夜明け前』の作文集

Open App

夜明け前』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

9/13/2022, 12:18:21 PM

夜明け前

昨晩1時に寝たのに
4時過ぎに目が覚めた

飲みすぎたかな

夫がくれた最後から二番目のプレゼントの
プラネタリウムが
部屋の天井に大きな鯨を映す

寂しくて
寂しくて
寂しくて溶けて消えてしまえばいいのに

寝られないと送ったLINEに
既読がつくことはなく
寝ないと仕事に支障が出るから
早く目を閉じたいのに
仕事のことを考えて眠れなくなる

涙が止まらなくて
もう限界ですと
課長に伝えようか頭をよぎる

仕事は辛くない
ただ何のために頑張るのか
生活のために稼ぐ
夫と出会わせてくれた会社への恩返し

なんの予定もない週末
会いたい人も
やりたいことも
楽しみも
何も無い

夫がいない事実だけが存在する

残業して家族の待つ家に帰る人が
羨ましくて
仕方がない

涙が止まらない
気づいたら夜明け前は
朝7時になっていた

また明けない夜の続きが始まる

9/13/2022, 12:15:09 PM

空が白ばんできた午前3時半。
アタシはヨレヨレのスウェットを着ている。
スヤスヤと寝息を立てている息子。

『4時間抱っこして、やっと寝たよ…』

アタシはベランダに出てタバコに火をつけた。

息を吸い、フゥーっと思いっきり吐く。
1口目は肺に入れずにふかすのがアタシの決まり。

寝た方がいいのは分かっているが、ひと仕事終えた後のタバコがたまらなく好きだ。

『夜泣き、今日も凄かったな。』

アタシは所謂できちゃった婚だ。
それも、不倫の末の略奪婚だった。
両親はもちろん大反対し、結婚するなら勘当だと言われた。
売り言葉に買い言葉、アタシはカバンひとつでお腹をさすりながら家を飛び出して行った。

不倫だったが、付き合っていた時はまだ良かった。
彼はとても優しくて、容姿も文句なし。清潔感のある爽やかなイケメンだった。
隣を歩いているだけでアタシは何だか誇らしくなった。


スヤスヤ眠る息子は本当に、可愛い。
いつもその横でイビキをかいている旦那をチラリと見て、嫌悪感を抱いていた。

『アナタの子なのに…』

――旦那はお腹の中の子が男の子だと分かると、明らかに落胆していた。
それに立ち会いができないご時世だからか、父親になったという自覚が全くと言っていいほど無い。

「うわあ!ほんとサルだな!」

ハハハと大きな声で笑っていた。
第一声のそれを聞いた瞬間サーっと冷めた。


旦那は変わってしまった。いや、元々そういう男だったのかもしれない。
清潔感はどこへやら。

シワひとつ無かったワイシャツはシワだらけでも気にしない。
マスクが当たり前になった時代だからか、歯も磨かない日もある。
アイロンに関してはアタシがすればいいだけかもしれないが、子育てワンオペの現状、そんな余裕は無い。



―――旦那の元嫁には1度だけ会ったことがある。
旦那と元嫁の離婚に関して、慰謝料やらなんやらで弁護士事務所に行った時だ。
サラサラのショートヘア、黒髪で、スタイルも良く、泣いたのか、少し腫れぼったいタレ目と話した時にチラリと見える八重歯が印象的だった。
略奪しておきながらも『なんでこんな可愛い嫁がいるのに』と思ってしまったほどだった。

『アタシもいつか、浮気されるのかな。』

正直どうでも良かった。息子さえいればいい。

チリッとタバコが焼ける音がした。
夜明け前の少し冷たい風に、ゆらゆらと流されるままのタバコの煙を見て『アタシみたい。』と思った。

流されるままに生きてきた。不倫し、妊娠した上の略奪婚。
世間から煙たがられ、いつかは消えていくのだろう。

「ほんと、全部アタシたちが招いたこと。……ばかみたい。」


アタシの夜が明けることはないだろう。

今、願わくば、【夜明け前】が続いて欲しい。
もうすぐ明けると希望を抱きたい。

登ってきた朝日を見ながら消えていく煙になりたい。

第2話 【夜明け前】~完~




自分にはこの先明るい未来は無いと分かっているのですね。
不倫はよくない!ダメ絶対!

