『大事にしたい』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
『大事にしたい』
私が大事にしたいものは
指の隙間を スルスルと
こぼれ落ちるように
消えてしまう
つかんで離さないように
しなきゃいけなかった
そう
何度も思い知らされてきたのに
なくしてから
気づく
もう
遅すぎると
あと何度
繰り返したら
本当に大事にしたいものを
しっかりと抱きしめて
離さずにいられるだろう
全部、大事にしたい。
朝目が覚める瞬間も、寝ぼけ頭で朝ごはんを食べる瞬間も。
友と笑い合う瞬間、ひとり寂しく泣く瞬間。
「明日もだるいな」なんて思いながら、いつの間にか眠りに就いている瞬間だって。
その全てが自分を形作っているのだから。
〜大事にしたい〜
初恋だ。
桜の木の下でバスを待っている君の横顔に
雷に打たれるとはこういうことなのだろう。
四月
私と同じ制服を着た
1人の男の子
こんな感情は初めてだった
彼を見ていると妙に胸が騒ぐ
鼓動が激しくなる
一目惚れ というやつなのだろうか、
私の初恋。
この小さな芽を少しづつ大切に育てていく
大事に、慎重に。
#4 大事にしたい 2023.9.20
ふと、思ったことがある。過去に起きた出来事を話す大人達に共感を求められた時、私にはその記憶そのものがなかった。ただ、その時の話は私がまだ1・2歳の時の話だったこともあり思い出せなくても何ら不思議ではないと考えていた。けれど、心の何処かで自分がおかしくなっているのではないかという不安は拭えないままだった。
そして、その不安が確信に変わる出来事があった。父が酒を呑んでいて口が緩んだのだろう。昔話を持ち出してきたのだ。父いわくその時の話は私が10歳の時の事らしかった。母も父も妹も弟もその出来事の記憶があるようだった。だけど、この時の私は酷く取り残された気持ちでその話を聞いていた。
なぜなら、私にはその記憶がなかったからだ。この時、私は気づいた。自分が記憶障害を患っていることに。私だけがそこにいない、その事実に絶句する事しかできなかった。
過去の自分を大事にしたい、けれど、そこに私がいない。
お終い
友達からもらったプレゼント?
もちろん家で大事に使っている。
仕事場の上司や後輩から持ったプレゼントも、もちろん大事にしている。
家族がくれたあれもこれも、全部大事にしている。
母に小さい頃から言われていた。
「いい?1番大事なのは、貴方自身の命なの。貴方が居ないとママもパパもみんな悲しいし、貴方しか貴方の命は守れないの。だから、凄く大事にするのよ。」
と。そうだと思ってずっと生きてきた。
だけど、今はそうは思わない。
君と出会って、君と話して、君との距離が縮まって行くたびに、君のことが大事になった。
大事にしたいと思うようになった。
今の1番は僕の命なんかじゃない。君の命だ。
【大事にしたい】
「大事にしたい」
ほんとうにだいじにしたいものは
だれにもいわない
こころのなかだけで くりかえす
それだけでほんわりと灯りを含み
それだけでじんわりと私を温める
わたしひとりの秘密
そうでないと
こわれてしまいそうだから
「大事にしたい」
題:大事にしたい
私にとって貴方は、
離れて欲しくない大切な人。
だから私は今日もあなたの意見を尊重して、
あなたに不満を持たせないようにして、
あなたを大事に大事にする。
好きな人が被っても、
どんなに辛いことがあっても、
私はあなたを思って行動する。
いくら大事にしても、
私を捨てた人がいたから、
正直とても怖い。
でも、あなたが私を捨てないことを信じて、
明日もあなたを大事にする。
君との絆は間違いなく大事だと即答できるんだ
困ったことがあればすぐに力になる
ただ、このキモチの出どころはどこなんだろうか
果たして、友情なのか愛情なのか
それが分からない
体育の時間。
今日は先生が不在の授業。
そうなれば、やっぱりみんなまとまりがない。
バレーをやると決めたけど
みんな各々遊ぶ。
「バレーするから男子と女子それぞれ4チームに分かれてー」
友達がみんなに声をかける。
やっぱり、流石だな。
少しずつだが、みんな動き始めた。
『でしゃばり』
そう陰口を言う女子や男子がちらほらいる。
誰かがまとめなきゃいけないのに。
率先してやってくれているのに。
じゃあお前がやればいいやん
とでも言えばよかった。
私にはそんな勇気は無いから
凄いなって思うことしか出来ない。
ー大事にしたいー
「大事にしたい」
私が大事にしたいもの、それは、人の気持ちを読み解くこと。
自分の気持ちより、相手がどうしたいかを読み取って発言する。
本当はダメってわかってるけど、そうしないと、いざこざが
めんどくさいから。だから私はその気持ちを
