『夏』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
夏が近づくと、蜘蛛が出る。芝生の庭付き戸建てに住んでいるからか、家の外にも中にも蜘蛛が出現する。
蜘蛛が苦手なため、蜘蛛忌避剤を昨年から家の周りに撒くようになった。効果は絶大で、蜘蛛の巣はなくなり、家の中で蜘蛛と遭遇することもほとんどなくなった。いつ蜘蛛と出会うかとビクビクしながら生活するのは辛かったので、とても快適だ。
蜘蛛は害虫を食べてくれる益虫だというのはわかってるが、見た目がどうしても受け付けない。目も脚も多すぎる。しかし、蜘蛛がいなくなったからだろうか、他の虫が増えたような気がする。蜘蛛忌避剤は他の虫には効かないのだろうか。とても困る。
#夏
夏は白が美しくなる
アスファルトの白線
道行く何台もの白い車
白い雲に白い壁
白い鳩
トマトソースパスタの白いお皿
真っ青な空の下
灼熱の光を照り返す純白の
なんと美しく怖ろしいことだろう
白に呑み込まれる
『夏』
ちょうど、
あの太陽が少し落ちたとき
赤く、赤く燃える陽を
目を細めながら見つめる。
誰ぞ彼
あれは誰? と
逆光。
その翳りに目を移す。
暑い暑い
夏の今日
黄昏時に
大切な人に逢いたくて
夏の夕焼け空に
問いかける。
蒸し暑くて、クーラーを付けた。そのまま寝てたら喉が痛くなった。
「あーあ、早く冬になんねえかな。」
冬になったらなったで、早く夏になれと言う癖に。
2025/07/15 #夏
夏
夏。静かな学校にいる。誰もいない、静かな教室。冷房の音と匂いだけがある、静かなところで勉強をする。たまに休憩で、図書室に行く。誰もいない図書室。好きなだけ本を眺める。誰も邪魔をしない空間で、本を眺める。昼過ぎ、部活の音がする。雨の音もする。それでも私は1人。
これが私の夏。綺麗な夏。好きな夏。
また夏が来る。地獄の時と、美しい時が入り混じる時間。今年はどちらかな。
暑いとイライラするよね
ただでさえ暑いのにキッチンに立つともっと暑い。冷房を入れてもいいけど火を使ってると全然効かない。電気とお金の無駄だと思って火を使う工程をはやく終えようと忙しなく動いていた。
ようやく一段落ついて汗でベタベタのTシャツを着替えにいこうとしたときだ。買い物から帰ってきた祖母がご機嫌に部屋に入ってきたかと思うと、突然不快ですと言わんばかりに顔をしかめた。
「冷房つけてちょうだい」
はあん?と凄みたくなるのを我慢した私はとても偉い。金メダルもらってもいいくらい偉い。
汗だくの私をチラ見して、買ってきたものをその場に残し着替えてくるとだけ言って部屋を出ていった。
またしても怒鳴りつけたくなるのをグッと飲み込んで、罪のない食材を冷蔵庫に放り込んだ。雑になってしまったが、どれだけ丁寧にしまっても祖母の気に入らない配置だとすぐに入れ替えられてしまうからもうどうでもいい。
バタバタとうるさい足音が近づいてきたので何も言わずキッチン側のドアから廊下に出た。こうするともう片方のドアから入ってくる人と顔を合わせなくて済むからだ。
案の定、冷房が入っていないことに大きな声で文句を言って、キッチンに入るとすぐ冷蔵庫を開けてアレもだめコレもだめと言いながら物を動かす音が聞こえる。
怒りを通り越してもはや呆れる。こんな人と一体いつまで過ごさなければいけないんだ。イライラしすぎて頭の血管切れちゃう。
自室に戻って、しっかり冷房の効いていることに幸せを噛みしめつつ着替える。身体がスッキリするとモヤモヤも少しは晴れた気がした。
こうも暑いと感情のコントロールが効かなくて嫌になる。普段はあんな小言、ハイハイスミマセンネ、と聞き流せるのに。まあ終わったことだし、気にしない。あんなの気にする時間と労力が勿体ない。
我慢はよくないのでお菓子を頬張りながら推しの配信をみて、夏休みを満喫する。それがこの夏の私に課せられた使命なのだから。
【題:夏】
夏.
