『君の奏でる音楽』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
君の奏でる音楽が好きだった。それは、楽器とかそんなのでは無くて。君の体から流れる音楽が好きだった。衣服の擦れる音、笑う声も泣き声も、心臓の音も。
君から発する音全てが、私を魅了して離さなかった。離れなかった。離れられなかった。
だけど、いつからか君の奏でる音楽は少しずつ小さく、少なくなった。
それに私は気付かなかった。心地良さだけを信仰していたから。気付いた、いや、変わっていくと認めてしまったら、結局私は君の音楽に少しずつ耐えられなくなってしまうだろう。その未来が、もう既に見えていた。
だから、私がこの音楽に終止符を打つことにした。私は指揮者で君は演奏者。2人でひとつの作品になる。ほら、もうそろそろ終わりの時間だ。拍手喝采が聞こえるだろう。
演奏者がいて、指揮者がいる。指揮者がいて、演奏者がいる。
それが私の全てだ。
いつからから、鳴り響いてた音楽は止み、指揮者も観客も何もかもが居なくなった。
なーんてね。音楽っていうのは語り継がれるものだから、きっとまた同じ楽曲が流れるさ。
その姿は、まさに表現者。
表情に、指先に、足の先まで。
全てを駆使して、音無き音を紡ぎ出す姿は、まさに圧巻で美しい。
音があってこその表現と言われるであろう世界で。
音がなくとも音楽を伝え、観る者に訴える表現力と造詣に富んだ読解力は、他の追随をまるで許さない。
まさに、孤高にして至高。
誰もが到達し得ない、唯一無二の世界を紡ぐ者であり、その先を見据え、たゆまぬ研鑽を積む努力者。
そんな”君の奏でる音楽”は、いつだって憧れで目標なんだ。
君の奏でる音楽
初めてライブに行った時
彼らの奏でる音楽に心震えた
映像とは違う迫力
心に響く歌声
光り輝くステージ
彼らに心奪われた私は
この日の事を忘れない
「君が奏でる音楽」
忘れ物をし、教室へ急いで走っている時
音楽室から綺麗な音色が流れていた
誰が弾いてるのか疑問を持ちながら教室へ走った
「友達を待たせてるから早く出なきゃ」
そう思いながら下駄箱まで走った
するとやっぱり音楽室から音色が流れていた
弾いてる人がどうしても気になり教室へ入った
そこには仲のいい男友達が弾いていた
「なにしてんの?」
そう聞いたら
「なんとなく、?でも、秘密にしといてよ?」
そう言うとまた彼は弾き始めた
彼が弾いてる姿に見惚れてしまった
これは2人だけの秘密だと思うと胸が高鳴り
今では毎日放課後、音楽室に来て
彼の音色を聞いている
かごの中
夏限定で騒いでる
ジージー
ミンミン
チージーチー
しゃあしゃあ
ジージー
賑やかに
苦手や苦手だけれど
夏を感じる
それはどこか
落ち着く、夏の日のできごと
(2023.08.12/君の奏でる音楽)
【君の奏でる音楽】
心をなぞるメロディーに、心を奪われた。
放課後の音楽室。
普段は頑丈に閉ざされている防音の部屋は、その日に限り少しだけ空いていた。
僕は普段、音楽に興味はない。
けど、今日は嫌なことがあって、少し涙ぐんでいたから。偶然聞こえた音に、ゆっくりと足を向けた。
この曲はなんと言うのだろう?
その程度の好奇心。
だから君が弾いている姿を見たとき、なんで声をかけたら良いか、あるいは何も言わずに立ち去るべきか分からなくなってしまった。
君ーー宮野は、僕にとって程遠い存在だったからだ。
クラスでも目立つ男で、人懐っこく友達も多い。
お喋りで明るい性格は、僕とは正反対で、少し苦手。だから避けていた人物だ。
鍵盤の上で指が踊るたびに、彼の体が揺れてリズムを刻む。
強弱をつけて切なく響くメロディは、まるで恋の歌だ。宮野もそんな風に曲を弾くんだな、と思っていたら、急に曲が止まって後悔した。
「……そこで聞くなら、そばに来たら?」
宮野が俺を見ていた。
「ごめん、盗み聞くつもりはなくて。すぐ、帰るので」
「……帰るなよ。寂しいから、話し相手くらいなれって」
宮野は明らかに肩を落としたように見えた。いつも笑っているから、意外だ。
「う……うん。でも、なんで……?」
「なんでも」
聞けば。彼は今日、失恋したのだと言う。
僕と同じだ。
好きだと思っていた人に、他に好きな人がいたと、知ってしまったのだ。
その日から、僕らは放課後に音楽室で語り合う仲になった。
宮野が弾き手で、僕が聞き手。二人だけの秘密の時間。
秘密の友達、と言う関係だろうか。
宮野が好きな人が僕であったと気づくまで、まだ時間がかかりそうだった。
〜君の奏でる音楽〜
君の寝息、君の笑い声、君の泣き声、君の口笛。
君の奏でる音楽は全て素晴らしい。君の全てを私は愛す
2023.08.12#7
君の奏でる音楽
遠くから微かに聴こえるメロディ
良く知っている
幼なじみの君が
よく奏でていた曲
あの頃はたくさん一緒に遊んだ
この曲を奏でる君を見てきた
今はもう
君と一緒になることはない
君を見ることはない
ただ
たまに君の奏でる音楽を
遠くから聴くことしかできない
最近暑さにやられてか体調が良くなかった。しかも盆前。色々焦っていた。盆明けに、連休前にやり残した仕事を覚えている自信がなかった。なるべく持っている仕事を終わらせたかった。体も心も真面目にやばかった。
そして盆休み。
ひっさしぶりに食べた大好きな納豆ご飯(オクラ、からし、青じそチューブ、ちょっと麺つゆ)がもう最高に美味しかった!
