『善悪』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
善悪
人は善人を褒め称え、悪人は煙たがる。
だが、善人は悪人がいるから目立ち、
悪人は善人がいるから目立つ。
お互いにwinな条件なのだ。
かと言って、調子に乗ってると
絶対に悪人になるから、気おつけろよ。
だけどな~。俺は思うことがあるんだ。
善人、悪人をなぜ、区別するのだろう。
俺だって、区別しているけどよ。
まっ、善人、悪人。平等になる世界になってほしいな~
詩『善悪』
善悪は
まるで砂糖と塩か
砂糖はなくても生きられる
けれど「つまらん」人生だ
塩はなくては生きられぬ
そして過ぎれば殺される
甘しょっぱい
菓子をぼりぼり、ゴクン
好きとか嫌いはいいけれど
きっとどちらも君らしさ
腹八分目がちょうど良い
善悪なんてー、人の数
「あなたって、善悪ってなんだと思う?」
「突然どうしたんですか。難しいことを聞きますね」
「何となく、あなたってどう考えているか知りたくて…」
善悪とはとても難しいもので、表裏一体のものだと思っている。例えこちらが善意でしたことでも、受け取り手によっては悪意になってしまったりする。善意の押し付け合いが争いの原因になったりする。物語のように、善と悪が完全に真逆のものとは言いづらいのだ。だから、彼はどう考えているのかを知りたくて聞いてみたのだ。
「そうですね…周りから悪人と言われている人でも、元々は善人だったかもしれません。それが、多数派によって批判されて、悪人というレッテルを貼られた…とも考えられませんか?」
「やっぱり、善悪って表裏一体だよね…」
やはり彼も私と似たような考えだった。悪人が善人に変われるかどうかは別として、良かれと思ってやったことが報われるどころか、否定されてしまうこともある。
「そう考えるとさ、善と言われている側が価値観を押し付けて、悪というものを生み出しているのも、ある意味悪意だよね」
「あぁ確かに。どちらか一方しかないってことはあり得ませんよね」
「本当に光と影みたいだよね」
そんな話をしながら、私は彼と表裏一体ではなく、運命共同体になりたいなぁと思った。だって、そうなってしまったら相容れないものとなってしまうから。
テーマ「善悪」
善悪とは突き詰めれば突き詰めるほど
キリがないものと言えるだろう。
【善】とは良い事。【悪】とは悪い事。
その名の通り良い事と悪い事の言葉だ。
良き行いをすればその何倍もの良い事が
自分に返ってくる。しかしその反対の悪い行いを
すれば自分に計り知れないほど返ってくるのが悪。
幼い頃から親や身の回りの者に悪い事はするなよと
耳にタコが出来るほど誰しも言われるだろう。
大人になり社会という荒波に身一つで放り出され
右も左も分からず社会という荒波の中で
【善悪】を痛いほど思い知らされるのが世の常。
出世や金など欲に溺れると人の温もりや
有難みを忘れプライドが高く傲慢で自分が一番偉い
などという錯覚が起こるのも善悪の一つ。
欲があるのは悪い事ではない。
何事も【限度】があるものであり【善悪】を
見極められる大人で生涯ありたいものである。
-善悪- ななまる
善悪は誰が判断するのか?
その行為は善だという人間が居ても、もう一方の人間は悪だと言う。どちらの主張も間違っていない。それぞれの正義がある。ただ、それだけのことなのだと。
どちらが正解かなんて、決められない。
全てが嫌になる時がある
善か悪かで分けたら
人から見たら悪なんだろう
だけど自分には分からない
何が悪いのか…
気配りすれば警戒され
思いやりを持てば企みがあると思われる
何もね~よ
助かると思ってやってるだけ
自分の事しか考えてないみたいな
言い方されて…
本当に自分の事だけ考えようか!
それが善なら
俺は悪でいい
善意のある悪い行い
悪意のある善い行い
正反対だがタチが悪いのは前者なのが
またむず痒い
君のことを
いつまでも
想うことは
悪ですか
無理矢理
忘れようと
努力して
苦しむことは
善ですか
たとえ
悪いことだとしても
私は
いつまでも
君を想う
そうやって
生きていっても
いいですか
善悪
自分のための偽善は悪か?
偽物の感情だったとしても、それは正しいことで。
相手にとって、ただの善行だ。
善悪の見方は人に、立場によって変わる。
偽物でも、本心じゃなくても。
誰かにとってそれが辛くないのなら、偽善でいい。
あなたが勇気をだして選んだその行動を、
誰かが悪だと言うのなら、私が善だと言いきろう。
いつか本心にできるかもしれないから。
よい草もわるい草もない
よい虫もわるい虫もない
必死に生きているだけ
よい人間もわるい人間もないのだろう
善悪も美醜も
小さな世界の中の 遷ろう概念
それでも願う 善く美しく
はかない命を生きるために
「善悪」
#403
「善悪」
"善悪"って何を持って判別してるの?
