『大事にしたい』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
『大事にしたい』
好きな人ができました。
それこそ、大事にしたいというほどに。
照れるから言わないけど。
2023.09.20
神山はるか
「大事にしたい」
大事にしたいって思うけど
大切に、大切に思えば思うほど
別れが辛くなる
大事にしたいって思いたくないんだ。
でもね、
もう大事にしたいって思うもの増えすぎちゃった。
どっちを選ぶ方が、
私は幸せになれるんだろう。
ねぇ、誰がその答えを知ってると言うの。
私には、小学生と中学生の甥がいる。
初めての甥で、近くに住んでいることもあって、
赤ん坊の頃から世話をしたりしていた。身近な存在だ。
それなりに大きくなった。時間の経つのは早い。
その二人が、私の誕生日にプレゼントをくれる。
毎年ではないけれど(その時の気分で、かな)ごくシンプルな物だけど、とても嬉しい。
100円ショップの温度計に、グルーガンで造花をくっつけた物の時もある。金額の問題では無い。
今年は、絵を描いてくれた。
「誕生日おめでとう」の一文の周りに、アニメのキャラクターや、動物の絵が描かれている。
上の甥の絵は実物にそっくりだし、下の甥の絵は自分なりに頑張って動物を描いたのがうかがえる。微笑ましいものだ。
本棚の、ある一段は、もらった物を置くコーナーになっている。大切な場所だ。ここに置いてある物は、この先、捨てることはないだろう。そんなことはあり得ない。
「大事にしたい」
わたしの手
大切な人と手を繋ぐため
わたしの目
宝の日々を、儚くて美しい瞬間をこの目で見るため
わたしの耳
大切な人たちの声。自然のなす音をきくため
わたしの口
たくさんの人に感謝するため
わたしの足
誰かのために動けるように 自分のために動けるように
わたしの心臓
毎日毎日動き続けて休憩もせず、命をわたしに与えてくれている
わたしのこころ
どんな時で一生わたしのそばにいてくれる
わたしの想い
それはわたしの言葉
わたしの大事なこと
それはわたし自身からはじまる
今は、
産まれた瞬間から
いろいろな物に恵まれている。
初めから欲しい物を
造る事もほぼない。
ただ、
一つ
いつも心の中にあるのは、
どんなものにも
必ず
人の手が加わっている事。
製品として
人の手に届くまでに、
様々な工程があり
様々な人の手が加わる
沢山の人達が
作り上げた物、
必要とする人のもとに届くまで、
大切に扱いたいと
いつも意識している。
大袈裟かも知れないけど、
働き始めた頃、
そう、教えてもらった。
小さな物でも、
それを造る人の沢山の生活がある。
いろんな人の思いが
込められて、
私の生活が成立してる。
そんなことも
大切にしたいと思う。
私のこだわり
ずっと小説を書いてきて、書籍化されるのが夢だったけど、それはもうあきらめた
でも小説は書き続けている
せっかく書いたら小説投稿サイトに載せたいし、できればたくさん読んでほしいけど、これがなかなかむずかしくてね
読まれたいあまり、自分が書きたいものより一般受けすることを意識したこともあったけど、だからってうまくいくわけでもない
やっぱり自分の気持ちを大事にしないとね
別に仕事じゃないんだから、自分が書きたいものを自分のペースで書けばいいんだ
そりゃあホントはたくさん読んでほしいけどさ
自分の気持ちを大事にしたい
自分のしたいを大事にしたい
こんなこと意識しないでもできるようになりたい
大事にしたい
今この時を、
生きているこの瞬間を、
息をし、目に映る景色が美しいことを、
人の声が音、虫の音や自然の音を聞くこと、
その全てが当たり前であって、当たり前でない。
そんな当たり前を大事にしたい。
大事にしたい。
私がいないと何もできないと思っていた。
小さくて、儚くて。
少しでも目を離せば、消えてしまいそうな気がしていた。
なのに。
「お母さん、泣いてるの?大丈夫?」
いつのまにか、小さな手でティッシュを私の目元にあててくれるほど、この子は大きくなった。
「泣いてないよ、ありがとうね。」
そう返しながら、
はじめて寝返りをうった日。
はじめて立った日。
はじめて、私を呼んだ日。
…
たくさんのはじめてを、感動をもらったことを思い出していた。
これから先もたくさんのはじめてがこの子には待っているだろう。
いつまで一緒にそれを見せてもらえるのだろうか。
大事にしたい。この子を。この瞬間を。
いつか、この子が私の元を離れていくまで。
「あなたの分まで、ね。」
部屋の隅にある真新しい仏壇に向かってそう呟いた後、まるいほっぺたが目立つ横顔をしばし見つめた。
「はっきり言いなさい」
ごめんなさい。その一言ですら小さな声でモゴモゴとしか発せない。相手がイライラしてるのが表情や仕草から読み取れてしまって顔すらまともにみれず、足先ばかり見つめてしまう。
また怒らせてしまった。このあとため息をついてどこかに行ってしまうのだろう。もしくは殴られるか、説教がはじまるのか。今回はどうなるのだろうか。
「私はね、あなたが大事だから言ってるのよ」
僕もあなたを大事にしたいと思ってる。でもあなたのようにはっきりと言葉にして伝えることができない。
同じ言葉なのに全く違うものに感じるんだ。あなたの言う大事にしたい僕と、僕が思う大事にしたいあなたが別のモノのようで何も言えない。
〝大事にしたい家族〟って何ですか?
