『君と一緒に』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
この世界を生きるなら、君と一緒に。
この世界を去るなら、僕も一緒に。
正月に、うちに遊びに来た愛犬の、水飲み皿が片付けられない
#君と一緒に
君と一緒にいても独り。
君はすぐ高い壁を作る。
でも内側から壁をぶっ壊すのも君。
君と一緒に
『君と一緒に』
「堕ちるなら一緒がいいな」
君が呟いたのを、覚えている。あれは、そう。バレンタインの日の放課後だった。
「どこに、」
と尋ねた私は、野暮だっただろうか。でもそう、分からないのだから仕方がない。頭に一つ浮かんだ“正解”は、私の望んだ結末じゃない。
「失恋のバケモノ、みたいな?」
私たちのチョコは、揃って突き返された。同じ人、同じ時間、どっちが選ばれても恨みっこなしって約束したチョコ。他校にカノジョが居ただなんて、私たちは滑稽だ。
「もっと良い表現無かった?」
笑うと、向こうも笑った。
「じゃあ何て言う?」
「んー……」
突然、でもないか。でも私に主導権が渡されるとは予測してなかった。言葉に詰まって、行き場を失ったチョコを開封する。
「何味?」
「ビター。そっちは?」
お互いに知っている。一緒に作ったんだから。でもこれは会話。もっと言うと、準備運動。
「抹茶」
「好きじゃない」
「私もビター好きじゃない」
と言う彼女に、ビターのチョコを差し出す。そして、抹茶のチョコを受け取った。私たちは甘いのが好き。苦みを好むのは、私たちの好きだった人。
「ねぇ、何て言う?」
流れた会話の続きだ。彼女はそういう所が抜け目無い。
「……幸せだと思う? 幸せになれる?」
私はまだ、名前を付けるのが怖かった。だから訊く。不確定な、未来の話。
「さぁ、堕ちてからのお楽しみ」
それもそうかとチョコを頬張った。
だから、そう。私たちは記念日を忘れない。
干渉どころか関与もされない
限りなく素晴らしいばしょなのに
にんげんといるのが苦痛になって
もう頭の中とも話したくない
人生には距離がひつよう
歩くきょりと想うきょり
だけど不離一体の君こんな時ほど語る君
日記をかいてよ後で読むから
口実つけてよ明日にするから
人生には時間がひつよう
限りなく恵まれたほしなのに
環境音さえ
ひとに感じて
束の間
息をとめるのは簡単で
君をひきつれるのも
簡単だった
【君と一緒に】
【君と一緒に】
まだ知らない場所、食べたことのないスイーツ
見たことのない景色、行ったことのない場所
まだまだたくさん体験してみたいな
君と一緒に
あなたが居なくなったら死んでしまうって思ってた。
私は死んだのに、あなたは死ななかった。
死んだけど、あなたもいないなんて、なんたる不運!
いや、まぁ事故やしね。しゃーない。
私が死んだのが悲しいのかボーッとしつつも私の葬式してくれて、私の母オススメの仏壇なんかも部屋に置いて。
たまに、チーンって鳴らすだけの手を合わせることもしないあなた。
呼ばれなくてもいますけど。
私がいなくても、飯食って、風呂入って、24時になる前にはぐっすり眠るあなたにホッとしたり淋しかったり。
死んでも死にきれないっていうか、死んだけど死にきれない気持ち。
あなたがぐずぐず泣いて悲しいより良いかも?
いやいや、少しは泣けよと。寂しがったり、写真見たりしてもよくない?
手際よくスパパパンと私の物を処分するの早くない?
え?私の保険金でマンション買っちゃうの?
生前、結構いい保険入ったもんなー
若いから安い的な。
しかも事故だしな。
いやしかし、私死んでめっちゃ充実しとるやん。
私は、君と一緒に生きていない方が良かったかも?
