『夢を見てたい』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
何の夢を見ていたのだろう?
ベッドから身を起こし
すぐにポカポカな布団に帰りたくなる
きっと…
驚くほど幸せな夢だったんだろうな
「くそー!もう月曜って何だよぉぉぉ!!」
カレンダーに視線を移したときの
絶望感の深さが段違い
#夢を見てたい
辛いとき、本を読む。
自分をどうしようもなく嫌いになったとき、物語の中へ逃げ込んで自分では無い何者かになりきる。
そんなときの私は底なしに輝いていて嫉妬や悩みなんかの負の感情さえ力に変えて進んでく。
心躍る冒険と、身を焦がすような恋愛をして眩しすぎるくらいの青春と、何にも代えがたい経験を積んで、一点の曇りもない朝の快晴みたいな余生で彩られた人生。
本を閉じて現実に引き戻されたとき、今まで溜め込まれた不安と焦りと恐怖が一度に私を襲う。
真っ直ぐ前を向いて成長していく物語の主役と何一つ変わらない憧れるだけの私がそこにいる。
夢を見ていたい、綺麗な夢。
私の憧れるものは全てそこにある。
けど夢は覚める。
そんなことはもう分かってる。
現実を見なきゃいけないってことも。
それでも私の瞳に映るこの世界は
あまりにもモノクロで、弱虫の私にはあまりにも鋭すぎるから
だからもう少しだけ夢を見ていたい。
『大人になりたい』
誰もが口を揃えてそう言っていた。
早く自由になりたい。好きなことをしていたい。束縛されたくない。口出しされたくない。自分だけで全て決めたいのだと。
けれど,私は自由を恐怖している。
籠の中の雛でずっと居たいと思ってしまっている。暖かい巣の中で安寧の地で,危機から遠ざけられ守られて餌も与えられ残酷な蒼穹も知らずぬくぬくと 限られた自由を謳歌していたいのだと願っている。
世間は夢を見るには冷たくて,彼らの言う自由は私にとっての責務と同意義で,羽ばたくことは安らぎの地を立ち去ることに思えた。
「子供のままでいたい」
それが私の我儘な願いだなんて言うことは許されないのだけれど。
「夢を見てたい」
生きるって
大変だし
苦しいし
めんどくさいし
意味わからんし
だけど
人は幸せになる為に
生まれてきたって
今は、そんな夢を見てたい...
#54『夢を見てたい』
ユメウツツ。
ぼんやり生きてちゃ退屈だけど、
真面目に生きても疲れるだけ。
ユメウツツ。
TVをつけてもいいニュースもないし、
何度目かわからぬ本を読む。
ユメウツツ。
紙面に広がる物語は
私をどこへでも連れて行ってくれるから。
ユメウツツ……
毎日が不安で心配で
先々のことを考え
いつも頭が何かに
占領されていた
まだ起きてもいないこと
起きるかもわからないことに
振り回されるのが
当たり前になっていた
今は
こんなに時間って
あったんだ
そう感じながら
過ごしている
今この瞬間に
必要なことを
やっている
今次第で
先々は
変わっていく
それなら、今この瞬間を
楽しんだ方がいい
そう思って
私は自分が
今思い描いている夢を
やれることから
行動している
大きなことではなくても、
ピンときたことを
とっかかりでもいいから
行動に移す
そうすると
次に何がしたいか
心に浮かんでくる
そうやって
自分の思い描く夢を
見続けていこうと思う
そうすれば
もうその夢は
ちょっとずつ
自分の世界となっていく
お題:夢を見てたい
『舞踏会』
昔読んだ物語の
1番好きな場面はどこ?
そんな話を不意に振られた
幼なじみとのふとした会話
私の好きな昔話
題名は覚えていないけれど
確か煌びやかな場所で
舞踏会が開かれてた
子供心にはとても眩しく
大人になっては笑い話
素敵な場面だね、と微笑んだ
その眩しさには勝てないなんて
キザな事を思ったけど
口には出さず留めたままで
あなたとの舞踏会なら
今すぐにでもできそうなのに
追いかける度に逃げていく
あなたがシンデレラなら
魔法が解けるその前に
私と素敵なひとときを
いえ、ダメね、だってあなたにはいるのだから
共に幸せになるべき人が
あなたの幸せを祝えるなら
私はあなたの幼なじみのままでいい
そう言って私はただ静かに
震えるあなたの手を離した
あのひとの隣に立てたならいい
それが祝福されたならいい
《夢を見てたい》
夢を見てたい
上手くいかないけど どうなるかわからないけど
自分のやりたいこと やり続けていきたいこと
それを続けたい 貫いていきたい
でもそれを言葉にすると いつも言われる
友人から 恋人から 兄弟から 親から
いつまでそんな夢見てるんだよ!