そして、すりおろし生姜としょう油をつけたきゅうり!
夏野菜は本当に美味しい。きゅうり最高。水分もあって瑞々しいし、体も冷える。天才である。
今日はなかったけどなすびも大好きだ。ピーマンも!
そしてなにより缶ビールを開ける音よ。
こっそり持ってきたのに「プシッッッッ!!!」って、そりゃあもう気持ちいいくらいに響いた。うめーーーや!
ありがとう、夏。ありがとう、平和。
君の奏でる音楽は
いつも僕の聴きたい音なんだ。
寂しい時は慰めるような音を、
嬉しい時は楽しそうな音を、
悲しい時は寄り添ってくれる音を
聴かせてくれる。
それだけの事と言われればそうなんだけど……
やっぱり嬉しくなっちゃうよね
今日のお題
╭━━━━━━━━━━━━━━╮
君の奏でる音楽
╰━v━━━━━━━━━━━━╯
ー君が奏でる音楽ー
君は毎週お筝に行っているね
その度僕はお筝の音色に癒されている。
もう一つ惚れたものがあるんだ
それは君だ。
お筝を演奏している君は
ひどく穏やかなうえ、上品で美しい。
そんな君に僕は惚れてしまった
とても穏やかな顔つき
間違えてしまっても何度も挑戦する君
お稽古が終わったら深々とお礼を言う君
とても素敵だよ
いつも僕は君を遠目から見るだけで
ましてやお近づきは到底出来やしない
お筝の音色と君を独り占めにしたい。
そう思うのは罪なのでしょうか、神様
君の産声
君の泣き声
君の笑い声
君の怒り声
君のあきれた声
それら全て
愛しい君が奏でる音楽
――君の奏でる音楽――
君の奏でる音楽は
ひとえに誰かを問い詰める
道に迷える或る子羊に
あるべき姿で在るように
愛に飢えた戦士達には
誰が希望を与えるだろう
悲しく古びた旋律に
誰が答えをくれるのか
君の奏でる音楽。
放課後音楽室で貴方がピアノを弾いた。
聞いていると、とても心地いい。
君の奏でる音楽はとても美しかった__。
その場所にはいつかたどり着けると信じていた。
最後のメロディーは僕の背中を優しくおしてくれた。
「〜〜〜♪〜〜〜〜♪♪〜〜〜〜〜〜♪」
僕が落ち込んでいる時、悩んでいる時。その音色は聞こえてくる。
緩やかで、それでいて力強く、透き通るような音色。
不安な気持ちが、辛い気持ちが、この音を聞けば、いつだって落ち着く気がした。
彼が奏でる音色は、いつだって僕に安心と安らぎをくれた。
彼だけが奏でられる、彼だけの音、音色、声音
それは、僕にとって何よりの心の支えだった。
「〜〜♪……俺で良ければ、相談くらい乗ってやるから、一人で抱え込むな」
そして、彼は僕にとって、世界一大好きな人であり、唯一の光だった。
#君の奏でる音楽
君の奏でる音楽は僕の心をかき乱す。
君の声、君の指が奏でる音、君の目線、
それだけで僕は少し、息がしやすくなる。
好きとか、良くわからないけど、
そばにいたい。
それだけは分かるんだ。
君の奏でる音楽
君の奏でる音楽、それはブルース。ギターの神様と言われた、エリック・クラプトンの音楽。
来日公演があったあの日、付き合っていた彼(いまの夫)に、一緒について行くだけのわたしでした。40年以上前の話しです。それから、来日のたびに必ず行ったライブ。
最初は、どうして神様?みんな何でこんなに好きなの?と思ってましたが、知らず知らずに、その音楽性の虜になりました。
どんな時も必ず行った公演。
今年の来日、70代半ばの落ち着いたライブでした。良かったです!
君の奏でる音楽が、僕の心を埋める。君はいい奴だと言ってくれる。
「君の奏でる音楽」
新しく入った大学はとても楽しい、友達も沢山いるしなにより環境がいい
「大学のサークルかぁー、どうしようかな」
そう思っていた時あるサークル名が目に入った。
音楽サークル。俺は元々音楽を聞くのを好きだったし、楽器もかなり得意な方だ。興味が湧き、見学に行った。
そんなときある女の子の演奏にとても惹かれ、ある恋に落ちた。