『声が枯れるまで』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
声が枯れるまで
貴女が枯れてしまって
もう3年になりますか。
順調に育った木は花をつけて
咲き誇ることができました。
その姿を留めようと必死になり
根が細くなっていることに
気づきませんでした。
水を吸い上げることができなくなり
枯れて倒れてしまいました。
横たわった貴女は声も枯れて
何も話さなくなりました。
その後どうされていますか?
LINEのステータスメッセージには
“通話不可”の文字。
貴女のことも気がかりですが
なかなかLINEもできずです。
どうか、貴女の声で
私を呼んで笑顔を見せてください。
気づいていますか。
貴女はまた起き上がろうと
細い根を延ばしていることを。
声が枯れるまで
何かを叫んだことはあるだろうか
僕にはない
というか、生まれてこの方、
声が枯れたことがない
自分のガラガラに変化した声を
一度も聞いていないのだ
ちょっと興味があったので、
バカすぎると自覚しつつ、
頑張って枯らしてみようと思った
とりあえず防音の部屋で
大きな声を出しまくった
大声で叫んだり、
大声で好きな歌をいくつも歌ったり
なんだか謎の気持ちよさを感じたが、
すぐに精神的な疲労がのしかかってきて、
やる気をなくしてしまった
わざと声を枯らすのは難しい
そんなことを考えて諦めた翌日
喉風邪をひいた僕は、
強制的に生まれて初めての
自分のガラガラ声を聞くこととなった
うん、実際聞いてみると、
特に面白くもなんともない
というか早く治したい、つらい
声が枯れるまで
声が枯れるまで研磨に愛を叫ぶよ。
…うるさい?
ごめん笑
でも、やめてあげない。
だって…大事なことは伝えたいし。
「伝えられなかった」って後悔したくないからね。
声が枯れるまで
声が枯れるまで自分の正当性を叫んだり態々人を差して自分の正当性をアピールする必要ないんだよ、それこそ本質を突けていないだろう、君がやっているのはただ言われた事への腹立たしさを紛らしているだけだ、それこそそこのテーマからかけ離れているだろう。君は本性を見抜かれて誰かの為に怒っているのではなく自分の為に怒っているのですよ。
君は「小学生レベル」は酷い表現と分かっても「中学生レベル」は酷い表現と分からない人間だと、そう自分で告白したことに気づきなさい。ものの例えに引っ掛かり自分が言いましたとゲロしていることにも気づけない、それこそものの本質を突くことが出来ていませんという表現も可笑しくて、ものの本質が見えていません、だから心の機微が分からないのですよ何時まで経っても(笑)
人に差した人差し指を自分に向けましょう正しい賢者さんなら(笑)
SNSの闇は深いねぇ〜。
滑稽で面白い世界だ。
令和6年10月21日
心幸
突然降ってきた雨を窓越しに見つめて、小さくため息をついた。このカフェからマンションまでは走っても10分はかかる。それにやっとのことで完成させたこの資料を濡らすわけにはいかない。
今日は朝から電車は遅れるし、気がついたらブラウスにケチャップは飛ばされているし、サトウさんには嫌味を言われるし…とにかくついてない。
履いていたヒールを右手に持って思い切りサトウさんの後頭部目がけて振り下ろすところを想像したのがいけなかったのか。
雨に罪なんてないの、ワルいのはいつもわたし。
ワルいついでにダイエットも中断することにして、チョコレートケーキとデカフェのアイスコーヒーを注文した。これってゼロカロリーコーラみたいじゃない?カラダにいいのか悪いのか分からないのよ、実際。
不毛な自問自答で暇を潰していると、店員さんがこちらへやって来た。
「申し訳ございません。チョコレートケーキなんですけど本日分が今しがた終ってしまいまして…」
(ほら来た!)私は心の中で叫んだ。
「他のケーキはご注文いただけますがいかが致しますか?」申し訳なさそうにしている店員さんににっこり笑って「他には何があるんですか?」と涼しい顔をして聞いた。
「ただいま秋のリンゴフェア中でございまして、発酵バターのアップルパイと焼きリンゴモンブラン、アップルシナモンシフォンケーキとなっております」。
(…私はりんごが嫌いなのよ!)心の声が顔に出そうになるのを必死におさえて「いや、やっぱり…結構です」とひらひらと手を振りながら言った。店員さんはきまりが悪そうに「かしこまりました。申し訳ございません」と言い、そそくさと退散した。
いいのよ、ここまでくるとむしろ気持ちがいいぐらいだわ。
窓の外はあいかわらず雨が降っているが、もうどうでもよい気分になってきた。必死でつくったプレゼンの資料もケチャップのついたブラウスもヒールで殴り損ねたサトウさんのことも。
