『大空』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
空を見た時に友達が言った、
『この空、○○君みたい、』って言葉が
どうも私には辛かったようです。
彼、私が前まで好きだった人で、
好きで好きで堪らなかったことも
知ってるんじゃないの?
未練も後悔もないけど、
どうしていつもそうなるのかなぁ、って
あなたは本当に気まぐれだ。
ある時は遥か遠くに、
ある時は手を伸ばせば届きそうな所にいて、
ずっと同じところにはいてくれない。
時にはどんよりとした色で涙を零し、
時には満点たる光をもって私を照らして、
ころころ表情を変えるから落ち着かない。
しかし私は、
間近に迫った明るい光の中に、
恐怖を感じることがある。
かと思えば私は、
遠くに広がるあなたの悲しみの下で
心地よく鼻歌を歌ったことがある。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
そうか
あなたは不変の広がりに過ぎないのか
変わっていたのは私の方だった
大空よ
どうかこれからも末永く健在で
流転する私を不変の光で見下ろして
大空…。
空は人に似ている。嬉しいときは晴れて虹がかかったり悲しいときは雨がふる。怒っているときは雷がなりモヤモヤしたら曇る。
人が色々溜まった時に愚痴をいったりストレス発散するように、大空も雨を降らしたり雷を落としたりする。何事にも溜め込み注意なんだな…。
【大空】
君の心は空のように広かったね
もう一度逢えたら今度は僕に沢山お願いして?
大空越えて
届いてほしい
私のココロ
私のカタチ
想いが光となって
幾千飛び交い
星を包む
今この時代だからこそ
大空
大空。いつもは下を見てばかり。
でも少し前。
体育の時学校のグラウンドの
ちょうど真ん中ぐらいに立って、
空を見てみた。
綺麗だった。
いつも空を見ていたけれど、いつもよりも、
ずっとずっと大きくて、空の色が綺麗だった。
「何か」から解放された気分になった。
『大空』
それは君の描いた唯ひとつの絵だった。
ほんとうの色なんて誰も知らないの。
そう笑って君が見せてくれたのは、
今日も行きたくもない場所に行き言われたくもないことを言われ言いたくもないことを言いやりたくもないことをやらされる。もう限界だ。私は独り言を言いながら階段を登り扉を開けるフェンスを飛び越え私は大空へ飛び立った。あぁこんなにも気持ち良いのは始めてだ。
久し振りに見上げた空を、
大きな鳥が横切って行った。
遠い空の果ては続いてて、
幾つもの国や何億もの人が居るらしい。
知ったこっちゃないが。
好きなだけやってくれ。
好きなようにやってくれ。
私はこの手の内で精一杯だ。
何も自由になりゃしない。
あの鳥は空を渡るのだろうか、
知らないが渡るなら伝えといてくれないか。
勝手にやれよ、こっちも勝手にやるよ。
会えたなら、その時はよろしくな。
空を見上げる余裕くらいはあったらいいな。
お互いにな。
#大空
『大空』
トンネルくぐれば空が大きい 空は大きいって知ってたけれど目で見て感じるのはこれが初めて 小さな頃から見てきたのにな 毎日毎日見上げてきたのにな
あまりに身近すぎたかな 本当は何も知らなかったのかな 今朝見た大空 気づきがこんなにいっぱいだ
#大空
空一面に広がる大空。
毎日毎日違う空。
朝は暗く、昼には雲が広がっている。
夜には月や星が広がっているね。
時には雲がないときだってある。
今日の空は今日しかない。
ほら。たった一度の空を味わおう。
大空
ここからは
つながってると
教えてくれて
それでも
もう会えないと
無言で教える
やさしくて
残酷な空
見上げては
ここに
置いてけぼりに
なっている心が
体の中にあると
思い出す
行き場のない感情
どうにも
出来ないから
空へ託そうと
思ったのに
無言の語りは
追いつけない
感情を丁寧に
返されるだけ
自分の足で
進めるしかない
置いてけぼりの心
この体に纏って
選んだ道を
信じるままに
歩んでいく
いつでも
見上げれば
そこにも
大空はあるから
やさしくて
残酷な空に
背中を押される
心ひとつ
#3 大空を見上げる。ふぅ〜。
冷たい空気の中、息を吐くと白くなっていた。寒っ……。
そう思いながら、自分が生きていることを感じた。
___大空
[大空]
僕は空が好きだ
青空が大好きだ
全く淀みがなくて見ているだけでもスッキリする
そんな空を見ていると僕の心はとても暗くて淀みきっていることを実感する
僕は学校でいじめられている
同じクラスの子から殴られたり蹴られたりついには先生も殴ってくる
そうして居場所が無くなった僕はいつも学校の屋上に行って寝転ぶ
そうして目の前に広がる大空を見ていると心が落ち着く
でもあの日は違った
いつものようにいじめられて屋上に逃げた
そして大の字に寝転び空を見る
その日はいつもより空が晴れていて澄み切った青色が広がっていた
でも僕はスッキリしなかった
理由は分からない
不思議とスッキリしなかった
すると声がした気がした
「こっちにおいでよ」
僕はそれが不思議と空の声だと直感で思った
確かにあの空のように澄み切ったところに行ければどんなに気持ちがいいのだろう
空に行きたい
そう願うと僕は潰れた僕自身を見下ろしていた
「大空」
散らばった雲達の中に光る星
君に似た、僕の大好きな空
「大空」
大空を見ているとその果てしない広さに吸い込まれて消えたいと思う時がある。
自分という存在が消える感じはやっぱり「無」なのかな。
それともその大空に溶け込んだ「透明」なんだけとそこに存在している「魂」なんだろうか?
俯いている君。
何があったの?
私では役に立たないかもしれないけど
側にいることはできるの。
あなたの悲しみを
少なくするために。
限りないその気持ちを
空に放つように。
ほら、上を向いて。
『大空』
お題 大空
叶わない恋を乗り越えてきたのに
また出逢ってしまったね
あなたという光に
この想いを大空に飛ばして
あなたとの想い出を消したい
遠くまで広がる青に舞う、真っ白な羽。
その羽を記憶だとすれば、それを落としていく鳥が目的地に着いた時に残っている記憶は、一体どのくらいなのだろう。
大空見上げ〈この空は繋がってるんだよな〉と思ってみても会えないことは解っているから。