初見でもなるべく分かるように、お題に沿った短編形式にしてます。
第1話と続いているので良ければぜひそちらも見て下さいm(_ _)m
♡︎ありがとうございます。またあなたの目に止まりますように。

9/13/2022, 12:12:46 PM

夜明け前


この闇を除いて
私の心も覗いて
明日への光を浴びて
壊れた心も錆びる

夜の静けさに隠れて
空っぽになった気持ちを隠す
明日を告げる音に混ぜて
言えなかった言葉を紛らす

今日の終わりを見届けて
明日への始まりでリセットする
何もかもオートマティックに
感情は片づかない

だから静かに
ただ静かに
夜明けを待ってるんだ
明日へのスタートライン
朝陽の一筋の光

この心が壊れないよう
偽りが浸食しないよう
全てを今日で終わらせ
光を浴び磨き直すんだ

この闇を除いて
壊れた心を治す
明日への光を浴びて
新たな心で望む

夜の静けさを待って
空っぽになった気持ちから
新しい1日を始めていく

9/13/2022, 12:11:15 PM

あと少しだけ。

月も隠れたこの夜に、
僕を照らすものがないこの夜に、
紛れていたいのに。

お願いだよ、あともう少しだけ。

わかってるよ、逃げられないのは。
すぐ来てしまう、明るい世界から。

夜明け前

9/13/2022, 12:11:03 PM

何が幸せなのか、聞かれた時に
私は思った。
生きている間は幸せを探す旅に出ているから
何が幸せかは死ぬ時に決めたい。
幸せは日々更新されていくから。

9/13/2022, 12:09:22 PM

今日もやってしまった。

今日こそはと思っていたのに。


今日も目の下にクマを作って君に会いに行く。

ちゃんと隠して君に会いに行くのに
誰よりもすぐに気づいて心配してくれる。

あぁ、見てくれてるんだ。

優しい君の声ですぐに元気になるんだ。


してはダメだとわかっているのに

君のその声が欲しくてまた今日も。



2022/09/13 「夜明け前」
               ひか

9/13/2022, 12:03:22 PM

今違う病院に通っているのですが病院を変更したいのでお電話させて頂いたのですが予約は出来ますか?
明日電話。

9/13/2022, 11:57:02 AM

早く夜が明けてほしい。

怖くて指先の震えが止まらない。

夜が明けさえすれば“あれ”はしばらくの間鳴りをひそめるから。

夜が明けたら、仮眠を取ろう。

そのあとは“あれ”を封じる手掛かりを探す。

大丈夫、私は助かる。

そう思った時だ。

禍々しい気配を背後に感じた。

私の身体は縫い止められたように固まる。

視線だけをずらして時刻を確認する。

夜明け前──あと数分で夜が明けるのに……。

嫌だ、私はまだ死にたくない!


テーマ【夜明け前】

9/13/2022, 11:52:54 AM


                   ち
                 て
                い
              く
            パ
ほど          ラ
   かれた意
           ボ
       味    ラ
        を   ア
        
       か     ン
      さ
      ね        テ
       て         
                  ナ
      木
      星
       が 
          去
           る

