『君は今』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
【ゆりかご】
君は今
夢を見ている
僕の作った
水槽《 ゆりかご》の中で
そして、
僕は待っている
完成体となった君が
目覚める瞬間を
お題「君は今」
君は今何をしていて、何を考えている
好きだった期間が長すぎて忘れ方がわからない。忘れたい。話したくない。考えたくない。
大丈夫だって思いたくない。辛すぎた。
でもどうしても考えてしまう。気づくと記憶に残るあなたがいる。
後悔したくないのに何もできない。
何もできないのに後悔したくない、何もしてないのに勝手に傷ついて苦しんで諦めて。
結局一人で何をしていたのだろうか。
気持ちを整理してもきっと一生あなたが心に残ってる。見ているとすごく心が痛くて、どうして、?って思う。
君は楽しんでいますか?苦しんでいませんか?頑張りすぎていませんか?時には自分では解決できない辛いことが起きても、その波はおさまるからそれをしんじましよう。休んでも大丈夫。
2023/2/27
「貴方は何の不満も無いみたいですね。」
「う~ん。特に変化を望んでいる訳では無さそう。」
「何を欲しているか、何をすべきか或いは何をしたいか、よく理解してますね。」
「君は今の暮らしに満足している。」
占いをしてもらうと大抵そんなことを言われる。そしてプロアマ問わず口を揃えて言うのが、
『どうして占いに来たのですか?』
という台詞。そんな事私自身にも分からない。
君のすべては、君の一生は
僕だけが知っていたかった
君は今
お梶さん
そこは、温かいですか
こちらは、梅が咲いて
もうすぐ
弥生の節句です
藤十郎さんは
あれから
出家なさって
仏門に入りなさったよ
****
物憂げな空
藤十郎さん
おいしいお茶が
あるから
縁側で
あんころ餅食べようよ
僕にはただ
こうして君を抱き締める事しか出来ない
傷ついた心を
僕が癒すことができなくても
君は今だけ
僕の中で全てを忘れてしまえばいい
#君は今 #現実逃避
君は今 悲しみに呑まれているかもしれない。
君は今 不安でいっぱいかもしれない。
君は今 壁に立ち向かっているかもしれない。
君は未来 悲しみを忘れることだろう。
君は未来 楽しいことで悩むことだろう。
君は未来 壁の向こう側にいることだろう。
それを どうか どうか 忘れないで。
前髪重めのボブが似合う君
甘めなファッションが似合う君
化粧に時間をかけてた君
いつか整形したいと言ってた君
あれほど 大好きだった君を
失った今
どこでなにをしてるのだろう…
ある日
空を映すビルから抜け出した
外に出ると
本物の空はどこまでも広くて
無関心な喧騒はやさしかった
このまま忘れ去られるひとりになっていいと思った
君は今、何をしていますか
君が言っていた"正しい努力"が
報われていますように
#君は今
🌸君は今🌸
風にのって
花びらが舞い上がる
ほほの横を通り過ぎる
君は今…微笑んだね
水に落ちて
舟みたいに流れていった。
ゆらゆら
手をふりながら
もうすぐ花の季節✨🌸✨
今年も君に会えるかな…
🌸✨🌸✨🌸✨🌸✨
『君は今』
昼の白い月のように
寄り添うことが出来たなら
僕の傍で笑ってくれたろうか
君は今を生きている
過去のことを後悔しても
未来のことに不安になっても
君は変わらず今を生きる
起きたことまだ起きていないことに縛られて
酷く恐れているのなら
今の自分と向き合って会話をすればいい
「自分のために今を生きなさい」と
言ってくれるはずだから
公園のベンチで月を見ながら
君と過ごした凍える夜
あの日交わした互いの夢が
結んだ実の数を数えてる
君が此処を出ていって
私はずっと此処にいる
君に追いつく事は出来なくて
私は此処に根を張った
君は今、誰と話してる?