人生結果が全てなの?
生き方にルールがあるの?
自分が納得いくまで もうやり切れたと思うまで
夢に向かって歩みを止めたくない
夢を見てたい
たった一度の自分の人生だから
Only one life・・・
ずっとこのまま夢を見ていたい。
黒いコートに黒いズボン、頭の上に乗っけている山高帽までも黒い。
全身黒コーデの男は、今日も今日とて彼女を愛でるのに忙しい。
「最近は色々な本を読んでくれる」
そう言って喜ぶ男の方がよっぽど子供だ。
男が手塩にかけている彼女は、男の話をニコニコしながら聞いている。
そのそばに立ち、私はカードに文字を記入していく。
彼女が好んだ言葉、興味を持った言葉をカードに書きつけるのが私の仕事だ。
それ以外にも、私個人が気になった言葉も書きつけたりしているが、まぁ、悪いものではないので大丈夫だろう。
時折本体から「この言葉どこで知ったのだろう?」と呟く声も聞こえるが、私のやることなどその程度でしかない。無問題だ。
寧ろ作文の時などは私のカードが役立つ時もあるのだから感謝してほしい。
ふと、視界が揺らぐとゴツゴツとした手が見えた。
あぁ。本体と私の視界がリンクしたようだ。
この手を、本体は嫌っている。
ヤニの匂いがするこの手は、小学生である本体に金をせびっているのだ。
断りたくても断れない本体が苦しんでいる。
私はそっとカードを本体に差し出した。
「貸しても良いけど、トイチじゃなきゃ貸さない」
意味も分かっていないはずの本体は、私の差し出したカード通りに言い放った。
それでも無情かな。
本体はお金を貸すことになった。
そのお金は、お年玉であったのに。
貸し付けの間、本体は我慢をしなくてはいけない。
ただし、相手はトイチをのんだ。
暫し待てば、元金より増やすことは出来る。
約束を反故にされそうになったら、沢山の罵詈雑言のカードを貸し出してあげるから。
「役に立たなくてごめんね。暫しの我慢だよ」
私の呟く声に気づいたのか、山高帽の男がコチラを見た。
「またか」
男は溜息をつきながら、うんざりとした口調でそう言った。
「家庭環境が年々酷くなっている。父親は金をせびるのが当たり前になりつつあるし、両親の関係は冷めきっている。このままではこの世界を保つのも難しいかもしれない」
私の言葉に、男は顔を曇らせた。
「そうならないように、沢山の本を、言葉を彼女に与えた。今もこれからも。そうしていけば、本体も現実に押しつぶされることはないはずだ」
「本体も現実より本の世界に逃げることが増えている。これは、正しいことなのだろうか」
「現実を受け止められるまで。彼女が育つまで。俺は諦める気はない」
「私もだよ。彼女が育つまでは」
男から借りた本に夢中な彼女は、私達の会話を聞いていない。
それで良い。
彼女には、こんな現実を教えたくない。
いつまでも夢を見ること。
それが彼女という存在なのだから。
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初代カードの記憶
#夢を見てたい
起きても 起きても
夢の中
もう現実なんてないんじゃないか
そう思った時
とても とても
苦しくなる
あぁ、どうせなら
いい夢くらい見させてよ
夢を見てたい
夢を見たことはあった
すべて否定された
やがて私は夢を見なくなった
私は否定されなくならなかった
夢を持つようにと否定された
夢を見てたいと思う心より自己肯定感が夢だった
夢を見てたい
ずっと夢を見てたい
果てしない夢をずっと追いかけていたい
でも、でもだめなんだ
だから私は今日も重たい体を無理やり起こして生きていくんだ
現実を見る。
果たしてそれは正しい選択なのだろうか。
高校3年の夏、僕は進路希望調査を担任に提出した。
担任から帰ってきた言葉は予想通りだった。
「現実を見なさい」
僕が書いたのは叶えるのには何年かかるかも分からない、まさに夢物語のような将来だった。
でも、小さいころからずっと叶えたかった夢だ。
その夢を聞いた周りの大人は現実味のない夢だとか、担任のように現実を見た方がいいと口にする。
