『声が枯れるまで』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
声なんか枯れたっていいこの歌であなたのことを救えるのなら
私は無名シンガー
今日も路上ライブをしている
前までは誰も見てくれなかったけど
今回はどこか違った
色んな人が聞いたり見たりしてお金も貰った
嬉しくて胸が鳴る…
人を変えるため自分という価値を世界に見せるため
私は歌い続ける
題名「声が枯れるまで」
〜声が枯れるまで〜
声が枯れるまで 声援を
みんなに届け この思い!
声が枯れるまで、
私の声を求める人のために、歌い続けます。
何があっても勇気付けられるように歌います。
恐慌の時代でも、危機になっていたとしても、
一人でも私を求めてくれるならば、
その人のために歌ってあげましょう。
否定されても、何でもかんでも、一切合切。
ヘッチャラでしょ?
"もういいから、早く幻想から醒めてよ……。"
夢見る少女のままでは要られないのですけどね。
また、幻想から醒めぬ者が増えてしまったよ。
普段は大人しい私(自称)
しかしながら、推しのCONCERTでは
大人しくはいられない
どこから出るのか、高い声をはりあげて
腕振り腰振り♥
普段はおとなしいんですよ
普段は。
CONCERT終わり、友人と話す頃には
声は枯れ、腕は上がらず、抜け殻、
それでも
次はいつだろう、会場はどこだろうと
しゃがれ声で会話はつづくのだ。
「ここにいる」たとえきみから見えずとも 生命(いのち)が叫ぶ星のない夜
「声が枯れるまで」
こんな思いするくらいなら、
失くなってしまえ
なんて、映画ならば言うでしょう
分かるよ
苦しいものね、片想いって
辛いよね
だってあの人が私のことが好きかどうか、
さっぱりわからないんだもの
けれど、それでも
私があの人のことを好きってことは間違いない
だって苦しいくらいに、胸がどきどきするのだから
嫉妬した時には、潰れそうなくらい、痛いんだから
どっちにしても辛いなんて、おかしいね
心が苦しくて、心臓が痛くて、辛くて
貴方を見かけるたび、考えるたび、叫んでいるの
「痛い、痛い」
って
文字通り、心の底から叫んでいるの
笑いながら、幸せそうに、
「痛い、痛い」
とね
声が枯れるまで
8月。猛暑の中、鬱陶しい蝉の鳴き声で目を覚ます。
気だるい体を前に持ち上げながら、枕元にあるデジタル時計に視線をやる。もうとっくに午後の1時を過ぎていた。
薄暗くせまい部屋。私の体はまるで水をかぶったように汗でいっぱいになっていた。日々のストレス故二度寝したいところだが、このままエアコンとやらが見当たらない天井を見つめているままではこのまま日が暮れるので、いつもの数倍は重い自分の体を無理やりベッドから削ぎ落とす。
物が散乱している床をグシャグシャという音を立てながら歩く。いつ食べたのかも分からないカップ麺の容器が私の足の裏の力によって割れると同時に、残っていたであろう醤油味の汁が足にまとわりつく。若干の汚さを感じつつも、無駄に装飾がされたぴんくの壁に擦りつけた。
ようやっとテーブルにつき、テレビと連動している汚れたリモコンを手に持ち、チャンネルを移動させる。
