『善悪』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「駄目だって分からなかったの?」
耳に入ってくる冷たい声。
声の方を見ると中居大輝(なかいだいき)君がいた。
大輝君の前には泣きじゃくっている桜井春野(さくらいはるの)ちゃんと、そっぽを向いている小林蒼(こばやしあお)君がいる。
「だ、大輝君、やめよ……」
とめようとすると、本当に入学したての小学一年生か?と言うくらいの圧をかけられながら睨まれた。
「盗みは犯罪なんだよ?軽い気持ちでやるものじゃない」
大輝君は更に続ける。
「ていうか、泣き出したから返してこれで良いだろって?何言ってるわけ?」
「お、お前は関係ないだろ…、引っ込んでろよ…」
「人の話は最後まで聞くものでしょ?最後まで聞いてまだ何かあったら言えば?」
蒼君が口を結んだ。
目には涙が浮かんでいる。
流石にまずいと思い、再び声を出す。
「大輝君、辞めよう?この話は先生がどうにかする。それに、本人達もそれで良かったって言ってるんだから……」
「………そうですか」
随分長いためがあった。
しかし、観念したように下を向き口を開いたのだ。
この年の子はまだ善悪がついていない。
こんなにもはっきりと善悪をつけている子は長年教師をやって来て数人しか見たことがない。
毎度思う。
どうやってこんなにはっきりさせたのか。
私には聞く勇気がない。
だから聞くことはできなかった。
「ごめんね、春野ちゃんと蒼君。怖かったでしょ?」
まるで、大輝君を悪者にするように二人を慰める。
きっと大輝君は間違った事は言っていない。
言っていなかったとしてもこれは‘仕方がない’事なのかもしれない。
善悪とは。
この年にとって難しい問題のはずだ。
誰もが頭を悩ませる問題。
そんな問題を大輝君はゆうゆうとクリアしてしまう。
答えられてしまう。
善悪とは。
人には人の信じる善と悪がある。
しかし、そうでは無いのだ。
善悪とは。
善悪とは、その国の法律やルールで決まっている。
善い行いと悪い行い。
それでも私は問い続ける。
自分の中の善と悪。
善悪とは。
ー善悪ー
【善悪】
「善」も「悪」もあるから
この世は成り立っているのではないか?
「悪」がなければ法律も要らない
ある意味
「悪」が「善」を作っているのかも知れない
こんな人にはなりたくない
こんなことをしたらいけない…
だから自分は「善」になりたい
そう思うのではないか?
だけど一つ間違えると
「善」は「悪」にもなりうるって知ってる?
みんな好きでしょう?
他人の噂話とか
あれってさ「噂」ってだけで
「善」でも「悪」でもなくない?
例え「事実」だったとして
自分たちに悪影響及ぼすの?
個々の自由なんじゃないの?
なのにさ
あーでもない、こーでもないって
みんな批判するよね?
それって言われてる方からしたら
みんなのしてることって
「悪」でしかないんだよ?
そうやって、加害者になってたりするんだよ?
知ってた?
私は元々、普通じゃないから
沢山言われた側なの
もう私は慣れたけどさ…
それで苦しんでる人って沢山いるんだよ
「善悪」決めつける前にさ
自分の行動改めてみるといいよ
きっと自分の中にも「悪」は
必ず眠っているよ!
怖い?
逃げちゃダメだよ!
完璧な「善人」なんてひとりもいないんだから…
「善悪は人にあらず自らの心にあり」
嫌な奴だと思ってた人が
話してみると結構いい奴だった
なんてことはよくあることだ。
善悪っていうのは、
ちょっとした情報で簡単にひっくり返る。
だから善悪を理由に動くのは
すごく怖くて躊躇うべきものだと思うんだ。
【善悪】
善悪の観念だって
時が経てば変化する
時が経てば
雨だれだって石を穿つ
変化することを
恐れてはいけない
万物は流転する
真っ白なんてない、真っ黒なんてない
人間を表すのなら、”灰色”が丁度いい
---二作目---
人々からしてみれば、勇者は善で、魔王は悪だろう。
けれど魔物からしてみれば、魔王が善で、勇者は悪だろう。
...善悪なんて、結局はそれぞれの見方次第なのだ
#善悪
284作目
〚善悪〛
自分は善悪の意味が分からない。でも
意味が分かる人もいる。善悪って善人
と悪人の事を言うらしい。自分はそん
なに使った事ない言葉だけど世界には
使った事ある人がいるかも知れない。
その時に、会えたら教えて貰おうかし
ら。分からない言葉は分かった方が自
分のためですもんね。
『善悪』
善悪何て誰が決めるのか
神が決めているのか?