『夏が始まった合図がした』
なんて有名な楽曲があるけれど
最近は合図もなく気づいたら始まっている気がする.
それでも あ、夏だ.
と感じる瞬間は人それぞれあって.
空気だったり 音だったり 景色だったり
気温もそう.
夏は誰にでもあるようで
きっとみんな違う感覚の夏を抱いてる.
今年の夏はどんな記憶が残るかな.
来年の夏は、何を合図として始まるかな.
高校、中学でテストを頑張った君へ
頑張ったねたとえ点数が、悪かったとしても先生に君の努力は伝わってると思うよ
お母さん、お父さんに期待はずれされても、
もういいやって思われてもお前は諦めなかったんだろ!!!!!!まだ二学期三学期あるんだよもう少し頑張ろう
何があっても努力は辞めず、諦めずに進めるのがそこにいる君なんだよだから頑張ろう?、
夏かぁ…
揺らぐような暑さと眩しい日差しに億劫に思う頃
毎年毎年、”暑いのは嫌だ”と愚痴ばかり吐くけれど
実は夏はそれほど嫌いじゃないのだ
通学路の桜並木に青々しい緑、幹の濃い色、
それに合わさって引き立つ青空と大きな雲…
木の影のおかげで涼しい風を感じて少し目を細める
ふいに、スマホをしまって歩く桜並木の雰囲気は涼しげでなんだか夏を冒険している気分で、嫌いじゃない
この、夏だけの特別な世界はきっと私だけの世界だ
そう思うとなんだか特別な気がして、
私しか見れない景色がある、感じれないものがある、
そう思うと少しワクワクする
図らず上機嫌になって早足に並木を抜ける
まただ、ドッと感じる暑さに嫌になる、
けれど、暑いからいいのだ!
さっきのような涼しさに目を細められるから
そんなことを考えながら、歩く夏の日は少しだけ楽しくて、素直に好きとは言えないけれど、嫌いじゃない
夏という単語自体に変化はないが、その実態やイメージは10年前、20年前、そして恐らく100年前と比べて随分変遷してきているのだろうなと、昨今の酷暑に鑑みて思う。
一昔前までは30℃程度で「今日は暑いね」などと言っていたはずなのに、連日40℃前後に晒され続けると、「今日はなんだか涼しいね」と言いながら温度計を確認したら30℃を指していた、なんてことがざらにある。人間の環境適応力を誇ればいいのか、環境にいとも簡単に騙くらかされて慣らされている現状を嘆けばいいのか、微妙な心境である。
10年後、20年後、100年後の夏がどうなっているか、想像するだに恐ろしい。ただ人間は、扇子やうちわ、扇風機、エアコンと次々に文明の利器を進化させながら対応できる程度には小賢しくしぶといので、これからもなんのかんのと対応しながらどうにかやっていくのだろう。
素麺を茹でる時、梅干しを入れると美味しいらしい。
グルテンで食感がどうとか流し読みした情報をもとに、貰い物の素麺を湯がくことにした。
素麺何束につき梅干し何個、という記載がなかったので、2束で2個入れた。
味見。味見。味見。
規定時間を過ぎて茹でても、なんだかまだ硬い気がする。
まあいいか。
食べてみると、あんなに茹でたはずなのにしっかりとした食感がある。これはいいかもしれない。
目を輝かせてから、そういえばこのブランドの素麺を食べるのは初めてだったと気付いた。
元々の素麺のポテンシャルなのか梅干し効果なのか。
なれど、もうただ茹でるだけを試す気にはならなかった。
夏
夏が嫌いだ
小学生の頃の話だ
夏休みが始まった
いつもの日常が始まると思っていた。
親が離婚した。
当時の僕は理解していなかった。
父親は、嫌いだ
まるで洗脳されたように嫌っている
写真の中にいる僕は
楽しそうなのに
離婚、つまり転校だ
夏休みいきなりの出来事で
何も考えれなかった
別れ?お別れ会?