バラエティやグルメ、お笑いなどがあったが、一ミリたりとも興味が沸かず、ほんの一秒も経たないまま数字を変えていく。チャンネルが4になったところで、私はボタンを押す手を止めた。画面に映るのはひとりの少年。名前は岡崎恵というらしい。見た目はどちらかというと男らしい顔つきをしているのに対して、名前は中性的で可愛らしい。このことが印象的に残り、普段はなかなか覚えられない名前でも、『岡崎恵』という3文字はくっきりと頭に記憶されていた。それからというものの、この薄暗い部屋の中で、たった一つだけ明るく光っている場所には、いつも岡崎恵という名の者に釘付けになる私の姿があった。回数を重ねるごとに、私は次第に彼の虜になっていった。これが世間で言う『推し』というものなのだろうか。どうやら、私が彼に抱いている感情は普通ではないようだ。他の女性タレントと話しているとなんだか気分が落ち着かなくなり、彼に私を見てほしいと考えるようになっていった。
『独占欲』とでもいうのだろうか。
昔から親に勉強を強制され、常に好成績を押し付けられていた私にとって、今まで感じたことがない感情でも、それがなにか理解できるのは容易なことだった。
彼への気持ちは、日を重ねるごとに大きくなり、いままでこんなものに大量のお金を払うなんて馬鹿らしいと思っていたグッズとやらにも手を出して、五月蝿いだけの雑音祭りだと思っていたライブというもののチケットも買った。
どれも私が感じたことのない感情を引き出し、また新しく彼に対してのおもいは膨れ上がっていった。
彼は歌がとても上手で、毎日彼の歌声を聞いて睡眠を取るほど、心地いい歌声をしていた。
誰にでも隔てなく接する態度も、私の『好き』を膨らませる原因だった。
私は、彼のことが好きになってしまった。私は彼から、一度向けた目を離せなくなってしまった。
もう、引き返せないほど。
当たったライブのチケットを握りしめ、彼がいるところへと向かった。チケットに書いてある番号と一致する席に座り、ステージから彼が上がってくるのをまつ。
やっと裏から出てきた彼は、清々しいほどいい笑顔をして、「みんな、来てくれてありがとう」と言う。
遠くで歌い、踊る君を見て、また『好き』だと感じた。
どうせ私のことなんて知らないだろうし、私の名前も、私の好きなものも、なにも知らないんだろうけど
貴方は私のなかった感情というものを引き出してくれた。
初めて、人を『好き』だと思えたから
だから
声が枯れるまで、貴方に『好き』だと叫ぶから。
だから
貴方がおじいちゃんになって、声が枯れるまでには絶対、
「俺も好きだよ」
って言ってもらうよう頑張るからね
今度こそちゃんと、『好き』を見つけられたから。
苦しかったのだ だから叫んだ
愛して欲しかった だから叫んだ
でも誰も声を聞いてくれない
私だけみんなと逆方向に歩いているみたいだ
ずっと私だけ赤信号だから進めない
苦しい 助けて 愛して
叫んだよ 必死に叫んだ
心の中で
声が枯れるまで
声に正しさはないし
大きさも同じくで
枯れるまで声を出そうとも
特別な意味はない
そんなモノが通じるとでも?
無駄に衣を着るより
身を正すくらいの方が良い
身だしなみってそういうモノでは
衣装で誤魔化せるなら苦労はしない
特に意味もないのに見えちゃうんだよ
声に出したからこそ
判ることもあるのだけど
書くこととはまた違っている
ドラレコの録音機能をOFF。
走行車が少ないのを確認。
車の窓が閉まっているか確認。
思い切り声が枯れるまで辛さ、文句を
涙を流しながら叫ぶ。
ドラレコの録音機能をON。
私のヒステリー解消法…。
【声が枯れるまで】
coming soon !