法律は善悪を決めると言うが
どうだろうね
善悪
「Passion」
そりゃあ悪魔は醜く汚れていて不遠慮で下品で粗雑で薄汚れた身なりをしていたなら分かりやすくて良いだろう。
悪魔は美しく清らかで遠慮がちで上品に丁寧な仕草や口調で近づくものなのだろう。
悪魔は神よりも優しくて上品で丁寧で整えられた身なりをしていなければならないでなきゃ騙せないでしょう。
正直者の詐欺師そんなもの商売あがったりです。詐欺師は優しくて寄り添い上手の聞き上手でなければなりません。
善悪もきっと同じ
善は悪よりもきっと汚れていて悪は善よりもきっと無垢なはずです。
天使も子供も残酷で悪魔は優しくて甘美だから騙されてしまう。
善行を積むには
騙されて汚れて悪のナニかを知っていなければならない。
優しく愛情深い人はより傷つきより汚れていて美しい。
正義の味方の手は誰よりも血で汚れていなければならない。
イエス・キリストは私たちの汚れた罪を背負って十字架にかけられました。
自分のかけられる十字架を背負い弱く愚かな私たちの脇を通り過ぎてゆく私たちの罪を背負って汚れず綺麗なままのものに善行は決して出来ない。
悪を知り善を知るのだろう。
2024年4月26日
心幸
善悪って難しいよね。その人にとって何が良いのか悪いのかわからない
なにが正しくなにが悪なのかさえ
世の中は悩みに溢れている
ひとつ言えるのは憎きことでさえ
許せるという ことだ。
愛したことを忘れずに
ていねいに生きることさえしていたならば
いつか
許せてしまうほど愛は、人を包むことがある
許すことも愛
すきになることも愛
正しい道はじぶんがつくる。
お題 善悪
1.善悪を抜きにして闇属性でも魔王を倒せばひとびとが賞賛する勇者なんだ
私に名前をつけてほしい
100年後も1000年後も忘れられない名前を
2.眠れない夜があるのだから起きることのできない朝だって善ではないにしても決して悪ではないだろう
3.善意、悪意を法律用語にすると単に知っているか知らないかぐらいに単純になるが一つの真意ではないだろうか
テーマ : 善悪
善悪の区別がつかない人間が
善悪の区別について語りたがるよね
善悪なんてわかっちゃいないくせに
自分の物差しで善悪を語りたがる
笑えるわ
主観的な善悪と
客観的な善悪は
何ひとつ同じ物はないっていうのに
善悪の判断は難しい
自分にとっては善だとしても
相手にとって善とは限らない
相手にとっては善だとしても
自分にとっては善だとは限らない
悪だって同じだ
自分の行動が相手にとって善なのか
一度立ち止まったり、相手に尋ねてから
行動に移したいと思う
『善悪』
1先輩のパワハラで、ストレスが溜まり、
殺してやるぅ と思ってナイフを突き刺すが、
殺せなかった。
2大切な人が目の前で殺されそうになっていたら
どうする? 自分の手には、大切な人を殺そうと
している奴を殺せる、銃がある。お前はどうする?
俺は殺す。そいつを。
一つ目は 殺してやるぅ と思っているから悪?
でも殺せてないんだぞ?
二つ目は 殺してるから悪?
でも、殺したいと思ってやったわけじゃ無い。
大切な人が目の前で殺されそうになっていたら
助けるに決まってるだろ?
さぁ どっちが 善 で どっちが 悪 ?
さぁ どっちの方が罪は重くなる?
「善悪」
何をもって「善」と「悪」とするのか?
