『変わらないものはない』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
変わらないものはない
胸が苦しくなるの…
気持ちがつらくなるの…
受け入れるのが…
むずかしい…
葛藤を彷徨い…
迷って…迷って…
でもね…
わたしのそばに
ずっと…ずっと…
いてくれる
人形、ぬいぐるみたち
に支えられて
ありがと
淡い気持ちでもいいの…
消えてしまってもいいの…
あの子も
あの子も
僕だって
みんな変った
姿も性格も昔とはどこか違う。
何故だか寂しくなる。
【変わらないものはない】
変わらないのもはない
月日が巡り、自然も人も動物も、毎日歳をとる。
無機物だって劣化する。
世界のどこかでは、人口が減少し、増加する。
地球のどこかでは、土砂崩れが起きたり、川の水位が上がって地形が変わっているかもしれない。
宇宙だって、月も太陽も、私たちの目には見えないけれど、一分一秒姿を変え、過ぎ去った後はもう二度と同じ姿を見せることはない。
でもひとつだけ、変わらないものがあるとするならば
今、この瞬間を生きていること
1分後、1日後、1年後、
決して変わらないとは言えないけれど、
それだけは、こうして思考をしている数分間も、
唯一変わらないものだと言えるのではないかな
私は数年前に故郷を捨てた。
とても田舎で、街灯は少ないし、娯楽施設もない。
雪はたくさん降るし、公共交通機関もあってないようなものだ。
もうこんな場所嫌だ!
どこかでそんな歌を聴いたことがあるが、まさにその通りで、故郷を捨てた。
今は大都会·東京へと上京し、何年か経ったある日。流行り病も落ち着き始めた頃合いを見計らって、久々の帰省である。
新幹線を使い、電車に乗り継ぎ、本数の少ないバスに揺られてついた。
変わらないものはない。
それは、進化、だけではない。
故郷は変わっていた。
悪い意味で変わっていた。
電車は廃線になり、唯一のコンビニも潰れ、廃屋が増えている。
私は故郷を捨てて、果たしてよかったのだろうか。
しかし、私一人がいたことで、何か良い意味での変わることはできただろうか。
何もないこの場所で、変わらず残っていたのは、実家だけ。
私は自室で、しばらく呆けた。
【変わらないものはない】
変わらないものはない
形あるものは、壊れる
変わっていく
人も同じ
変われないことははい
思いを強く持って
行動すれば変われるはず
負けないで頑張るぞ
ぼくは変化が嫌いだ
ベッドの種類
ご飯の時間
たまに変わると
無性にイライラしてなくんだ
ああまた
お気に入りに爪研ぎの位置が変わってる
そんなとき
古株のお爺ちゃんがいった
変わらないものはない と
目を閉じて前足を折り畳むお爺ちゃんを見て
ぼくは深いなぁと思った
永遠は無いと知りながら、
それも求めるのは愚かだろう。
いつの間にか歳をとった。
年の暮に思うのは何度目だろうか。
変わらない様に見えても、
何か変わっているのだろうな。
俺も街も何もかも。
よく行ってたあの店も潰れたよ、
安酒で吐くまで呑んだあの店も、
小洒落た喫茶店に変わってたよ。
変わらないのは呑んでる面子だけだな。
何時まで続くかな。
知らないけど、来年は呑んでる気がするよ。
変わらないものはないけど、
出来るだけ続いたら良いよな。
またくだらない話をしよう。
また歳をとったなんて言いながら。
#変わらないものはない
変わらないものはない
そんなことは知ってる
でも、だからと言って変わることを恐れるのは
言い難いのない恐怖を覚えるのは
そんなにもおかしいことなのだろうか
テセウスの船のように少しずつ変わって
いつしか全てが変わったときに
恐れを抱くのはいけないことなのだろうか
幻葬焉
神秘に魅入られ
奪われた幻
触れて薄れてく
哀しき日々
手繰り寄せては
千切れた絲
「上手く 生キル事出来ズ・・・」
戻せ無い失いが
何時も・・・ 何時も・・・
優しさが傷み
想刻に囚われ
哀しみの謳聲
響かせた悲劇
積み重ねた代償
終わり無き嘆き
歩み続けた末路
崩れ去るは精神
私は触れ
その瞬間に・・・
よく、「もっとこう出来ないの?」とか
「性格悪いよね。もっと...」とか
そんな相手を責める言葉を耳にするけれど、
実際のところ、そんな言葉で変わるものなんて
あるはずもなくて。
偶に、「いつまでも愛してるよ」とか
「君以外の人を好きになるわけないよ」とか
嬉しくてたまらない言葉を聞くけれど、
実際のところ、そう簡単に契れるほど
愛は簡単に出来ていなくて、移り変わっていく。
だからこそ、自分から変わっていきたい。
周りの人が、
自分の無責任な言葉では変わらないとしても
自分にとって
不都合な変化が起こってしまったとしても
どんな時でも自分の変化は自分で決めるもので、
まずは自分が頑張れば、きっと他のなにかも
少しでもいい方向に変わってくれると信じたいから。
『変わらないものはない』
僕は ずるい!