58日目
この声が枯れるくらいに
君に好きと言えば良かった
この声が枯れるまで
君の亡骸を抱きしめた
声が枯れるまで叫び続けた結果は
どうも良いものでは無かったらしい
失ったものは戻らないし
期待していた様な明日は来ない
運命だった出会いも跡形もなく散って終わり
それでも何もかもを諦めてつまづいたままより
ダサく潰れながらも立ちっぱなしの方が
俺は好きだし
きっとそうする
君が好きだと言ってくれたから
私は歌う
君と私の愛の歌を
声が枯れるまで歌い続けよう
声が枯れるまで
声が枯れるまで
叫ぶ。
「行かないで!」
けれど
あなたは背中をむけて
行ってしまった。
あなたの後ろ姿が
小さくなっていく。
02
誰にでも明るく対応するその子は
すぐに今の部署でも馴染んだようだ
そんな日々が続いていたある日
いつもは常に誰かと話しているのに
今日は大人しい
元気がないのかと思ったが
見た感じそうでもなさそうだった
いつもと違うことが気になって
すれ違った時に声をかけた
ちょっと困った顔をしてその子は答えた
「声が枯れちゃって…」
「…」
会社帰りにカラオケで
盛り上がりすぎて
声が枯れるまで叫んでいたらしい
社会人になっても
そんなはしゃげることに
ちょっと羨ましい気がした
彼女は泣いていた。友人が彼女に寄り添っている。慰めるために。
彼女は泣き止まない。恋が破れたショックは大きいから。
声が枯れるまで彼女は泣き続ける。涙の湖を作り出すかのように。
彼女の願いは叶わなかった。ずっと彼の側にいられると思っていた。
友人たちと三人で。それなのに彼は去っていった。
彼女の元から。友人の元から。一方的に別れを告げて。行方をくらませた。
ネットでの繋がりは厚くなことが難しい時代に。
彼女は涙を流し切った。頬には涙の痕が残っている。友人は彼女のことを慰めてくれた。病弱の身なれど。
声が枯れるまで泣き喚いた後は、目の前のことに目を向けることができる。
今度は自分が友人の身を助け、支える番だーー。
大事な人がいなくなった
目の前で、
耳を塞ぎたくなるような咆哮が、
聞こえた。
まさか、自分から発せられていることに
知らずに、
だが今は、叫んでいたい
声がかれるまで、
「声が枯れるまで」
このタイトルは!!!もしや土曜日にコンサートへ行って感動した私のためにあるのでは?!!え?!気のせい?!!ですよね!!!
土曜日に私が好きなアーティストの新曲お披露目コンサートがありました。めちゃくちゃ遠くではなかったので「行けたらいいなぁ」くらいの気持ちかつ、抽選に外れてもまあ仕方のないことだという覚悟で応募したらなんと当選!!!めちゃびっくり!!!
ワクワクしながらコンサートを待つこと3ヶ月!!!忙しくて大変な日々をなんとか乗り越えて、当日を心身ともに最高の状態で迎えることができました!!!嬉しい!!!
早めに会場に行って心の準備を、深呼吸をします。
不安や緊張ではなく、ただリラックスして、純粋にコンサートの時間を楽しみたいので心を落ち着かせるのです。
笑顔で楽しもう!そう思って開演の時間を待ちました。
その間、キラキラ光る星のような電灯も、良い香りのするミストも、ここに来ていること自体も、実は全部夢なのでは?なんてことを考えていました。なんだか現実味がなくてボーっとしてしまったのです。
ですが、それはすぐに覆されました。
開演を知らせるブザーが鳴り、演奏者の方々とアーティストが入場します。「ついに始まるんだ!」と思ったのも束の間、彼女の歌声を聴いた瞬間には、涙が出ていました。
こんなに美しい音があるんだという感動と、まだ私にも美しいものを美しいと思える心があるんだという喜びで、いや、もしかしたら安心したのか、1時間くらい、ずっと泣いていました。
あの涙はきっと、私が生み出した、世界で一番美しいものだったと、今になっても思います。
新曲のお披露目が始まると、今度はあまりの美しさに、透き通った虹色の光のような、川底で光る雲母のような美しさに圧倒されて、しばらくの間何も考えられませんでした。涙すら忘れてしまうくらい、柔らかで美しい時間でした。
録音された音源もそれはそれは素敵ですが、やはり生の歌声を聞くと、音源からは得られない更なる感動が心に浸透するようで、とてもとても幸せでした。
好きが大好きに、いや、言葉で表せないくらいに大好きになりました。
私は声が枯れるまで、声が枯れたとしても言い続けたい。
大好きです!