『君に会いたくて』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
【君に会いたくて】
言葉は魔力にも無力にもなる。
どちらか選ぶことができない。
誰か、伝えたい人がいてはじめて
言葉は意味を持つんだ。
ふと、浮かんだ君の顔が忘れられなくて
携帯に打ち込んだ言葉を何度も読み返している。
「今から会えますか?」
「(君が大好きだから)今から会えますか?」
「(君に会いたくてたまらないので)今から会えますか?」
君が読んだときに、笑ってくれたら。
そんな力が込められていることを願って、送信ボタンを押した。
君の会いたくて
君に会いたくて、君の通るであろう場所に立ち寄る
けど、いざ会うと、話せない
それ以前に見ることもできない
どうすればいいのかな
君に会いたくて
ば、と起き上がる。メールのやり取りを見返していたら、どうしてもどうしても会いたくなって、電話をする。「竜胆?」「起きてる?」「起きてるけど……」「今から行く」「え、」ぷつりと通話を切って、家着に上着だけ羽織ってバイクのキーを引っ掴む。
「りんどー、どこ行くの?」
「りなん家!」
珍しく起きてる兄貴がぱちりと目を開き、にんまり笑う。たぶん兄貴も後を追ってくるだろう、
好きな人ができた。
まだ実際には会ったことがない。
写真も見たことはない。
声も聞いたことはない。
名前もハンドルネームしかしらない。
住んでる地域や年齢は教えてもらったけれど、身分証明書で確認した訳ではないので定かではない。
好きな人はネットの人。
いつも辛いときに、大丈夫?、と、声をかけてくれる。ダイレクトメールもくれる、優しい人。
依存しすぎて、その人が違う人と絡んでいると嫉妬してしまう。これって、好きだから嫉妬しちゃってるんだよね。
会いたいな。君に会いたくて仕方がない。
ネットのつながりから、一つ上の段階にいけるから。
そうしたら、ネットの中の特別な存在、って思われると思う。
会いたすぎて辛い。
文面だけじゃなくて、オフ会という形でも最初はいいから。
《私に会ってくれませんか?》
そう、メッセージを飛ばした。
【君に会いたくて】
君に会いたくて
毎朝
同じ電車で 会うあの子
長い髪が
朝日に当たって
キラキラ光る
綺麗だなぁ
見惚れていたら
目が 合いそうになり
思わず そっぽを向いた
君に会いたくて
電車通学に 変えたのに
話す勇気が 足りない
明日こそは
話せるとイイな
きょうは
君に似た
暖かい
月が包んでくれた
君は何してるかな
僕は今でも君を思ってる
君に会いたい
「君に会いたくて」
大好きな同性の先生は、学校でグッピーという熱帯魚を飼っている。
私はその飼育係の1人だ。
水槽の掃除やグッピーたちに異変があった時の解決策を考えるのが私たち飼育係の主な役割で、餌やりは先生がやっている。
毎日1時間目が始まる前の10分休みに、私は決まって廊下に出て、ただ1人の存在を探す。
水槽の前の椅子にゆったりと腰掛け、小さなスプーンで餌をふりかける見慣れた後ろ姿を見つけた途端、
「·····先生だ…!」
と誰にも聞かれないように声をおさえて小さくはしゃぐ。
その背中を見つめたまま小走りで駆け寄る。
「おはよーございます。」
そう後ろから声をかける。
「おはようございます。」
先生が落ち着いた声でそう返す。
だがすぐに視線をグッピーたちに戻し、まるで子供をあやすような甘い声で
「可愛いねぇ。」
と言いながら頬を染め、にこりと微笑む。
あなたが1番可愛いよ。言えるはずないけど。
「様子見に来てくれたの?」
先生が私をまっすぐ見つめてそう聞いた。
「.......はい。」
私はわざと寂しげに応えた。
だって、本当は。
...あなたに会いたくて来たんだよ。
すぐそこまで出かかった言葉を、口の中で噛み砕いた。
「また会いに来ますね。」
力いっぱい笑って見せながら、私はそう言った。
「はい。ぜひ。」
きっと、グッピーに会いに来るってことだと思ったんだろうなぁ。
私の大好きな笑顔でそう応えた先生の姿が網膜に焼き付いた。
1人になった廊下で私はぽつりと虚しく呟いた。