法律?
「善人」=行いの正しい者
「悪人」=心のよくない人、悪事を働く人
ググっても
なんとも曖昧な表現である
法律以外で
「善悪」など簡単に決められることなのか?
一般常識とやらも、時代によって変化するのだ
昔は教室で教師がタバコを吸っていたし
バスや列車、飛行機でもタバコを吸えた
教師の話をちゃんと聞いてないとかで
ゲンコツされたし
忘れ物をしただけで廊下に立たされた
校則で金髪は「悪」だけど
社会に出たら別に「悪」ではなかったり
酒や煙草は20になってからって言っても
20過ぎたからって、身体に「善」ではない
「善悪」は結局のところ…
個人の価値観ではないか?
個性によっては様々な「善悪」が存在するのだろう
で?
みんながいいって言うから
みんなが悪いって言うから
ってさ
だから何?
他人がどう思おうと
私は私の「善悪」は
私自身が決める!
誰のせいでもなく
私が出した答えなら
どちらに転んでも
受け止めきれると思うから!
私は今、
悪い恋をしている
それは理解している
それでも…
私はこの恋をまだやめるつもりはない
結末がどうであれ…
私はそれでも今、君が好き
貴女が求めるものの善悪を、俺たちは問いません。
それが貴女の命を奪うようなものでない限り、俺たちは貴女の欲するもの、求めるものが得られるように貴女を守り、助けます。
ただ、貴女を助けながらも、俺たちは悲しくなるでしょう。
ヒトの魂は、何かや誰かを傷つけ、騙し、殺めることで傷つき、磨耗していきます。磨耗が激しくなった魂は、あの大きな廻り続けるものに戻され、他のいのちと混ざり合い、また別の魂として生を受けます。
貴女の美しい魂が傷だらけになって摺り減っていくのを見るのは、とてもつらいことですし、俺たちが貴女と一緒に過ごせる時間が減っていくのも悲しくあります。あの大きな廻り続けるものに回収された時点で、貴女も俺たちも他のいのちと混ざり合い、貴女という個の魂も、守りに入っていた俺たちの個々の魂もなくなるのです。
とはいえ、俺たちはあまり心配していません。
貴女は本質的に、善を志向する魂をお持ちです。善を為す時、貴女は生き生きとして目を輝かせ、そこから離れて悪に近づくと、しょぼくれて元気がなくなります。貴女は気づいていらっしゃらないかもしれませんが、その志向性は微笑ましいほどに顕著です。
貴女はこれからも、様々な善行を為すのでしょう。
多くの者を救い助け、人を幸福にするのでしょう。
けれど、これだけは覚えていてくださいね。
俺たちはそんな善なる貴女を愛しているわけではありません。善行でも悪行でも、何を為す貴女であったとしても、貴女という存在を愛しているのです。
善悪
皆さんは善悪の意味を知っているだろうか?
私はなんとなく分かるけど説明は出来ない状態だ。
そんな感じだったので調べてみた。
結果は、善人と悪人、善と悪、いずれにせよ、とにもかくにも、是が非でもという意味があるらしい。
善人と悪人、善と悪という意味が込められているのはなんとなく分かったが、いずれにせよなどといった意味も込められているのは面白いと思った。
【善悪】
一ヶ月前
住宅街を車で走っていたら
急に犬が飛び出してきた
それを避けるため咄嗟にハンドルを切ったら
その先に居た歩行者を轢いてしまい
怪我を負わせてしまった
僕の行動は善か悪か
何度考えても僕には分からない
あの時どうすれば良かったのだろうと
今日も考え込んでいる
善悪は元から決まってるものじゃないよ
他人が勝手に決めてるの
善悪。
善悪の区別をつけましょう。
なんて、難しいことを言うのでしょか。
わかりやすい悪は、わかりやすい?
わかりやすい善って、なに?
みんなにとって良いことでも。
誰かにとっては悪いかもしれないのに。
善悪の区別がつかないのは、案外当たり前?
悪人にとって、それは善行かもしれない。
善人にとって、それは悪行かもしれない。
結局、誰にも、わからない。
わかって、決めるのは自分自身。