しばらく窓の外を見ながらデカフェのアイスコーヒーをすすっていると「お待たせしました」と後ろのほうから声がした。
「コーヒーとチョコレートケーキでございます。ご注文の品は以上でよろしいでしょうか?」私は思わず後ろを振り向いて、最後の一つの私が食べるはずだったケーキを注文した客のほうを睨みつけた。
そこにはぽかんとした顔をしたサトウさんが座っていた。
「あ…ぃあぁお疲れさまです?びっくりしたな。カワイさんだったのか。どうしたんですか、そんなに怖い顔をして」
私はその場でどんな顔をしたらいいのか分からず、逃げ出したくなったが、そうするには遅すぎた。「サトウさん、チョコレートケーキ食べるんですね」私はテンパると本当のことしか言えなくなる。つまり、機転がきかない性格なのは自分でも分かっているのだけれど、どうしようもない。
「カワイさん、これ食べたいんですか?」
「私、りんごが苦手なんです。それしか食べられるケーキがないんですけど、それが最後の一つだったんです」そう言いながら、まるで子供だなと自分で思った。
「じゃあこれ、カワイさんにあげます。僕はりんご、好きだから」
断ろうと思ったが、サトウさんはさっさと店員さんを呼んでアップルパイを注文してしまった。
「すみません、なんか無理言ってしまいまして…」
「それは、あんな顔で睨まれたら…ねぇ」サトウさんは明らかに笑いをこらえている。
私は自分を呪いたくなったが、嫌味を言われた事を忘れたわけではない。
「昼間のアレ、ちょっと言いすぎました」。
サトウさんは窓の外を見ながらそう言った。窓に映った顔はいつになく真面目だった。
「いいですよ。チョコレートケーキもらったんで」。もちろんチョコレートケーキをもらったからではなく、サトウさんがちゃんと真面目な顔をしたからだった。
「雨、やみますかね」
「困りますね、やんでくれないと」
「そうですよね、私傘持ってきてないんですよ」
「僕、傘持ってるので一緒に行きますか?」
「…じゃあ、お願いします」。
始まりはいつも…
『声が枯れるまで』
声が枯れるまであなたの名を呼ぶから、どうかあなたも答えてはくれないだろうか。
声が枯れるまでお前の名を呼ぶ。
ただひたすらに、返事が欲しかった。
お前の笑顔が見たかった。
そんな言葉で、気持ちを封じ込めないで欲しかった。
お前にも、声が枯れるまでその感情をぶちまけて欲しかった。
そうすることのできる相手が、私であればいいと思っていた。
カラオケに行くと声が枯れてからがむしろ本番、
みたいな認識を持っているが、これは良くないのだろう。
声が枯れるまで、いや、枯れる前に退室できるようになりたいものだ。
#声が枯れるまで
あなたに伝えるために生きている。
喉で音を奏でることはできないけれど、
言葉を綴って歌っている。
歌は届くだろうか。
語り尽くせるだろうか。
伝えたいことの半分もうたえないだろうけど。
声帯を震わさずとも伝わる歌
声が枯れるまではまだ死なない歌
掌で耳を覆ってみたら、私の歌が聞こえてくる。
声が枯れようときっと鳴り続ける歌が。
音を挟まなくてもあなたの歌が届くように、わたしも届けたい歌があるのです。そうして語り尽くすまでは枯れない命の歌が永遠に、誰かの胸に残り続ければいいなと思います。
声が枯れるまで
たった今産まれたかのように
泣いて 泣いて 泣いて 泣いて
もう何も出なくなった
“声が枯れるまで”
[声が枯れるまで]
声が枯れるまで叫んだのに
君からの返事が何も来ない
君のもとに届いてないのか
君が応えなかったのか
どっちなのかもわからない
どうしたら私の声は貴方に届くの
こんなにも強く叫んでいるのに
声が枯れるまで叫んでいるのに
そしてもしも届いてるのなら返事をして
お願いだから
ああ、もうだめだ
最後の声は好きな歌で終わろう
ああ、もう疲れた
夢の中で聞こえてきた歌に掠れた声でハモってみた
声が枯れるまで
声が枯れるまで叫び続ければ、君は私の苦しみをわかってくれるのかな?自分らしく生きてるだけなのに、いつもいつも「気持ち悪い」って言われて、悔しいって思ってんのに何も言えない自分が嫌いで嫌いでしかたなくて、親にも担任にもSOSは出した。でも、誰も気づいてくれなくて日々苦しい気持ちがつのっていくばかり。信じたいものを信じられなくて。自分さえも信じられなくなった私を君は優しく抱きしめてくれるかな?「大丈夫だよ」って言って手を引いてよ。「ねぇ目覚ましてよ。なんで私をおいて行っちゃったの?君がいなくなったら私はどうすればいいの?」そう言って私は冷たくなった君の手を握った。もう一度だけ目を覚ましてと上に祈りながら。
いやぁ、合唱コンクールシーズンですねぇ。流石に合唱コンクールで声が枯れるまで歌う人はいないだろうが……口パクくらいはしたことがあるのでは?
