『君は今』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「---好きな人いるの?」
机を挟んだ隣に座る君が問いかける。
スマホ画面から視線を少しだけ君へと向ける。
同じくスマホを見ているようで、君はこちらを向いていない。
スマホに視線を戻し、
いるけど、どうした?
逆に問いかける。
その時、視界の端に映る君の影が動いた。
こちらを向いたようだ。
「そう、なんだ。」
隠しきれない動揺が声に出ていた。
「---そっか。」
影が小さくなる。
スマホの電源を切り、机に置く。
そして君の方に体ごと向ける。
びくりと体を跳ね上げ、君はこちらを向く。
君の瞳をまっすぐ見て問いかける。
好きな人はここにいる。君は今、好きな人いる?
心臓の音が早くなる。
君も今、同じだろうか。
君と、今この時から、同じ景色を共に視たい。
ねぇ、君は今、私に何を想う?
end
君は今何をしているだろう。
僕はと言うと親戚の気に入らないおじさんから貰った酒を開けている。上等な酒だと言っていたけど果たしてどうなのだろう、怪しいものだ。
君はあっちで幸せにやっていってるんだろうか。やっていってるといいな。
ひまわりが良く似合う君はいつも笑顔を浮かべていた。なのになんだあの様は。
「君にはあんな花、似合わないな。」
白い菊に囲まれた君の姿を思い出し思わずそう呟きそうになる。その言葉を飲み込むようにグイッと酒をあおる。はぁ苦いな。
ひとりぼっちで過ごすには長い夜だった。
君は今
君は今、何してるんだろう。
どんな顔をしてるんだろう、身長はどれくらい?
どんな場所でどんな生き方をしているだろうか
私とのチャットなんてめんどくさいかな
君は今、何を考えているんだろう
私だけのことを考えていてほしい
私以外の人の投稿にいいねしないでほしい
君に会ったことがないのに
あのとき、僕は、あなたに好きだと言えなかった。
どうしても、言えなかった。
ずっと不安でしか、なかったから。
あなたには、他に好きな人がいるんじゃないか?
僕は、あなたを腕の中に包んでも、
好きだなんて、言えないと思ってた。
今、あなたは、きっと他の誰かと
僕の知らない人を愛しているだろうか?
それなら、それでいい。
君は、今、僕よりも幸せであれ。
【君は今】
毎日連絡を取っていたネッ友
趣味で作ったハンドメイド作品をSNSに投稿していたら
「素敵です!」ってコメントをくれて
そこから三年ほど繋がっていた
朝は「おはよう」って挨拶をして
夜には「今日もお疲れ様」って送り合っていた
もちろん、今日はこんなことがあったとか
明日はこういう予定があるとかも含めて
そのネッ友とのやりとりは
いつしか日常になっていた
だけど「連絡先を交換しよう」とは
断られて気まずくなったら嫌だなと思い
言い出せなかった
ある朝
いつも送られてくる
おはようの挨拶が送られてきていなかった
SNSを確認すると、ネッ友のアカウントが消えていた
「戻ってきて」と投稿しても反応がないまま
もう半年が経つ
あんなに毎日メッセージを送り合っていたのに
突然消えちゃうなんて思わなくて
何か悩みがあったのかな、とか
アカウントを消す前日まで
いったい何を考えて私とやりとりしてたんだろう、とか
もしかしたらあのことが原因なのかな、とか
たくさん考えたけど
きっと、本当のことは君にしか分からない
顔も本名も知らなかったけど
確かに君は私の友達だった
毎日の心の支えだった
ねえ、君は今
どこで何をしているの
君は今、幸せだろうか。
僕は苦しいよ
いつも肺のあたりが
何かできつく締めつけられるみたいな。
これは不幸せというのだろうか?
そうだとして、
僕の不幸せは君のせいじゃないし、
君が助けたりする、必要も無い。
きっと君も僕みたいに
不幸せになってしまうから
でも、君が笑っていると、
僕も笑える。
君が幸せなのなら、
僕も幸せなんだよ。
「お姉ちゃんは、明日から外国で1ヶ月だけ御勉強して来るね」
「帰ってきたら、次は棒編みを教えてあげる」
「お姉ちゃんの部屋の本も漫画も全部、好きな時に読んで良いよ」
あれから半世紀…外国のホテルに荷物を置いたまま、お姉ちゃんは未だに帰って来ない。 何があったの? あなたは今、何処に居るの?