でも1度きりの自分の人生だ。自分の夢を叶えたいじゃないか。
自分でもはっきりわかっている。
その夢で人生を棒に振るかもしれない。
もしかしたら自分の手元にはなにも残らないかもしれない。
でも僕は挑戦したい。
なにもやらずに後悔するのはもっと嫌だから。
でも大人が言うことも分かる。
ちゃんと勉強をして、どこかいい職場に就職していい暮らしをする。
現実を見ればそんな人生を送れるかもしれない。
もしかしたら彼女なんかできちゃって、結婚して幸せな家庭を築いているかもしれない。
途中で壁にぶつかるかもしれないけど、乗り越えて人として成長出来ることがあるかもしれない。
考えれば考えるほど色々な可能性が思い浮かぶ。
しかしそれは夢を見たって浮かぶ可能性だ。
現実を見て暮らすよりかははるかに挫折し失敗するリスクが高いだろう。
だが、考えてみれば夢を叶えるために努力し、できることが増えるかもしれない。
夢を叶える道のりでいい人に出会えるかもしれない。
最終的に安定した生活が送れるかもしれない。
考えてみればいくらでも可能性は浮かんでくる。
『現実を見る』『夢を見る』どちらを選んでもメリットはあるしデメリットもある。
どちらを選んだって幸せや不幸はやってくる。
結局どちらを選んでも自分次第だということだ。
そこでもう一度自分に問う。
現実を見る。
果たしてそれは正しい選択なのだろうか。
僕の答えば「NO」だ。
現実を見ることは正しいとは言いきれない。
だからといって夢を見ることが正しいかと言われればそれも正しいとは言いきれない。
ある人には現実を見ることは正しいかもしれない。
しかしほかの人には正しくないかもしれない。
夢を見ることも同じだ。
誰かにとっては正しくて誰かにとっては正しくない。
しかしこの答えは大衆的な考えだ。
主観的な答えとしては『現実を見る』は僕にとっては正しくなくて、『夢を見る』は正しいと思う。
だから僕は声を大にして言いたい。
「夢をみたい!!!!」
「俺も××のこと好き」
私が大好きな彼に告られた話
「ママ〜!」
お母さんになった話
「おめでとう」
会社で上司に褒められた話
「××〜!」
久しぶりに友人とあった話
でも現実はそう上手くはいかなくて
「ごめん、」
好きな人には振られ
「今までありがとう」
旦那とは離婚
娘も一人で育て
『なんであんたはッ!』
「ッッ」
我慢の限界でどうしても
娘にあたってしまう
優しい母でいたいのに、
「お前ってやつは!」
「なんでこんなこともできないんですか!」
会社では怒られる日々
「、」
『最悪ッ、』
携帯が壊れて
昔の友人とは音信不通。
会えることすらできない。
最愛の人と娘と、楽しく
過ごせる日々
友人と一緒に遊ぶ日
『そんな夢を見られるなら』
そのまま目を覚ましたくはない─────。
夢を見ていたい
私はよく妄想をする。好きな人と恋人になれたり、友達が作れたり、成績が上がったり、もっとオシャレな人になれたらなぁーなんて妄想を繰り返している。
だけど実際はいつも好きな人に声をかけられないままただその人を見つめている。友達だって自分は人見知りでコミュ障だからいつも話かられるのを夢に見ている。
もしもそんな夢みたいなことが起きたらなぁーなんて言いながら目を閉じて眠る。夢の中では、自分はなんでもできるすごい人だった。
目が覚めたらいつも通りの自分だった。あぁーもう少し夢を見ていたいなぁー
まって、終わっちゃう…
もっと夢を見てたい…
…あれ、どうして見ていたいのだろう?
そっかぁ、先輩ともっと居たいからかなぁ…?
っ痛…起きちゃった…
また会おうね?『先輩』…?
「夢を見てたい」
眩しさの前の
白くぼんやりした光
寒さの前の
体温と同じだけの毛布
忙しなさの前の
独り占めたような時間
一瞬の永遠に
夢を見てたい
夢を見てたい
あの日や楽しいだけの世界を
貴方と笑い会える日々を
そんな夢を見れたら
もう覚めたいと思わないかな
夢を見てたい
あなたと再会して
交換するLINE
今は
恋愛感情はなくても
あなたが
あたしと相思相愛になると
夢を見てたい
なな🐶
2024年1月13日196