9/13/2022, 11:49:18 AM

夜明け前/

あぁ
もう今日が始まる
ずっと夜でいいのに
ずっと夜が良かったのに_

私は重い体を起こし
つけていたイヤフォンを外した
途端 外で鳴く鳥の声が聞こえてきた
朝の匂い
朝の雲
朝の景色
何もかも
儚く 腹立たしく見える

今日も
制服という布を身にまとって
学校という名の拘束場に行こうじゃないか
偽物の私に身を任せて

9/13/2022, 11:46:02 AM

夜明け前

夜明け前、うっすら明るくなる空に、そこに、希望を見た気がした

9/13/2022, 11:41:52 AM

お題《夜明け前》


逢えない苦しさも。


夜が明けたら――笑顔に変わる。





一分一秒離れたくなくて。


服の裾をつかんでしまう。一瞬驚いたような顔をして、それからすぐ笑顔に変わる。


「夜が明けるまでなら、そうしてていいから。お前の歌が聴きたい。俺だけのために歌ってくれないか」


ああ、泣きそうだ。


仕事のために遠くの国へいくのに。


それは仕方のないこと。


「――帰ったら覚悟してて」

「ふ、それは俺もだ」





夜明け前に降る歌は。


夜が明けたら、笑顔を降らす。

9/13/2022, 11:40:06 AM

夜明け前。

夜明け前に
君が夢に
出てくれたら。

夜明け前に
声を聞けたら。

夜明け前に
君の姿を
見れたら。

何もなかった1日は
幸せな日に変わる。

9/13/2022, 11:37:54 AM

夜明け前

なんだか寒いな……

寂(さみ)しい
寒(さむ)い

でも、陽のあたる場所に居るから暖かいような、
それでも陽光はずっと、続くとは限らないし、その可能性は零に等しいだろう。

私は右手右腕を左の上腕に、左手左腕を右の上腕に交差させ、足をくの字に少し曲げ、内股になる。
崩れそうな足を、何とか支える。

その後の話なのだが、それを思い出した時こう思った。「自分は、なんて滑稽なのだろう」と。
何故だと思うのか分からない。一時の感情だとしても、そう思わざるを得ない。

それを話そう。
とある公園にて、私はやっとの思いで見つけたベンチに座りました。
1人の公園ですが、それはとても、とても、とっても心地いいものでした。
世界に1人だけしかいないような。
人が与える温もりも、人が奪う幸せも、損得も無い。
本当の意味で平和な時間でした。
絵を描いたり、寝たり、文を書いたり、空想の世界に浸ったりしました。
そうしてるうちに夜が明けてしまい、非常に残念な気分になりました。
しかし、肌寒いだけです。
私は、体を起こしてひび割れそうな指と手足を動かしてどこかに行きました。

考えれば考えるほどに、歩く速度も遅くなるので、なるべく考えないようにしました。

……あれ、家はどこでしたっけ
でも、夜明けの空は、儚げで美しかったのです。

9/13/2022, 11:32:41 AM

( 夜明け前 )

藍色の空と冷たい空気と静かな音。

そんな夜明け前の街が好き。

9/13/2022, 11:29:48 AM

🍀夜明け前

時間を気にせず本を読んでいたら
窓から朝日が覗き、雀のさえずりが聞こえてくる。

空気も朝の凛と澄んでいる感覚が肌に伝わる。

今日が始まる。

「夜明けのこない夜はないよ。」

読んでいた本の主人公がそう言う。

そう、どれだけ明日が嫌でも
今日が終わるのが嫌でも

記憶が薄れていっても

朝は来る。


でも、私はこの時間帯が好きだ。
しかし起きることは出来ないので
眠ることなく夜明けを迎えることが多い。

今日も楽しくなるといいな。

9/13/2022, 11:27:43 AM

040【夜明け前】2022.09.13

ふと目が覚めるのは、だいたいいつも、夜明け前のまだ暗いうち。ねむれないまま布団でごろごろしていたら、むこうから新聞配達のバイクの音がやってくる。郵便受けを開ける音、閉じる音。エンジン音を高めながら、次の家へと去る音。そのうち遠くの幹線道路から、車が往来する音が聞こえはじめる。
私は、再度のまどろみをまちながら目をとじている。遠くの方で、音に音が重ね塗りされて、だんだんと濃ゆくなっていく。朝はいつも、まずは耳から明けていく。

9/13/2022, 11:23:52 AM

夜明け前









夜明け前、君に愛を囁く


どうしても伝えたい事なのに、言えない


どうしてあの時いえなかったんだ…。


彼女は、ただ僕を見て


「 ごめんね 」 と 言って、 僕に背を向けた

9/13/2022, 11:23:04 AM

夜明け前

夜明け前…
あなたは暗闇に
ボーっと立っていた

冷たい雨
激しく降って…

傘も刺さず…

服は濡れて

捨て猫のよう…

家に招き入れ…
温かいホットミルクを
あなたに差し出した…

やさしくやわらかな表情

わたしはホッとした

9/13/2022, 11:15:54 AM

Klagen



光射す空虚に
翳す掌は
儚さの美しき
刻の中で

廻り輪刻の環
散りばめ
記憶の狭間に
触れた夢


凍てた瞳に灯した
想い煌やかせ

駆け巡る愛しさに
囚われ浮かべ


堕とした涙…


黒き羽根を纏う
包まれ
舞い散りる

白く染る破片は
優しく
風に載せて


遥かの地に辿り


朱く… 紅ク… 緋く… 赫ク…

Next