「.......片想いって、ほんとに報われないなぁ。」
『君に会いたくて』
君に会いたいと、よく思っていた。
職場では毎日顔を合わせるけど、素顔の君に会いたくて。
プライベートの君はどんな子だろうと、よく考えていた。
妄想が捗って、やましい気持ちになり、君に合わせる顔がないと思ったり、反省したり。
君のことばかり考えていた。
今は、笑顔を向けてくれる君が傍に居る。
嬉しくてしょうがない。
会いたかった君に会えている。
会いたかった分だけ、今が楽しい。
そして今も、君に会いたい。
明日が待ち遠しい。
明日のデートを待ちわびながら、君にメッセージを送る。
おやすみを言った後も、名残惜しく君のメッセージを見つめて。
『好きだよ』と呟いた。
「君に会いたくて」
会いたいと思える人なんて
私にはもう居ない
そう思っていないと
この気持ちの昂りを抑えられそうにない。
会えないのに願うのはもう辞めたんだ。
会えないのに努力するのはもう疲れたんだ。
それでも気持ちは収まってくれなかった。
自分の気持ちに嘘をついても無駄だって自分が一番よくわかっているのに、それでも嘘をついてしまうのはどうしてだろう。
嘘をついても、つかなくても辛いのは同じなのに。
嘘をついても忘れられるわけないのに。
初めての初恋の人で今でも好きな人。
最初から失恋すると分っていて会うことも出来ない事も分かっていて、それでも好きになってしまった。
好きな想いは消えることなく膨らむばかり。
そんな人の事を簡単に忘れられるわけない。
忘れられないよ。
消せないよ。
本当は今でも、すごく好きなのだから。
本当は会いたい、話もしたい。
本心はいつだってそう思っている。
でも、どんなに願ったって想ったって会えないんだ。
ねえ、この気持ちどうしたらいいのかな。
行き場の失ったこの気持ちをどうにかしたくて
1人そう呟いた。
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*お題とは全く関係ないが、ふと気になってしまった事がある。
私の綴る文は傍から見たら子供っぽいんだろうか。とふと思ってしまった。
実年齢より下に見られてたらどうしたものか。
変に見えてるかもしれないと思ってしまった。
私の投稿は暗い物が多いし、病んでるヤバいやつだと思われてるかもと言う考えが出てきてしまった。
意図して暗い投稿をしてる訳ではなく、気づいたら暗くなってしまうというか、明るい文を書くのが苦手なんだと感じている。
もっと良い表現や文法を使えるように頑張ります…
「会いに行くね」スマホの向こうで君の声がする
前も同じようなこと言ってたなぁ
でも、来なかった。
遠距離だと、相手が何をしているか分からない。
電話をしても、LINEをしても、文字だけだったり言葉だけ。いくらでも嘘がつけちゃう
「会いに行くね」そういうなら、会いに来てよ…
純粋に君を愛していた。
だから君に会いたくて、たくさん無理をした。
たくさんお金もかけた。
それなのに君は僕を無視する。
僕だけが苦しむなんて、そんなの不公平だろ?
許せないだろ?おかしいよな?
だから…
今度は君が苦しむ番だよ。
初めて入ったお店のパスタが美味しかった
テレビに出ていたお笑い芸人が面白かった
美容室のカットが思い通りにならなかった
夜中にふと目が覚めてしまった
何気ないことを伝えたくなる
何気ないことで会いたくなる
『君に会いたくて』
君に会いたくてここに来たんだ 開かないと思っていたドアが開いた時 ドキドキ胸が高鳴って 夢って叶うんだなぁって思った お好み焼きとおにぎりを食べた それとみそ汁も どれも美味しかったけれど
僕は内緒でチョコをかじった アーモンドの歯応えを
君に気づかれないように
まだ暖かかった昼頃換気のために空けた窓からの風が冷たくなってきて、窓の方をみる
窓の向こうには家が隣の幼なじみであり、わたしが思いを寄せている相手がいる
何をやっているんだろう
あ、ゲームか
じーっと見ていると不意に目が合った
彼も私に気づいたみたいで窓を開けている
何か言っている?