あの人は今どこを旅しているんだろう。俺の*を*****たあの人は。
毎日がオルステラの言葉、オルステラの風習、オルステラ人の振る舞い、そんなものの勉強だ。老人たちを言いくるめての、「復讐」の旅の準備だ。老人たちが用意したそのスペースにむかって、毎日熱心に異国の言葉をつぶやき、見たことのない身振りをしている俺が、他の村人たちにどう映っているのかはなんとなく分かる。
謎、酔狂、無駄、気がふれた――そんなところだろうか。
とはいえ、普段から大して役に立たない俺が毎日こうしていても誰も困らない。せいぜいいてもいなくても困らないやつが、仕事をさぼって訳の分からないことをしている、困った話だ――という程度だ。
そう思われていても、もう悔しくもなんともない。もともとこの村における俺の評価は低い。力もない、無駄な技術だけはもっている、見張りだけなら人並み。そのうえ、仲間を見捨てて、怪我だけして帰ってきた臆病者。両親が死んでからはずっとそんな扱いだった。だから、ここにいつづけたいと思う理由はない。むしろ出ていくことが許されてせいせいしている。そのための努力ならいくらでもしてやる。そう思う。
「カルロス。今日のご飯と差し入れ」
そう言って俺のすぐ後ろに、俺の取り分にちょっとした色をつけた食料を置いてくれるのは、この村で数人しかいない、俺を少しは好意的に見てくれる稀有な仲間のひとりだ。俺は目の前のものから意識を外し、長いことじっとしていたために思うように動かせなくなってしまっていた身体を反転させてその人を振り向き、礼を言う。
「君がどうしてこんなことを始めたのかは分からないけど、あまり根を詰めないで」
ごくごく小さな声でそう言ってくれる変わり者に礼を言うと、持ってきてくれたものをひとつ、がりがり、ごりごりと音をたてて飲み込める程度に噛み砕くと、ごくりと飲み込む。
「美味い。いいところを持ってきてくれたんだね」
「そう。みんな心配してる」
みんな、とはもちろん俺に好意的な変わり者たちのことを指す。
「そんなに大事なの?その復讐って」
君がひとりでここを離れることが心配だよ、そう言葉を続ける。
「答えることはできないんだ。それでは駄目かな?」
「……そうなんだ」
「さすが」
表面的にはほとんど意味をなさない言葉の裏を、目の前の仲間――友はすぐに読んでくれる。それがうれしい。俺は親愛の情をあらわすかなり強い言葉を口にし、触れる。――温かい。こんなところでも、仲間の肌というのは温かいものなんだな。そう、思うと鼻の奥がつんとしてくる。
「へへ」
そんな、はた目には絶対に分からないようなことも、目の前の仲間は鋭敏に感じとってくれる。
「ありがとう。――そろそろ戻ったほうがいい。君まで冷ややかな目で見られてしまう」
だから行ってくれ。そんな気持ちを視線にのせると、俺は友に背を向け、再び勉強をはじめる。後ろの気配はなかなかなくならない。
「『ありがとう』」
知らず、オルステラの言葉が出てくる。もちろん友には通じない。だから、ここの言葉で言いなおす。
「ありがとう」
そう言うと、友の気配はす、と消えた。
「『ありがとう』」
たぶんここを出たら君たちと会うことはないだろうけど、君たちがいてくれてうれしかった。
ここから出て行きたい気持ちと、彼らにもっと励まされたい気持ちが滑り込んでくる。
でも、それでも俺は、あの人を追ってここを出る必要があるんだ。
たぶんあの人が、いや、あの人にかかわることで、俺は俺や世界に納得をもてるように、なれる、気がするんだ。そう、勝手に期待している。信じている。
いくつもの場面、いくつもの言葉、いくつもの身振りが映しだされる。俺はそれを見つめ、言葉を真似、言葉を作る。考えをもつ。
だめかもしれない。実を結ばないかもしれない。でも、ここにいるほうが悪い。
がりがり、ごりごりと差し入れを噛み砕く。
一歩には満たない。半歩にもまだ及ばない。それでも、繰り返していけばやがて一歩になる。百歩になる。そしてそれらを束ねることで、旅路になる。旅人になれる。
旅人に、俺もなるんだ。
「living」
永遠のものなどないと、君はいつも言っていた。
楽しい時間も、綺麗なものも、永遠ではない。
そのかわり、苦しいことも、辛いことも、ずっと続くものではないって。
それは、救いであり、不安でもある。
だから信じるために誓うのだと、君は笑った。
ゆれる炎。
薪ストーブとソファは魅惑と誘惑の組み合わせ。
猫のように微睡む君。
これからもずっと、こんな風に君を隣で見ていたい。
君は今、夢の中。
その夢の中でさえ隣にいたいと言ったら、君はきっと呆れながらも「当たり前でしょ」と言うんだろう。
永遠などないと、俺たちは知っている。
それでも、信じたい。
だから誓った。
今も、これからも、きっと生まれ変わっても。
君が今、ここにいることを確かめたくなって、手を伸ばす。
これからも、ずっと隣で、同じ気持ちでいてくれるって、信じてる。
────君は今
君は今
そう思うだけで…
涙が溢れ…
あなたの為に何も
してあげられなかった
無力感
ごめんね
ずっと…
今でもあなたを
想ってる…
変わらずに…
今何をしていますか?