【題:大事にしたい】
大事にしたい
迎えたら
生涯大切に
君に与える幸せ
君がくれる幸せ
毛むくじゃらで
無垢な瞳で見つめてくる君
今を大事にしたい。いつまで今のままでいられるか、わからない。この先、環境が変わってしまうかもしれない。失ってしまうかもしれない。そうなってしまった時に、後悔しないようにしたい。今が未来のかけがえのない思い出になるように、何かできないかな。
君と過ごした時間、触れた肌の暖かさ
流した涙も、すれ違いの痛みすらも
それが僕と君を繋げるものなら
ずっとずっと、大事にしたい
(大事にしたい)
お題 大事にしたい
ショートケーキの上から慎重に苺を降ろす。
そしてクリームとスポンジを別々に食べるのが、ケーキを食べる時の娘のルーティンだった。
「一緒に食べた方がおいしいよ?」
「こっちのほうが美味しいのが長く食べれるからいいの」
目線はケーキから外さず、頬にクリームを付けながらそう答えた。
なるほど。その考えはなかった。
私はすこしでも時間をかけて美味しい時間を長く取ろうとする考え方は思いつかない。
あれは楽しみを長く味わうためのひとつの知恵だったのだ。
娘のそんな考え方を私も持って大事にしたいと感じたそんな休日だった。
大事にしたい
今、俺を抱きしめてくれてる君を
大事にしたいと思うほど
傷つけてしまうんじゃないかと
怖くて仕方ない
形あるものは必ず壊れる
失った時の痛みを知っているから
余計に一歩が踏み出せないんだ
『大事にしたい』記憶
大事にしたい人の大切なもの
あの人の小言
表情のメッセージ
私にとって大事な事
あなたには秘密
誰にも秘密
私だけ
それは
あなたの隣を歩く事
それだけ
でも、私にとっては大切
かけがえのない事
甘くなくていい
ただ・・・あなたの隣にいる事
簡単なようで難しい
すきってバレないように
わからないように
誤魔化して
揶揄って
あなたの横顔を見てる
僕の初恋はお前だった。
いや、正しくは記憶しているうちの初恋、だけれども。
お前に全てを捧げてきた。俗に言う青春だって、お前のせいでろくに恋愛せずに終わった。
それは、紛れもない事実だ。
けれど仕事柄、世間体、色んな目線としては諦めざるを得ない。
中学の頃惚れてから、早10年。
もう社会人として数年たったけれど、まだあいつのことを諦められそうにはない。
でも、もうやめにしよう。
この気持ちは持っていたらダメなもの。あいつにも迷惑がかかる感情だ。
いい加減結婚して、親に孫を見せてやらなくちゃ。
『達也の子はきっと綺麗になるんだろうね。
もうそろそろ、恋人ができてもいいんじゃない?』
母親だって、実家に帰れば安定を求めてくる。
お前に、離れようって、ダメだよって、言いたいのに。お前を目の前にすると、言葉が出てこない。
お前ともっと一緒にいたい。ずっと隣で笑っていたい。
この感情を、大事にしたい。
大介、愛してる。男同士は大っぴらになんて言えやしないけれど、結婚しよう。
おれらだけで、ちっちゃな教会を探して、信頼出来るやつだけを招待してさ。
お前のこと大事にさせてよ。
愛することを、誓います。
#大事にしたい
大事にしたい
この世に生まれたドラマチックさを 貴重さを
むやみに
やたらに
がむしゃらにならずに
のんびりと
過ごす時間を大事にしたい