君と一緒に
いつまでも、いつまでもずっと、あなたの隣で。
いつまでも、いつまでもずっと、君の隣で。
「君と一緒に」
ここまで一緒に来てくれてありがとう
あの日出会った君が、今もこうして大切な存在になるなんて想像できなかったことだよ。
君と過ごした日々の中で、知らなかった自分に出会って、一人ではみられなかった景色を見せてもらって、本当に感謝してるよ。
離れていても時々会って、その度に君はずっとつよくなった。一生懸命に前に進んだ日々も、進めなくなってしまったときも、君が選ぶものは全部、綺麗だった。
辛いことが聞こえないふりに疲れてきて、涙が出たときは、ただ日が落ちるまで一緒に歩いて、そしたら突然もう大丈夫だと思ったよ。
これは僕が君へ伝えたいことの全てみたいだけど、全部君が僕にくれた言葉たちなんだ。
ここまで一緒に来てくれてありがとう
ここからも、よろしくね
【君と一緒に】
君と一緒にいられたら
どんなに楽しいだろうか
どんなに幸せなんだろうか
ずっと居たいと願うたび
現実はそうはいかなくて
この思いを心の中に閉まったまま
今日も君と一緒に過ごす
【君と一緒に】
添えても混ぜてもよし
白でも黒でもない
ちょうど良い塩梅の
ほんのり甘いクリームのような存在
「君と一緒に」
冷たい空気が肌に染みる冬。
手足が冷えてかじかむ冬。
なぜか人肌が恋しくなる冬。
そんな冬を、君と一緒に。
『再開/出発』
「ここにいたんだね」
綺麗な花がたくさん咲き誇っている。そんな場所に彼はいた。
背に乗せて運んでくれた子にお礼を言う。その子は嬉しそうにくるると鳴いて小さくなった。
彼の隣まで歩き、腰を下ろす。
「久しぶりだね」
「…うん、久しぶり」
平静を装って話しかける。正直、聞きたいことはいっぱいあった。どうしていなくなったのか、どうしてあの時あんなことを言ったのか。どれから聞こうか考えていると、彼から質問が来た。
「どうしてここに?」
私は深く息を吸って口を開く。
「…貴方を探していたのよ。いくつもの地方を回ってようやく貴方に辿り着いた」
彼の表情は変わらない。
「ねぇ、覚えてる?前に貴方が私に言ったこと。"夢はあるのか"って聞いてきたよね。あの時は無いって答えたけど……私、夢が出来たの」
立ち上がり、彼の前に立つ。見上げてくる彼に向かって手を伸ばした。
「ねぇ、私と一緒に夢を叶えない?きっと楽しくなるよ!」
「…何故、ボクなんだい?君にはあの幼馴染や他の人たちがいるだろう?」
「ううん、貴方がいいの」
誰よりも平和を望む貴方だから。
彼はしばらく迷っていたけれど、引く様子のない私を見てため息をついた。
「…しょうがない。キミ1人じゃ危なっかしいからね」
眉を下げて笑う彼が私の手を掴んだ。嬉しくなった私は勢いよく手を引っ張る。よろけながら彼も笑った。
「もう"サヨナラ"なんて言わせないから!」
【君と一緒に】
私の学校の校長先生は
とても優しくて
子どもが好きなんだなぁ
って思う先生だった
校長先生みたいな先生に
なりたいから先生になった
という理科の先生は
私の恩師
一度も受け持ってもらったことがないのに
受験の時期
週二回、数学と理科を放課後に
教えてくれた
受験の前の日には
太宰府の鉛筆をくれた
私の高校受験のの見守りも
たまたま
その先生だったから
先生のところに走って行ったら
思いっきり雪で転んで
お前、縁起悪いな〜って
爆笑してくれた。
私の夢は
生徒と一緒に寄り添える
先生になること
私が先生になったら
校長先生がおじいちゃんで
恩師がお父さんで
私は孫みたいで
時代が繋がるみたいな
そんな気がする
君と一緒に
夜、寝る前に写真を眺める。
そこには笑ってる君がいて、楽しそうな君がいて、幸せになる。
細くなった切れ長の瞳も、恥ずかしげもなく開かれた口も、覗く鋭い犬歯も、風に吹かれる長い髪も、どれも君らしくて、愛おしい。
思わずスクリーン越しに、君の頭を撫でる。
上がる口角と共に、雫が頬を伝う。
こんな私を愚かだと君は笑うだろう。
でも、これくらいは許して欲しい。
だって、
君と一緒に、どこかへ行きたかった。
君と一緒に、歌い続けたかった。
君と一緒に、ドライブを続けたかった。
君と一緒に、風に吹かれ続けたかった。
君と一緒に、眠りに着きたかった。
君と一緒に、ご飯を食べたかった。
君と一緒に、笑っていたかった。
君と一緒に、居たかった。ずっと、ずっと。
「舌無いけどいいの?」
「個性じゃないか、気にしないよ」
「すずめと思われてるけど本当はモズだけどいいの?」
「スズメ目だしいいんじゃない?」
「本当にいいの?」
「君と一緒になりたいんだ!」
すずめのお宿で宿泊中のおじいさん、すずめの仲人になりそうです。
(君と一緒に)
舌切り雀のオマージュ、おじいさん御祝儀用意してください。
「君と一緒に」
居候先の家に帰る時は、いつも一人きりだった。
一人で仕事先に赴き、一人で頑張り、一人で帰る。
それが当たり前だと思っていたけど、いつの間にか隣に君がいるようになった。
今回のお仕事も無事に終わって良かった。
村で食べさせてもらった野菜が美味しかったね。
いいお天気で楽しかったな。
君の語る言葉はいつだって楽しげで前向きだ。よかったこと探しの天才なんだと思う。
だから相槌を打つ私も楽しい気分になる。気づけば大変だった仕事も、いい思い出でいっぱいになる。
君と一緒に、楽しい思い出を積み重ねていけますように。心の中で、こっそりと願った。
ひとりでも全然平気なんだけど「この映画観る?」と君に訊いちゃう
題-君と一緒に
君と一緒に
君と一緒に歩けるのは
あとどのくらいだろう
いつか終わりが来ることはわかっていて
今この瞬間を大事にしないと、と思うけれど
きっとあっという間に終わりが来てしまうんだろう
ずっと1人で歩いてきたから
また1人に戻るだけだと言い聞かせながら
また今日も1日が過ぎていく
それでも
君が1人でたくましく歩いていく日を思い浮かべれば
なんだか誇らしく、嬉しく、泣きたくなっちゃいそうだな
疲れたから、ドライヤーもせずに寝てしまおう。めんどくさがり屋の君と一緒に。同じ濡れた髪ならば、風邪をひいてもいいような気がする。気のせいだろうけれど。