『君は今』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
君は今
眠りにつこうとしても
君のことが頭から離れない
君は今、あの子と一緒にいるのかな
あの可愛い彼女と抱き合って
愛し合っているのかな
想像したら泣けてきた
君が幸せなら私も嬉しい
そう思っていたのに
例外もあるみたいだ
私が君としたかった初めての事を
君はもう他の子と経験していて
そんなどうしようもないことを
思えば思うほど涙が溢れる
好きな人が出来て
ただただ幸せだったのに
君の特別になりたいと
思ってしまった
君は今
いくつかの言葉を並べて
ひとつ、もうひとつ…気持ちを選べたら、
君への想いを紙に滑らせる。
「君は今どこでなにしてますか?」
僕は君への想いを綴っているよ。
いつかの片想いを、例え君には届かなくても…。
君は今、
何が好きですか。
何を成したいんですか。
私にはちっともわかりません。
どんどん大きくなる背中を見つめることしか出来ない。
1人で頑張るあなたを応援することしか出来ない。
そんな自分が不甲斐なくて、でも。
どんどん育っていく君が愛おしくてたまらないよ
君は今、誰を思って眠るのだろう。
僕はこんなにも、君を思っているのに
こんなにも君ばかり見つめてしまうのに
君から見た僕は透明なのだ。
透けた僕越しに君は、何か美しいものを見る。
君の見る世界は、
僕の知っている世界とは違うらしい。
僕には君のことが分からない時がある。
君は1人ですっ転んで、ふふ、と笑う。
君は舌が痛いだけで、死に怯えたりする。
僕には君に見えているものや、
考えていることなんて、
百年かけても解き明かせない。
僕にとっても、君は透明だ。
そこにいるのに、僕には捉えられない。
今にも君は、この世界から抜け出して、
違う次元に行ってしまうのではないか。
僕はもっと、君を知りたい。
そうして僕は今、君を思って眠りにつく。
―君は今
「最期くらい泣いても良いじゃない?」
確か、君がそう言ったはずなのに。どうして、君が泣いてるの?今日の私のメイク、どう?案外お気に入りなんだよね!いつもとは違う感じだけど__。あれ、気に入らない?私たち、目立っているのかな。というか、君が泣くからだよ!普段、泣いたことないじゃん。そんなに大声出さないでよ……。あっ、お母さん!お父さん!こっちだよー!
ねえ。私はクラシックなら「月の光」が好きって言ってたこと、憶えていてくれたんだね。でも、その曲はベートーヴェンだから違うよ?私はドビュッシーの「月の光」が好きなの!ほら、周りの雰囲気がサイアク!もっと楽しまないと、だからさ、笑ってよ__。
私の好きなものや嫌いなもの、何も分からなかったのに、君は私と一緒に過ごしてくれた。だから、「好きということ」を知ったんだよ。今ね、「好き」を好きになれる自分が好きなんだよ。そろそろ、サヨナラだね。最期の私の『好き』を憶えていてくれたら嬉しいな。ねぇ、最期くらい泣いても良いんだよね。うん。
じゃあ、そろそろいってくるね。
ありがとう。本当に、ありがとう。
「私に『好き』を教えてくれてありがとう。」
君のことはよく憶えています。君は本当に不思議な人でしたね。何が好きと聞いても、首を傾げるだけだった。ある時、君は自らの病を認めました。だから、僕は好奇心で君を色んなところに連れて行きました。最初の君は首を傾げたり、「なにこれ?」と呟いたりするだけで、つい面白くて、僕が笑うと君も笑いましたね。そして、最期には美しい笑顔の君が僕の中で生きています。「最期くらい泣いても良い」というのは僕に対する言い訳です。君が亡くなって、ようやく知りました。君のことは本当に好きだったということに。好奇心なんて嘘で、初めから君のことが、きっと好きだったんだと思っています。
だから、せめて、ここで言わせてください。
君のことが好きです。
僕に好きを教えてくれて、ありがとう。
君は今
昔、ちょっとした冒険をしたことがある。僕がまだ5歳の頃、その時は友達が居なくて1人で公園で遊んでいるとその人は話しかけてきた。はじめは怖かったけれどその人からは『悪い人』という感じはしなかったので一緒に遊んだことを覚えている。その日以来僕はその人に会っていない、今その人は何をしているんだろう。
君は今、幸せですか?
私?私は幸せだよ!