貴方から見た"それ"は悪かもしれない。
けど、他の人から見た"それ"は善かもしれない。
よく分かってないみたいだね、
いいよ、例を出してあげる。
君の友達は本当に死にたくてたまらなかった。
自殺志願者だったの。生きるのに疲れてしまった。
そんな子に、簡単に「生きて」なんて言ったら、
その子はどう思うでしょうね、そんなのなら、
その子をいっその事殺してあげれば。
貴方はその子にとっての救世主なる。
でも、周りから見る貴方は。
"ただ友達を殺した犯罪者"
おかしな話よね。
貴方は友達を救っただけなのに。
ほら、"善悪"なんて見る側で変わってくる。
人はスポットライトに当たってる人しか見ない。
ここまで来た貴方にもう一度問うわ。
"善悪"って何を持って判別してるの?
【善悪】
ヒント1
動物の行いには「善」や「悪」がないこと。
ヒント2
法律は国によって違うこと。
ヒント3
今日もカレーライスが美味いということ。
善悪ほど主観に頼るものはない。
フィクションならいざ知らず、悪を自認して動く人はいない。
皆自分を善と疑わず、敵対者を悪と決めつけて害しようとする。だから争っている。
全員が一斉に平和主義者になれば、などと有り得ないことを願うしかない。
善悪
善と悪
揺らいでいる
その境目
3.11以降
地震でもないのに
「揺れている」と感じることが多くなった
私の
正常と異常
昨日と明日
昼と夜
目を凝らせば
その境目は
あるのか
ないのか
それもまた境
善悪のみで、判断できたら楽でいい。快不快のみで、判断できたらいい。でもそうもいかないらしい。
嫌でも仕事ならやらなくてはならないし、不安でも母ならばやらなければならない時がある。
……
もう少しだけ、手を伸ばしてみる。背伸びしてみる。
自分で決めること。そうすると、乗り越えられることが多いんだよね。
善悪ってなんだろう
めっちゃ難しいことなんだろうね
善悪って捉え方が皆違うもん
仕方ないよね
私は、善悪が分かりません。
何がよくて、何が悪いのか。
「ラトくん。ダメだよ。」
ミヤジ先生が言うから従います。
まぁ、なんでダメなのかよく分かりませんが。
ですが、変な人が来ました。主様です。
「ラトは善悪が分からなくてもいいよ。
私が教えてあげる。」
そうやって笑う主様は綺麗でした。
「ふむ、お願いしますね。」
その後、主様は色々なことを教えてくれた。
「これはもちろんダメ。あ、でもこれはいい。」
いいのとダメなのを教えてくれたけど、それがなぜいいのか、ダメなのかそれは分からなかった。
「あ、でね。ラト。」
その言葉を聞いた瞬間、目の前が暗くなった。
「私以外好きになっちゃダメ。
私はラトしか好きにならないから。」
そう甘い声で囁かれた。
甘い声を聞いていると、頭がふわふわしてきた。
「ね、ラト。」
「はい。主様。」
これは、私と主様の少しおかしな関係です。
この甘い声で私のことを褒めてくれる主様。
どうか、ずっと私のそばにいてくださいね。
「いいこだね。らと。」
主様はそう言って撫でてくれた。
私の心はとても満たされた。
「もっと、わたしのことすきになって。」
その甘い蜜のような声と塞がれた目のせいで私は眠ってしまった。
「あ、寝ちゃった。」
ふふっ。と、笑ってラトを私の部屋に運ぶ。
「これからはずっと私がいるからね。」
そう言って私の部屋にラトを閉じ込めた。
オセロみたいに
裏表できっちり分かれてたらよかったのにな
今のこの思いはきっと黒なんだろうけど
100%正しいとまで言わないまでも
間違ってないって心の中で僕が叫ぶから
自信がなくなるんだ
ちゃんと目で見てわかるように教えてくんないかな
僕が間違ってるってこと
そしたら 諦めだってつくのに
お題:善悪
今回の人生は悪役らしい。
私は魔王城の最高幹部の子供として生活中だ。
称号こそないものの、年齢さえ高ければ幹部にも匹敵すると噂されているらしい。
訓練も、座学も、魔法も満点首席をまもっていたが、本当は、地位に興味はなかった。
親に殺される。
まだアレも現れないというのに、無駄死にはしたくないだろう。
今回の親は完璧主義だった。勉強も、運動も、魔法も、すべてが完璧でないといけない。そうでないと許されない。これが一族の家訓だそうだ。
まったく意味のないことをする一族だ、と笑うところだが、私もここにいるため、縛られるしかないのだった。
いつもの彼は人間で、勇者一行と旅をする戦士らしい。彼らしい、いい職だ。似合っているね。
私は、明日荷物をまとめて逃げ出すつもりだ。
もちろん倉庫からたくさん食料と武器を奪って。
殺されるかもしれないけれど、まず彼に会いに行こう。まあ、運が良ければ人間と間違えてくれるかもしれない。私、人型だし。
善悪は、誰かがかってに決めたものだ。
縛られる必要なんて、ないじゃないか。
『善悪』の基準だって人それぞれだよ。
自分から見て善いことでも、他人から見たら悪いことだなんてざらにある。
善いことも悪いことも、人に否定されるとどうしようもない気持ちになる。嫌になる。
だってそれは、価値観を否定されているのと同じことのように感じるから。
だから私は誰も否定しない。
その人なりの在り方なんだと受け入れる。
自分がされて嫌なことは人にしたくない。