声が枯れるまで歌うとは、あまり言わない。だって、そんなことする人、いないじゃん。声が枯れるまで叫ぶ人がいるから、「声が枯れるまで叫ぶ」という言葉ができるのだ。ただ、カラオケでは、たまにいる。声が枯れるまで歌う人。逆にジュースとアイスクリームしか食べない人もいる。僕は前者。ただ、声は枯れない。4時間ずっと夜に駆けるを歌っても枯れなかった。だから、声が枯れるまで歌う人は今のところ、見たことがない。
あ、でも、部活の応援をした時は枯れた。やっぱり、それだけ一生懸命だったっていうことかぁ。あの頃は楽しかったなぁ。
声が枯れるまで
私は叫ぶ
愛を叫ぶ
あなたをおもって
誰にも届くことはない
私でさえも聞くことのできない叫び
世界はとても不公平だと思う
何も持たない私にさえこんな仕打ちなんだから
私は手紙を書く
愛の言葉を綴る
あなたに渡せる日が来ることを信じて
直接伝えられることが一番なのは知っている
でも言葉では伝えることができないから
だって私は声が出せない
心の中で不公平を叫ぶ
私だけの愛をいつまでも叫び続ける
あなたに届くまで
あめ.
好きなものを
好きと言いたい
いつだって
どこでだって
言い続けたい
………声が枯れるまで
声が枯れるまで
声が枯れるまで貴方の名前を呼ぶ
いくら呼んでも貴方の返事は無い
いくら叫んでも貴方の声は聞こえない
なぜ、なぜ
前はすぐに返事をしてくれたのに
どこにいるの返事をしてよ
貴方の声が聞こえるまで貴方を呼ぶ
早く返事をしてよ
私は声が枯れるまで貴方の名前を呼ぶ
声が枯れるまで
ダメなものをダメというのも
自由なはずだが
いつからか声を出さなくなっていた 辛い時もグッと耐える君 そんな時もあるよね
1人っきりになった君と私 黒い板を叩く音だけが聴こえる
沢山話したね お互い何も知らないのに
段々とネジが落ちていく君 形が崩れていく
見た事も聞いた事もない人 空虚の絆
今こそ声を届けよう 声が枯れるまで叫ぼう
今こそちゃんと友となろう 声が枯れるまで泣こう
なんだか少し 君は感情の出し方を思い出したかもね
ああ いつからか 私は表情がなくなっていたんだね
愛を
藍を
叫びたい
名前を
泣くほど
叫びたいの
涙が頬を伝って
喉元が千切れそうなほど
あたしは笑いたかった
前だけ向いても駄目ね
死にたくない
生きたくもない
誰か助けてと
小さく言った
声が枯れるまで
声が枯れるまで私は歌う
その声が夢に向かって飛んでいく
メロディが空へ高く飛んでいく
輝ける私の希望
追いかけて
君が起きるまで、何度でも君の名前を呼ぶよ。
何度でも、何度でも、声が枯れるまで。
だからさ、早く目を覚ましてよ。
今度は僕の名前を呼ぶ君の声が聞きたいな。
お題:声が枯れるまで