私は今、此処で月と話してる
「−君は今−」
#君は今
彼は二重人格
普段は真面目に働き自宅に帰り就寝する
しかし極度のストレスに晒されると性格が豹変する
夜な夜な出掛けて落書きに喧嘩騒ぎだった。
彼女は二重人格
普段は温厚で真面目だが気絶した途端に性格が豹変する
派手な格好で騒ぎ立て、気に入った男を顔を隠してさらって行く。
その夜、彼と彼女は出会った
運命に感じた、二人は楽しく意気投合し
終いには宝石店を襲って宝石かついで二人仲良くホテルで過ごした
人格が戻った二人は目を丸くした
知らない異性と宝石に囲まれてホテルで寝ている状況がいまいち信じられない。
「…ねぇ君は今これがどんな状況か説明できる」
「いえ、まるで分からない」
こうして2人で4人の共同生活が始まった。
「唇が荒れてるかも」と『君は今』リップスティックを取り出してくるくると底を回してのせている。艶のなかったやわらかく、ぽてりとした唇がひと塗りで輝いた。その様子に釘付けで
「そんなに見られると恥ずかしいな…」
伏し目がちに言われるものだからますます目が離せない。
「新しいやつ?」
「うん、香りがついてるの」
差し出されたリップスティックに鼻を近付ける。俺が使う目の覚めるような物とは違う、女の子って感じの甘い香りだ。ただ何の香りかまでは当てられなかった。
「唇、荒れたりしないの?」
「最近は荒れないな。口の中を切ったりすることはしょっちゅうだけど」
仕事絡みで、まぁ色々と。口の中を切る想像をした君は一瞬固まってから、羨ましいと視線で訴えられた。荒れなくなったのって君と付き合ってからだ。
「君が分けてくれるから」
「奪ってるの間違いじゃないの?」
「そう言う口は塞ぐことにしようか」
顎を捉えて唇を奪う。君の唇はミルクのような甘い香りがして、見た目ほどベタベタしてはいなかった。
悪くない。感触がマシュマロを思い出させたからだろうか。口を合わせるだけでは飽きたらず、最後にはむり。と
『君は今』どんな顔をしてるかな?
空を見ていた。
日が落ちた空に爛々と輝く上弦の月。
そして、西の空には木星と金星が寄り添い合っている。
確か3月の始め頃に最接近するんだったか。同じ空を君は今見ているのだろうか。
彼女は良家のお嬢様だった。上流階級の子供には未だ、政略結婚という文化が根強く蔓延っており、ぼくはその制約によって彼女を奪われた。いや、その表現も実際はどうなのだろう。
ぼく達の恋愛こそ、遊びだったのではないか───。
トゥルルル……電話が鳴った。知らない番号だ。
「はい……」
「お嬢様も今、星を見ておられますよ」
この声、聞いた事がある。確か、彼女の傍付きのメイドで唯一彼女が心を許している相手だった気がする。
「貴方と会わなくなって以来、お嬢様は笑わなくなりました。いつも星を見て、過去の思い出に浸っているようです」
「……何が言いたいんですか」
「お嬢様ともう一度会って頂けませんか?」
最接近すれば、それを境にずっと離れてしまう。
辛くなると分かっていて、それでも会うなんて。
「来月、お嬢様は婚約を結ばれます。そうなれば最後、もう二度と貴方と会えなくなるでしょう」
「だったら───ッ」
「その前に、"貴方が奪ってしまえばいい"」
肌寒い夜の街、ぼくは走っていた。
あの電話は、単なる勧誘じゃなかった。
あれは、ぼくと彼女を引き合わせる魔法の電話だ。
暗闇に紛れるように、公園の中一人ぽつんと立つ彼女を見つけた。久しぶりだからか、心の躍動は収まらない。彼女もぱぁぁと笑顔を咲かせてぼくに手を振った。
「ねぇ。切符を二枚貰ったのだけど何に使うのかしら?」
「いいからこっちに来い。逃げるんだよ!」
どんなに苦しく藻掻こうと。
会えない苦しみに比べればずっと楽なんだ。
「好きだ。もう一生離れない。君はどうなんだ」
「えっ、何……いきなり。そりゃ私だって」
「はっきり言え」
「私もっ……、君とずっと一緒にいたいっ」
なら決まりだ。ぼくは、彼女の手を引いた。
君は今、何を想い、何を感じているか。
ふざけんな、直接聞いたら済む事だろうッ!
「行こう」
運命なんて、自ら切り開けばいい。
🍀君は今
何をしていますか?
ご飯を食べていますか?
お風呂に入っていますか?
まったりタイムを過ごしていますか?
君のことが好きなので気になるのです。
君のことを知りたいから気になるのです。
―君は今―
推しさんのドラマがあと3話で終わってしまう。
クスッと笑えて、少し切ない主人公の日常を覗いているような話が面白かった。
もう、撮影は終わったのかな?
別のお仕事(作品)始まってるのかな?
それとも休暇かな?
とりあえず、今も何処かで好きな事しててほしい。
君は今、どこで何をしているのだろう。
帰って来ないメッセージの返信、電話を掛けても応答は無し。普段はマメに更新しているSNSにも現れる気配は無い。
まさか、何かあったのでは……不安に駆られた次の瞬間、スマートフォンが小さく2度揺れる。
「寝坊しました」
その知らせは可愛らしいキャラクターが土下座するスタンプと共にやってきた。
集合時刻は午前10時、現在時刻はもうすぐ正午。
握った拳を振り下ろさない代わりに、今日の昼飯は奢りなさい。