あなたは本当に気まぐれだ。
ある時は遥か遠くに、
ある時は手を伸ばせば届きそうな所にいて、
ずっと同じところにはいてくれない。
時にはどんよりとした色で涙を零し、
時には満点たる光をもって私を照らして、
ころころ表情を変えるから落ち着かない。
しかし私は、
間近に迫った明るい光の中に、
恐怖を感じることがある。
かと思えば私は、
遠くに広がるあなたの悲しみの下で
心地よく鼻歌を歌ったことがある。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
そうか
あなたは不変の広がりに過ぎないのか
変わっていたのは私の方だった
大空よ
どうかこれからも末永く健在で
流転する私を不変の光で見下ろして
12/21/2022, 10:58:12 AM