たぶん…ね
君は今
君は今何をしてるのかな?
幸せだったらやだなぁ。
だって私はあなたが嫌いだから。
何してるー?
何があるかなー。
したいこと。したくないこと。
しなくてもいいこと。
分けてみれば、結構見えてくる
君は今
君は今
誰を想い
何処にいるの
私は今
君を想い
ここにいるよ
君は今どうしてる?
何百回、何千回、思ったかな。
素直になれずに、向き合わなかったことを後悔してる。
あの日から20年、今でも時々思い出してる。
楽しかった頃の時間と君を。
ありがとう。ごめんね。
君が今、幸せでありますように。
君は今
優しい風のなかで
笑ってますか
暖かな光のなかで
幸せでいますか
満開の梅花に
想いだすのは
君の笑顔だけ
目が合う、惹かれ合う、通じ合う。
突き放す、浸る、塞ぎ込む。
そうやって私は生きてきて、けっきょく、一人になってしまった。
ねぇ、未来の私。
…あなたは今、幸せですか?
好きなことはありますか。
趣味はありますか。
夢はありますか。
努力、してますか。
……生きるの、辛くないんですか。
ああ別に、死にたい訳じゃないんです。
ただ、自分の生に価値を見出だせないだけで。
いや、自分が不幸だとは、思ったことがないんです。
あなたも分かるでしょ、私なんだから。
母さんも父さんも元気にしてます?
まぁ、興味はないんですけれど。
薄情だって?
数年前までは、あなたも同じだったくせに。
話し合えば分かるって…。
それは、今のあなただから言えることであって、私には出来ないことですから。
大丈夫です、未来の私が生きていることは分かったので。
とりあえず、あなたの見えている世界に行くためにも、生きてみますね。
あなたという価値が、多分、私をそこまで連れていってくれると思うので。
頑張って…ふふ、そんなこと久しぶりに言われました。
なるほど、良い言葉ですね。
言う人によるんでしょうけど。
まぁ、頑張りますね。
…あなたも、今を満喫してくださいね。
次会ったとき、同じ質問しますから。
それじゃあ、また。
たまに学生時代の思い出をふと思い出すことがある。
あの頃はみんな同じ時間に登校して授業を受けて、休み時間には友達と楽しく会話して、放課後には部活に励んだり、友達と遊びに行ったり。みんなで同じ時間を共有することが多くて、共に切磋琢磨した日々を過ごしていたよね。
でも、大人になるにつれて、進学や就職がきっかけで親しかった君とも疎遠になっていったよね。
もう何年も会っていないけれど、君は一生懸命仕事をしていたり、結婚して子育てをしたり、趣味を謳歌しているのかもしれない。
あの頃毎日笑っていたみたいに君は今でも自分らしく、楽しいと思える日々を過ごせているといいなあ。
君は今、どこへ向かっている?
がさりがさりと落ち葉を踏み分ける音がする。
君は今、何を見ている?
近くの木から、鳥がピィと鳴き飛び立つ音がする。
君は今、何を聞いている?
頭の中に心臓があるみたいにドクドクと音がする。
君は今、何を感じている?
いつもは気にもならない、僕の呼吸の音がする。
君は今、僕に気づいてる?
体がブルリと震えると、チリリと熊鈴の音がした。
熊は今、どこにいる?
2023/02/26 「君は今」
君は今 何をしていますか?
笑顔で居ますか?
それとも泣いていますか?
明日の君は 何をしますか?
仕事ですか? 休暇ですか?