ま、ど、あ、け、て
そう口パクで言われてすぐ窓をあけた
「ねえ、いまからそっち言っていい?
良いの見つけてちょうど見せつけたかったんだ」
「えー、わかった。良いよ」
素直じゃないなど自分のことだが思い、ついあがってしまった口角をさげながらきみのもとへ向かう
「おじゃましまーす!」
玄関のドアがあいた
会いたかった人が入ってきた
君に会いたくてしょうがない
片思いなのか両思いなのかも分からないけれど
なぜか、考えてしまう。
とにかく会いたい。
支えられる限り支えたい。
君に会いたくて
君に会いたくてたまらない。
今すぐ君の元まで駆け出して、君をこの腕で思いっきり抱き締めたいのに、私の元には絶対に来ないでと君は言う。
仕方がないので僕はゆっくりと目を瞑り手を合わす。
私の分まで目いっぱい幸せになって、目いっぱい楽しんで、目いっぱい生きて生きて生きて生きてから、そうしたら会いに来ていいわよと、遠くの空で笑う君の顔が目蓋に浮かんだ。
【君に会いたくて】
拝啓、君へ
君と一度だけ会ってみたいけど会えないので、ここで手紙のようにして伝えようと思うんだ
君と出会ったのは一ヶ月前くらいかな、君はその時から段々私と話してくれるようになったね
君のことが好きになったのはいつからだろう、君が私と話すようになった時からなのかもしれない
そう考えると私は君と会うことを心のどこかで楽しみにしてたんだと思うな。そう考えるとなんか運命みたいで少し笑えちゃう。
前述の通り、君に会えないと思う。けれど私は君と会ってみたいんだ
なんでかって、
君に私は救われたから。君に私は前を向かせてもらったから。
私ばっかり、救われてしまったから
だから君に顔を見てありがとうって伝えたい、愛してるって伝えたい
だから君に会ってみたい
だけど、君は私に会いたくないと思ってるのかもしれない。
そこが少し不安なんだ
-ああ君と会えない理由がわかった気がする
私は君と会うのが少し怖いのかもしれない
だからこんなにも弱気になってしまうんだ
そうだったんだ。
でも、これを書いてる時にそんな気はなくなった
君はそんなことは考えないと思ったから
君がそんなこと思うはずないと思ったから
だから、君にこの手紙、いや、手紙もどきを見てもらったら
君に本当の気持ちを伝えよう
君に会いたいと、あともう少し、言いたいことを君に伝えよう。
えへへ、なんか楽しみになってきちゃったな、君といつか出会えることが
本当に会える、保証は無いけれどだけど私は信じてるからそんなこと、一切考えてない
だから、私は君と会える日まで待っている
-君に会いたい-
『君に会いたくて』
君に会う方法を
幾通りも数えて
すべて諦めた
会わない方がいい
君に会いたくて
苦しいほど会いたくて
身を切られる想いだけれど
会わない方がいいんだ
私、決めたんだ
ただただ君に会いたくて、ずっと待つ。
でも君は来てくれない。
君が来てくれないなら私から会いに行く。
だから、迷惑と思わないでね。
私は君に会いたいだけなの。
君に会いたくて、会いたくて、、仕方ないの。
君に会いたくなって あの頃よく聴いた歌を流してみたよ
Aqua Timez 決意の朝に
Base Ball Bear チェンジ
チャットモンチー シャングリラ
YUI マイ・ジェネレーション
君は 当時のままの姿で 私に微笑んでくれる
泣きたくなるくらいの 眩しい顔で