大事にしたい。もう前みたいな過ちをおかしたくない。
誰とは仲良いのに私とは全然だよね って言われるくらいなら
みんな平等にしちゃえば、いざこざなんて起きないよね
形に残らない宝物をずっと頭に置いていたいのに
脳を占めるのは覚えなきゃいけないことばかり
(大事にしたい)
手を伸ばしても届かないもの。そんなものは、世の中に沢山ある。手が届かないから、努力して色々なものを捨てて手に入れようとする。
手に入れて少ししたらもう飽きるくせにね。
#大事にしたい
9/20「大事にしたい」
小さい頃に買ってもらったガラスの指輪。近所の友だちにもらった小さな小さなウサギの置き物。中学の先生が合格祈願に全員にくれた幸せの卵のアクセサリ。
マイカが呆れたように言う。
「それはね、単に『捨てられない』って言うの」
「ええーーー。だって大事だもん」
「アンタの部屋いっつも物で溢れ返ってんじゃん。一回片付けに行ったろかって言ってんのに」
「やだやだやだ、マイカ何でも捨てちゃうじゃんー」
「何でもじゃないって。本当に大事なものを絞れって言ってんの。欲張ってもいいことないよ?」
「むん…」
口をへの字にする。
でも、そんなマイカのことも大事にしたいから、アタシはとことん欲張りたいのだ。
(所要時間:7分)
割りと惰性で生きてきたと思うよ。
それなりにしんどいことも多かったけど、それなりに何とかしてきたし何とかなってきた。
ただ、まぁ。
何とかならないものもある。
初めてあった時は、そんなに興味はなくて。
少し時間合う時間増えたら楽しくなって。
打ち解けてから本気で喧嘩もした。
今ではそばで笑ってる。
こんな現在を過去の自分は想像してなかったけど。
寝顔と笑顔が可愛いから。
大事にしたい。
それだけだよ。
『ドライブマイカー』
深い夜にトンネルでみた黄色いひかり バックシートでプリンをこぼした カラメルの匂いなかなかとれなくて 幼い頃の記憶の断片 たまに思い出すよ ハンドルを握れるようになった今もまだ 億万長者になって君を迎えにいくよ なんて話じゃなくて 今度の休みどこに行こうか それだけを伝えにやってきた
『大事にしたい』
好きな人ができました。
それこそ、大事にしたいというほどに。
照れるから言わないけど。
2023.09.20
神山はるか
「大事にしたい」
大事にしたいって思うけど
大切に、大切に思えば思うほど
別れが辛くなる
大事にしたいって思いたくないんだ。
でもね、
もう大事にしたいって思うもの増えすぎちゃった。
どっちを選ぶ方が、
私は幸せになれるんだろう。
ねぇ、誰がその答えを知ってると言うの。
私には、小学生と中学生の甥がいる。
初めての甥で、近くに住んでいることもあって、
赤ん坊の頃から世話をしたりしていた。身近な存在だ。
それなりに大きくなった。時間の経つのは早い。
その二人が、私の誕生日にプレゼントをくれる。
毎年ではないけれど(その時の気分で、かな)ごくシンプルな物だけど、とても嬉しい。
100円ショップの温度計に、グルーガンで造花をくっつけた物の時もある。金額の問題では無い。
今年は、絵を描いてくれた。
「誕生日おめでとう」の一文の周りに、アニメのキャラクターや、動物の絵が描かれている。
上の甥の絵は実物にそっくりだし、下の甥の絵は自分なりに頑張って動物を描いたのがうかがえる。微笑ましいものだ。
本棚の、ある一段は、もらった物を置くコーナーになっている。大切な場所だ。ここに置いてある物は、この先、捨てることはないだろう。そんなことはあり得ない。
「大事にしたい」
わたしの手
大切な人と手を繋ぐため
わたしの目
宝の日々を、儚くて美しい瞬間をこの目で見るため
わたしの耳
大切な人たちの声。自然のなす音をきくため
わたしの口
たくさんの人に感謝するため
わたしの足
誰かのために動けるように 自分のために動けるように
わたしの心臓
毎日毎日動き続けて休憩もせず、命をわたしに与えてくれている
わたしのこころ
どんな時で一生わたしのそばにいてくれる
わたしの想い
それはわたしの言葉
わたしの大事なこと
それはわたし自身からはじまる
今は、
産まれた瞬間から
いろいろな物に恵まれている。
初めから欲しい物を
造る事もほぼない。
ただ、
一つ
いつも心の中にあるのは、
どんなものにも
必ず
人の手が加わっている事。
製品として
人の手に届くまでに、
様々な工程があり
様々な人の手が加わる
沢山の人達が
作り上げた物、
必要とする人のもとに届くまで、
大切に扱いたいと
いつも意識している。
大袈裟かも知れないけど、
働き始めた頃、
そう、教えてもらった。
小さな物でも、
それを造る人の沢山の生活がある。
いろんな人の思いが
込められて、
私の生活が成立してる。
そんなことも
大切にしたいと思う。
私のこだわり