日もまた会えたね
この大空キャンパスに
新しい絵が
また一つ加わる
朝に夕に
一日に何度となく
空を見上げる
雨でも晴れでも
空を見る
そこにはあなたが
居るようで
そこからわたしを
見てくれているようで
空は
心の拠り所
もうすぐ
あなたからの手紙の
優しい雪も降るだろう
# 大空 (356)
大空
広くない空はない。ある一部分から見た空は小さいかもしれないけれど、あえて大空と書く意味はなんだろう。大空。大きな空。
冬は窓の面積が大きいほど冷えるから、そこかもしれない。空が小さければこんなに凍えなくとも済んだのに、寒い大気が大空にいっぱい集まっている。
確かに大空は憎いかもしれない。