きっと人によって違うこの空があなたと繋がっていると思いたいです。
離れても 見えなくても
私の内側に来てくれた君と一緒にいたい
私が愛したあなた
もう一度「ごめん」と
もう一度「愛してる」と
#君は今
君は今
そこに座って何しているの?休憩中みたい、手を振ってしばらく帰ってこなさそうだね。でも笑っているから良かったな。心温まるお別れにしよう。まだ続きがあるティルトアップみたいにさ。怖かったら手を引くよ。離した瞬間から君が主役だからね。
君は今、命を落とした。
なんて言葉どっかで聞いたことあるな…
どこで聞いたっけ、、、
#『君は今』
No.52
『君は今何をしてるんだろう』
ふと声に出たこの言葉
君って誰だ?
例の君に心当たりが無い
俺にとっての友達は今目の前でカレーにがっついてる奴しか居ない
女友達なんてもってのほかだ
奴には今の言葉が聞こえていないようだがよく食う奴だ
同じカレーをもう3杯も食ってやがる
どこにはいるんだか?
と思いながらふと出た君をさがしてみる
やはり分からない
だがすぐ1人の女性が頭に浮かぶ
顔も声も聞き覚えがない
なのにとても懐かしく、愛しく思える
でも思い出そうとすると頭痛がする
満足気にカレーを平らげた奴に聞いてみるか
その女性の特徴を聞いた瞬間
奴は驚いた顔をしていた
『お前、もしかして思い出したのか?』
『何をだよ?』
『事故の前の記憶だよ』
奴は事故の前と言った
すると奴が1枚の写真を出した
そこには幸せそうな笑顔を浮かべる1組の男女がいた
1人は俺、もう1人は例の女性だった
『こっちお前の彼女だぜ?』
あぁ、そうだ
思い出した
一緒に出かけたあの日、乗っていた電車が事故を起こしたんだった
俺が目を覚ました時はもう彼女はおらず
俺も記憶を無くしていた
そうだった
あんなにも大切な人のことを忘れていたんだ
あぁ、本当に君は今どこにいて何をしてるんだろう……
『君は今』
天国と地獄はあるのだろうか。
よく死んだ後に善い行いを多くした人は天国、犯罪などの悪い事をした人は地獄に行くと言われている。
それが嘘か真実かを知る事が出来るのは死ぬか、それとも神様と言う存在くらいだろう。
君は今、どうしているのだろうか。
君が病気にかかり、余命を告げられ、そして逝ってしまった。
君が亡くなって、私は君と同じ所に行こうと考えた事もある。
だけど君は最期に私に言った。『あなたには生きて欲しい』と。『一緒にこっちに来たら駄目よ?』と。
多分、分かっていたんだろう。君が亡くなったら、私がどうするかを。
だから最初に釘を刺しておいたんだろう。
だから、私は今を必死に生きている。
恋愛はもうする気は無いが、今でも充分幸せだ。
君は今、どこで何をしているんだろう。
君に会えるのは、もう少し先になりそうだ。
君は今、どこで何をしてどんな人と知り合いなのか。それは、以前は実際に会うことでしかわからなかった。しかし、最近はSNSが登場して友人の近況は端末ひとつで簡単に見ることができる。
とくに、実名でしか登録することができない
Facebookは他のアプリと比べ昔の知り合いを簡単に見つけることができる。恐ろしい時代になったと思う。
【君は今】
自分が頑張ってる時
「⚪︎⚪︎くんもいまも頑張ってるんだから」
自分が頑張れない時
「⚪︎⚪︎くんは今頑張ってるから」
君たちが毎日を頑張ってくれてるのを
知っているから私も頑張れます.
アニメ見てる時も
「これ⚪︎⚪︎くん見たかなー?」
「これオススメしてたなー」
頭の中8割以上君たちだらけ!
君は今
ありがとう
ごめんね
今ならわかるよ
あの時君が勇気を持って言ってくれていたことに
僕はそれを
無かったことにしてしまった
それが君のためだと言い聞かせて
今でもそう言い聞かせている
ずるいやつなんだ 僕は
君は今
幸せになってくれてるかな
他人見る前に自分見ろ。
あとがき
いつも周りばっか気にしてる自分に教訓として書いてみた。最近短すぎる気がするが、よいだろう。
月野
君は今、ありのままの君でいるだろうか
本当の自分を殺してはいないだろうか
本当の自分を守れるのは自分だけだ
深い深い闇に囚われてしまっては
我でも守ることが出来ない
今の君を見てるととても心が締め付けられる
どうか、どうかこの想いが届けばいいのに