僕は 卑怯者!
僕は 愚か者!
僕は 嘘つき!
僕は 姑息!
僕は 薄情!
僕は 意地悪!
僕は 社会のお荷物!
僕は 失敗作!
不都合な優越感を満たすためだけに
しょうこりもなく
破れかぶれで生きている
僕がこの世から居なくなっても
世の中は何も変わらない
僕が
なんとかかんとか
どうにかこうにか
ギリギリ底辺で
頑張って生きてても
社会から見捨てられ
誰からも認めてもらえず
変わらないものがないなら
僕が生きている意味って
何なんだろう?
【魔法の飴ちゃん】
「ほれ、やる」
ふいにそう言って口の中に放られた、
「甘…」
キャンディ。
「何、急に」
私がきょとんと口にした言葉に、幼なじみの悠生は、腰を折り、目線を合わせた。
「これはなぁ…魔法の飴ちゃんだ」
「魔法の…飴ちゃん。なんのこっちゃ」
突然の至近距離にときめきを隠せず、思わずのけぞりながら悪態づく。
「溶けねえんだよ、この飴」
「いや、溶けてるし」
「溶けないことにしとけよ」
「は?なんでよ」
可愛くない女。
自分でもそう思う。
男みたいでガサツで、片付けもお母さん任せ。髪の毛のケアも面倒でショートカットにしてることは誰にも言えない秘密。
女の子らしい女の子に憧れ続けて16年。
それこそ魔法でもない限り、私は変わらないんじゃないかとさえ思える。
「魔法の飴…なら、私の事変えてくれ。根っこから全部。自分なんて嫌いだ」
ぽつん、と吐いた言葉。
悲しくなって、涙が沸いた。
「このさ、魔法の飴ちゃんは」
すると悠生は高く飴を頭上に投げ、器用に口でキャッチする。
「溶けない飴。お前みたいじゃん」
「は?」
「変わらずにいろよ」
いつもの糸のような、ふざけた目が真剣なものに変わる。
「何」
「俺、今のお前が好きだ」
トキガトマル。
今、なんて言った?
「自分に自信持て。俺はずっと側にいる!」
真剣な眼差しがヘタッとまたいつもの糸目になって、悠生の手のひらが私の頭を撫でる。
「やめろバカ」
「やめねえーよ」
「ありがとう」
「こちょばゆいからやめれ」
魔法は魔法そのものがすごいんじゃない。
その魔法を使う、魔法使いがすごいんだ。
悠生は私に、「変わらなくていい、魔法」を授けてくれた。
雪が降っている。
視界は遮断され、君がどこにいるかも分からない。
少し歩いてはまた振り返り、一度走ってみたら雪が邪魔をする。
僕を雪の中に閉じ込めようとする雪原から抜け出し、もう一度君に会いたいと願いながらまた歩き出す。
いつしか、歩いている目的さえも思い出せなくなったら、君に会えるだろうか。
一変しない視界が、僕に諦めを提案してくる。
そして、僕の足取りが途絶えた。
テーマ《変わらないものはない》
1日1日が過ぎていくように、人や動物が歳を取るように、変わらないものはない。
変わらないものはない
すべてが日々、変化していく
だからこそ、
変わらないものを
大切にしていきたい
変わらないものはない
全てのものは、流動するものだ。
言いかえれば、そういうことだろう?
お互いの容姿も、気持ちも、それら全てが。
いつまでも同じである訳がない。
だから、私たちは、いつも、迷って、悩むんだ。
この間まで小学生だったのにもう中学生になった僕は今も私として生きている。この間まで簡単だった勉強も難しくなって新しくできた友達も居る。春だったはずの季節は冬になりもう三学期が始まり2年生になろうとしている。僕は私として生き皆は私に向けての態度で接する。私は僕だが僕も私だ。私は僕としていきたい。そう思っていた4年生の女の子として体の性を守っていた私。私はもう変わったよ僕として居るんだ。だから安心して皆も変わっている僕も変わっている。皆変わっている。安心して置いてかれてなんかないよ変わらないものはないんだから。
変わらないものはない
変わりたくないと
思っていても
時の流れと共に
何かしら変わっていく
気持ちだけが
変わっていなくても
いつの間にか
少しずつ変わっている
時の流れは止まらない
それなら流されつつも
自分も変わって
いかないといけないと
そう思えるようになってきた
お題 変わらないものはない
私達の愛は永遠に変わらないと思ってた
知らないうちに愛は変わっていくことを
あの日の私はまだ知らなかった
変わらないものはないと呟く
あなたの冷たい顔が
失くしていくものを増やしていきそう
変わらない ――そういうことって ある?
もし 人が 「変わってない」と思っていても、
少しは変わってるよ。 だって、
――変わるものなんだから。