なにもない
ただ突然いなくなる
みんなは、何を思うか
幼馴染とは
これ以来会うことはないだろう
もう忘れてしまってしまった
夏なんて来なければ良かったのに
やっと君に似合う季節が来たよ
世界が君に追いついたんだ
「夏」
風鈴が揺れる。風鈴の音が響く。シャキシャキとした食感。
スイカの味。ページを捲る音。今はただ蝉の声すら聞こえない。
実際は本を読んでいるだけただそれだけだが、美しい夏の情景が私を襲う。
夏が来た。
季節は変わり行くものだが、ここ最近__どうしても夏だけが長く思えてしまう。
温暖化のせいか?
一応、北の方に住んでいるはずなんだがな……。
慣れぬエアコンをつけかけすぎたと温度を上げるが今度は暑くなり下げるを繰り返し。
外に出れば、まるで結露のように汗が吹き出し地面を濡らす。
……その地面すらすぐ乾ききってしまう程の暑さの中で、今日も生きている
夏
昔の夏といったらせみ、スイカ、麦わら帽子みたいなイメージだけど今の夏はエアコン。このイメージしかない。
今はもうとにかく暑すぎて夏といったらエアコン。ほかも空調服とか日傘みたいな暑さから命を守るアイテムが思い付く。
エアコンといえば最近せきが出るようになってそれが風邪のせいだと思ってたんだよね。だけどもしかしたら風邪じゃなくてエアコンのせいかもしれない。
どうも風邪をひいた時期とせきが出始めた時期が同じくらいだったから原因も同じだろうと思ったけど違うのかもしれない。
今までフィルターだけ掃除してたけどエアコンってフィルター以外も掃除しないといけないらしいな。
そうしないとかびが生えてエアコンがかびを撒き散らす機械になるとか。それで昨日ちょっとエアコンを見てみたらかびがえぐかった。
内部は業者じゃないと難しいらしいからとりあえずできる範囲で掃除して見える範囲のかびは掃除できた。これでせきが治るといいんだけど。
今は動画で解説があるから一応素人でも内部の掃除はできるらしい。でも俺はできる気がしない。
だからこの夏が終わったら業者の人を呼んで掃除してもらう必要があるな。めんどくさいし金もかかるけど健康には変えられない。
【書く練習】
今日の書く練習はお休みします
夏
子供の頃はみんなやっていたと思う。
夏、扇風機の前で裾を持ち上げ、服の中に風を通して体を一気に涼しくする技。
ワンピースが一番やり易かった。
大人になってもお風呂上がりにこっそりやっていたが、今年は夫が扇風機を二階へ持って行ってしまった。
となると、代わりになりそうなのはリビングのアレしかない。
「何してるの?」
だからね、そういう事情でサーキュレーターを跨いで仁王立ちしてるんです。
真下から風を取り込んでるんです。
そんなびっくりした顔しないでよ。
空は青く晴れ渡り、薄黄色の砂浜は、強い陽射しを浴びて白く輝いている。砂浜のあちこちにパラソルが立てられ、道路沿いには海の家が立ち並ぶ。
打ち寄せる波は少し冷たい。波打ち際から進んで少し深いところへ頭から飛び込めば、暑さに焼かれた頭が冷えて、何とも心地よかった。口の中にしょっぱさを感じて、テンションが上がる。「うわー!しょっぱい!海だよ、海!」君を振り返って大口を開けて笑えば、君は私のはしゃぎように少し呆れて笑っていた。
そんな君目掛けて、手で水をすくってかけてやると、君は驚いて一瞬目をつむって、次の瞬間には「やったなー!」と笑って、私に向かってやり返してくる。
私は夏が好き。こうしてはしゃいで騒いで、君とふたりで過ごせるから、好きなんだ。
【夏】
準急の扉を開ける蝉時雨
地獄ばっかり地獄ばっかり