考えれば考えるほど 君でいっぱいです
君の今が 明るい事を願ってます
君は今、僕の事を忘れているだろうか。
僕は、まだ君の事を忘れない。
忘れてしまえたらどんなに良いか知らないが、夢に出てくる。
だから、忘れないよ。
僕は、君とちゃんと話したことは一回しかない。
なのになぜか君は、僕を目につけてうざかった。
僕は、君の気持ち悪い目が嫌いだった。
苛められたわけではないが色々してきたね。
君は今、幸せでしょうか。
幸せなら、次は不幸がやってくる。
不幸なら、幸せは来てほしくないな。
死んで欲しい人へ。
#43 『君は今』
結局、溢れ出した気持ちを伝えることはできなかった。
君は今、あの空へ旅立った飛行機に…。
展望デッキから遠くへ消えるまでずっと眺めていた。
いつまで眺めていたのだろうか…。
…すると、スマホが震えた。
『ねぇ、さっき何か言いかけたよね』
何だよ、雰囲気ぶっ壊しじゃないか、
と、思わず微笑み、フリックする。
『次に会うときに教えるよ』
お題「君は今」
僕はいつも君を見てるよ。
夕方前のいつもの時間
チャイムの鐘が鳴った
「そんじゃ今日のホームルームもこれでおしまい、皆んな気をつけて帰れよ」
「「はーい」」
ある人は部活に、ある人は教室で雑談、ある人は帰宅、皆授業中とは違い生き生きとした表情だ
そして彼女も
「うん!また明日」
僕はいつものように彼女の後ろを着いていった。
そして彼女は自宅の庭に入っていき、一緒に帰っていた友人に手を振り、扉を開けて玄関に入っていった。
今日も彼女は無事に家に帰れた
良かった
僕が見守っていかなくちゃ
毎日彼女の事を思ってる
いつも玄関までの彼女しか見ていない
そうだ
今日は家の中の彼女も見守ろう
いつもは家の中までプライベートを見るのは気が引けたけど、たまには家の中でも見守っとかないと心配だ。
僕はすぐ行動に移した
静かに音を立てず家の中に入った。リビングや周りを見渡したが両親や彼女の姿は無い。
2階の部屋にいるのかな
そう思った僕は2階に続く階段を進んでいく
静かに、音を立てずに、
しかし僕は思った
別に悪いことをしてる訳ではない、強盗や空き巣をする訳でもない、ただ彼女を見守るだけだ。
でもこれは、不法侵入になるのかな。
ふと疑問が浮かんだが、彼女の部屋を目の前にしてその思考は消し飛んだ。
何個か部屋があったが、扉の表札を見てここが彼女の部屋だとすぐ分かった。
「でねー」
「うん」
「そうそう」
中から声が聞こえる。
よく聞こえないが友達と電話しているようだ
良かった
僕が学校で見る限りの彼女は友人が多くて楽しそうだ。
少しおっとりしたような性格だが、勉強も真面目で図書館でもたまに1人で勉強してる。友人の相談もよくのってあげてるのを見る。多分聞き上手なのだろう。
今日はもう見守らなくても大丈夫だろう
電話の元気な声を聞けたので、僕は帰ろうと階段まで静かに足を運んだ
その時
ドカドカドカドゴン
迂闊にも僕は階段で足を滑らせてしまい、大きな音を鳴らしてしまった。
僕が、尾行のプロの僕が、
やばいと思ったが遅かった
「誰!?」
彼女は勢いよく音がした階段に近づいてきた。
「ママ?パパ?」
僕は階段の下に倒れたまま
下から彼女を見上げた
目があってしまった
彼女の視線は階段下を覗いたまま
「誰も、いない」
「ママとパパはまだ帰ってこない時間だし、気のせい?すごい音がしたのに」
困惑した彼女が階段を降りて近づいてきた
目と鼻の先に彼女がいる
「びっくりしちゃって電話切っちゃった。うぅ…」
目の前で彼女は泣いている
僕が大きな音を立てて怖がらせたからだ。
違う。
彼女は今も変わってないんだ
「電話してなきゃ…..ぐす…..誰かと話してなきゃ….かんがえちゃうのに。うぅ」
彼女は泣いている
「お兄ちゃん…」
彼女が泣きながら僕を呼んだ
「….っ。お兄ちゃん….帰ってきてよ….」
目からは大粒の涙が溢れている
僕は怖かったんだ。
またこの泣き顔を見るのが。
だからこの家には戻れなかった。
2階の僕の部屋の表札は残っていた。きっと部屋の中も当時のままだろう。
2週間前に僕は交通事故でこの世を去った
妹とは仲が良かったから
事故の日以降、家の中でずっと泣いてる彼女を見るのが辛かった
幸い学校では友達と明るく過ごしてたかから僕は安心してしまっていた
彼女は目の前でしゃがみこんで泣いてる
僕は彼女の頭に手を置いた。すり抜けるので感触の無い形だけの行動だが。
君の事見守ってるから
彼女に、僕の手の温もりが伝わって欲しい。そう願いながらそっと呟いた
完
日曜日は君に会える日だった
お昼間の時間は私との時間だった
君は今何してるの
君は今誰といるの
君は今どこにいるの
こんなこと考えることなかったんだけどな
たまには私との日曜日思い出してくれたりするのかな
今日は日曜日
私は今ひとり